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 食事の時にリュイル達に酒を催促されたが、依頼であるワイヴァーンの殲滅が確実ではないのとフィアの話がある事を理由に酒を出さない事を納得してくれたが、物凄く残念そうにしていた。


「この後、フィアさんの話でワイヴァーンの殲滅が確認出来たら、少しくらいはお酒を飲みたいわ」


 そんな事をリュイルが言ってきたけど確認が取れても酒を出す予定はないんだよなぁ、リュイルの言葉に期待したみんなには悪いけど。
 リュイル達に出したらフィアにも出すことになるし、明日の移動に差支えがあったら困る。
 でも、次の日に差し支えるような飲み方してたことがないから、酒を出しても大丈夫かもしれない。
 街で過ごしている時に酒をそれなりに飲んだ日もあったが、次の日に体調不良になったなんてことは一度もなかったし。
 フィアの話を聞いて判断するか。
 甘いと言われるかもしれないが、少しならな。
 まぁ、フィアやリュイル達が体調不良になったとしても移動速度は俺より早そうだけど。
 食事が終わって片付けも済めば、フィアの話を聞いて明日からの予定を立てるために話し合うのだけど、場所を小屋に移す。
 外でもよかったが話し合った後は小屋で休息するだけだし、話し合うのは小屋の中でも良いと思う、なにより俺が小屋でゆっくりしたかった。


「ヒロ、少しまってね」


 リュイル達は小屋に入るなりそう言って、部屋の隅で防具を脱ぎ始める。
 外じゃないし見張りをするわけじゃないから部屋では楽な恰好になりたいんだろうなと思い、防具ってつけるのも外すのも大変そうだと眺めていると、防具の後に服も脱いで下着姿に。
 防具だけだと思ったらそうじゃなかった。
 話し合いが終われば寝るだけだから下着姿になるのも当然か、リュイル達は寝るときは下着姿だしな。
 下着姿になったリリィがこちらを向き目が合うと、何か思いついたのか近くのラムリアに話しかけていた。
 リュイル達の脱いだ服を見て、血塗れの服を何とかならないかなと隣にいるフィアに視線を向ける。


「何、私の下着姿も見たいのかしら?」


 視線を向けてそんな質問が来るとは思ってもみなかったが、リュイル達の下着姿を見た後に視線を向ければそういわれても仕方がないか。


「そうだな」


 下着姿を見たいことは確かなので微笑んでいるフィアに頷く。
 否定したら大変なことになりそうな予感がね。


「フィアの服なんだけどさ、袖だけどはいえ血塗れの服を何とかしたいと思ってさ」

「これね」


 血が染みついた袖を見せてくる。
 染みついた血は落ちないからなぁ。
 そういえば昼間に、ラムリアが生活魔法でとか言っていたけど落ちるなら有難い。
 落ちなかった時には俺のスキルで手に入れるという方法もある。


「ヒロさん」


 呼ばれて振り向けば間近に微笑むリリィが。


「服を脱いでもらえますか?」

「は?」


 話し合いするために近くに来たんじゃないの?
 なんで服を脱ぐ必要が?


「フィアさんも脱いでもらって良いですか?」


 戸惑っていると、リリィはフィアにも声をかける。


「どれだけ脱げばいいのかしら?」

「私達のように全部脱いでもらえると」

「血が染みついているし、かまわないわよ」


 隣にいるフィアは服を脱ぎ始める。
 えっ、リリィの言葉を素直に聞くの。
 ん?
 私達のように全部?
 見ている間にフィアは上半身裸になり、大きなおっぱいを揺らしている。


「ヒロさんも、フィアさんを見てないで脱いでください」

「!」


 服に手をかけているリリィを見れば、下着姿でなく上半身にはなにも身に着けおらず、柔らかそうな大きなおっぱいを揺らして脱がそうとしてくる。
 よく見れば下も身に着けてなさそうだ。
 裸のリリィに迫られ脱がされる事になるとは。


「リュイル達も手伝ってください」

「えっ!」


 リリィに手伝いを要求され笑顔で迫ってきたリュイル達に、抵抗できずに服を脱がされ裸にされた。
 押さえつけられたら何もできないし、諦めてされるがままだよ。


「一緒にお風呂に入っているんだし、いまさら気にすることじゃないでしょ」

「リュイルの言う通りですよ、ヒロさん。気にしすぎですよ」

「いまさら」

「何を気にしているのよ」

「もしかして、お風呂の時のように揉みたいの?なら、遠慮しなくていいんだよ」


 レスティナ、おっぱいを上下に揺らしながら訪ねないでくれ。
 リュイル達もレスティナの言葉に納得したような表情をしないでほしいんだが。
 おかしい。
 フィアからの話を聞いて明日の予定を話し合うはずだったんだけどなぁ。

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