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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第249話 地下14階 新しい魔法 2
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最初に索敵したのはフォレストウサギ体長1m。
もうウサギの大きさじゃない!!
ミリオネの森にいた角ウサギは普通サイズだったのに……。
ウサギの毛も緑色をしていて目が赤い。
そして角が2本あった。
怖いので突進してくる前にドレインで昏倒させて倒す。
あっ、魔法を忘れてた!
確かファイアーニードルを使用する筈。
正直使う事はないだろうけど、やっぱりコンプリートしたいじゃない。
兄がやれやれとした表情で見てくる。
旭は苦笑していた。
つ、次はちゃんと魔法を受けるからそんな目で見ないで下さい。
フォレストウサギは血抜きして収納。
気を取り直してマッピングで魔物を探す。
キラープラント体長1mを発見。
情報によると蔓を伸ばして巻き付けてくるらしい。
絞め殺される前にドレインで昏倒させる。
体? の中央に大きな目があるけど、素材になるから傷付けると価値が下がるみたい。
一番太い部分に心臓があるので兄がライトボールで瞬殺した。
森の左側はトレントの生息地になっていた。
体長5mの大きな木にしか見えない。
人が近付くと攻撃してくるらしい。
ウィンドニードルを飛ばすので、全員が一度受けて魔法を覚えた。
トレントは高級木材になる。
これも貴族が購入する家具に使用されるため、なるべく傷は付けたくない。
旭がライトボールを針のように出して心臓を止めた。
2人はライトボールの扱いが上手いなぁ。
一体いつ練習したんだろう?
迷宮タイガーは、なんとトレントの森深くにいるらしい。
という事は襲ってくるトレントを全て倒す必要がある。
道理で換金額が高いと思った。
これは普通の冒険者には無理かも……。
私達は魔法があるから問題ないけどね。
迷宮タイガーに向かって、トレントの森を走る。
全て昏倒させて2人が瞬殺し旭が回収。
50体ぐらい倒すと周囲の見晴らしが良くなった。
迷宮タイガー体長3mが見える。
白黒の美しいゼブラ模様が綺麗な魔物だった。
これは白虎と呼ばれる種類の珍しい虎だ。
傷付けないように脳を石化して倒す。
金貨10枚(1千万円)頂きです。
周囲に冒険者がいない事を確認して、もう1体狩る。
今は2体しかいないみたい。
個体数が少ない魔物みたいで残念。
「沙良。迷宮タイガーは、サンダーニードルを使用するんじゃなかったか?」
「そうだった! つい金に目が眩んでごめんなさい」
「分かってればいい。次は忘れるなよ」
兄に叱られてしまった。
つい、狩られる前に倒そうとしたんだよね。
迷宮タイガー、やっぱりテイムしたいなぁ。
大きさもシルバーと同じくらいだし。
ハニーはダンジョンで生活しているから、シルバーとは会えない。
私達がダンジョン攻略中は、ホームに1匹でお留守番だから可哀想だとずっと思ってたんだよね。
テイム仲間がいれば一緒に遊べるし、寂しくなくなる。
そして迷宮タイガーはネコ科だ。
兄は猫派なので、対応を間違えなければ許可が出る可能性が高い。
どうやって説得したら、テイムする事を許してくれるだろうか……。
さて次は迷宮ウナギだ。
迷宮サーモンもだけど、食べる事が出来る魔物は嬉しい。
森の右側にある川にいるから移動しよう。
川に着くと旭が待ってましたとばかりに、サンダーボールを撃ち込んだ。
分かってたけどね!
迷宮ウナギ体長5mがプカプカ浮き上がる。
蒲焼にしたら美味しいかしら?
ダンクさんが兄に内緒で教えてくれた所によると、男性の機能回復に効果があるそう。
高級食材なんだって。
日本でも確か鰻はスタミナ食材で、夜のお菓子として有名なパイがある。
パイ自体には、そういった成分は入っていないけどね。
あれ、私は結構好きでお土産に頂くと嬉しかった。
今度百貨店に行って探してこようかな?
地下の食料品売り場に、各地の名産品が売ってるコーナーがあった気がする。
「旭。迷宮ウナギは、ウォーターニードルを使用するんじゃなかったか?」
「はい、すみません。忘れてました」
「お前までバカになるなっ!」
あら?
旭が叱られてるわ。
忘れていたのが私だけじゃなくて良かった……。
迷宮ウナギが気絶している間に、兄が瞬殺して私が収納。
川沿いを歩いて5匹狩った。
時間になったので安全地帯に行く。
ダンクさんとアマンダさんのパーティーが先にきていたらしい。
初日の今日は、朝早く起きて地下1階から地下14階まで半日以上かけてくるので大変だろう。
私達は魔物を避けながら最短距離を走っているので、早ければ3時間も掛からない。
マラソン選手も真っ青なスピードだ。
これはHPが高いお陰。
ステータス画面が簡素なので、詳細は不明だけど体力値がHPに準じているんだと思う。
私の記憶力が高いのは、HPもしくはMPが高いからじゃないかな。
そう考えると、異世界の冒険者は10歳で冒険者登録をしてしまうので損をしているなぁと思う。
すごく単純な事だけど、やっぱり貴族が秘匿していそうな情報だ。
階級社会は、これだから恐ろしい。
隣にマジックテントを設置して挨拶を交わし、自宅でトイレ&休憩。
テントから出ると担架で人が運ばれてきた。
知らない顔なので地下14階を攻略している人だろう。
クラン内で兄の講義が周知されているみたいで嬉しい。
地下14階、初の治療だ。
リーダーから状況を聞き、旭が足の具合を確認して瞬時に治療。
金貨16枚(1千6百万円)を受け取った。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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もうウサギの大きさじゃない!!
ミリオネの森にいた角ウサギは普通サイズだったのに……。
ウサギの毛も緑色をしていて目が赤い。
そして角が2本あった。
怖いので突進してくる前にドレインで昏倒させて倒す。
あっ、魔法を忘れてた!
確かファイアーニードルを使用する筈。
正直使う事はないだろうけど、やっぱりコンプリートしたいじゃない。
兄がやれやれとした表情で見てくる。
旭は苦笑していた。
つ、次はちゃんと魔法を受けるからそんな目で見ないで下さい。
フォレストウサギは血抜きして収納。
気を取り直してマッピングで魔物を探す。
キラープラント体長1mを発見。
情報によると蔓を伸ばして巻き付けてくるらしい。
絞め殺される前にドレインで昏倒させる。
体? の中央に大きな目があるけど、素材になるから傷付けると価値が下がるみたい。
一番太い部分に心臓があるので兄がライトボールで瞬殺した。
森の左側はトレントの生息地になっていた。
体長5mの大きな木にしか見えない。
人が近付くと攻撃してくるらしい。
ウィンドニードルを飛ばすので、全員が一度受けて魔法を覚えた。
トレントは高級木材になる。
これも貴族が購入する家具に使用されるため、なるべく傷は付けたくない。
旭がライトボールを針のように出して心臓を止めた。
2人はライトボールの扱いが上手いなぁ。
一体いつ練習したんだろう?
迷宮タイガーは、なんとトレントの森深くにいるらしい。
という事は襲ってくるトレントを全て倒す必要がある。
道理で換金額が高いと思った。
これは普通の冒険者には無理かも……。
私達は魔法があるから問題ないけどね。
迷宮タイガーに向かって、トレントの森を走る。
全て昏倒させて2人が瞬殺し旭が回収。
50体ぐらい倒すと周囲の見晴らしが良くなった。
迷宮タイガー体長3mが見える。
白黒の美しいゼブラ模様が綺麗な魔物だった。
これは白虎と呼ばれる種類の珍しい虎だ。
傷付けないように脳を石化して倒す。
金貨10枚(1千万円)頂きです。
周囲に冒険者がいない事を確認して、もう1体狩る。
今は2体しかいないみたい。
個体数が少ない魔物みたいで残念。
「沙良。迷宮タイガーは、サンダーニードルを使用するんじゃなかったか?」
「そうだった! つい金に目が眩んでごめんなさい」
「分かってればいい。次は忘れるなよ」
兄に叱られてしまった。
つい、狩られる前に倒そうとしたんだよね。
迷宮タイガー、やっぱりテイムしたいなぁ。
大きさもシルバーと同じくらいだし。
ハニーはダンジョンで生活しているから、シルバーとは会えない。
私達がダンジョン攻略中は、ホームに1匹でお留守番だから可哀想だとずっと思ってたんだよね。
テイム仲間がいれば一緒に遊べるし、寂しくなくなる。
そして迷宮タイガーはネコ科だ。
兄は猫派なので、対応を間違えなければ許可が出る可能性が高い。
どうやって説得したら、テイムする事を許してくれるだろうか……。
さて次は迷宮ウナギだ。
迷宮サーモンもだけど、食べる事が出来る魔物は嬉しい。
森の右側にある川にいるから移動しよう。
川に着くと旭が待ってましたとばかりに、サンダーボールを撃ち込んだ。
分かってたけどね!
迷宮ウナギ体長5mがプカプカ浮き上がる。
蒲焼にしたら美味しいかしら?
ダンクさんが兄に内緒で教えてくれた所によると、男性の機能回復に効果があるそう。
高級食材なんだって。
日本でも確か鰻はスタミナ食材で、夜のお菓子として有名なパイがある。
パイ自体には、そういった成分は入っていないけどね。
あれ、私は結構好きでお土産に頂くと嬉しかった。
今度百貨店に行って探してこようかな?
地下の食料品売り場に、各地の名産品が売ってるコーナーがあった気がする。
「旭。迷宮ウナギは、ウォーターニードルを使用するんじゃなかったか?」
「はい、すみません。忘れてました」
「お前までバカになるなっ!」
あら?
旭が叱られてるわ。
忘れていたのが私だけじゃなくて良かった……。
迷宮ウナギが気絶している間に、兄が瞬殺して私が収納。
川沿いを歩いて5匹狩った。
時間になったので安全地帯に行く。
ダンクさんとアマンダさんのパーティーが先にきていたらしい。
初日の今日は、朝早く起きて地下1階から地下14階まで半日以上かけてくるので大変だろう。
私達は魔物を避けながら最短距離を走っているので、早ければ3時間も掛からない。
マラソン選手も真っ青なスピードだ。
これはHPが高いお陰。
ステータス画面が簡素なので、詳細は不明だけど体力値がHPに準じているんだと思う。
私の記憶力が高いのは、HPもしくはMPが高いからじゃないかな。
そう考えると、異世界の冒険者は10歳で冒険者登録をしてしまうので損をしているなぁと思う。
すごく単純な事だけど、やっぱり貴族が秘匿していそうな情報だ。
階級社会は、これだから恐ろしい。
隣にマジックテントを設置して挨拶を交わし、自宅でトイレ&休憩。
テントから出ると担架で人が運ばれてきた。
知らない顔なので地下14階を攻略している人だろう。
クラン内で兄の講義が周知されているみたいで嬉しい。
地下14階、初の治療だ。
リーダーから状況を聞き、旭が足の具合を確認して瞬時に治療。
金貨16枚(1千6百万円)を受け取った。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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