333 / 709
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第469話 旭 結花 1 日本での生活
しおりを挟む
【旭 結花】
一緒にいてくれるだけでいいと言った、夫と結婚して50年。
料理が苦手な私は、その一言で結婚を決めたと言ってもいい。
昔から、あまり食事に関心がないので多分味覚音痴なんだと思う。
私の作った料理を、夫はいつも残さず食べてくれたから本当に嬉しかった。
まぁ男性にしては可愛らしい容姿も、私の好みではあったんだけどね。
男らしくて逞しい男性は趣味じゃないのよ。
20歳の時に長男の尚人が生まれた。
そして30歳の時、長女の雫を出産。
雫の心臓に欠陥があると知った時、私達夫婦は成人まで生きられないと医者から告げられる。
それでも我が子の成長する姿を見たいと、育てる事を決意した。
幸いにも近所に住む尚人の友達の賢也君のご両親と仲良くなり、親戚が経営している病院を紹介してもらえた。
賢也君のご両親は私達と同い年で、子供達が互いの家へ行き来するようになってから自然と家族ぐるみの付き合いになっていく。
初めて賢也君を見た時はイギリス人のクォーターという事もあり、どう挨拶してよいか分からず、つい知っている英語でhelloと言ってしまったわ。
そうしたら流暢な日本語で、「初めまして、僕の名前は椎名 賢也です」と挨拶を返され恥ずかしい思いをした。
そのお陰で、ご両親と会った時は普通に日本語で挨拶出来たんだけど……。
あの経験がなければ旦那さんはハーフのため背も高く、容姿が完全に外国人に見えたから絶対英語で挨拶をしたに違いない。
賢也君のお父さんと夫は直ぐに意気投合したみたいで、その後一緒にちょくちょく飲みにいくようになる。
同い年の息子がいるし、会話も弾んだんだろう。
私達は全員が同じ歳だったから、当時でもかなり早く結婚した方だ。
雫と同級生になる、椎名家の双子達は幼馴染となり仲良くしてくれた。
お姉ちゃんの沙良ちゃんも雫をとても可愛がり、よく双子達と御揃いの洋服を着せていたんだけど……。
あの子達って男の子よね?
雫は男の子と知らず小学校に上がる頃に分かり、とても怒っていた。
美佐子さんが交通事故に遭い、妊娠していた女の子を亡くした件を思うと、なんとなく理由に思い当たったため私は内緒にしていたのだ。
あの時、彼女を慰めながら凄く胸が痛んだのを覚えている。
尚人は親友の賢也君を見ていた所為か、歳の離れた雫の面倒をよくみてくれた。
入院した時は、暇で時間を持て余した雫にせがまれ何度も絵本を読み聞かせてあげたりね。
賢也君は妹弟達の面倒を大人の私が感心する程、自然に行っていた。
とてもしっかりした子供で、尚人は同級生だけど兄のように慕っていた気がする。
尚人が高校3年生になると、突然医者を目指すと言い出した。
正直運動は得意でもテストの成績が芳しくなかった息子には、無理なんじゃないかと思っていたけど……。
なんと賢也君が毎日家へきて、息子に勉強を教え医大に合格させてくれたのだ。
私も夫も、これには大変驚いた。
尚人は妹の心臓を治してあげたい一心で、とても頑張ったんだと思う。
息子には伝えていなかったけど、雫の状態が悪くなっているのを薄々感じていたのかも知れない。
もう心臓移植でしか雫は助からない。
雫は中学をなんとか卒業したけれど、高校に通うのは難しかった。
その頃には何度も入退院を繰り返し学校へ行ける日が少なくなり、友達もお見舞いにはこなくなっていく。
唯一、幼馴染の雅ちゃんと遥ちゃんがきてくれる事だけが雫の支えだったろう。
優しい2人は部活に入らず休日になると、必ず病室を訪れてくれたのだ。
私は娘の話し相手になるため、雫の興味がある物を全て共有しようと努力した。
沙良ちゃんから勧められた異世界転生・転移物の小説を2人で読んでは感想を言い合い、流行りの乙女ゲームを一緒にして互いの好きなキャラを推し合った。
この子に恋をする時間はないと知りつつ、乙女ゲームで疑似恋愛を楽しむ姿を見て涙を零しそうになる。
辛いのは娘の方だ、親の私が目の前で泣く訳にはいかない。
一緒にいる時は笑顔で接しなければ……。
雫は本当に良い子で、泣き言も我儘ひとつ言わなかった。
つらい治療にも耐え、不自由な人生を諦観していたのかも知れない。
誰に言われずとも、自分が長く生きられないのを悟っていたんだろう。
余命僅かと知りながら、外科医を目指す兄や悲しむ私達のため少しでも長く生きようと頑張っている姿に励まされると同時に、いつかくるその時を恐れた。
私は何度も隠れて泣いた。
夫は、その度に何も言わず抱き締めてくれる。
他人の心臓が欲しいと思う気持ちを、どうやり過ごせばいいか分からなかった。
病院に救急車が到着する度、患者が子供じゃないか確かめてしまう私は異常なのか……。
日に日に状態が悪くなる娘を見て、何もしてやれないのが情けなくて仕方ない。
夫は、お前の所為じゃないと何度も言ってくれたけど、どうしても責任を感じる事を止められなかった。
雫の病気は遺伝的なものではない。
それは理解していた。
でも、それならどうして私の子供だけと思ってしまう。
18歳……。
本当なら高校3年生だった雫は、尚人から心臓外科医になった報告を聞いた翌日、眠るように息を引き取った。
尚人と、沢山の人を治療する約束をして……。
今まで私達のため、懸命に命を繋いでくれたと知る。
ごめんなさい。
健康な体に産んであげられなくて……。
我慢ばかりで辛い人生だったよね。
そして、今まで頑張ってくれてありがとう。
これからは、ゆっくり休んで。
雫がいて、私達は本当に幸せだったよ。
寿命を全うしたら貴方へ会いにいくわ。
雫が亡くなり、私の心にはぽっかりと大きな穴が開いてしまった。
自分の子供を亡くした経験がある美佐子さんに、今度は私が慰められる。
私には優しい夫と息子がいるんだから、泣いてばかりじゃ駄目よね。
雫を忘れる事はないけれど、いつか思い出に変わるその時がくる。
けれども運命は皮肉にも、1人残った息子まで連れ去ってしまう。
45歳の時、尚人は親友の賢也君に看取られ亡くなったのだ。
2人の子供が親の私達より先に逝ってしまうなんて、どう耐えればいいの?
夫と2人きりになり、私は生きる気力を失くしていった。
食事の量も減り、もともと食事に興味がなかった私の体重はどんどん減っていく。
そしてある朝、唐突に胸の痛みを覚え意識を失った――。
目が覚めると知らない部屋の中にいた。
どう見ても病院ではない気がする。
ここは、何処?
夫の姿を探そうと起き上がり違和感を覚える。
あれ?
視線がなんだか低いような気がする。
自分の体を見てみると、手が小さい。
部屋へ置かれた姿見に映った姿を見て仰天した。
「誰!?」
そこには自分と全く違う、小さな少女の姿があった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
一緒にいてくれるだけでいいと言った、夫と結婚して50年。
料理が苦手な私は、その一言で結婚を決めたと言ってもいい。
昔から、あまり食事に関心がないので多分味覚音痴なんだと思う。
私の作った料理を、夫はいつも残さず食べてくれたから本当に嬉しかった。
まぁ男性にしては可愛らしい容姿も、私の好みではあったんだけどね。
男らしくて逞しい男性は趣味じゃないのよ。
20歳の時に長男の尚人が生まれた。
そして30歳の時、長女の雫を出産。
雫の心臓に欠陥があると知った時、私達夫婦は成人まで生きられないと医者から告げられる。
それでも我が子の成長する姿を見たいと、育てる事を決意した。
幸いにも近所に住む尚人の友達の賢也君のご両親と仲良くなり、親戚が経営している病院を紹介してもらえた。
賢也君のご両親は私達と同い年で、子供達が互いの家へ行き来するようになってから自然と家族ぐるみの付き合いになっていく。
初めて賢也君を見た時はイギリス人のクォーターという事もあり、どう挨拶してよいか分からず、つい知っている英語でhelloと言ってしまったわ。
そうしたら流暢な日本語で、「初めまして、僕の名前は椎名 賢也です」と挨拶を返され恥ずかしい思いをした。
そのお陰で、ご両親と会った時は普通に日本語で挨拶出来たんだけど……。
あの経験がなければ旦那さんはハーフのため背も高く、容姿が完全に外国人に見えたから絶対英語で挨拶をしたに違いない。
賢也君のお父さんと夫は直ぐに意気投合したみたいで、その後一緒にちょくちょく飲みにいくようになる。
同い年の息子がいるし、会話も弾んだんだろう。
私達は全員が同じ歳だったから、当時でもかなり早く結婚した方だ。
雫と同級生になる、椎名家の双子達は幼馴染となり仲良くしてくれた。
お姉ちゃんの沙良ちゃんも雫をとても可愛がり、よく双子達と御揃いの洋服を着せていたんだけど……。
あの子達って男の子よね?
雫は男の子と知らず小学校に上がる頃に分かり、とても怒っていた。
美佐子さんが交通事故に遭い、妊娠していた女の子を亡くした件を思うと、なんとなく理由に思い当たったため私は内緒にしていたのだ。
あの時、彼女を慰めながら凄く胸が痛んだのを覚えている。
尚人は親友の賢也君を見ていた所為か、歳の離れた雫の面倒をよくみてくれた。
入院した時は、暇で時間を持て余した雫にせがまれ何度も絵本を読み聞かせてあげたりね。
賢也君は妹弟達の面倒を大人の私が感心する程、自然に行っていた。
とてもしっかりした子供で、尚人は同級生だけど兄のように慕っていた気がする。
尚人が高校3年生になると、突然医者を目指すと言い出した。
正直運動は得意でもテストの成績が芳しくなかった息子には、無理なんじゃないかと思っていたけど……。
なんと賢也君が毎日家へきて、息子に勉強を教え医大に合格させてくれたのだ。
私も夫も、これには大変驚いた。
尚人は妹の心臓を治してあげたい一心で、とても頑張ったんだと思う。
息子には伝えていなかったけど、雫の状態が悪くなっているのを薄々感じていたのかも知れない。
もう心臓移植でしか雫は助からない。
雫は中学をなんとか卒業したけれど、高校に通うのは難しかった。
その頃には何度も入退院を繰り返し学校へ行ける日が少なくなり、友達もお見舞いにはこなくなっていく。
唯一、幼馴染の雅ちゃんと遥ちゃんがきてくれる事だけが雫の支えだったろう。
優しい2人は部活に入らず休日になると、必ず病室を訪れてくれたのだ。
私は娘の話し相手になるため、雫の興味がある物を全て共有しようと努力した。
沙良ちゃんから勧められた異世界転生・転移物の小説を2人で読んでは感想を言い合い、流行りの乙女ゲームを一緒にして互いの好きなキャラを推し合った。
この子に恋をする時間はないと知りつつ、乙女ゲームで疑似恋愛を楽しむ姿を見て涙を零しそうになる。
辛いのは娘の方だ、親の私が目の前で泣く訳にはいかない。
一緒にいる時は笑顔で接しなければ……。
雫は本当に良い子で、泣き言も我儘ひとつ言わなかった。
つらい治療にも耐え、不自由な人生を諦観していたのかも知れない。
誰に言われずとも、自分が長く生きられないのを悟っていたんだろう。
余命僅かと知りながら、外科医を目指す兄や悲しむ私達のため少しでも長く生きようと頑張っている姿に励まされると同時に、いつかくるその時を恐れた。
私は何度も隠れて泣いた。
夫は、その度に何も言わず抱き締めてくれる。
他人の心臓が欲しいと思う気持ちを、どうやり過ごせばいいか分からなかった。
病院に救急車が到着する度、患者が子供じゃないか確かめてしまう私は異常なのか……。
日に日に状態が悪くなる娘を見て、何もしてやれないのが情けなくて仕方ない。
夫は、お前の所為じゃないと何度も言ってくれたけど、どうしても責任を感じる事を止められなかった。
雫の病気は遺伝的なものではない。
それは理解していた。
でも、それならどうして私の子供だけと思ってしまう。
18歳……。
本当なら高校3年生だった雫は、尚人から心臓外科医になった報告を聞いた翌日、眠るように息を引き取った。
尚人と、沢山の人を治療する約束をして……。
今まで私達のため、懸命に命を繋いでくれたと知る。
ごめんなさい。
健康な体に産んであげられなくて……。
我慢ばかりで辛い人生だったよね。
そして、今まで頑張ってくれてありがとう。
これからは、ゆっくり休んで。
雫がいて、私達は本当に幸せだったよ。
寿命を全うしたら貴方へ会いにいくわ。
雫が亡くなり、私の心にはぽっかりと大きな穴が開いてしまった。
自分の子供を亡くした経験がある美佐子さんに、今度は私が慰められる。
私には優しい夫と息子がいるんだから、泣いてばかりじゃ駄目よね。
雫を忘れる事はないけれど、いつか思い出に変わるその時がくる。
けれども運命は皮肉にも、1人残った息子まで連れ去ってしまう。
45歳の時、尚人は親友の賢也君に看取られ亡くなったのだ。
2人の子供が親の私達より先に逝ってしまうなんて、どう耐えればいいの?
夫と2人きりになり、私は生きる気力を失くしていった。
食事の量も減り、もともと食事に興味がなかった私の体重はどんどん減っていく。
そしてある朝、唐突に胸の痛みを覚え意識を失った――。
目が覚めると知らない部屋の中にいた。
どう見ても病院ではない気がする。
ここは、何処?
夫の姿を探そうと起き上がり違和感を覚える。
あれ?
視線がなんだか低いような気がする。
自分の体を見てみると、手が小さい。
部屋へ置かれた姿見に映った姿を見て仰天した。
「誰!?」
そこには自分と全く違う、小さな少女の姿があった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
470
お気に入りに追加
6,155
あなたにおすすめの小説

家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。