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ミルアと小屋の話が終わったので絨毯を売っているリエッタさんの店に向かっている。
ミランナの依頼を受ける前に頼んだ物が出来ていると嬉しいのだが、数が数だったからな。
ジャイアントシプの毛から作るのだから大変だろうし、間違いなく手作業だからなぁ。
さすがに魔法でってことは無いよな。
まぁ、時間がかかっても急いでいるわけじゃないからいいか。
「すみません」
「は~い」
店に入り声を掛けると店の奥からのんびりした返事が返ってきたのですぐ来るだろう。
店内を見回していると奥からリエッタさんが出てくる。
歩いて揺れるおっぱいがなんとも。
おっぱいも気になるが、リエッタさんの頭の角は何の獣人なんだろうか。
「あら~。お店に来たという事は依頼が終わったのね~」
「はい、それで頼んだ物はどうなってますか?」
「出来上がったものは~、こっちに置いてあるわ~」
リエッタさんに後について店の奥へ。
奥の部屋にいくと頼んで作ってもらったものが置いてある。
作ってもらったけどカバーは作ってもらうの忘れたな。
「頼まれた物なんだけど~、全部は出来てないのよ、ごめんね~」
「大丈夫ですよ。これは、枕ですか?」
見た感じの形と大きさから判断。
「とりあえず枕だけね~。残りはもう少し待ってね~」
「はい、特に急ぎではないので大丈夫です。あと、枕のカバーってあります?」
出来上がった枕をアイテムボックスに入れながら聞く。
「カバー?」
リエッタさんが首をかしげる。
知らないのかな。
リエッタさんに枕カバーについて説明。
「そうなんだ~。そんなものがあるのね~」
納得したように頷いている。
汚れた時とかに交換できるからと思ったが、生活魔法がある事を思い出した。
生活魔法が使えるなら必要ないよな。
汚れとか綺麗になるし。
魔法ならではか。
「どうする~。カバー欲しいなら作ってあげるわよ~」
「良いんですか?」
「たいした手間じゃないしね~。依頼料の事もあるし~」
依頼料をジャイアントシプの毛と相殺って話したけど、貰いすぎって言っていたからその事かな。
「枕だけじゃなく、他のにもつけるわね~」
せっかくなのでリエッタさんの厚意に甘えよう。
「ありがとうございます」
「いいのよ~。貰いすぎって部分もあったしね~」
そういえば、そろそろ昼のような気がする。
隣にいるフィアの方を向けば、こちらを向いたフィアと視線がぶつかる。
「昼の事か?」
聞けば頷くフィア。
どうすっかね、昼食の用意はしてあるけど何処かに移動するか。
絨毯の話しもしたかったが、家もテントも出来てないから次に来た時かな。
「昼?そういえば、お昼ね~。ヒロくん達はどうするの~?」
昼だから店を出ようと思ってリエッタさんに話そうと思ったら先に聞かれてしまった。
俺がフィアに聞いた事を聞いたからか。
「昼は何処かで食べようかと」
「それなら~、一緒にどうかな~?」
「お店は大丈夫なのですか?」
「何処かに食べに行くわけじゃないわよ~。私のお昼を作るついでに作るわよ~」
どうしたものかね。
フィアの方を見れば頷いているから、ご馳走になるって事でいいんだろう。
味は、期待はしない方がいいかな。
「せっかくなので、お願いします」
「いつも1人で食事なのよ~、だから嬉しいわ~」
そう言って微笑みながら嬉しそうに部屋を出て行く。
「フィア、よかったのか?」
小声で隣にいるフィアに確認を取る。
「ええ、どんな料理が出てくるか気になるわ」
俺も気にはなるけどさ、屋台やメリア達の所で出された料理を思うとなぁ。
「食事はこっちの部屋よ~」
出て行ったリエッタさんが戻ってきて俺とフィアを呼ぶので、後についていく。
「座ってまっててね~」
部屋に入るとそう言ってキッチンへ向かう。
かまどがあるからキッチンだろう。
「そういえば、リエッタさんって何の獣人なんだ?」
しばらくリエッタさんが料理している姿を眺めていたが、気になった事を思い出して隣に座っているフィアに尋ねる。
「山羊の獣人よ。それがどうかしたの?」
「角が気になってな」
山羊か、それであの角なんだな。
「私がどうかしましたか~?」
出来上がった料理をテーブルに置きならが会話に入ってくる。
「リエッタさんの角が気になって」
「これね~。人から見たら珍しいかもね~」
そう言いながら向かいに座る。
街に出ていたが、あまり出歩いている人を見ることはなかったな。
ちゃんと周囲の人を見ていれば角を持った獣人もいたのかもしれないが、俺はリエッタさんが最初だし。
「せっかく作ったんだから温かいうちに食べましょ~」
リエッタさんの言葉で食事を食べ始める。
わかってはいたが、やはり物足りない感じだ。
作ってくれたのでありがたく食べるけど。
やっぱり調味料の類かなぁ。
「フィアちゃんが言っていた様に私は山羊の獣人ね~」
食事をしながらリエッタさんが話してくる。
俺とフィアの話しをどうやら聞いていたようだ。
料理をしていたとはいえ、すぐ近くで話しているのだから聞こえるよな。
リエッタさんの角か触ってみたいな。
「飲み物が欲しいわ」
会話をしながら食事をしていたが隣にいたフィアが俺に催促してくる。
「気がつかなくて、ごめんね~」
フィアにお茶で良いかって聞こうとした所で、リエッタさんが立ち上がりそれなりの大きさの容器を持ってきた後にコップを手渡してくる。
それぞれのコップに飲み物をそそいでくれたのだが、白い液体だった。
白い飲み物っていうと、たぶん牛乳かこっちでは初めて見る。
飲んでみる。
「これ、凄く美味い」
隣を見ればフィアはおかわりしているから美味しいのだろう。
牛乳なんだろうけど、濃厚で飲みやすい。
スキルで購入して飲んでいる牛乳とは違う美味しさがある。
個人的には今飲んだ牛乳の方が好みだし、出来るなら定期的に欲しいと思う。
俺とフィアは食事をしながら容器に入った牛乳を2人で空にしたよ。
まぁ、フィアがほとんど飲んだけど。
ミランナの依頼を受ける前に頼んだ物が出来ていると嬉しいのだが、数が数だったからな。
ジャイアントシプの毛から作るのだから大変だろうし、間違いなく手作業だからなぁ。
さすがに魔法でってことは無いよな。
まぁ、時間がかかっても急いでいるわけじゃないからいいか。
「すみません」
「は~い」
店に入り声を掛けると店の奥からのんびりした返事が返ってきたのですぐ来るだろう。
店内を見回していると奥からリエッタさんが出てくる。
歩いて揺れるおっぱいがなんとも。
おっぱいも気になるが、リエッタさんの頭の角は何の獣人なんだろうか。
「あら~。お店に来たという事は依頼が終わったのね~」
「はい、それで頼んだ物はどうなってますか?」
「出来上がったものは~、こっちに置いてあるわ~」
リエッタさんに後について店の奥へ。
奥の部屋にいくと頼んで作ってもらったものが置いてある。
作ってもらったけどカバーは作ってもらうの忘れたな。
「頼まれた物なんだけど~、全部は出来てないのよ、ごめんね~」
「大丈夫ですよ。これは、枕ですか?」
見た感じの形と大きさから判断。
「とりあえず枕だけね~。残りはもう少し待ってね~」
「はい、特に急ぎではないので大丈夫です。あと、枕のカバーってあります?」
出来上がった枕をアイテムボックスに入れながら聞く。
「カバー?」
リエッタさんが首をかしげる。
知らないのかな。
リエッタさんに枕カバーについて説明。
「そうなんだ~。そんなものがあるのね~」
納得したように頷いている。
汚れた時とかに交換できるからと思ったが、生活魔法がある事を思い出した。
生活魔法が使えるなら必要ないよな。
汚れとか綺麗になるし。
魔法ならではか。
「どうする~。カバー欲しいなら作ってあげるわよ~」
「良いんですか?」
「たいした手間じゃないしね~。依頼料の事もあるし~」
依頼料をジャイアントシプの毛と相殺って話したけど、貰いすぎって言っていたからその事かな。
「枕だけじゃなく、他のにもつけるわね~」
せっかくなのでリエッタさんの厚意に甘えよう。
「ありがとうございます」
「いいのよ~。貰いすぎって部分もあったしね~」
そういえば、そろそろ昼のような気がする。
隣にいるフィアの方を向けば、こちらを向いたフィアと視線がぶつかる。
「昼の事か?」
聞けば頷くフィア。
どうすっかね、昼食の用意はしてあるけど何処かに移動するか。
絨毯の話しもしたかったが、家もテントも出来てないから次に来た時かな。
「昼?そういえば、お昼ね~。ヒロくん達はどうするの~?」
昼だから店を出ようと思ってリエッタさんに話そうと思ったら先に聞かれてしまった。
俺がフィアに聞いた事を聞いたからか。
「昼は何処かで食べようかと」
「それなら~、一緒にどうかな~?」
「お店は大丈夫なのですか?」
「何処かに食べに行くわけじゃないわよ~。私のお昼を作るついでに作るわよ~」
どうしたものかね。
フィアの方を見れば頷いているから、ご馳走になるって事でいいんだろう。
味は、期待はしない方がいいかな。
「せっかくなので、お願いします」
「いつも1人で食事なのよ~、だから嬉しいわ~」
そう言って微笑みながら嬉しそうに部屋を出て行く。
「フィア、よかったのか?」
小声で隣にいるフィアに確認を取る。
「ええ、どんな料理が出てくるか気になるわ」
俺も気にはなるけどさ、屋台やメリア達の所で出された料理を思うとなぁ。
「食事はこっちの部屋よ~」
出て行ったリエッタさんが戻ってきて俺とフィアを呼ぶので、後についていく。
「座ってまっててね~」
部屋に入るとそう言ってキッチンへ向かう。
かまどがあるからキッチンだろう。
「そういえば、リエッタさんって何の獣人なんだ?」
しばらくリエッタさんが料理している姿を眺めていたが、気になった事を思い出して隣に座っているフィアに尋ねる。
「山羊の獣人よ。それがどうかしたの?」
「角が気になってな」
山羊か、それであの角なんだな。
「私がどうかしましたか~?」
出来上がった料理をテーブルに置きならが会話に入ってくる。
「リエッタさんの角が気になって」
「これね~。人から見たら珍しいかもね~」
そう言いながら向かいに座る。
街に出ていたが、あまり出歩いている人を見ることはなかったな。
ちゃんと周囲の人を見ていれば角を持った獣人もいたのかもしれないが、俺はリエッタさんが最初だし。
「せっかく作ったんだから温かいうちに食べましょ~」
リエッタさんの言葉で食事を食べ始める。
わかってはいたが、やはり物足りない感じだ。
作ってくれたのでありがたく食べるけど。
やっぱり調味料の類かなぁ。
「フィアちゃんが言っていた様に私は山羊の獣人ね~」
食事をしながらリエッタさんが話してくる。
俺とフィアの話しをどうやら聞いていたようだ。
料理をしていたとはいえ、すぐ近くで話しているのだから聞こえるよな。
リエッタさんの角か触ってみたいな。
「飲み物が欲しいわ」
会話をしながら食事をしていたが隣にいたフィアが俺に催促してくる。
「気がつかなくて、ごめんね~」
フィアにお茶で良いかって聞こうとした所で、リエッタさんが立ち上がりそれなりの大きさの容器を持ってきた後にコップを手渡してくる。
それぞれのコップに飲み物をそそいでくれたのだが、白い液体だった。
白い飲み物っていうと、たぶん牛乳かこっちでは初めて見る。
飲んでみる。
「これ、凄く美味い」
隣を見ればフィアはおかわりしているから美味しいのだろう。
牛乳なんだろうけど、濃厚で飲みやすい。
スキルで購入して飲んでいる牛乳とは違う美味しさがある。
個人的には今飲んだ牛乳の方が好みだし、出来るなら定期的に欲しいと思う。
俺とフィアは食事をしながら容器に入った牛乳を2人で空にしたよ。
まぁ、フィアがほとんど飲んだけど。
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