252 / 709
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第388話 ガーグ老 5 御子の経歴&地下9階~地下10階でのダンジョン内警護
しおりを挟む
それから5日間。
ダンジョン内の警護はする必要がないくらい、御子達は簡単に魔物を討伐していた。
そしてどう考えても、持っているマジックバッグでは収納出来ない程の魔物を狩っていなさる。
これはっ!
御子は移転魔法の他に、アイテムBOXの能力も持っていらっしゃるのか!?
他国に知られでもしたら、大変厄介な能力だ。
戦時中、その能力があれば大量の武器や食料を運べる。
移転の魔法だけでも、使える者がいれば戦況を大きく変えるというに……。
しかもアイテムBOXの能力を持っているのは、御子だけではないようだ。
傍にいる人族の姿をした少年も、マジックバッグに入りきらぬ量の魔物を入れておる。
これは偶然だろうか?
御子の傍に治癒や浄化が出来る高名な治癒術師が御二方。
その内の御一方はアイテムBOXの能力まで持っているなぞ、世界樹の精霊王のお導きという他ない。
なんにせよ、御子が独りでなくて良かった。
これ程までに、緻密な魔力操作で魔物を一度で仕留める事が出来る御二方が傍におられれば、儂らが護衛出来ぬ移転先でも安心だろう。
冒険者ギルドで換金を済ませた後は、肉屋と『肉うどん店』に寄り移転された。
そこまで確認し儂らも定宿へ帰る。
明日は、また御子の経営する店に前回食べられなかった5人を連れて食べに行くとしよう。
あの味は一度食べたら病みつきになるな。
パンと違って、食感が柔らかいのも爺の儂らにぴったりだわ。
土曜日。
結局10人全員で御子の店に食べに行く事になった。
初めて食べる5人が、その味に驚いておる。
分かるぞ!
この甘辛い味が良いのだ。
うどんの上には、たっぷりと肉も載っているし食べ応えも充分であろう。
これで鉄貨7枚(700円)とは安い。
ちゃんと利益が出ておるのか心配な程だ。
これを姫様が食されたら、笑顔になっただろうに……。
王宮での毒見済みの冷えた食事に、姫様はいつも不満顔であったからな。
塩味ばかりで飽きるとも言われておった。
王族の食事には高価な食材が使用されていた筈なのに、姫様が満足する料理はなかったらしい。
こんな食事より、『ハンバーガー』や『フライドポテト』を食べたいと嘆かれていた。
儂が聞いたこともない食べ物を、姫様は一体どこでお知りになったのか?
どんな食べ物か尋ねてみると、笑って「太る食べ物」だと教えてくれはしたが……。
結局、分からずじまいだった。
日曜日。
教会の炊き出しをする御子の警護をして定宿に戻ると、使いを出した『ポチ』がマケイラ家から手紙を預かり戻ってきた。
首に括り付けられた袋の中に、これまで調べた資料が入っている。
取り出して読み込んでみると、御子は今から7年くらい前にハンフリー公爵領のミリオネの町で冒険者登録をした以前の経歴が、カルドサリ王国内では見付からなかったとあった。
やはりそれまでは他国にいらした可能性が高い。
その後、兄と名乗られる少年と合流したが何故か数か月の差があった。
ミリオネの町では、路上生活をしている子供達に5軒の家を購入して与えたそうだ。
迷宮都市での教会の炊き出しといい、御子は本当にエルフの王族らしくない。
そこで4年半過ごし、C級冒険者となってリースナーの町へ活動拠点を移している。
地下10階層のダンジョンを、2年で攻略するとは……。
ここでも同じように教会で炊き出しをしておられた。
路上生活をしている子供達にも10軒の家を購入して与えている。
リースナーの冒険者ギルドマスターは、白狼族とのハーフ獣人だったな。
獣人は、たとえハーフであろうとも鼻が利く。
御子の事に何か気付かれたかもしれん。
資料に依ると、御子は大層可愛がられていたらしい。
獣人は謎が多い種族だ。
一族の長である直系の血を引く者は、獣への完全変態が出来るらしい。
体の構造がどうなっておるのか、なんとも不思議な事よ。
そして百以上の種族に分かれておる。
寿命も短命な者と長命な者とで違いがあった。
姫様は獣人に興味津々であったらしい。
王族は他種族に関心を持つ事など滅多にない筈だったが、特に兔の獣人に会いたいと言われておった。
その他にも猫耳をした娘に会いたいと言われて困った事がある。
その時も男のロマンだと……。
姫様は、自分の性別をちゃんと分かってらしたのか今もって謎である。
エルフの国に獣人は居らぬ。
ナージャ王国には宮廷魔導士に依ってエルフしか入れない結界が張り巡らされているから、基本的に他種族は国に入る事が出来ない。
カルドサリ王国の王と結婚したのだから問題はなかったと思うが、しかしそれまでは男性に一切興味がないようだった。
王が溺愛しておった所為で、結婚はまだ早いと相手を探さなかったから良かったものの、姫様は最初から結婚する心算はなかったのではないかと思う。
カルドサリ王の結婚の申し出に頷いた時は、本当に驚いたものだ。
その後も非常に仲睦まじい様子で、会ったばかりとは思えないくらいに意気投合なされていた。
その割に、寝室を共にするのは初夜だけであったのが不思議であったが……。
儂ら影衆は常に姫様のお傍に付いているので、王と仲が良い程、別々に寝られる事に疑問を抱いたものだ。
王も別段、それを気にした風でもなかったしな。
あの御二方はお似合いではあったが、恋愛とはちと違う感情で結びついているようにみえた。
暫し姫様の思い出に浸った後、手に持ったままの資料に再び視線を落とす。
3枚目の羊皮紙には、御子が迷宮都市に活動拠点を移してからの事が書いてあった。
迷宮都市から御三方で活動を始めたようだ。
教会での炊き出し、母子への住み込みで働ける職場の支援。
ここからは儂も知っている事ばかりだ。
冒険者としての活動は、直接警護をしている儂らの方が情報が多いだろう。
ざっと読んでみたが、やはり300年間何処で生活をしていらしたのか分からない。
把握出来たのは、7年前からカルドサリ王国で冒険者をしている事だけだった。
月曜日。
再び御子のダンジョン攻略に付いていく。
なんとっ、今日は一気に地下10階まで全力疾走されるではないか!
まさかこのまま、毎週1階層長くなるのではあるまいな?
もう老体が悲鳴を上げておるわ。
歳は取りたくないものだ……。
御子がマジックテントを設置し、休憩されると同時に儂らは安全地帯に倒れ込んだ。
こんなに無茶な走りをした事は経験がない。
肩で大きく息を吐き、なんとか呼吸を安定させる。
息子よ、儂らではダンジョン内の警護が辛くて敵わん。
早く迷宮都市に『万象』を連れて参れ!
お主らは、まだ若いから大丈夫だろう……。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
ダンジョン内の警護はする必要がないくらい、御子達は簡単に魔物を討伐していた。
そしてどう考えても、持っているマジックバッグでは収納出来ない程の魔物を狩っていなさる。
これはっ!
御子は移転魔法の他に、アイテムBOXの能力も持っていらっしゃるのか!?
他国に知られでもしたら、大変厄介な能力だ。
戦時中、その能力があれば大量の武器や食料を運べる。
移転の魔法だけでも、使える者がいれば戦況を大きく変えるというに……。
しかもアイテムBOXの能力を持っているのは、御子だけではないようだ。
傍にいる人族の姿をした少年も、マジックバッグに入りきらぬ量の魔物を入れておる。
これは偶然だろうか?
御子の傍に治癒や浄化が出来る高名な治癒術師が御二方。
その内の御一方はアイテムBOXの能力まで持っているなぞ、世界樹の精霊王のお導きという他ない。
なんにせよ、御子が独りでなくて良かった。
これ程までに、緻密な魔力操作で魔物を一度で仕留める事が出来る御二方が傍におられれば、儂らが護衛出来ぬ移転先でも安心だろう。
冒険者ギルドで換金を済ませた後は、肉屋と『肉うどん店』に寄り移転された。
そこまで確認し儂らも定宿へ帰る。
明日は、また御子の経営する店に前回食べられなかった5人を連れて食べに行くとしよう。
あの味は一度食べたら病みつきになるな。
パンと違って、食感が柔らかいのも爺の儂らにぴったりだわ。
土曜日。
結局10人全員で御子の店に食べに行く事になった。
初めて食べる5人が、その味に驚いておる。
分かるぞ!
この甘辛い味が良いのだ。
うどんの上には、たっぷりと肉も載っているし食べ応えも充分であろう。
これで鉄貨7枚(700円)とは安い。
ちゃんと利益が出ておるのか心配な程だ。
これを姫様が食されたら、笑顔になっただろうに……。
王宮での毒見済みの冷えた食事に、姫様はいつも不満顔であったからな。
塩味ばかりで飽きるとも言われておった。
王族の食事には高価な食材が使用されていた筈なのに、姫様が満足する料理はなかったらしい。
こんな食事より、『ハンバーガー』や『フライドポテト』を食べたいと嘆かれていた。
儂が聞いたこともない食べ物を、姫様は一体どこでお知りになったのか?
どんな食べ物か尋ねてみると、笑って「太る食べ物」だと教えてくれはしたが……。
結局、分からずじまいだった。
日曜日。
教会の炊き出しをする御子の警護をして定宿に戻ると、使いを出した『ポチ』がマケイラ家から手紙を預かり戻ってきた。
首に括り付けられた袋の中に、これまで調べた資料が入っている。
取り出して読み込んでみると、御子は今から7年くらい前にハンフリー公爵領のミリオネの町で冒険者登録をした以前の経歴が、カルドサリ王国内では見付からなかったとあった。
やはりそれまでは他国にいらした可能性が高い。
その後、兄と名乗られる少年と合流したが何故か数か月の差があった。
ミリオネの町では、路上生活をしている子供達に5軒の家を購入して与えたそうだ。
迷宮都市での教会の炊き出しといい、御子は本当にエルフの王族らしくない。
そこで4年半過ごし、C級冒険者となってリースナーの町へ活動拠点を移している。
地下10階層のダンジョンを、2年で攻略するとは……。
ここでも同じように教会で炊き出しをしておられた。
路上生活をしている子供達にも10軒の家を購入して与えている。
リースナーの冒険者ギルドマスターは、白狼族とのハーフ獣人だったな。
獣人は、たとえハーフであろうとも鼻が利く。
御子の事に何か気付かれたかもしれん。
資料に依ると、御子は大層可愛がられていたらしい。
獣人は謎が多い種族だ。
一族の長である直系の血を引く者は、獣への完全変態が出来るらしい。
体の構造がどうなっておるのか、なんとも不思議な事よ。
そして百以上の種族に分かれておる。
寿命も短命な者と長命な者とで違いがあった。
姫様は獣人に興味津々であったらしい。
王族は他種族に関心を持つ事など滅多にない筈だったが、特に兔の獣人に会いたいと言われておった。
その他にも猫耳をした娘に会いたいと言われて困った事がある。
その時も男のロマンだと……。
姫様は、自分の性別をちゃんと分かってらしたのか今もって謎である。
エルフの国に獣人は居らぬ。
ナージャ王国には宮廷魔導士に依ってエルフしか入れない結界が張り巡らされているから、基本的に他種族は国に入る事が出来ない。
カルドサリ王国の王と結婚したのだから問題はなかったと思うが、しかしそれまでは男性に一切興味がないようだった。
王が溺愛しておった所為で、結婚はまだ早いと相手を探さなかったから良かったものの、姫様は最初から結婚する心算はなかったのではないかと思う。
カルドサリ王の結婚の申し出に頷いた時は、本当に驚いたものだ。
その後も非常に仲睦まじい様子で、会ったばかりとは思えないくらいに意気投合なされていた。
その割に、寝室を共にするのは初夜だけであったのが不思議であったが……。
儂ら影衆は常に姫様のお傍に付いているので、王と仲が良い程、別々に寝られる事に疑問を抱いたものだ。
王も別段、それを気にした風でもなかったしな。
あの御二方はお似合いではあったが、恋愛とはちと違う感情で結びついているようにみえた。
暫し姫様の思い出に浸った後、手に持ったままの資料に再び視線を落とす。
3枚目の羊皮紙には、御子が迷宮都市に活動拠点を移してからの事が書いてあった。
迷宮都市から御三方で活動を始めたようだ。
教会での炊き出し、母子への住み込みで働ける職場の支援。
ここからは儂も知っている事ばかりだ。
冒険者としての活動は、直接警護をしている儂らの方が情報が多いだろう。
ざっと読んでみたが、やはり300年間何処で生活をしていらしたのか分からない。
把握出来たのは、7年前からカルドサリ王国で冒険者をしている事だけだった。
月曜日。
再び御子のダンジョン攻略に付いていく。
なんとっ、今日は一気に地下10階まで全力疾走されるではないか!
まさかこのまま、毎週1階層長くなるのではあるまいな?
もう老体が悲鳴を上げておるわ。
歳は取りたくないものだ……。
御子がマジックテントを設置し、休憩されると同時に儂らは安全地帯に倒れ込んだ。
こんなに無茶な走りをした事は経験がない。
肩で大きく息を吐き、なんとか呼吸を安定させる。
息子よ、儂らではダンジョン内の警護が辛くて敵わん。
早く迷宮都市に『万象』を連れて参れ!
お主らは、まだ若いから大丈夫だろう……。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
437
お気に入りに追加
6,067
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
策が咲く〜死刑囚の王女と騎士の生存戦略〜
鋸鎚のこ
ファンタジー
亡国の王女シロンは、死刑囚鉱山へと送り込まれるが、そこで出会ったのは隣国の英雄騎士デュフェルだった。二人は運命的な出会いを果たし、力を合わせて大胆な脱獄劇を成功させる。
だが、自由を手に入れたその先に待っていたのは、策略渦巻く戦場と王宮の陰謀。「生き抜くためなら手段を選ばない」智略の天才・シロンと、「一騎当千の強さで戦局を変える」勇猛な武将・デュフェル。異なる資質を持つ二人が協力し、国家の未来を左右する大逆転を仕掛ける。
これは、互いに背中を預けながら、戦乱の世を生き抜く王女と騎士の生存戦略譚である。
※この作品はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※本編完結・番外編を不定期投稿のため、完結とさせていただきます。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。