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みんなと楽しくおやつの時間を過ごした後は、作ろうと思っていたあげげ物を作ることに。
俺以外はのんびり休息。
このまま野営だろうしすることも無い。
夕食は作ってあるし、フィアがお腹すいたと言ってくるまで色々作りますか。
4号サイズのケーキは8分の1食べて残りはアイテムボックスの中だ、アイテムボックスに入れる時にみんなケーキをまだ食べていたから何も言われなかった。
後で、食べる事にしよう。
「ヒロ、お腹がすいたわ」
フィアがそう言ってきたのは日が傾きそろそろ、ラムリアに明かりを頼む頃だった。
それまでに、色々な肉でから揚げとカツを量産できたと思う。
フォレストバードでから揚げ作れば、みんな期待した目で見てくるので味見という事で1つずつ渡す。
ジャイアントシプ、フォレストダイノス、オーク、それぞれの肉で作ればそれぞれ味見をみんなが欲しがり、カツも同様で肉の種類分だけ欲しがった。
このまま、夕食いらないんじゃ、と思ったのだがいつもより時間が遅くなっただけだった。
俺も味見でいくつか食べたけど確かに美味しかった。
ご飯を炊いた土鍋と殲滅依頼のブラッドガウルの肉が沢山入ったハヤシライス、しぐれ煮をだし、それぞれが好きなだけハヤシライスを器に盛った所で、コップとワインをだす。
今日はワインの本数は1人3本ほど用意。
みんな3本ワインを飲めると喜んだ。
しかし、ブラッドガウルのハヤシライス美味いな。
しぐれ煮もなかなか肉が違うのかね、高級品って言っただけのことはあるかもしれない。
「これ、美味しいわね」
「ええ、本当に美味しいです」
「美味しい」
「ほんと美味しいわ」
「美味しいです」
リュイル達はおかわりしながら食べている。
「ん、どうしたの?美味しいわよ。おかわりお願い」
フィアはどうなのかと気になってみれば、器を差し出されたので器によそる。
味見とはいえ、あげ物をそれなりに食べていたはずなんだがなぁ。
食事が終わりみんなはワインを飲みながらのんびりしている。
「食事も終わって一息ついたし明日からの予定を話すわね」
リュイルが告げると、みんなリュイルの方を見る。
「ギルドマスターの依頼はフィアさんのおかげで終わったわ。街に戻るだけなんだけどここに来るまでの間に、はぐれのブラッドガウルと遭遇したわよね」
確かにな、群れに近づくにつれ遭遇の頻度が高くなったな。
「帰りもブラッドガウルのはぐれに遭遇する可能性があると考えているのね」
「そうよ、リリィ」
「それとフィアさんにお願いがあります」
「なにかしら?」
「戻る途中でもしブラッドガウルを探知できたら討伐をお願いできませんか?」
そうかミランナからの依頼では殲滅になっていたから。
はぐれでも残りがいるなら仕留めておきたいというところか。
「わかったわ、確か殲滅って依頼だったわね」
「ありがとうございます」
リュイルがお礼の言葉を言いながらフィアに頭を下げる。
「街道に戻るまでは、来たときと同じ警戒をしながらになるわ。アイシェラよろしくね」
「わかった」
「来たときと同じ隊列で戻るわ、街に戻るまで気を抜かないようにね」
リュイルの言葉に、リリィ、アイシェラ、ラムリア、レスティナの4人は頷いている。
俺は気配とかわからないしフィアやリュイル達頼みだからな。
少しは戦えるようになった方がいいのかね。
でもなぁ、ブラッドガウルのような凶悪な顔にさらされたら腰が抜けるかもしれん。
出来る時に可能な相手からだな、いつになるかわからんけど。
しかし、ミランナの依頼、フォレストファング、マナダイノス、ブラッドガウルを苦も無く倒すフィアの実力に驚きだよ。
これが俺の嫁なんだからな。
「どうしたのかしら?」
フィアを見ていると視線に気がついたのか、ワインでアルコールが入っているせいかほんのり顔を赤く染めながらこちらを向く。
「ミランナからの依頼で魔物を仕留めてきた、フィアの実力に感心していただけだよ」
「ん、ああ。フォレストファング、マナダイノス、ブラッドガウルの事ね、たいしたこと無いわよ」
そんな事いえるのはフィアだからじゃないのか。
「フィアさんが思う、それなりな相手っているんですか?」
「そうねぇ」
レスティナが気になったようで尋ねると少し考えこむ。
「ドラゴン辺りかしらね。ワイヴァーンの群れとかも良いかもね」
………ド、ドラゴンとか居るんだ。
フィアが言うんだからワイヴァーン当然居るんだろうなぁ。
確か竜の力をフィアは持っていたと思うけど大丈夫なのか。
「ヒロ、私が持ってる能力をどう使おうが関係ないわ。私、個人の能力だしね」
また、顔に出ていたようでフィアに言われてしまった。
「ドラゴンやワイヴァーンって名前が出てくるとは思わなかった」
聞いといて出てき魔物の名前にレスティナが驚いている。
「ヒロは知らないかもしれなけど、まれではあるけど街に出る事もあるわよ」
リュイルがそんな事を言う。
「そうなのか?」
「当然騒ぎになりますし、一定以上のランクの冒険者は強制参加で討伐隊が組まれますね」
リリィの言葉にそうだろうなぁ、と思う。
討伐できるかは別としても街に被害出さないためにも討伐には出るよな。
「向かってきた所で返り討ちだけどね」
フィアならそうだろうよ。
俺はそんな事になったら逃げたい。
「そうね、聞いた事があるんだけど、ドラゴンやワイヴァーンの肉って美味しいらしいわ」
討伐されることもあるのだから、そういった情報が無くもないのか。
しかし、美味しいらしいってどこでフィアは聞いたんだよ。
「その事は私も聞いた事がある」
レスティナは聞いた事があるのか。
料理にこだわるだけはある。
レスティナ以外に視線を向けてみると、頷いているので美味しいという情報はあると。
「食べたことは無いのか?」
「私達はないわね、討伐できたとしてもドラゴンやワイヴァーンを討伐するのに結構な冒険者が参加よ、お金に換えて分けるのが普通ね」
確かに物より金で分けてもらったほうが良い。
肉が欲しければ買えばいいんだし。
美味しいって聞くと気にはなるけど、危険は冒したくない。
フィアよ、何か考えているようだけど頼むから間違ってもドラゴンやワイヴァーンを狩りにいこう何て言わないでくれよ。
俺以外はのんびり休息。
このまま野営だろうしすることも無い。
夕食は作ってあるし、フィアがお腹すいたと言ってくるまで色々作りますか。
4号サイズのケーキは8分の1食べて残りはアイテムボックスの中だ、アイテムボックスに入れる時にみんなケーキをまだ食べていたから何も言われなかった。
後で、食べる事にしよう。
「ヒロ、お腹がすいたわ」
フィアがそう言ってきたのは日が傾きそろそろ、ラムリアに明かりを頼む頃だった。
それまでに、色々な肉でから揚げとカツを量産できたと思う。
フォレストバードでから揚げ作れば、みんな期待した目で見てくるので味見という事で1つずつ渡す。
ジャイアントシプ、フォレストダイノス、オーク、それぞれの肉で作ればそれぞれ味見をみんなが欲しがり、カツも同様で肉の種類分だけ欲しがった。
このまま、夕食いらないんじゃ、と思ったのだがいつもより時間が遅くなっただけだった。
俺も味見でいくつか食べたけど確かに美味しかった。
ご飯を炊いた土鍋と殲滅依頼のブラッドガウルの肉が沢山入ったハヤシライス、しぐれ煮をだし、それぞれが好きなだけハヤシライスを器に盛った所で、コップとワインをだす。
今日はワインの本数は1人3本ほど用意。
みんな3本ワインを飲めると喜んだ。
しかし、ブラッドガウルのハヤシライス美味いな。
しぐれ煮もなかなか肉が違うのかね、高級品って言っただけのことはあるかもしれない。
「これ、美味しいわね」
「ええ、本当に美味しいです」
「美味しい」
「ほんと美味しいわ」
「美味しいです」
リュイル達はおかわりしながら食べている。
「ん、どうしたの?美味しいわよ。おかわりお願い」
フィアはどうなのかと気になってみれば、器を差し出されたので器によそる。
味見とはいえ、あげ物をそれなりに食べていたはずなんだがなぁ。
食事が終わりみんなはワインを飲みながらのんびりしている。
「食事も終わって一息ついたし明日からの予定を話すわね」
リュイルが告げると、みんなリュイルの方を見る。
「ギルドマスターの依頼はフィアさんのおかげで終わったわ。街に戻るだけなんだけどここに来るまでの間に、はぐれのブラッドガウルと遭遇したわよね」
確かにな、群れに近づくにつれ遭遇の頻度が高くなったな。
「帰りもブラッドガウルのはぐれに遭遇する可能性があると考えているのね」
「そうよ、リリィ」
「それとフィアさんにお願いがあります」
「なにかしら?」
「戻る途中でもしブラッドガウルを探知できたら討伐をお願いできませんか?」
そうかミランナからの依頼では殲滅になっていたから。
はぐれでも残りがいるなら仕留めておきたいというところか。
「わかったわ、確か殲滅って依頼だったわね」
「ありがとうございます」
リュイルがお礼の言葉を言いながらフィアに頭を下げる。
「街道に戻るまでは、来たときと同じ警戒をしながらになるわ。アイシェラよろしくね」
「わかった」
「来たときと同じ隊列で戻るわ、街に戻るまで気を抜かないようにね」
リュイルの言葉に、リリィ、アイシェラ、ラムリア、レスティナの4人は頷いている。
俺は気配とかわからないしフィアやリュイル達頼みだからな。
少しは戦えるようになった方がいいのかね。
でもなぁ、ブラッドガウルのような凶悪な顔にさらされたら腰が抜けるかもしれん。
出来る時に可能な相手からだな、いつになるかわからんけど。
しかし、ミランナの依頼、フォレストファング、マナダイノス、ブラッドガウルを苦も無く倒すフィアの実力に驚きだよ。
これが俺の嫁なんだからな。
「どうしたのかしら?」
フィアを見ていると視線に気がついたのか、ワインでアルコールが入っているせいかほんのり顔を赤く染めながらこちらを向く。
「ミランナからの依頼で魔物を仕留めてきた、フィアの実力に感心していただけだよ」
「ん、ああ。フォレストファング、マナダイノス、ブラッドガウルの事ね、たいしたこと無いわよ」
そんな事いえるのはフィアだからじゃないのか。
「フィアさんが思う、それなりな相手っているんですか?」
「そうねぇ」
レスティナが気になったようで尋ねると少し考えこむ。
「ドラゴン辺りかしらね。ワイヴァーンの群れとかも良いかもね」
………ド、ドラゴンとか居るんだ。
フィアが言うんだからワイヴァーン当然居るんだろうなぁ。
確か竜の力をフィアは持っていたと思うけど大丈夫なのか。
「ヒロ、私が持ってる能力をどう使おうが関係ないわ。私、個人の能力だしね」
また、顔に出ていたようでフィアに言われてしまった。
「ドラゴンやワイヴァーンって名前が出てくるとは思わなかった」
聞いといて出てき魔物の名前にレスティナが驚いている。
「ヒロは知らないかもしれなけど、まれではあるけど街に出る事もあるわよ」
リュイルがそんな事を言う。
「そうなのか?」
「当然騒ぎになりますし、一定以上のランクの冒険者は強制参加で討伐隊が組まれますね」
リリィの言葉にそうだろうなぁ、と思う。
討伐できるかは別としても街に被害出さないためにも討伐には出るよな。
「向かってきた所で返り討ちだけどね」
フィアならそうだろうよ。
俺はそんな事になったら逃げたい。
「そうね、聞いた事があるんだけど、ドラゴンやワイヴァーンの肉って美味しいらしいわ」
討伐されることもあるのだから、そういった情報が無くもないのか。
しかし、美味しいらしいってどこでフィアは聞いたんだよ。
「その事は私も聞いた事がある」
レスティナは聞いた事があるのか。
料理にこだわるだけはある。
レスティナ以外に視線を向けてみると、頷いているので美味しいという情報はあると。
「食べたことは無いのか?」
「私達はないわね、討伐できたとしてもドラゴンやワイヴァーンを討伐するのに結構な冒険者が参加よ、お金に換えて分けるのが普通ね」
確かに物より金で分けてもらったほうが良い。
肉が欲しければ買えばいいんだし。
美味しいって聞くと気にはなるけど、危険は冒したくない。
フィアよ、何か考えているようだけど頼むから間違ってもドラゴンやワイヴァーンを狩りにいこう何て言わないでくれよ。
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