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フィアがワイヴァーンだろう魔物を仕留めたと思うがどうするかねぇ。
このままフィアを待つか、向かうべきか。
かなり大きな魔物だから回収しなければならないだろうし。
悩んでいると、フィアがこちらに向かってくるのが見える。
さすがにあの大きさの魔物を持ってくるようなことなかったか。
引きずったり、持って飛んでくる事は流石に………いや、フィアなら出来そうだな。
「終わったわよ」
「フィア、お疲れ様ってその腕は大丈夫なのか?」
フィアの右腕の肘から指先にかけて真っ赤だ。
ワイヴァーンはフィアに傷を負わせるような強さなのか。
「別に負傷しているわけじゃないわ」
「そうなのか?」
「ワイヴァーンを仕留めてこうなったんだもの」
フィアは真っ赤な腕を動かして見せる。
負傷していないなら安心だ。
「とりあえず、その腕についたワイヴァーンの血を洗い流そう」
アイテムボックスから水を出しフィアの腕を服の上から洗い流す。
服の袖についた血は完全には落ちないけどある程度は落ちるだろう。
「服についた血を綺麗にするのは無理だな」
「それなら、生活魔法を使うわよ。服を脱いでもらうことにはなるけど」
俺とフィアのやり取りを見ていたラムリアが提案してくる。
「どうする?」
「とりあえずこのままでいいわ。この後もワイヴァーンと遭遇する可能性は高いし、遭遇して仕留めることになればまた同じような事になるわ」
どうやって仕留めたんだ?
腕が指先まで返り血で真っ赤ってことはワイヴァーンの首を手刀で落としたのか。
フィアは武器持ってないし、何かしら武器を渡せばよかったかな。
「その表情は気になるようね、ヒロ」
「そうだな、それに気になるのは俺だけじゃないぞ」
リュイル達も俺とフィアのやり取りに耳を傾けている。
「この場所からでも見えたとは思うけれど、私を捕食しようとしたワイヴァーンを叩き上げた後に、叩き落したわ」
「それは、ここからでも見えた」
「それで仕留めたと思ったんだけど、叩く威力が弱かったのか仕留めきれなくてね。それでもワイヴァーンの頭を砕いたんだけどね」
ん?
あれで叩く威力が弱い?ワイヴァーンの頭を砕いているのに。
リュイル達を見れば驚いているから、驚いたのは俺だけじゃなかった。
フィアの手加減が凄いのか、ワイヴァーンの生命力が凄いのか、たぶん頭を砕かれても生きてるワイバーンのしぶとさという事にしておこう。
「傷が少ない方が良いと思って、ワイヴァーンの頭に腕を差し入れて直接中を破壊したわ」
「さようですか」
頭の中を破壊するという発想もすそうだけど、その行動をためらいもなく出来るのが凄いな。
しかも、頭の中に手を突っ込むって、俺は出来たとしても絶対にやらないと断言できる。
まぁ、やらないというより出来ないと言った方がいいんだが、そうも言えないような環境の世界にいるんだけどさ。
「この後は、フィアが仕留めたワイヴァーンを回収しに行くんだけど、その後は話し合った予定で行動でいいのか?」
「ワイヴァーンと遭遇するまでの予定での話し合いだったから、遭遇した後では変わってくるわね」
「群れという話なので、先ほどのワイヴァーンの叫び声で他のワイヴァーンが来る可能性もあります」
「下手に行動するとワイヴァーン見つかりに襲撃を受ける可能性がある」
そうなるとここから動くのはよくないか。
木々のおかげでワイヴァーンが来た方向からは見えないだろけど絶対はないからな。
フィアに結界を頼むか。
「俺とフィアで、フィアが仕留めたワイヴァーンを回収してくるからその間、リュイル達はこの後の予定を話し合ってくれ」
「わかったわ」
「移動中に俺もフィアと話し合っておくから。フィアこの場所に結界を頼む」
頼むとフィアが結界を張ってくれる。
これでこの場所がワイヴァーンに見つかって襲われても大丈夫だろう。
フィアが仕留めたワイヴァーンを回収しに行きますか。
このままフィアを待つか、向かうべきか。
かなり大きな魔物だから回収しなければならないだろうし。
悩んでいると、フィアがこちらに向かってくるのが見える。
さすがにあの大きさの魔物を持ってくるようなことなかったか。
引きずったり、持って飛んでくる事は流石に………いや、フィアなら出来そうだな。
「終わったわよ」
「フィア、お疲れ様ってその腕は大丈夫なのか?」
フィアの右腕の肘から指先にかけて真っ赤だ。
ワイヴァーンはフィアに傷を負わせるような強さなのか。
「別に負傷しているわけじゃないわ」
「そうなのか?」
「ワイヴァーンを仕留めてこうなったんだもの」
フィアは真っ赤な腕を動かして見せる。
負傷していないなら安心だ。
「とりあえず、その腕についたワイヴァーンの血を洗い流そう」
アイテムボックスから水を出しフィアの腕を服の上から洗い流す。
服の袖についた血は完全には落ちないけどある程度は落ちるだろう。
「服についた血を綺麗にするのは無理だな」
「それなら、生活魔法を使うわよ。服を脱いでもらうことにはなるけど」
俺とフィアのやり取りを見ていたラムリアが提案してくる。
「どうする?」
「とりあえずこのままでいいわ。この後もワイヴァーンと遭遇する可能性は高いし、遭遇して仕留めることになればまた同じような事になるわ」
どうやって仕留めたんだ?
腕が指先まで返り血で真っ赤ってことはワイヴァーンの首を手刀で落としたのか。
フィアは武器持ってないし、何かしら武器を渡せばよかったかな。
「その表情は気になるようね、ヒロ」
「そうだな、それに気になるのは俺だけじゃないぞ」
リュイル達も俺とフィアのやり取りに耳を傾けている。
「この場所からでも見えたとは思うけれど、私を捕食しようとしたワイヴァーンを叩き上げた後に、叩き落したわ」
「それは、ここからでも見えた」
「それで仕留めたと思ったんだけど、叩く威力が弱かったのか仕留めきれなくてね。それでもワイヴァーンの頭を砕いたんだけどね」
ん?
あれで叩く威力が弱い?ワイヴァーンの頭を砕いているのに。
リュイル達を見れば驚いているから、驚いたのは俺だけじゃなかった。
フィアの手加減が凄いのか、ワイヴァーンの生命力が凄いのか、たぶん頭を砕かれても生きてるワイバーンのしぶとさという事にしておこう。
「傷が少ない方が良いと思って、ワイヴァーンの頭に腕を差し入れて直接中を破壊したわ」
「さようですか」
頭の中を破壊するという発想もすそうだけど、その行動をためらいもなく出来るのが凄いな。
しかも、頭の中に手を突っ込むって、俺は出来たとしても絶対にやらないと断言できる。
まぁ、やらないというより出来ないと言った方がいいんだが、そうも言えないような環境の世界にいるんだけどさ。
「この後は、フィアが仕留めたワイヴァーンを回収しに行くんだけど、その後は話し合った予定で行動でいいのか?」
「ワイヴァーンと遭遇するまでの予定での話し合いだったから、遭遇した後では変わってくるわね」
「群れという話なので、先ほどのワイヴァーンの叫び声で他のワイヴァーンが来る可能性もあります」
「下手に行動するとワイヴァーン見つかりに襲撃を受ける可能性がある」
そうなるとここから動くのはよくないか。
木々のおかげでワイヴァーンが来た方向からは見えないだろけど絶対はないからな。
フィアに結界を頼むか。
「俺とフィアで、フィアが仕留めたワイヴァーンを回収してくるからその間、リュイル達はこの後の予定を話し合ってくれ」
「わかったわ」
「移動中に俺もフィアと話し合っておくから。フィアこの場所に結界を頼む」
頼むとフィアが結界を張ってくれる。
これでこの場所がワイヴァーンに見つかって襲われても大丈夫だろう。
フィアが仕留めたワイヴァーンを回収しに行きますか。
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