269 / 709
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第405話 迷宮都市 子供達と芋掘り体験 2&結婚式の相談
しおりを挟む
さつま芋の収穫作業から2時間。
そろそろ渡した麻袋もパンパンになっている頃だろう。
桶にお湯を出して、兄と旭に土で汚れた子供達の手や顔を洗ってもらう。
私はその間に『大学芋』の準備開始。
蒸かし芋や焼き芋は家で作る事が出来るから、今日しか食べる事が出来ないメニューにした。
既に収穫済みのさつま芋を一度蒸かしてから一口サイズに切り、油できつね色になるまで揚げる。
油切りをしたら、市販に売っている『大学芋のタレ』を混ぜ合わせれば完成。
これも昔はなかったんだよね~。
どんどん便利な物が売られるようになったのは、共働きが増え専業主婦が少なくなった所為なんだろう。
家事をする時間が少なくて済む便利な商品は、今後も沢山出てきてほしい。
土塗れだった子供達の顔は、2人が手拭いを使用して綺麗にしてあげていた。
兄は使用後のスコップも洗ってくれたようだ。
「皆、芋掘りは楽しかった?」
子供達に感想を尋ねると、笑顔になって返事をしてくれる。
「うん! 楽しかった~。紫のお芋は初めて見たよ!」
「沢山掘れた~! どんな味がするか楽しみ!」
匂いでお腹が空いてきたのか、待ちきれない様子だ。
「これは、さつま芋を使った『大学芋』という料理よ。まだ熱いから、少し冷まして食べてね」
取り皿に『大学芋』を入れ、並んで待っている子供達にフォークと一緒に手渡す。
全員に配り終わると、「いただきます!」と口を揃えて食べ出した。
「お芋が甘くて美味しい~」
「紫のお芋は甘いんだね~」
一口食べた子供達が、その甘さに頬を緩めている。
ドライフルーツや生の果物とは、また違った甘さだと思う。
それに芋類は炭水化物なので、お腹も膨れるだろう。
小さな子供達は、1本も食べればお腹一杯になってしまうかも知れない。
その後、普段食べている野菜がどう生っているのかを、畑に育てられている野菜を見ながら説明をしてあげた。
農家の子供でもない限り、野菜がどんな状態で生っているか知らないだろう。
この世界には庶民が通える学校がないので、知る事の出来る知識が限られている。
なるべくなら、多くの事を知ってほしい。
今回は芋掘りの体験だったけれど、他にも沢山経験させてあげたいな。
今は将来出来る仕事が冒険者しかない。
もっと色々な職業に就く事が出来るといいんだけど……。
冒険者はリスクの高い職業だ。
支援している子供達は、親が亡くなっているので慎重に冒険者の仕事をするとは思う。
けれど、何があるか分からない。
いつか誰かの死を知る事になるかも知れないと思うと、それだけで胸が痛む。
私は、それに耐える事が出来るだろうか?
野菜の状態に子供達が興味を示していた。
私の説明を聞きながら、うんうんと頷いている。
収穫したさつま芋は蒸し器がないため、茹でたり焼き芋にして食べるんだよと料理方法を伝えた。
寒い季節には豚汁を作ってあげたいけど、味噌はまだ解禁していないから残念だ。
薪を使って料理をするので、焼き芋は竈で出来るだろう。
火加減に注意しないと焼き過ぎて焦げてしまうけど、子供達は私より薪の扱いに慣れているから問題ない。
初めてミリオネの町で、薪を使い料理した時は本当に大変だった。
顔が煤だらけになってしまい、笑われたなぁ。
畑からの帰り道。
今日は少し疲れただろうと思い、子供達を順番にシルバーとフォレストの背中に乗せて歩いて帰る。
麻袋は荷物になるので、マジックバッグに収納した。
その際、麻袋には誰の物か分かるよう炭で名前を書いてあげる。
自分で収穫した物を持って帰りたいだろう。
子供達を各家まで送り届けると、今日のイベントは終了だ。
兄達と2匹をホームへ移転した後で、今夜は母親達と夕食を食べる事を伝える。
兄は特に何も言わず、旭と外食をするみたいだ。
『肉うどん店』に入ると、母親達が編み物をしていた。
子供達は2階の部屋にいるのか姿が見えない。
「こんにちは~」
「オーナー! いらっしゃいませ。今日は、どうされたんですか?」
「ちょっと皆さんに相談があって来ました」
母親達が集まっているテーブルの空いた席に座ると話を切り出した。
「内緒で兄達の結婚式をしようと思っているんだけど、この地方ではどんな結婚式をしているのかしら?」
「まぁ、内緒で計画されるんですか?」
「えぇ、ちょっと事情があってなるべく早く結婚させてあげたいの」
「そうですね、グッテン領では知り合いを呼んで少し豪華な食事会をする感じでしょうか?」
「えっと、教会で式を挙げたりはしない?」
「教会で、ですか? それは聞いた事がありませんけど……」
話を聞いた所によると、異世界では教会で結婚式をしたりはしないそうだ。
衣装も、普段より少しお洒落な感じの物を着る程度らしい。
結婚した2人を祝う披露宴のようなものかな?
日本みたいに、大袈裟な感じではないのかも知れない。
となると、あまり準備は必要ないのかしら?
指輪をしている人も見かけないし、最低限場所と料理があれば問題なさそうだ。
誓いの言葉も、指輪の交換も、誓いのキスもないのかぁ~。
当然、「ちょっと待った~」という場面も出てこないだろう。
少し物足りない感じはするけど、それが異世界での標準ならば仕方ない。
場所は、注文している新築が間に合えばいいのだけど……。
料理に関しては、私が事前に作っておけばいい。
せめてウエディングケーキくらいは用意してあげたかったな~。
ケーキカットの場面は、結構憧れると思うんだよね!
2人の初めての共同作業。
コカトリスの丸焼きを切ってもらうのは、流石に大き過ぎるか……。
そんなに大きいテーブルもないしね。
相談に乗ってもらった事にお礼を言い、夕食は私が作る事にした。
まだ食べた事がない料理がいいだろうと、折角ソースを解禁したので『お好み焼き』を作る事にする。
ネギとキャベツを細かく刻んで、ハイオーク肉を薄切りにする。
揚げ玉を入れた方が美味しいけど今回はなしで。
小麦粉と卵に出汁の素を入れ、切った野菜と混ぜ合わせる。
長芋も欲しかった~。
熱した2つのフライパンに生地を丸くして入れ、ハイオーク肉を載せる。
私はひっくり返すのが苦手なので、小さめの物を作った。
子供達は1枚で、母親達には2枚食べてもらえばよい。
片面が焼けたらひっくり返して火を通す。
最後に上からソースを掛ければ完成だ。
食べ易いよう6等分して皿の上に載せる。
子供達を呼んでこようと思っていたら、匂いに釣られて既に降りてきていたらしい。
同時に2枚しか作れないので、焼けた順番に食べてもらう事にした。
紅生姜・花かつお・青のり・マヨネーズと、無い物が多いお好み焼きだけど、初めて食べた母子達には好評だった。
「オーナー! この料理は簡単に出来て、美味しいですね~」
作り方を見ていた母親が声を上げる。
スープのように煮込んだり、うどんやパスタを茹でる必要がない分、短時間で出来る料理だ。
忙しい時には助かるだろう。
「お姉ちゃんの作る料理は、いつも美味しい~!」
「僕この『お好み焼き』大好きだよ!」
子供達が、口の周りにソースを付けながら絶賛してくれている。
作った料理を美味しそうに食べてくれると、私も嬉しいよ!
最後に自分の分を焼いて、私も食べる事にする。
うん、なんちゃって『お好み焼き』だ。
まだまだ、異世界には足りない物が多すぎる。
帰りを心配する兄のために、あまり遅くならないよう気を使い母子と楽しく話ながら食事を終えた。
勿論、自宅に戻ったら2人が帰りを部屋で待っていた事は言うまでもない。
そして当然時間もチェックされた……。
お父さん、お母さん、兄が門限に厳しすぎるんですけど~!!
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
そろそろ渡した麻袋もパンパンになっている頃だろう。
桶にお湯を出して、兄と旭に土で汚れた子供達の手や顔を洗ってもらう。
私はその間に『大学芋』の準備開始。
蒸かし芋や焼き芋は家で作る事が出来るから、今日しか食べる事が出来ないメニューにした。
既に収穫済みのさつま芋を一度蒸かしてから一口サイズに切り、油できつね色になるまで揚げる。
油切りをしたら、市販に売っている『大学芋のタレ』を混ぜ合わせれば完成。
これも昔はなかったんだよね~。
どんどん便利な物が売られるようになったのは、共働きが増え専業主婦が少なくなった所為なんだろう。
家事をする時間が少なくて済む便利な商品は、今後も沢山出てきてほしい。
土塗れだった子供達の顔は、2人が手拭いを使用して綺麗にしてあげていた。
兄は使用後のスコップも洗ってくれたようだ。
「皆、芋掘りは楽しかった?」
子供達に感想を尋ねると、笑顔になって返事をしてくれる。
「うん! 楽しかった~。紫のお芋は初めて見たよ!」
「沢山掘れた~! どんな味がするか楽しみ!」
匂いでお腹が空いてきたのか、待ちきれない様子だ。
「これは、さつま芋を使った『大学芋』という料理よ。まだ熱いから、少し冷まして食べてね」
取り皿に『大学芋』を入れ、並んで待っている子供達にフォークと一緒に手渡す。
全員に配り終わると、「いただきます!」と口を揃えて食べ出した。
「お芋が甘くて美味しい~」
「紫のお芋は甘いんだね~」
一口食べた子供達が、その甘さに頬を緩めている。
ドライフルーツや生の果物とは、また違った甘さだと思う。
それに芋類は炭水化物なので、お腹も膨れるだろう。
小さな子供達は、1本も食べればお腹一杯になってしまうかも知れない。
その後、普段食べている野菜がどう生っているのかを、畑に育てられている野菜を見ながら説明をしてあげた。
農家の子供でもない限り、野菜がどんな状態で生っているか知らないだろう。
この世界には庶民が通える学校がないので、知る事の出来る知識が限られている。
なるべくなら、多くの事を知ってほしい。
今回は芋掘りの体験だったけれど、他にも沢山経験させてあげたいな。
今は将来出来る仕事が冒険者しかない。
もっと色々な職業に就く事が出来るといいんだけど……。
冒険者はリスクの高い職業だ。
支援している子供達は、親が亡くなっているので慎重に冒険者の仕事をするとは思う。
けれど、何があるか分からない。
いつか誰かの死を知る事になるかも知れないと思うと、それだけで胸が痛む。
私は、それに耐える事が出来るだろうか?
野菜の状態に子供達が興味を示していた。
私の説明を聞きながら、うんうんと頷いている。
収穫したさつま芋は蒸し器がないため、茹でたり焼き芋にして食べるんだよと料理方法を伝えた。
寒い季節には豚汁を作ってあげたいけど、味噌はまだ解禁していないから残念だ。
薪を使って料理をするので、焼き芋は竈で出来るだろう。
火加減に注意しないと焼き過ぎて焦げてしまうけど、子供達は私より薪の扱いに慣れているから問題ない。
初めてミリオネの町で、薪を使い料理した時は本当に大変だった。
顔が煤だらけになってしまい、笑われたなぁ。
畑からの帰り道。
今日は少し疲れただろうと思い、子供達を順番にシルバーとフォレストの背中に乗せて歩いて帰る。
麻袋は荷物になるので、マジックバッグに収納した。
その際、麻袋には誰の物か分かるよう炭で名前を書いてあげる。
自分で収穫した物を持って帰りたいだろう。
子供達を各家まで送り届けると、今日のイベントは終了だ。
兄達と2匹をホームへ移転した後で、今夜は母親達と夕食を食べる事を伝える。
兄は特に何も言わず、旭と外食をするみたいだ。
『肉うどん店』に入ると、母親達が編み物をしていた。
子供達は2階の部屋にいるのか姿が見えない。
「こんにちは~」
「オーナー! いらっしゃいませ。今日は、どうされたんですか?」
「ちょっと皆さんに相談があって来ました」
母親達が集まっているテーブルの空いた席に座ると話を切り出した。
「内緒で兄達の結婚式をしようと思っているんだけど、この地方ではどんな結婚式をしているのかしら?」
「まぁ、内緒で計画されるんですか?」
「えぇ、ちょっと事情があってなるべく早く結婚させてあげたいの」
「そうですね、グッテン領では知り合いを呼んで少し豪華な食事会をする感じでしょうか?」
「えっと、教会で式を挙げたりはしない?」
「教会で、ですか? それは聞いた事がありませんけど……」
話を聞いた所によると、異世界では教会で結婚式をしたりはしないそうだ。
衣装も、普段より少しお洒落な感じの物を着る程度らしい。
結婚した2人を祝う披露宴のようなものかな?
日本みたいに、大袈裟な感じではないのかも知れない。
となると、あまり準備は必要ないのかしら?
指輪をしている人も見かけないし、最低限場所と料理があれば問題なさそうだ。
誓いの言葉も、指輪の交換も、誓いのキスもないのかぁ~。
当然、「ちょっと待った~」という場面も出てこないだろう。
少し物足りない感じはするけど、それが異世界での標準ならば仕方ない。
場所は、注文している新築が間に合えばいいのだけど……。
料理に関しては、私が事前に作っておけばいい。
せめてウエディングケーキくらいは用意してあげたかったな~。
ケーキカットの場面は、結構憧れると思うんだよね!
2人の初めての共同作業。
コカトリスの丸焼きを切ってもらうのは、流石に大き過ぎるか……。
そんなに大きいテーブルもないしね。
相談に乗ってもらった事にお礼を言い、夕食は私が作る事にした。
まだ食べた事がない料理がいいだろうと、折角ソースを解禁したので『お好み焼き』を作る事にする。
ネギとキャベツを細かく刻んで、ハイオーク肉を薄切りにする。
揚げ玉を入れた方が美味しいけど今回はなしで。
小麦粉と卵に出汁の素を入れ、切った野菜と混ぜ合わせる。
長芋も欲しかった~。
熱した2つのフライパンに生地を丸くして入れ、ハイオーク肉を載せる。
私はひっくり返すのが苦手なので、小さめの物を作った。
子供達は1枚で、母親達には2枚食べてもらえばよい。
片面が焼けたらひっくり返して火を通す。
最後に上からソースを掛ければ完成だ。
食べ易いよう6等分して皿の上に載せる。
子供達を呼んでこようと思っていたら、匂いに釣られて既に降りてきていたらしい。
同時に2枚しか作れないので、焼けた順番に食べてもらう事にした。
紅生姜・花かつお・青のり・マヨネーズと、無い物が多いお好み焼きだけど、初めて食べた母子達には好評だった。
「オーナー! この料理は簡単に出来て、美味しいですね~」
作り方を見ていた母親が声を上げる。
スープのように煮込んだり、うどんやパスタを茹でる必要がない分、短時間で出来る料理だ。
忙しい時には助かるだろう。
「お姉ちゃんの作る料理は、いつも美味しい~!」
「僕この『お好み焼き』大好きだよ!」
子供達が、口の周りにソースを付けながら絶賛してくれている。
作った料理を美味しそうに食べてくれると、私も嬉しいよ!
最後に自分の分を焼いて、私も食べる事にする。
うん、なんちゃって『お好み焼き』だ。
まだまだ、異世界には足りない物が多すぎる。
帰りを心配する兄のために、あまり遅くならないよう気を使い母子と楽しく話ながら食事を終えた。
勿論、自宅に戻ったら2人が帰りを部屋で待っていた事は言うまでもない。
そして当然時間もチェックされた……。
お父さん、お母さん、兄が門限に厳しすぎるんですけど~!!
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
425
お気に入りに追加
6,067
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界でスローライフとか無理だから!
まる
ファンタジー
突如青白い光に包まれ目を開ければ、目の前には邪神崇拝者(見た目で勝手に判断)の群れが!
信用できそうもない場所から飛び出していざ行かん見慣れぬ世界へ。
○○○○○○○○○○
※ふんわり設定。誤字脱字、表現の未熟さが目につきます。
閲覧、しおり、お気に入り登録ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。