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 いつものように目が覚める。
 スキルで意識を落としているのだけどこれは寝ているのかと、ふと思ったが目が覚めたあとは、気持ちも気分もすっきりしているので良いかと思う。
 隣で寝ているフィアのおっぱいを堪能した後は、朝食の準備。
 準備が終わればみんなに声をかけ起こすと下着姿で絨毯の敷いた部屋に集まってくる。
 全員集まったら食事、この雰囲気の中だと女子寮の管理人的な位置づけに俺はなりそうだ。
 食事が終わって一息つけばラルフィナさん、エルメリア、ルーミアの3人は仕事にいくので準備しておいたお昼をそれぞれに手渡して見送る。
 3人は昨日のお昼を思いだしたのか、とても嬉しそうに受け取ってくれた。
 リュイル達は今日、家にいるので食事が終わってものんびり下着姿でくつろいでいる。
 なので洗濯の事を聞いてみる事に。


「リュイル達って洗濯とかどうしてるんだ?」

「洗濯?」

「着替えとか」

「ああ、生活魔法を使っているわよ」

「生活魔法?」

「知らない?汚れとか落として清潔になるわよ」


 そんな魔法があるとは。
 生活を便利にするために作られた魔法かね。
 可能であれば俺も使えるようになりたい。
 風呂で使ったタオルと俺の着替えに使ってもらえるよう頼んでみるか。


「ヒロは今までどうしてたの?」

「手で洗っていたよ」

「言ってくれればよかったのに」

「それに気がつかなかった、私達もですけどね」


 リュイル達に分からないようにそれとなく洗っていた。
 洗うのは出来ても乾かすのには時間かかっていたからな。


「悪いんだけど、風呂で使ったタオルと俺の着替えを頼んでも良いか?」

「それくらいならかまわないわよ」


 脱衣所に行って使用したタオルを持ってきて、その横に俺の着替えをだす。
 リュイルとリリィがそれぞれに生活魔法をかけると、淡く光り少したつと光が消える。


「終わったわよ」


 リュイルが言うのでタオルと手にとって見ると、水気のあったタオルが綺麗に乾いている。
 洗ってアイテムボックスに入れておいた俺の着替えも乾いているので大丈夫のようだ。
 お礼を言って、タオルと着替えをたたんでアイテムボックスにしまいこみ、代わりにつくっておいたリュイル達のお昼とお茶を入れた水差しをテーブルに出す。
 俺とフィアは鍛冶屋のメリアに呼ばれているのでそちらへ向う。




 前に来た鍛冶屋の店内に入る。
 来客を知らせる扉についたベルが鳴り響くがメリアが出てこない。


「すみません、呼ばれたんで来たんだけど」


 カウンターの所で店の奥にいるであろうメリアに声を掛ける。


「その声は、お兄さん達だね、今ちょっと作業中だからさ、奥に入ってきてよ」


 カウンターの脇を通って店の奥に行けば、奥にある炉の前でメリアは汗をかきながら作業中していた。
 作業はしばらくかかりそうなので、前に相談する時に使ったイスに座って待つことに。
 フィアは鍛冶をしている所を見るのは初めてのようで興味深そうに見ている。
 俺も見るのは初めてだが、炉の前は熱そうだ。
 

「待たせちゃって、ごめんね」


 メリアは、そう言って汗をタオルでぬぐいながら炉の方からこちらへ歩いてくるのだが、汗でシャツが張り付いている。
 汗で張り付いているからおっぱいの大きや形がはっきりと分かる、ブラジャーしていないから歩くたびに上下に揺れるのは見ごたえがある。


「裏庭に、仮で組んであるから大きさを確認してもらえる?」

「確認するのは良いが、その前に着替えたらどうだ?この後行くところもあるのだろう」


 裏庭だから人目にはつかないだろうけど、汗で張り付いたままのシャツで説明や相談をするのは気が引ける。


「そういわれれば、そうね」


 そう言うなり、メリアは汗で張り付いたシャツを脱いで持っていたタオルで上半身を拭いていく。
 着替えたらとは言ったけどまさか目の前で脱ぐとは、大胆すぎるだろ。
 身体に似合わずおっぱい大きいな。


「ん?おっぱいが気になる。見るだけじゃなくて、また触ってみる?」


 おっぱいを見ていたらメリアがおっぱいを拭きながら笑顔で言ってくる。
 出来る事なら触りたいんだけどさ。
 隣にいるフィアが脇を突いてきているんだよな。


「嬉しいんだが、また今度で。炉の前でシャツ一枚で作業して焼けどとかしないのか?」

「ヒロ、ドワーフは火にとても強い耐性を持っているのよ」

「そうなのか?」


 確かにメリアのおっぱいや肌は炉の前で作業していたにもかかわらす綺麗な肌をしている。


「お姉さん、よく知っているね。確かに私達ドワーフは火に強い耐性があるからあの場所での作業でも大丈夫なんだよ」

「それは凄いな、それよりも俺の前でおっぱい出すの気にならないのか?」

「見られて、あれだけ揉みまくっておいて、いまさらだよ。1度も2度も回数の違いでしかないよ」


 笑いながら、棚から新しいシャツを取り出し着替えて歩いていくのでついていく。
 見て揉んだ事実はなくならないからな、気にしないのか。
 裏庭に行くとタープの柱1本がとテントの骨組みが組んであった。


「タープの方は高さの確認、テントは大きさの確認をよろしく。たててあるタープの柱は大体これぐらい埋まってるよ」


 メリアは聞いて色々確認していく。
 テントにはフィアと一緒に骨組みの中に入り大きさを話し合って決めていく。
 現状では7人で使うことになるからそれなりの大きさで余裕が無いとな。
 タープの高さ、テントの大きさが決まれば後は作ってもらうだけ。


「テントの床の大きさって分かるか?」

「分かるけど、どうして?」

「床に絨毯を敷こうと考えていてさ、絨毯を売っている所にも自由な大きさで作れる事は確認してる」

「そうなんだ、その絨毯を売ってる店って聞いてもいい?」

「紹介で行ったからな店の名前は知らないんだ、絨毯を売ってる店主は角のある獣人の女性で、おっとりした感じのおっぱいが大きいお姉さんだったよ」

「たぶん私の知ってるお店だと思う。話し方はのんびりしてるけど腕は良い筈だよ。頼めば絨毯以外もつくってくれたりもするはずさ」


 絨毯以外も作ってくれるのか。
 何をつくってもらえるのか聞いて、欲しいものがあったらつくってもらうのも良いかもしれない。


「それじゃ後で、大きさを測っておくよ。後は何かある?」

「今のところは無いな」

「調整もあるし調理器具のこともあるから、定期的に来てもらうし何かあればその時でも良いよ」

「わかった、追加とかあったらその時に頼むよ」

「次は、お兄さんの小屋を作ってくれる大工の所に行くよ」


 店内に戻っていくメリアの後を俺とフィアはついて行った。
 
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