172 / 754
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第262話 編み物教室
しおりを挟む
奏屋を出てから、まだ店が営業中なので一旦自宅に戻って昼食を食べる事にする。
流石に10時を過ぎているので2人も起きて、朝食を食べ終わっている頃だろう。
自宅に戻るとテーブルの上に置いたサンドイッチはなくなっており、使用したコップや皿も洗って食器棚に戻されていた。
これは多分、几帳面な兄がしてくれたんだろう。
テーブルの上には旭の字でメモが残されていた。
『沙良ちゃん、サンドイッチ美味しかったよ~。いつもありがとね! これから2人でジムに行ってきます。 8:30 旭より』
やっぱり今日も一緒にジムに行くらしい。
仲がよくて結構ですこと。
昼食は1人なので簡単にラーメンを作って食べよう。
最近はインスタントラーメンも、生麺タイプがあるから美味しいのよね。
ラーメンだけだと野菜が不足しているので、野菜炒めも作る。
豚骨醤油味のラーメンの上に、野菜炒めを乗せれば具沢山ラーメンの完成。
スープの素も中々あなどれない。
店で食べるのと変わらない味がするのだ。
2人はジムの帰りに適当に食べて帰ってくるから、昼食の用意は不要。
お小遣い3,000円から、1ケ月に10万円貸す事にしたのでお金の心配もしなくていい。
3ケ月後には返済+利息分が戻ってくる。
まぁ私のお金じゃなくてアパートの住人さん達のお金だけどね。
兄には内緒にしているので、私の貯金から出していると思っている。
マンションをホームに設定出来たら、Lv上げを頑張ったご褒美に何でも好きな物を買ってくれると約束したけど、今欲しい物は特に思いつかない。
ホームのお陰で衣食住は全て揃っているし、異世界のお金は使いきれない程ある。
異世界で新築の一軒家を建ててもらおうかしら?
兄のマンションがホームに設定出来次第、今のアパートからは引っ越しする心算でいるので2ケ所に家を持つ事になる。
迷宮都市の冒険者達とは仲がよいため、交流する機会も増えるだろう。
異世界に自宅がないと、これから先困る事があるかも知れないし……。
うん、そうしよう!
兄への希望は家にした。
そろそろ、お店の営業は終了した頃かな?
時間は12時30分。
もう大丈夫だろう。
『肉うどん店』の中に入ると、母親達とサヨさん達のグループが席に座って既に編み物を始めていた。
母親達の隣にはサヨさんの知り合いが座り、マンツーマンで編み物を教えてくれている。
本当にありがたい事だ。
指導出来る程、編み物は上手くないから助かった。
せいぜい初心者に毛が生えた程度だから、経験が長い老婦人達には到底及ばない。
私は月曜日~金曜日ダンジョンで攻略中なので、お手伝い出来ないんだよね。
総勢15名が午後から編んでくれれば、それだけ早く出来上がる。
「皆さんこんにちは。完成した腹巻の数はどれくらいになりましたか?」
まだ編み物を始めたばかりで余裕のない母親達は必死に手元を見ながら編んでいるため、私がきた事に気が付いていなかったので声をかけた。
「オーナー! いらっしゃいませ。今週だけで250枚完成しました。サヨさん達が手伝ってくれるので、とても助かっています」
思った以上に完成品が多い。
子供達の分は315枚必要なので、このまま引き続き母親達には腹巻を編んでもらおう。
「頑張ってくれたんですね、ありがとうございます。サヨさん、ちょっと相談があるのでこちらのテーブルにきて下さいませんか?」
「ええ、そちらに行きますね」
誰も座っていないテーブルの席に着くと、今年の冬は子供達に腹巻とセーターを贈る予定だけど母親達にセーターを編むのは難しいので、サヨさん達でセーターを編んでくれないかとお願いしてみた。
「そうですね。まだ始められたばかりではセーターを編むのは難しいでしょうから、私達で編んだ方がいいと思うわ。サイズはどうするの?」
子供達は大体5歳~15歳だ。
年齢に開きがあるので、全て同じサイズという訳にはいかないだろう。
う~ん、全員のサイズを測りにいく時間がない。
セーターはどうしてもサイズが細かく分かれるから、ポンチョにした方がいいかしら?
サヨさんなら、ポンチョの編み方も知り合いに伝えてくれるだろう。
「サヨさん。今私が支援している子供達の人数が315人いまして、5歳から15歳くらいと年齢に幅があるんです。セーターだとサイズを測りにいく時間がないので、ポンチョにして大・中・小の3タイプにするのはどうでしょう?」
「まあ、315人もですか? 迷宮都市の子供達の他にも支援していらっしゃるの?」
「ええ、ミリオネの町とリースナーの町の子供達も防寒着を渡してあげたいんです」
「それは良い行いですね。確かにセーターだとある程度のサイズが必要ですから、余裕のあるポンチョの方がいいでしょう。編むのもセーターより簡単ですから。では少し人数を追加しましょう。皆さんの知り合いも参加してくれれば数が多く出来ますものね。私から声を掛けて頂くように、お願いしてみるわ」
「ありがとうございます。大きさだけは揃えて、あとはお好きに編んでもらえればよいですから、自由にして下さいね」
「はい、皆さんにそう伝えておきます」
その後、5歳~7歳(小)・8歳~12歳(中)・13歳~15歳(大)のサイズに決めた。
腹巻の方も伸縮性があるので大・中・小の3種類を作ってもらっている。
私は人数を把握するために、これからそれぞれの町に行って確認してこよう。
1人で遠出をすると兄はあまり良い顔をしないけど、今回はマッピングを使用してミリオネとリースナーの町の子供達に会いに行くだけなので問題ないだろう。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
流石に10時を過ぎているので2人も起きて、朝食を食べ終わっている頃だろう。
自宅に戻るとテーブルの上に置いたサンドイッチはなくなっており、使用したコップや皿も洗って食器棚に戻されていた。
これは多分、几帳面な兄がしてくれたんだろう。
テーブルの上には旭の字でメモが残されていた。
『沙良ちゃん、サンドイッチ美味しかったよ~。いつもありがとね! これから2人でジムに行ってきます。 8:30 旭より』
やっぱり今日も一緒にジムに行くらしい。
仲がよくて結構ですこと。
昼食は1人なので簡単にラーメンを作って食べよう。
最近はインスタントラーメンも、生麺タイプがあるから美味しいのよね。
ラーメンだけだと野菜が不足しているので、野菜炒めも作る。
豚骨醤油味のラーメンの上に、野菜炒めを乗せれば具沢山ラーメンの完成。
スープの素も中々あなどれない。
店で食べるのと変わらない味がするのだ。
2人はジムの帰りに適当に食べて帰ってくるから、昼食の用意は不要。
お小遣い3,000円から、1ケ月に10万円貸す事にしたのでお金の心配もしなくていい。
3ケ月後には返済+利息分が戻ってくる。
まぁ私のお金じゃなくてアパートの住人さん達のお金だけどね。
兄には内緒にしているので、私の貯金から出していると思っている。
マンションをホームに設定出来たら、Lv上げを頑張ったご褒美に何でも好きな物を買ってくれると約束したけど、今欲しい物は特に思いつかない。
ホームのお陰で衣食住は全て揃っているし、異世界のお金は使いきれない程ある。
異世界で新築の一軒家を建ててもらおうかしら?
兄のマンションがホームに設定出来次第、今のアパートからは引っ越しする心算でいるので2ケ所に家を持つ事になる。
迷宮都市の冒険者達とは仲がよいため、交流する機会も増えるだろう。
異世界に自宅がないと、これから先困る事があるかも知れないし……。
うん、そうしよう!
兄への希望は家にした。
そろそろ、お店の営業は終了した頃かな?
時間は12時30分。
もう大丈夫だろう。
『肉うどん店』の中に入ると、母親達とサヨさん達のグループが席に座って既に編み物を始めていた。
母親達の隣にはサヨさんの知り合いが座り、マンツーマンで編み物を教えてくれている。
本当にありがたい事だ。
指導出来る程、編み物は上手くないから助かった。
せいぜい初心者に毛が生えた程度だから、経験が長い老婦人達には到底及ばない。
私は月曜日~金曜日ダンジョンで攻略中なので、お手伝い出来ないんだよね。
総勢15名が午後から編んでくれれば、それだけ早く出来上がる。
「皆さんこんにちは。完成した腹巻の数はどれくらいになりましたか?」
まだ編み物を始めたばかりで余裕のない母親達は必死に手元を見ながら編んでいるため、私がきた事に気が付いていなかったので声をかけた。
「オーナー! いらっしゃいませ。今週だけで250枚完成しました。サヨさん達が手伝ってくれるので、とても助かっています」
思った以上に完成品が多い。
子供達の分は315枚必要なので、このまま引き続き母親達には腹巻を編んでもらおう。
「頑張ってくれたんですね、ありがとうございます。サヨさん、ちょっと相談があるのでこちらのテーブルにきて下さいませんか?」
「ええ、そちらに行きますね」
誰も座っていないテーブルの席に着くと、今年の冬は子供達に腹巻とセーターを贈る予定だけど母親達にセーターを編むのは難しいので、サヨさん達でセーターを編んでくれないかとお願いしてみた。
「そうですね。まだ始められたばかりではセーターを編むのは難しいでしょうから、私達で編んだ方がいいと思うわ。サイズはどうするの?」
子供達は大体5歳~15歳だ。
年齢に開きがあるので、全て同じサイズという訳にはいかないだろう。
う~ん、全員のサイズを測りにいく時間がない。
セーターはどうしてもサイズが細かく分かれるから、ポンチョにした方がいいかしら?
サヨさんなら、ポンチョの編み方も知り合いに伝えてくれるだろう。
「サヨさん。今私が支援している子供達の人数が315人いまして、5歳から15歳くらいと年齢に幅があるんです。セーターだとサイズを測りにいく時間がないので、ポンチョにして大・中・小の3タイプにするのはどうでしょう?」
「まあ、315人もですか? 迷宮都市の子供達の他にも支援していらっしゃるの?」
「ええ、ミリオネの町とリースナーの町の子供達も防寒着を渡してあげたいんです」
「それは良い行いですね。確かにセーターだとある程度のサイズが必要ですから、余裕のあるポンチョの方がいいでしょう。編むのもセーターより簡単ですから。では少し人数を追加しましょう。皆さんの知り合いも参加してくれれば数が多く出来ますものね。私から声を掛けて頂くように、お願いしてみるわ」
「ありがとうございます。大きさだけは揃えて、あとはお好きに編んでもらえればよいですから、自由にして下さいね」
「はい、皆さんにそう伝えておきます」
その後、5歳~7歳(小)・8歳~12歳(中)・13歳~15歳(大)のサイズに決めた。
腹巻の方も伸縮性があるので大・中・小の3種類を作ってもらっている。
私は人数を把握するために、これからそれぞれの町に行って確認してこよう。
1人で遠出をすると兄はあまり良い顔をしないけど、今回はマッピングを使用してミリオネとリースナーの町の子供達に会いに行くだけなので問題ないだろう。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
392
お気に入りに追加
6,063
あなたにおすすめの小説
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
【2話完結】両親が妹ばかり可愛がった結果、家は没落しました。
水垣するめ
恋愛
主人公、ウェンディ・モイヤーは妹のソーニャに虐められていた。
いつもソーニャに「虐められた!」と冤罪を着せられ、それを信じた両親に罰を与えられる。
ソーニャのことを溺愛していた両親にどれだけ自分は虐めていないのだ、と説明しても「嘘をつくな!」と信じて貰えなかった。
そして、ウェンディが十六歳になった頃。
ソーニャへの両親の贔屓はまだ続いていた。
それだけではなく、酷くなっていた。
ソーニャが欲しいと言われれば全て与えられ、ウェンディは姉だからと我慢させられる。
ソーニャは学園に通えたが、ウェンディは通わせて貰えなかったので、自分で勉強するしかなかった。
そしてソーニャは何かと理由をつけてウェンディから物を奪っていった。
それを父や母に訴えても「姉だから我慢しろ」と言われて、泣き寝入りするしかなかった。
驚いたことに、ソーニャのウェンディにしていることを虐めだとは認識していないようだった。
それどころか、「姉だから」という理由で全部無視された。
全部、ぜんぶ姉だから。
次第に私の部屋からはベットと机とソーニャが読むのを嫌った本以外には何も無くなった。
ソーニャのウェンディに対しての虐めは次第に加速していった。
そしてある日、ついに両親から「お前は勘当する!」と追放宣言をされる。
両親の後ろではソーニャが面白くて堪えられない、といった様子でウェンディが追放されるのを笑っていた。
あの空っぽの部屋を見てもまだウェンディがソーニャを虐めていると信じている両親を見て、この家にいても奪われ続けるだけだと悟ったウェンディは追放を受け入れる。
このモイヤー家に復讐すると誓って。
【完結】「父に毒殺され母の葬儀までタイムリープしたので、親戚の集まる前で父にやり返してやった」
まほりろ
恋愛
十八歳の私は異母妹に婚約者を奪われ、父と継母に毒殺された。
気がついたら十歳まで時間が巻き戻っていて、母の葬儀の最中だった。
私に毒を飲ませた父と継母が、虫の息の私の耳元で得意げに母を毒殺した経緯を話していたことを思い出した。
母の葬儀が終われば私は屋敷に幽閉され、外部との連絡手段を失ってしまう。
父を断罪できるチャンスは今しかない。
「お父様は悪くないの!
お父様は愛する人と一緒になりたかっただけなの!
だからお父様はお母様に毒をもったの!
お願いお父様を捕まえないで!」
私は声の限りに叫んでいた。
心の奥にほんの少し芽生えた父への殺意とともに。
※他サイトにも投稿しています。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
※「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※タイトル変更しました。
旧タイトル「父に殺されタイムリープしたので『お父様は悪くないの!お父様は愛する人と一緒になりたくてお母様の食事に毒をもっただけなの!』と叫んでみた」
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
婚約破棄をされた悪役令嬢は、すべてを見捨てることにした
アルト
ファンタジー
今から七年前。
婚約者である王太子の都合により、ありもしない罪を着せられ、国外追放に処された一人の令嬢がいた。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に彼女の居場所はどこにもなかった。
そして彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。
そして現在。
『魔の森』に住まうとある女性を訪ねてとある集団が彼女の勧誘にと向かっていた。
彼らの正体は女神からの神託を受け、結成された魔王討伐パーティー。神託により指名された最後の一人の勧誘にと足を運んでいたのだが——。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。