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 目が覚めて窓を見ると外は明るいので日は昇っているのだろう。
 時計が無いので時間が分からないが、スキルに魔力を全部チャージして意識を落とすと日が昇って少したった頃に目を覚ますことが多かった、多少前後はするが。
 宿に泊まっている時がそうだったし、何かあるのだろうか。
 こっちに来てから、朝は早く夜更かしも無いし健康的な生活のような気もする。
 まぁ、夜更かしするような物が無いというのもあるんだが。
 隣を見れば宿の時と同じようにフィアが隣に寝ているので、おっぱいを堪能させてもらう。
 張りがあって柔らかく心地よい、ぽよぽよだ。
 名残惜しいが、朝食の準備をしなければ。
 リュイル達ともかく、ラルフィナさん、エルメリア、ルーミアの3人は朝はどのくらいに出かけるか分からないからとりあえず早めに用意しないと。
 昨日のコカトリスの肉と野菜のスープに炊いておいたご飯、獣人だから朝から肉でステーキの方が良いのか、リュイル達は朝から肉の方がいいみたいだから、それで用意して駄目なら卵焼きとかにしよう。
 考えがまとまったので寝ているフィアの頭を軽くなでてからキッチンへ向う。
 寸胴鍋を火にかけ、肉を焼いたりと朝食の準備が一通り終わったのだが誰も起きてくる気配がないので、とりあえずアイテムボックスにしまい、昼のサンドイッチを作る。
 タマゴサンド、ステーキサンドを作っていく、レタスとかチーズは手持ちに無いのでこっちで探してみてみるか。
 色々な種類の肉があるからな食パンの大きさに切って味付けして焼いてはさんでいけばいい、味付けのたれも種類があるし。
 トンカツとか揚げ物はフィアが狩に行っている時にでも作るか。
 それにしても誰も起きてこないな、昨夜はみんな遅くまで起きていたような気もするが話が盛り上がったのかね、そろそろ良い時間だとは思うんだが。
 それなりの量のサンドイッチを作り終えアイテムボックスにしまっているとキッチンにフィアが顔をだす。


「おはよう」

「おはよう」

「今日はゆっくりだな」

「そうかしら、起こしてくれても良かったのに」


 そう良いながら俺の近くのイスに座ったので、お茶をコップに注いで目の前に置く。


「みんなは起きてきそうか?」


 そう聞くと、フィアはみんなのいる方を向いてしばらくすると首を左右にふる。


「起きている様子がないわね」

「リュイル達は宿でもそうだったけどな、みんなを起こしてくるよ」


 部屋の扉を叩いて声を掛けると眠そうな声で返事が返ってきたあと扉を開けてくれるので、朝食の用意ができていると言うとわかったと返事をしてくるので、その後は次の部屋に声を掛けていく。
 それを繰り返し、部屋を回った後はキッチンへ戻り朝食の用意。
 部屋の中で格好はみんな下着姿で歩くたびにおっぱいが揺れていた。
 寝るときのラフな格好が下着なんだろうな。
 器にスープを人数分よそって席に用意し食パンと土鍋をテーブルに出す、ステーキはみんなそろってからで良いだろう。
 みんながキッチンにやってくるが、何故か寝ていた時の格好下着姿でやってきた。
 着替えてくるものだと思っていたんだが、俺とフィアが服着ているのがおかしく見えるな。
 みんなが席についたら朝食だ。
 ラルフィナさん、エルメリア、ルーミアに朝からステーキで大丈夫かと聞いたら問題ないそうで、喜んでいた。
 朝といっても俺は起きてからそれなりの時間たっているのでみんなと同じで問題ない、起きてすぐはたぶん無理だけど。
 朝食が終わり少し会話した後は、部屋に戻り準備をして戻ってくる。
 出かける前に、ラルフィナさん、エルメリア、ルーミアに昼食にサンドイッチを渡したら凄く嬉しそうにしていた。
 みんなで一緒に歩き途中でそれぞれ目的に向う。
 仕事に向った3人とは別に俺達はエルメリアに教えてもらった家具屋に行くと店は開いていた。


「すいません、誰かいますか?」

「いまいくよ~」


 店の奥から巨乳少女が出てくる。
 ドワーフの店か、エルメリアの紹介ならそうなるか。


「人が来るとは珍しいね、誰かの紹介かい?」

「商業ギルドの人からで、希望にあった物を作ってくれるとか」

「余程のものじゃなければね」


 足のついていないテーブルの天板があるかどうか聞いたら、あるらしいのでそれらを見せてもらい10人ほどが使える好みの天板に長さ40センチほどの足つけてもらう事を聞くと可能だというのでお願いすることに。
 すぐ出来るって事なので店内の家具を見て回る。
 フィアやリュイル達も興味深そうに店内を歩いていた。
 言っていた通りそれほど待たずに出来たので、お金を支払い出来上がったテーブルをアイテムボックスにしまいこむとドワーフの巨乳少女は興味深そうに見ていた。
 その後は絨毯を売っている店へ。
 店内を覗くと丸くロール状になった絨毯が立てかけてある。


「すいません、誰かいませんか?」

「は~い、いまいきます~」


 のんびりとした声と共に奥から巨乳の女性が胸を揺らしながら出てくる。
 頭に角があるのが特徴的だった。
 

「これが、気になりますか~?」


 角を見ていたら声を掛けられた。


「はじめてみたもので」

「そちらにいる獣人と同じですよ~。私は角ですけど~。それで御用は何でしょうか?」


 同じ大きさの絨毯で1枚は厚みがあって硬さがある物、2枚目は厚みがあって柔らかい物でそれなりの大きさの物が欲しいと話す。


「柄があるほうが良いですか~?」

「希望の物があれば柄の有り無しは気にしない」

「でしたらこちらですね~」


 店の奥に行くと同じ長さのロール状の絨毯が並んでいる。
 触っていくと、硬かったり柔らかかったり肌触りが違う。
 その中で、好みの硬さと柔らかく肌触りがよかった2つを購入することに。
 この店で売っている絨毯、テントや小屋に敷くのもいいかも知れないな。


「ここにある絨毯って希望の大きさに加工できたりは可能ですか?」

「可能ですよ~」

「後で頼みに来るかもしれないので、その時はお願いします」

「ぜひきてくださいね~」


 支払いを済ませ購入した絨毯をアイテムボックスへしまいこむ。
 そのさい、角の巨乳お姉さんはうらやましいな~と言っていた。
 確かにこのスキル、物の持ち運びに便利だからな、その気持ちは分かるよ。

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