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season1
9話 歴史は繰り返される
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「あれからそろそろ3年経つか。」
「おい!今日はその話するな。みんなの和を乱すな。」
「ほんとだよ。」
「何考えてんの?」
「そうだぞ~!」
人数が増えた分批判も増えるペンギンだった。
「今日はカザーム基地総司令官兼連邦議会議員レリア・カトリーナの誕生日会に来てくれてありがとうございま~す。早速レリアさんに登場してもらいましょう!」
あれからいろいろあった。
水道壊れて基地に工事入ったり。
ヒラメが散歩に行き迷子になって1週間帰還せず、連絡も取れずに脱走兵認定されかけたり。
レリアさんが連邦議会議員になったり。
基地内の知り合いも増え毎日楽しかった。
そんなことはさておき
今日は訓練もずっと応援してくれたレリアさんの誕生日だ。
そして基地内のみんなで誕生日会を開いた。
誕生日会が終わり、チョコとヒラメは任務で不在。本来ならペンギンも行くはずだが…
みんなそれぞれの部屋へ帰ろうとしている時。
「お~い!お~い!ペンギン?大丈夫ですか?」
急にレリアさんに話しかけられびっくりする。
「どうしました?ボーとしてましたけどぉ。具合が悪いのなら一緒に医務室へ行きましょうか?」
今日は1日中具合が悪かった。
なぜレリアさんの誕生日に限ってこんなことに…
まぁ。本来は任務だからある意味有難いが。
医務室に着いた。
「すいません…レリアさん誕生日なのに…」
付き添いに来てるレリアさんに申し訳なくなってきた。
「いいですいいです!ペンギンを放っておく方がよっぽど私にとって辛いですから!」
「女神…」
「はい?今なんて?」
答える前にペンギンは医務室のベッドで寝てしまった。
そして夢を見始めた。
過去の辛い出が全部詰まった悪夢を最近ほぼ毎日見てる。
今日もそうだ。
「はぁ…大丈夫ですかね。早く復帰して下さいねペンギン!」
レリアが寝るペンギンに小声で言う。
「空襲だー!」
夢の中でその一言が聞こえた瞬間起きた。
「ハァ、ハァなんだったんだあれは!」
すぐに病室を飛び出し空を見上げる。
飛行機が1機飛んでいる。
「気のせいか。」
そう基地の中へ帰ろうとした時、ペンギンは耳を疑った。
「あの日の歴史が、まさに今全く同じように繰り返されようとしている!」
謎の声が聞こえ、空を見上げると飛んでいる飛行機の主翼には「カリス大帝国」とペイントされていた。
「こちらペンギン!レリアさん!南5時方向からカリス爆撃機2機通過しようとしてます!空襲の可能性あり!」
「わかりました!ペンギンも早く避難してください!」
「…?」
爆撃機は基地上空で旋回を始めた。
「まずい!」
空襲が確定され急いで避難するペンギン。
その時だった。
3年前と同じ光景。
3年前と同じ音。
いやにでも思い出してしまった。
後ろを振り返るとすでに目の前がそうなっていた。
「ぁぁぁああああああああー!」
もう嫌だ。
なぜ僕たちだけ毎回こんな目に合わなければならない。
その中レリアに無線が行った。
「基地南側に大きな損害を受けました!死傷者は今のところ確認中ですが被害はおそらく最小限です!」
「それはよかったです。ペンギンのおかげですね。チョコ、ヒラメと連絡はつきましたか?」
「今全速力で帰還中とのことです!」
その時、別の無線から連絡が来た。
「総司令官!北側から敵襲です!」
「おい!今日はその話するな。みんなの和を乱すな。」
「ほんとだよ。」
「何考えてんの?」
「そうだぞ~!」
人数が増えた分批判も増えるペンギンだった。
「今日はカザーム基地総司令官兼連邦議会議員レリア・カトリーナの誕生日会に来てくれてありがとうございま~す。早速レリアさんに登場してもらいましょう!」
あれからいろいろあった。
水道壊れて基地に工事入ったり。
ヒラメが散歩に行き迷子になって1週間帰還せず、連絡も取れずに脱走兵認定されかけたり。
レリアさんが連邦議会議員になったり。
基地内の知り合いも増え毎日楽しかった。
そんなことはさておき
今日は訓練もずっと応援してくれたレリアさんの誕生日だ。
そして基地内のみんなで誕生日会を開いた。
誕生日会が終わり、チョコとヒラメは任務で不在。本来ならペンギンも行くはずだが…
みんなそれぞれの部屋へ帰ろうとしている時。
「お~い!お~い!ペンギン?大丈夫ですか?」
急にレリアさんに話しかけられびっくりする。
「どうしました?ボーとしてましたけどぉ。具合が悪いのなら一緒に医務室へ行きましょうか?」
今日は1日中具合が悪かった。
なぜレリアさんの誕生日に限ってこんなことに…
まぁ。本来は任務だからある意味有難いが。
医務室に着いた。
「すいません…レリアさん誕生日なのに…」
付き添いに来てるレリアさんに申し訳なくなってきた。
「いいですいいです!ペンギンを放っておく方がよっぽど私にとって辛いですから!」
「女神…」
「はい?今なんて?」
答える前にペンギンは医務室のベッドで寝てしまった。
そして夢を見始めた。
過去の辛い出が全部詰まった悪夢を最近ほぼ毎日見てる。
今日もそうだ。
「はぁ…大丈夫ですかね。早く復帰して下さいねペンギン!」
レリアが寝るペンギンに小声で言う。
「空襲だー!」
夢の中でその一言が聞こえた瞬間起きた。
「ハァ、ハァなんだったんだあれは!」
すぐに病室を飛び出し空を見上げる。
飛行機が1機飛んでいる。
「気のせいか。」
そう基地の中へ帰ろうとした時、ペンギンは耳を疑った。
「あの日の歴史が、まさに今全く同じように繰り返されようとしている!」
謎の声が聞こえ、空を見上げると飛んでいる飛行機の主翼には「カリス大帝国」とペイントされていた。
「こちらペンギン!レリアさん!南5時方向からカリス爆撃機2機通過しようとしてます!空襲の可能性あり!」
「わかりました!ペンギンも早く避難してください!」
「…?」
爆撃機は基地上空で旋回を始めた。
「まずい!」
空襲が確定され急いで避難するペンギン。
その時だった。
3年前と同じ光景。
3年前と同じ音。
いやにでも思い出してしまった。
後ろを振り返るとすでに目の前がそうなっていた。
「ぁぁぁああああああああー!」
もう嫌だ。
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その中レリアに無線が行った。
「基地南側に大きな損害を受けました!死傷者は今のところ確認中ですが被害はおそらく最小限です!」
「それはよかったです。ペンギンのおかげですね。チョコ、ヒラメと連絡はつきましたか?」
「今全速力で帰還中とのことです!」
その時、別の無線から連絡が来た。
「総司令官!北側から敵襲です!」
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