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メリアの工房の裏庭でフィアと2人で鉄板を使い食事をしている。
フィアが好む肉を鉄板で焼いているだけなのだけど。
俺は肉を焼きながらキャベツを適当な大きさに刻んでいく。
出汁の素、小麦粉、卵、水をボールに入れて混ぜ、その後に刻んだキャベツを入れてよく混ぜる。
キャベツやその他色々は目分量だ。
個人的にキャベツの量は多めにしているぞ。
後は鉄板で適度な大きさで焼いていく。
フィアは俺のやっている作業を興味深そうに見ているから、たぶん食べるんだろうな。
俺が食べるつもりで作っているからキャベツだけだが。
色々入れたいが準備してないし、材料もないからな。
焼きあがればソースとマヨネーズをかけてキャベツ沢山のお好み焼きの出来上がり出だ。
青のりと鰹節が欲しいが無いので今日の所はあきらめる、後で準備しておこう。
食べたくなって作るのは良いけど、足りない材料が出てくるな。
借りた家で作っているならスキルで購入するんだけど、ここで使うわけにはいかないし。
「ヒロ、それは何かしら?」
「お好み焼き。なんとなく食べたくなってさ、キャベツしか入ってないけど食べてみるか?」
「ええ、頂くわ」
鉄板の上で一口サイズに切り分けとりあえずフィアに。
口に合わなければ、残りは俺が食べればいい。
俺が自分で食べるために作ったものだし。
フィアは差し出されたお好み焼きを一口食べた後、お好み焼きを見つめていたので口に合わなかったかなと思っていたら差し出した分を全部食べた。
「悪くはないわね」
全部食べてはくれたけど、肉が入ってないからなのか微妙な感じなのかね。
おかわりは必要なさそうかな。
「そうか」
フィアのために肉を焼きながら自分の分のお好み焼きを焼いていく。
肉が焼きあがれば切り分けステーキソースをかけてフィアに、俺はお好み焼きを食べているが何故か肉を食べながら俺が食べているお好み焼きを見ているフィア。
食べているお好み焼きの半分をフィアに差し出すと、驚いた表情をしたけど嬉しそうに食べる。
欲しいなら欲しいって言えば良いのに。
鉄板だから一度に量を焼くことが可能だからな、作った分は全部焼くか。
この分だとリュイル達も食べるだろうなぁ。
「ねぇ、ヒロ。飲み物が欲しいわ」
肉やお好み焼きを焼きながらキャベツを刻んでいるとフィアが催促してくる。
「俺が飲んでるお茶で良いか?」
「お酒が良いのだけど?」
酒か、少しばかり買い込んだからある程度はまだあるけどさ、この場所で出すわけにはいかないんだよね。
ミルアの所でメリアとミルアはかなりの酒を飲んでいたが平然としていたし。
工房にはメリアとレシェラ、2人のドワーフがいるからなぁ。
レシェラもかなり飲める可能性は高くミルアと2人で飲まれたらなくなってしまう。
酒の味を知ったら酒を求めて迫られるのは予想つく。
迫られておっぱい押し付けられるのは嬉しいけど、酒が無くなるのは困る。
「あるけど、出せないぞ」
「どうして」
「メリアとレシェラが俺の出す酒の味を知ったらたぶんすぐになくなるぞ」
フィアやリュイル達が好んで飲む酒なんだ、酒好きなドワーフのメリアとレシェラなら間違いなく好む。
「そう言われれば、そうね。仕方が無いわ、ヒロと同じ物でいいわ」
フィアも納得してくれたようで俺が飲んでいるお茶を出す。
食事をしながら会話をしていると、レスティナが裏庭にやってくる。
思った通り最初にやってきたのはレスティナだった。
「相談はもう良いのか?」
俺の隣に座るレスティナに焼けている肉とお好み焼きを出しながら尋ねる。
「まだ相談してるよ。全員分の相談が終わるには時間がかかるし、お昼の時間だから私は先に食べる事にしたの」
相談に時間がかかるから先に食事をしにきたのか。
「お昼の時間だし食事をしてからって言っていたから、みんなもそのうち来るんじゃないかな。ヒロの用意する食事は美味しいね」
レスティナは嬉しそうに肉とお好み焼きを食べている。
簡単な食事だけど、作ったものを笑顔で美味しいと言ってもらえると嬉しい。
相談が一息ついたのかみんなが裏庭にやってきて鉄板を囲んでにぎやかな食事に。
メリアは俺の作った物を食べるのは2回目だからそれほどではなかったが、レシェラは味に驚いていたが美味しそうに食べていた。
焼いている肉の事を聞かれたから、ブラッドガウルって答えたらメリアもレシェラも驚愕の表情だったよ。
ブラッドガウルの皮があるんだから肉があってもおかしくないよな。
鉄板だから一度にそれなりに焼けるとはいえみんなの分を焼いたりするのは一苦労だった。
食事が終わった後はメリアとレシェラから御礼を言われた。
「メリアとレシェラにまだ相談したいことがあるから私達はもう少しいるわ」
リュイルにこの後のことを尋ねると、そう返事が返ってきた。
俺とフィアは一緒にいてもすることが無いので先に帰る事に。
帰る前に出来上がった調理器具をメリアからちゃんと受け取ったぞ。
今日の夕食から使ってみようかな。
フィアが好む肉を鉄板で焼いているだけなのだけど。
俺は肉を焼きながらキャベツを適当な大きさに刻んでいく。
出汁の素、小麦粉、卵、水をボールに入れて混ぜ、その後に刻んだキャベツを入れてよく混ぜる。
キャベツやその他色々は目分量だ。
個人的にキャベツの量は多めにしているぞ。
後は鉄板で適度な大きさで焼いていく。
フィアは俺のやっている作業を興味深そうに見ているから、たぶん食べるんだろうな。
俺が食べるつもりで作っているからキャベツだけだが。
色々入れたいが準備してないし、材料もないからな。
焼きあがればソースとマヨネーズをかけてキャベツ沢山のお好み焼きの出来上がり出だ。
青のりと鰹節が欲しいが無いので今日の所はあきらめる、後で準備しておこう。
食べたくなって作るのは良いけど、足りない材料が出てくるな。
借りた家で作っているならスキルで購入するんだけど、ここで使うわけにはいかないし。
「ヒロ、それは何かしら?」
「お好み焼き。なんとなく食べたくなってさ、キャベツしか入ってないけど食べてみるか?」
「ええ、頂くわ」
鉄板の上で一口サイズに切り分けとりあえずフィアに。
口に合わなければ、残りは俺が食べればいい。
俺が自分で食べるために作ったものだし。
フィアは差し出されたお好み焼きを一口食べた後、お好み焼きを見つめていたので口に合わなかったかなと思っていたら差し出した分を全部食べた。
「悪くはないわね」
全部食べてはくれたけど、肉が入ってないからなのか微妙な感じなのかね。
おかわりは必要なさそうかな。
「そうか」
フィアのために肉を焼きながら自分の分のお好み焼きを焼いていく。
肉が焼きあがれば切り分けステーキソースをかけてフィアに、俺はお好み焼きを食べているが何故か肉を食べながら俺が食べているお好み焼きを見ているフィア。
食べているお好み焼きの半分をフィアに差し出すと、驚いた表情をしたけど嬉しそうに食べる。
欲しいなら欲しいって言えば良いのに。
鉄板だから一度に量を焼くことが可能だからな、作った分は全部焼くか。
この分だとリュイル達も食べるだろうなぁ。
「ねぇ、ヒロ。飲み物が欲しいわ」
肉やお好み焼きを焼きながらキャベツを刻んでいるとフィアが催促してくる。
「俺が飲んでるお茶で良いか?」
「お酒が良いのだけど?」
酒か、少しばかり買い込んだからある程度はまだあるけどさ、この場所で出すわけにはいかないんだよね。
ミルアの所でメリアとミルアはかなりの酒を飲んでいたが平然としていたし。
工房にはメリアとレシェラ、2人のドワーフがいるからなぁ。
レシェラもかなり飲める可能性は高くミルアと2人で飲まれたらなくなってしまう。
酒の味を知ったら酒を求めて迫られるのは予想つく。
迫られておっぱい押し付けられるのは嬉しいけど、酒が無くなるのは困る。
「あるけど、出せないぞ」
「どうして」
「メリアとレシェラが俺の出す酒の味を知ったらたぶんすぐになくなるぞ」
フィアやリュイル達が好んで飲む酒なんだ、酒好きなドワーフのメリアとレシェラなら間違いなく好む。
「そう言われれば、そうね。仕方が無いわ、ヒロと同じ物でいいわ」
フィアも納得してくれたようで俺が飲んでいるお茶を出す。
食事をしながら会話をしていると、レスティナが裏庭にやってくる。
思った通り最初にやってきたのはレスティナだった。
「相談はもう良いのか?」
俺の隣に座るレスティナに焼けている肉とお好み焼きを出しながら尋ねる。
「まだ相談してるよ。全員分の相談が終わるには時間がかかるし、お昼の時間だから私は先に食べる事にしたの」
相談に時間がかかるから先に食事をしにきたのか。
「お昼の時間だし食事をしてからって言っていたから、みんなもそのうち来るんじゃないかな。ヒロの用意する食事は美味しいね」
レスティナは嬉しそうに肉とお好み焼きを食べている。
簡単な食事だけど、作ったものを笑顔で美味しいと言ってもらえると嬉しい。
相談が一息ついたのかみんなが裏庭にやってきて鉄板を囲んでにぎやかな食事に。
メリアは俺の作った物を食べるのは2回目だからそれほどではなかったが、レシェラは味に驚いていたが美味しそうに食べていた。
焼いている肉の事を聞かれたから、ブラッドガウルって答えたらメリアもレシェラも驚愕の表情だったよ。
ブラッドガウルの皮があるんだから肉があってもおかしくないよな。
鉄板だから一度にそれなりに焼けるとはいえみんなの分を焼いたりするのは一苦労だった。
食事が終わった後はメリアとレシェラから御礼を言われた。
「メリアとレシェラにまだ相談したいことがあるから私達はもう少しいるわ」
リュイルにこの後のことを尋ねると、そう返事が返ってきた。
俺とフィアは一緒にいてもすることが無いので先に帰る事に。
帰る前に出来上がった調理器具をメリアからちゃんと受け取ったぞ。
今日の夕食から使ってみようかな。
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※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
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