331 / 709
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第467話 迷宮都市 クリスマス会 3 木琴の演奏&サプライズ結婚式
しおりを挟む
現在妊娠中のルイスさんは治癒術師なので今後ダンジョンの攻略をどうするのか尋ねると、彼女は出産に備えて冒険者活動を休止し、5人パーティーで地下19階から地下18階へ拠点を移す事にするそうだ。
地下19階を攻略していたのはジョンさんのパーティーだけだったので、何かあっても良いように他のパーティーがいる地下18階へ移動するのだろう。
エクスポーションで治療出来ない怪我を負った場合は、ダンジョン価格を払い同じ拠点にいる治癒術師に治療をお願いする事が出来るからね。
昼食を食べ終えると、午後の部が始まった。
『肉うどん店』の母子による『木琴』の演奏に私が伴奏をする。
母親達の緊張した表情を見て、「少しくらい失敗しても大丈夫です。私の伴奏で誤魔化す事が出来るから」と言って安心させた。
子供達や冒険者達は、初めて見る楽器の『木琴』に注目している。
庶民は楽器なんて見た事もないだろう。
知っているのは、貴族出身のアマンダさんとルイスさんくらいかな?
ああ、ダンクさんのパーティーの魔法士も多分貴族出身だろう。
ただ、『木琴』がこの世界にあるかどうかは分からないけど……。
「これから、親子で『木琴』の演奏を発表します。最初は『キラキラ星』です!」
私の伴奏に合わせて、母子が歌いながら演奏を始める。
何度も練習した曲なので、ミスをする事もなく最後まで演奏出来たようだ。
弾き終わると、楽器の演奏を聞いた子供達が興奮している様子が見える。
演奏をしていたのが小さな子供達なので、冒険者達は驚き目を見開いていた。
皆から盛大な拍手をもらい、母子も満足そうな笑顔になる。
「次は、『カエルの歌』です」
この曲を聞きカエルの事を質問したダンクさんとアマンダさんのパーティーが、ドン引きしていて笑ってしまう。
子供達とジョンさんのパーティーは、カエルが何の生き物か分かっておらず、短い曲が輪唱される間に曲を覚えて一緒に口ずさんでいた。
うんうん、一緒に歌うと楽しい曲なんですよ~。
魔物のトードだと知らなければね……。
「最後は『幸せなら手をたたこう』です。歌に合わせながら、二人一組になって一緒に叩いてみて下さい」
この曲は、聞いている方も楽しむ事が出来る。
子供達も嬉しそうだ。
3曲全て完璧な状態で演奏出来た事に、母子も自信が付いただろう。
「お姉ちゃん。僕も『木琴』弾いてみたい!」
「私達にも出来る?」
小さな子供が楽器を演奏している姿を見て、自分達もやりたくなったようだ。
「練習すれば大丈夫。この家には、いつでも遊びにきていいからね!」
「本当!? やった~!」
私は門の魔石に登録した人間の解除はしない心算なので、家を開放する予定にしている。
私達がダンジョン攻略中でも、子供達が部屋で遊ぶ場所になれば良いと思っていた。
『肉うどん店』の子供達も、営業中は2階の部屋で大人しくしている必要があるから退屈だろう。
私の家で、他の子供達に『木琴』を教えながら一緒にいる事も出来るしね。
10歳以上の子供達は冒険者をしているから、家に遊びにくる事が出来るのは10歳以下の子供達になる。
それだと行き帰りが心配なので、やはり馬車を購入し専属の御者を雇った方がいいだろうか?
カマラさんに、信用出来る人を紹介してもらおうかな?
さて、最後は兄達のサプライズ結婚式だ!
2人には事前に華蘭で新調した服を、部屋に用意したから着替えてほしいとお願いしている。
兄達が服を着替え2階の階段から降りてくる途中で、私が重大発表をした。
「これから兄達の結婚式を挙げます! 皆さん、盛大な拍手でお迎え下さい!」
私からの発表を聞き、事前に知っていた『肉うどん店』の母子と子供達が一斉に拍手をする。
同性同士の結婚と聞いても、異世界では普通の事なので子供達も戸惑ったりしない。
寧ろ冒険者達の方が、かなり驚いているみたいだ。
アマンダさんとダンクさんは、驚き過ぎて口が空きっぱなしになっている。
2人の仲睦まじい様子を見て、恋人同士だと気付けなかったのかしら?
かなり態度に出ていたと思うんだけどなぁ~。
まぁ、私も日本にいた時は全く分からなかったので人の事は言えないけどね!
そんな事を考えていると、一瞬私の周囲に風が纏わりついたような気がした。
それは以前ダンジョンで感じた事のある風の気配のようで……。
風の精霊達?
精霊なんて見た事もないのに、何故かそんな事を思った。
それにしても、兄達が階段から降りてこない。
拍手をしている手が疲れてきたんですけど?
兄は片手で目を覆い天井を見上げているし、旭は階段に座り込んでしまっている。
嬉し過ぎて涙が零れないよう上を向いているんだろうか?
旭は、ビックリして腰が抜けちゃった?
暫くして、兄が私に手招きする。
これは少し時間が掛かりそうだと、皆へ状況を説明する事にした。
「兄達が少し恥ずかしがっているようなので、もう少しお待ち下さい」
そう言って、兄達の方へ向かう。
「……沙良。聞き間違いだと思うが……、俺達の結婚式をすると言ったか?」
「うん、お兄ちゃん達が迷っているみたいだから、もうさっさと結婚したら良いと思って! するなら、両親を召喚する前がいいでしょ? 大丈夫、私も覚悟を決めたから。2人の子供は私が産むわ!」
それまで階段に座り込んでいた旭が急に立ち上がる。
「沙良ちゃん、それって俺の子供を産んでくれるって事? もし結婚しなかったら、産んでくれないの?」
「そうよ! だから2人も子供の事は心配しなくて大丈夫! いい機会だから、心を決めて結婚してね」
私の返事を聞いた旭が、真剣な表情をして兄に詰め寄った。
「賢也。俺達、結婚したらしていいって言ったよね?」
「馬鹿! お前それは相手が……」
兄が何かを言う前に、旭が兄の口を両手で塞いだ。
「男に二言はない筈! 沙良ちゃん、俺の子供を産んで下さい!」
「任せて! 両親は私が説得するよ!」
「旭、本当にそれでいいのか? 後で後悔しても知らないぞ?」
「うん。沙良ちゃんが子供を産んでくれるなら……、俺達結婚しよう」
兄は旭の回答に、苦虫を噛み潰したような顔をして盛大に溜息を吐く。
「取り敢えず、今日はこのまま式を挙げよう。籍を入れる訳じゃないしな。俺は、この世界で誰とも結婚する心算はないからいいが……。後でもう一度よく考えろよ?」
往生際の悪い兄はそう言って、一応は了解したみたいだ。
もう、素直じゃないな~。
旭は覚悟を決めたよ?
「じゃあ私の演奏が始まったら、ゆっくり中央まで降りてきてね」
私は結婚式を進めるために足早に階段を降りて、定番の『結婚行進曲』を弾き始める。
もう既に、旭は感激し涙目になっていた。
兄も、もっと嬉しそうな表情をすればいいのに……。
そして再び盛大な拍手で迎えられた2人は、無事結婚式を挙げる事が出来た。
皆から祝福の言葉を掛けられて、恥ずかしいのか俯いている姿が初々しい。
どうか幸せになってね!
因みにダンクさんとアマンダさんが用意した子供達のプレゼントは、なんと各家に1個のマジックバッグ3㎥(金貨1枚・100万円)だった。
E級冒険者には、とても手が出せない商品なので子供達は大喜びしている。
かなり奮発してくれたようだ。
これで常設依頼のモグラの討伐をしても、本体を持ち帰る事が出来て収入が増えるだろう。
プレゼントをよく考え贈ってくれた事が分かる品だ。
子供達に必要な物を準備してくれた事に感謝する。
この日のクリスマス会は大成功の内に終了したのだった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
地下19階を攻略していたのはジョンさんのパーティーだけだったので、何かあっても良いように他のパーティーがいる地下18階へ移動するのだろう。
エクスポーションで治療出来ない怪我を負った場合は、ダンジョン価格を払い同じ拠点にいる治癒術師に治療をお願いする事が出来るからね。
昼食を食べ終えると、午後の部が始まった。
『肉うどん店』の母子による『木琴』の演奏に私が伴奏をする。
母親達の緊張した表情を見て、「少しくらい失敗しても大丈夫です。私の伴奏で誤魔化す事が出来るから」と言って安心させた。
子供達や冒険者達は、初めて見る楽器の『木琴』に注目している。
庶民は楽器なんて見た事もないだろう。
知っているのは、貴族出身のアマンダさんとルイスさんくらいかな?
ああ、ダンクさんのパーティーの魔法士も多分貴族出身だろう。
ただ、『木琴』がこの世界にあるかどうかは分からないけど……。
「これから、親子で『木琴』の演奏を発表します。最初は『キラキラ星』です!」
私の伴奏に合わせて、母子が歌いながら演奏を始める。
何度も練習した曲なので、ミスをする事もなく最後まで演奏出来たようだ。
弾き終わると、楽器の演奏を聞いた子供達が興奮している様子が見える。
演奏をしていたのが小さな子供達なので、冒険者達は驚き目を見開いていた。
皆から盛大な拍手をもらい、母子も満足そうな笑顔になる。
「次は、『カエルの歌』です」
この曲を聞きカエルの事を質問したダンクさんとアマンダさんのパーティーが、ドン引きしていて笑ってしまう。
子供達とジョンさんのパーティーは、カエルが何の生き物か分かっておらず、短い曲が輪唱される間に曲を覚えて一緒に口ずさんでいた。
うんうん、一緒に歌うと楽しい曲なんですよ~。
魔物のトードだと知らなければね……。
「最後は『幸せなら手をたたこう』です。歌に合わせながら、二人一組になって一緒に叩いてみて下さい」
この曲は、聞いている方も楽しむ事が出来る。
子供達も嬉しそうだ。
3曲全て完璧な状態で演奏出来た事に、母子も自信が付いただろう。
「お姉ちゃん。僕も『木琴』弾いてみたい!」
「私達にも出来る?」
小さな子供が楽器を演奏している姿を見て、自分達もやりたくなったようだ。
「練習すれば大丈夫。この家には、いつでも遊びにきていいからね!」
「本当!? やった~!」
私は門の魔石に登録した人間の解除はしない心算なので、家を開放する予定にしている。
私達がダンジョン攻略中でも、子供達が部屋で遊ぶ場所になれば良いと思っていた。
『肉うどん店』の子供達も、営業中は2階の部屋で大人しくしている必要があるから退屈だろう。
私の家で、他の子供達に『木琴』を教えながら一緒にいる事も出来るしね。
10歳以上の子供達は冒険者をしているから、家に遊びにくる事が出来るのは10歳以下の子供達になる。
それだと行き帰りが心配なので、やはり馬車を購入し専属の御者を雇った方がいいだろうか?
カマラさんに、信用出来る人を紹介してもらおうかな?
さて、最後は兄達のサプライズ結婚式だ!
2人には事前に華蘭で新調した服を、部屋に用意したから着替えてほしいとお願いしている。
兄達が服を着替え2階の階段から降りてくる途中で、私が重大発表をした。
「これから兄達の結婚式を挙げます! 皆さん、盛大な拍手でお迎え下さい!」
私からの発表を聞き、事前に知っていた『肉うどん店』の母子と子供達が一斉に拍手をする。
同性同士の結婚と聞いても、異世界では普通の事なので子供達も戸惑ったりしない。
寧ろ冒険者達の方が、かなり驚いているみたいだ。
アマンダさんとダンクさんは、驚き過ぎて口が空きっぱなしになっている。
2人の仲睦まじい様子を見て、恋人同士だと気付けなかったのかしら?
かなり態度に出ていたと思うんだけどなぁ~。
まぁ、私も日本にいた時は全く分からなかったので人の事は言えないけどね!
そんな事を考えていると、一瞬私の周囲に風が纏わりついたような気がした。
それは以前ダンジョンで感じた事のある風の気配のようで……。
風の精霊達?
精霊なんて見た事もないのに、何故かそんな事を思った。
それにしても、兄達が階段から降りてこない。
拍手をしている手が疲れてきたんですけど?
兄は片手で目を覆い天井を見上げているし、旭は階段に座り込んでしまっている。
嬉し過ぎて涙が零れないよう上を向いているんだろうか?
旭は、ビックリして腰が抜けちゃった?
暫くして、兄が私に手招きする。
これは少し時間が掛かりそうだと、皆へ状況を説明する事にした。
「兄達が少し恥ずかしがっているようなので、もう少しお待ち下さい」
そう言って、兄達の方へ向かう。
「……沙良。聞き間違いだと思うが……、俺達の結婚式をすると言ったか?」
「うん、お兄ちゃん達が迷っているみたいだから、もうさっさと結婚したら良いと思って! するなら、両親を召喚する前がいいでしょ? 大丈夫、私も覚悟を決めたから。2人の子供は私が産むわ!」
それまで階段に座り込んでいた旭が急に立ち上がる。
「沙良ちゃん、それって俺の子供を産んでくれるって事? もし結婚しなかったら、産んでくれないの?」
「そうよ! だから2人も子供の事は心配しなくて大丈夫! いい機会だから、心を決めて結婚してね」
私の返事を聞いた旭が、真剣な表情をして兄に詰め寄った。
「賢也。俺達、結婚したらしていいって言ったよね?」
「馬鹿! お前それは相手が……」
兄が何かを言う前に、旭が兄の口を両手で塞いだ。
「男に二言はない筈! 沙良ちゃん、俺の子供を産んで下さい!」
「任せて! 両親は私が説得するよ!」
「旭、本当にそれでいいのか? 後で後悔しても知らないぞ?」
「うん。沙良ちゃんが子供を産んでくれるなら……、俺達結婚しよう」
兄は旭の回答に、苦虫を噛み潰したような顔をして盛大に溜息を吐く。
「取り敢えず、今日はこのまま式を挙げよう。籍を入れる訳じゃないしな。俺は、この世界で誰とも結婚する心算はないからいいが……。後でもう一度よく考えろよ?」
往生際の悪い兄はそう言って、一応は了解したみたいだ。
もう、素直じゃないな~。
旭は覚悟を決めたよ?
「じゃあ私の演奏が始まったら、ゆっくり中央まで降りてきてね」
私は結婚式を進めるために足早に階段を降りて、定番の『結婚行進曲』を弾き始める。
もう既に、旭は感激し涙目になっていた。
兄も、もっと嬉しそうな表情をすればいいのに……。
そして再び盛大な拍手で迎えられた2人は、無事結婚式を挙げる事が出来た。
皆から祝福の言葉を掛けられて、恥ずかしいのか俯いている姿が初々しい。
どうか幸せになってね!
因みにダンクさんとアマンダさんが用意した子供達のプレゼントは、なんと各家に1個のマジックバッグ3㎥(金貨1枚・100万円)だった。
E級冒険者には、とても手が出せない商品なので子供達は大喜びしている。
かなり奮発してくれたようだ。
これで常設依頼のモグラの討伐をしても、本体を持ち帰る事が出来て収入が増えるだろう。
プレゼントをよく考え贈ってくれた事が分かる品だ。
子供達に必要な物を準備してくれた事に感謝する。
この日のクリスマス会は大成功の内に終了したのだった。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
411
お気に入りに追加
6,072
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。