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ブラッドガウル殲滅の依頼は終わったし、休息して少しのんびりしよう。
青空に草原だし。
スキルを起動しておやつで何かないかな。
視線を感じ見ればリュイル達が俺のことを見ているが、隣にいるフィアは手元を見ている。
「どうした?」
「立ったまま何やってるの?」
リュイルが聞いて来る。
スキルはリュイル達には見えないんだったな、不特定多数に見られないことは良いけど、こういったときは困るな。
戻ってきてそのまま移動もしないから気になったか。
見えないと周りから見たら立ってるだけだもんな。
「食事までまだ時間あるから、休憩しながらおやつでもと思ってさ」
「おやつ!」
レスティナが声をあげる。
たぶん、どら焼きでも思い出したんだろう。
レスティナの喜びようは一番だったし。
「前に出してくれたどら焼きは甘くて美味しかったし、レスティナが声をあげるのも分かるけど、ヒロもフィアさんを立ったままにしておくのもね」
リュイルに言われればそうだ。
フィアは休憩もなしにブラッドガウルの回収だったな。
「おやつ、選ばないのかしら?」
手元を見ているフィアを見ていると急にこちらを向き見つめてくる。
起動したスキルの画面が変わらないから気になったようだ。
「いや、選ぶけど。休憩なしで疲れないか?」
「たいしたことはないわ。それよりもおやつ」
休憩よりもおやつが先か。
「わかった、テーブルとイスがあって休憩できる場所があるんだし移動してからにしよう」
「わかったわ」
そう言ってフィアは俺の服を引っ張りテーブルへ歩いていく。
そんなに急がなくてもいいんじゃないかな。
たいした距離でもないよ。
リュイル達を見ればフィアの行動に驚きながらも後についてくる。
「はやく」
イスに座り隣に早く座るよう催促してくる。
フィアの隣に座りスキルの画面を切り替え、前は和菓子だったから今回は洋菓子辺りにして見るか。
洋菓子を検索すると色々出てくるが色々あって迷う、何にしよ。
フィアは切り替わった画面を食い入るように眺めているし。
「どんなものを食べてみたいんだ?」
「この前のも美味しかったけど、違うのを食べてみたいわ」
違うのか、今回は洋菓子にしようと思ってるから良いとして、もう少し絞り込みたい。
見ただけじゃわからないものばかりだよな、俺もそうだし。
ケーキ辺りを表示して選んでもらうか。
検索かけて画面にケーキを色々と表示すると、今まで以上に迫ってきて腕におっぱいの感触が。
おっぱいの感触は嬉しいが、画面が操作しにくいから選ぶあいだはフィアを膝の上に乗せたほうがいいな。
「フィア、画面が見にくいだろ、ここに座れ」
「え?」
フィアに俺の膝の上に座るように言ったのだが、俺の顔と膝を交互に見ている。
どうやら理解が追いついていないようだ。
「いいから」
「わ、わかったわ」
寝るときも風呂も一緒だったんだし。
恥ずかしそうに膝の上に座ったのだが、見やすい事が分かると画面を凝視している。
「色々と見せるから気になったのがあれば教えてくれ」
画面を見ながら頷く。
スーパーや洋菓子店で売っているような一人用のケーキは無いんだな。
まったく無いわけではないが、ほとんどがホールだな。
まぁ、1人分をネットでわざわざ買うようなものでもないか。
4号サイズくらいならフィアやリュイル達なら食べられるだろうし。
「これが良いわ」
フィアが選んだのは4号サイズのイチゴが沢山のったケーキだった。
「リュイル達もフィアが選んだ物と一緒でいいよな?」
画面が見えないリュイル達に選んでもらうのは無理だし、説明するもの面倒なので同じ物だ。
確認で聞いてるだけだし、食べる事に関しては断られたことは無い。
「ええ、いいわよ」
リュイルが返事をしてきて、他のみんなは頷いている。
俺の分も含めて7個を購入、俺の分も1個買ったが夕食の事を考えると全部は食べられないのでアイテムボックスで後でか、フィアかレスティナ辺りが欲しがりそうな気もする。
現れた段ボール箱からケーキの箱を取り出しそれぞれの前に置いていく。
「箱からの取り出し方はこうだからな、箱持ち上げたり傾けたりするなよ」
自分の席に戻り箱からの取り出し方と注意をしておく。
知らないで持ち上げて傾けたりしたら崩れてしまう。
食べられないことは無いが、見た目にも驚いて欲しいからな。
説明を聞きそれぞれが箱から取り出していく。
「これは」
「見たことないですね」
「初めて」
「こんなものがあるのね」
「甘い香りがします」
「私が選んだものだわ」
どうやら希望通り見た目に驚いてくれたようで何より。
食べてまた驚くんだろうけど。
本当は紅茶とかの方がいいのかもしれないが、水差しに入ってるのがお茶なのでお茶の入った水差しを出す。
「フィアのおかげでブラットガウルの依頼も終わったしゆっくりしようか」
そう言うと、それぞれがケーキを食べ始める。
「何これ初めてだわ」
「柔らかく甘いですね」
「美味しい」
「この白いクリームがいいわね」
「凄く美味しい」
「ふわふわで甘くて美味しいわ」
みんな驚き喜んでくれたようで何よりだ。
こんな時間を過ごすと、さっきまでフィアが戦闘していたのが嘘のようだ。
雰囲気だけみればピクニックだ。
青空に草原だし。
スキルを起動しておやつで何かないかな。
視線を感じ見ればリュイル達が俺のことを見ているが、隣にいるフィアは手元を見ている。
「どうした?」
「立ったまま何やってるの?」
リュイルが聞いて来る。
スキルはリュイル達には見えないんだったな、不特定多数に見られないことは良いけど、こういったときは困るな。
戻ってきてそのまま移動もしないから気になったか。
見えないと周りから見たら立ってるだけだもんな。
「食事までまだ時間あるから、休憩しながらおやつでもと思ってさ」
「おやつ!」
レスティナが声をあげる。
たぶん、どら焼きでも思い出したんだろう。
レスティナの喜びようは一番だったし。
「前に出してくれたどら焼きは甘くて美味しかったし、レスティナが声をあげるのも分かるけど、ヒロもフィアさんを立ったままにしておくのもね」
リュイルに言われればそうだ。
フィアは休憩もなしにブラッドガウルの回収だったな。
「おやつ、選ばないのかしら?」
手元を見ているフィアを見ていると急にこちらを向き見つめてくる。
起動したスキルの画面が変わらないから気になったようだ。
「いや、選ぶけど。休憩なしで疲れないか?」
「たいしたことはないわ。それよりもおやつ」
休憩よりもおやつが先か。
「わかった、テーブルとイスがあって休憩できる場所があるんだし移動してからにしよう」
「わかったわ」
そう言ってフィアは俺の服を引っ張りテーブルへ歩いていく。
そんなに急がなくてもいいんじゃないかな。
たいした距離でもないよ。
リュイル達を見ればフィアの行動に驚きながらも後についてくる。
「はやく」
イスに座り隣に早く座るよう催促してくる。
フィアの隣に座りスキルの画面を切り替え、前は和菓子だったから今回は洋菓子辺りにして見るか。
洋菓子を検索すると色々出てくるが色々あって迷う、何にしよ。
フィアは切り替わった画面を食い入るように眺めているし。
「どんなものを食べてみたいんだ?」
「この前のも美味しかったけど、違うのを食べてみたいわ」
違うのか、今回は洋菓子にしようと思ってるから良いとして、もう少し絞り込みたい。
見ただけじゃわからないものばかりだよな、俺もそうだし。
ケーキ辺りを表示して選んでもらうか。
検索かけて画面にケーキを色々と表示すると、今まで以上に迫ってきて腕におっぱいの感触が。
おっぱいの感触は嬉しいが、画面が操作しにくいから選ぶあいだはフィアを膝の上に乗せたほうがいいな。
「フィア、画面が見にくいだろ、ここに座れ」
「え?」
フィアに俺の膝の上に座るように言ったのだが、俺の顔と膝を交互に見ている。
どうやら理解が追いついていないようだ。
「いいから」
「わ、わかったわ」
寝るときも風呂も一緒だったんだし。
恥ずかしそうに膝の上に座ったのだが、見やすい事が分かると画面を凝視している。
「色々と見せるから気になったのがあれば教えてくれ」
画面を見ながら頷く。
スーパーや洋菓子店で売っているような一人用のケーキは無いんだな。
まったく無いわけではないが、ほとんどがホールだな。
まぁ、1人分をネットでわざわざ買うようなものでもないか。
4号サイズくらいならフィアやリュイル達なら食べられるだろうし。
「これが良いわ」
フィアが選んだのは4号サイズのイチゴが沢山のったケーキだった。
「リュイル達もフィアが選んだ物と一緒でいいよな?」
画面が見えないリュイル達に選んでもらうのは無理だし、説明するもの面倒なので同じ物だ。
確認で聞いてるだけだし、食べる事に関しては断られたことは無い。
「ええ、いいわよ」
リュイルが返事をしてきて、他のみんなは頷いている。
俺の分も含めて7個を購入、俺の分も1個買ったが夕食の事を考えると全部は食べられないのでアイテムボックスで後でか、フィアかレスティナ辺りが欲しがりそうな気もする。
現れた段ボール箱からケーキの箱を取り出しそれぞれの前に置いていく。
「箱からの取り出し方はこうだからな、箱持ち上げたり傾けたりするなよ」
自分の席に戻り箱からの取り出し方と注意をしておく。
知らないで持ち上げて傾けたりしたら崩れてしまう。
食べられないことは無いが、見た目にも驚いて欲しいからな。
説明を聞きそれぞれが箱から取り出していく。
「これは」
「見たことないですね」
「初めて」
「こんなものがあるのね」
「甘い香りがします」
「私が選んだものだわ」
どうやら希望通り見た目に驚いてくれたようで何より。
食べてまた驚くんだろうけど。
本当は紅茶とかの方がいいのかもしれないが、水差しに入ってるのがお茶なのでお茶の入った水差しを出す。
「フィアのおかげでブラットガウルの依頼も終わったしゆっくりしようか」
そう言うと、それぞれがケーキを食べ始める。
「何これ初めてだわ」
「柔らかく甘いですね」
「美味しい」
「この白いクリームがいいわね」
「凄く美味しい」
「ふわふわで甘くて美味しいわ」
みんな驚き喜んでくれたようで何よりだ。
こんな時間を過ごすと、さっきまでフィアが戦闘していたのが嘘のようだ。
雰囲気だけみればピクニックだ。
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