56 / 178
056
しおりを挟む
焼き物にするか。
アイテムボックスには色々な肉があるし、それらを色々な味付けで食べるのも良いだろう。
俺は米の方が良いのだが炊いている時間はないので食パンで。
さっそく魔術式コンロを使う事になるとはな。
アイテムボックスから肉を取り出し適度な厚みでカットしていく。
フライパンを準備して、コンロも追加して、肉にかけるたれと食パンをスキルで適当に購入し準備する。
スープはタマネギとスープの素で簡単に、出来上がったらキッチンのテーブルに。
キッチンにはテーブルもイスも備えてあるのでリュイル達を呼んでここで食べてもらおう。
テーブルには食パンと肉にかけるステーキソース、焼肉のたれを種類と数をそろえておく、後は肉を焼いていくだけだ。
フライパン5つを火にかけ熱くなってきたら肉を載せ焼いていく。
いつの間にかフライパンの数も増えたものだ。
「お~い、食事にするぞ~」
コンロから離れキッチンの入り口からリュイル達に聞こえるように叫び、その後はコンロに戻り肉を焼く。
焼きあがった肉をフィアに出し、残りを皿に取り分けて新たに肉を焼いていく。
「ステーキソースはそれぞれ味が違うからフィアの好きな物を肉にかけて食べてくれ、スープと食パンはいつも通りな」
「わかったわ」
フィアがスープと食パンをとり、好みのステーキソースをかけて食事を始めるとキッチンにリュイル達が入ってくる。
一番に入ってきたのは予想通り、レスティナだった。
キッチンに入ってきた順番で焼いた肉を渡し、フィアにも言った話をする。
その間にも肉は焼けるので最初に渡せなかったとしても待つことはなく食事に。
エルメリアさんが肉にかけるステーキソースで迷っていた。
初めてだと味がわからないしそうなるよな。
リュイル達はそれぞれ好みのステーキソースや焼肉のたれをかけて食べている。
「エルメリアさん。どれにするか迷っているなら、口に入れる分だけ少しかけて色々試してみては?」
肉を焼きながらエルメリアさんにそう提案する。
「そうしてみますね」
切り分けた肉に近くにあったステーキソースを少しかけて口に入れると驚いていた。
リュイル達も初めて口にしたときは驚いていたな。
「んく、凄く美味しいです」
笑顔を向けてくるエルメリアさん。
見ればエルメリアさんの尻尾が左右に揺れている。
嬉しいと尻尾が揺れるのか、あまり気にしていなかったがアイシェラはどうなのかと尻尾をそれとなく確認してみれば同じように揺れていた。
喜んでいるようでなにより。
「それはよかった、おかわりは沢山あるので遠慮せずに食べてください」
それからは女性陣のために焼いた。
フィアやリュイル達が食べるのはわかっていたけど、まさかエルメリアさんがそれに近いほど食べるとは思わなかった。
リュイル達は冒険者だからと思っていたが、エルメリアさんも食べるとなると種族の類か、それともこちらの女性は俺が思っている以上にふだんから食べるのかもしれない。
「食事ご馳走になってしまって、ありがとうございます」
食事が終わり一息ついた頃にエルメリアさんからお礼を言われる。
お礼の際にお辞儀をしてくれたのだが、その時に大きく揺れたおっぱいは魅力的だった。
「沢山食べたようで何よりです」
「あのっ、パンは柔らかいしお肉やスープは食べたことの無い味で、とても美味しくて。いつも以上に食べてしまいました」
沢山食べたことが恥ずかしいのか顔を赤くしながら食べた理由を言ってくる。
作っている方としては沢山食べてくれるのは嬉しい。
喜んでくれたなら何よりだ。
「ギルドに戻るのですか?」
「さすがに戻らないといけませんので」
「それでしたら、ギルドまで一緒に行きませんか?」
「どうしてですか?」
ギルドまで一緒に行こうといったら気になるよな。
「少し欲しいものがあって、この後買いにいく予定なんです」
「そうでしたか、時間があればご一緒して差し上げたかったのですが」
残念そうに言ってくるエルメリアさん。
「お気持ちだけで大丈夫です、ありがとうございます。フィアは一緒にいくとしてリュイル達はどうする?」
フィアは俺と一緒に行動するから聞かなくても分かる。
俺とフィア、エルメリアさんがギルドへ向かう前にリュイル達に聞いておく。
鍵の都合があるからな。
「私達はこの家で休んでいるわ」
5人はその場で相談を始めリュイルが返事を返してくる。
「分かった、鍵は俺が持っているから出かけるなら誰かは留守番するようにしてくれ」
「依頼の後だからみんなのんびりしていると思うわ」
「そうか、ゆっくり休んでいてくれ。部屋で休みたいなら適当に決めて休んでいいぞ。俺は余っている部屋使うから」
「部屋の方はそうさせてもらうわ、フィアさんがいるから大丈夫だとは思うけど気をつけてね」
「ああ、出かけてくるよ」
リュイル達に声を掛け、俺とフィアはエルメリアさんと商業ギルドへ向かった。
ギルドに戻る道すがら魔道具の事について聞いてみよう。
欲しい魔道具があれば良いんだが。
アイテムボックスには色々な肉があるし、それらを色々な味付けで食べるのも良いだろう。
俺は米の方が良いのだが炊いている時間はないので食パンで。
さっそく魔術式コンロを使う事になるとはな。
アイテムボックスから肉を取り出し適度な厚みでカットしていく。
フライパンを準備して、コンロも追加して、肉にかけるたれと食パンをスキルで適当に購入し準備する。
スープはタマネギとスープの素で簡単に、出来上がったらキッチンのテーブルに。
キッチンにはテーブルもイスも備えてあるのでリュイル達を呼んでここで食べてもらおう。
テーブルには食パンと肉にかけるステーキソース、焼肉のたれを種類と数をそろえておく、後は肉を焼いていくだけだ。
フライパン5つを火にかけ熱くなってきたら肉を載せ焼いていく。
いつの間にかフライパンの数も増えたものだ。
「お~い、食事にするぞ~」
コンロから離れキッチンの入り口からリュイル達に聞こえるように叫び、その後はコンロに戻り肉を焼く。
焼きあがった肉をフィアに出し、残りを皿に取り分けて新たに肉を焼いていく。
「ステーキソースはそれぞれ味が違うからフィアの好きな物を肉にかけて食べてくれ、スープと食パンはいつも通りな」
「わかったわ」
フィアがスープと食パンをとり、好みのステーキソースをかけて食事を始めるとキッチンにリュイル達が入ってくる。
一番に入ってきたのは予想通り、レスティナだった。
キッチンに入ってきた順番で焼いた肉を渡し、フィアにも言った話をする。
その間にも肉は焼けるので最初に渡せなかったとしても待つことはなく食事に。
エルメリアさんが肉にかけるステーキソースで迷っていた。
初めてだと味がわからないしそうなるよな。
リュイル達はそれぞれ好みのステーキソースや焼肉のたれをかけて食べている。
「エルメリアさん。どれにするか迷っているなら、口に入れる分だけ少しかけて色々試してみては?」
肉を焼きながらエルメリアさんにそう提案する。
「そうしてみますね」
切り分けた肉に近くにあったステーキソースを少しかけて口に入れると驚いていた。
リュイル達も初めて口にしたときは驚いていたな。
「んく、凄く美味しいです」
笑顔を向けてくるエルメリアさん。
見ればエルメリアさんの尻尾が左右に揺れている。
嬉しいと尻尾が揺れるのか、あまり気にしていなかったがアイシェラはどうなのかと尻尾をそれとなく確認してみれば同じように揺れていた。
喜んでいるようでなにより。
「それはよかった、おかわりは沢山あるので遠慮せずに食べてください」
それからは女性陣のために焼いた。
フィアやリュイル達が食べるのはわかっていたけど、まさかエルメリアさんがそれに近いほど食べるとは思わなかった。
リュイル達は冒険者だからと思っていたが、エルメリアさんも食べるとなると種族の類か、それともこちらの女性は俺が思っている以上にふだんから食べるのかもしれない。
「食事ご馳走になってしまって、ありがとうございます」
食事が終わり一息ついた頃にエルメリアさんからお礼を言われる。
お礼の際にお辞儀をしてくれたのだが、その時に大きく揺れたおっぱいは魅力的だった。
「沢山食べたようで何よりです」
「あのっ、パンは柔らかいしお肉やスープは食べたことの無い味で、とても美味しくて。いつも以上に食べてしまいました」
沢山食べたことが恥ずかしいのか顔を赤くしながら食べた理由を言ってくる。
作っている方としては沢山食べてくれるのは嬉しい。
喜んでくれたなら何よりだ。
「ギルドに戻るのですか?」
「さすがに戻らないといけませんので」
「それでしたら、ギルドまで一緒に行きませんか?」
「どうしてですか?」
ギルドまで一緒に行こうといったら気になるよな。
「少し欲しいものがあって、この後買いにいく予定なんです」
「そうでしたか、時間があればご一緒して差し上げたかったのですが」
残念そうに言ってくるエルメリアさん。
「お気持ちだけで大丈夫です、ありがとうございます。フィアは一緒にいくとしてリュイル達はどうする?」
フィアは俺と一緒に行動するから聞かなくても分かる。
俺とフィア、エルメリアさんがギルドへ向かう前にリュイル達に聞いておく。
鍵の都合があるからな。
「私達はこの家で休んでいるわ」
5人はその場で相談を始めリュイルが返事を返してくる。
「分かった、鍵は俺が持っているから出かけるなら誰かは留守番するようにしてくれ」
「依頼の後だからみんなのんびりしていると思うわ」
「そうか、ゆっくり休んでいてくれ。部屋で休みたいなら適当に決めて休んでいいぞ。俺は余っている部屋使うから」
「部屋の方はそうさせてもらうわ、フィアさんがいるから大丈夫だとは思うけど気をつけてね」
「ああ、出かけてくるよ」
リュイル達に声を掛け、俺とフィアはエルメリアさんと商業ギルドへ向かった。
ギルドに戻る道すがら魔道具の事について聞いてみよう。
欲しい魔道具があれば良いんだが。
10
お気に入りに追加
3,114
あなたにおすすめの小説
もしも○○だったら~らぶえっちシリーズ
中村 心響
恋愛
もしもシリーズと題しまして、オリジナル作品の二次創作。ファンサービスで書いた"もしも、あのキャラとこのキャラがこうだったら~"など、本編では有り得ない夢の妄想短編ストーリーの総集編となっております。
※ 作品
「男装バレてイケメンに~」
「灼熱の砂丘」
「イケメンはずんどうぽっちゃり…」
こちらの作品を先にお読みください。
各、作品のファン様へ。
こちらの作品は、ノリと悪ふざけで作者が書き散らした、らぶえっちだらけの物語りとなっております。
故に、本作品のイメージが崩れた!とか。
あのキャラにこんなことさせないで!とか。
その他諸々の苦情は一切受け付けておりません。(。ᵕᴗᵕ。)
モブだった私、今日からヒロインです!
まぁ
恋愛
かもなく不可もない人生を歩んで二十八年。周りが次々と結婚していく中、彼氏いない歴が長い陽菜は焦って……はいなかった。
このまま人生静かに流れるならそれでもいいかな。
そう思っていた時、突然目の前に金髪碧眼のイケメン外国人アレンが…… アレンは陽菜を気に入り迫る。
だがイケメンなだけのアレンには金持ち、有名会社CEOなど、とんでもないセレブ様。まるで少女漫画のような付属品がいっぱいのアレン……
モブ人生街道まっしぐらな自分がどうして?
※モブ止まりの私がヒロインになる?の完全R指定付きの姉妹ものですが、単品で全然お召し上がりになれます。
※印はR部分になります。
私を追い出すのはいいですけど、この家の薬作ったの全部私ですよ?
火野村志紀
恋愛
【現在書籍板1~3巻発売中】
貧乏男爵家の娘に生まれたレイフェルは、自作の薬を売ることでどうにか家計を支えていた。
妹を溺愛してばかりの両親と、我慢や勉強が嫌いな妹のために苦労を重ねていた彼女にも春かやって来る。
薬師としての腕を認められ、レオル伯アーロンの婚約者になったのだ。
アーロンのため、幸せな将来のため彼が経営する薬屋の仕事を毎日頑張っていたレイフェルだったが、「仕事ばかりの冷たい女」と屋敷の使用人からは冷遇されていた。
さらにアーロンからも一方的に婚約破棄を言い渡され、なんと妹が新しい婚約者になった。
実家からも逃げ出し、孤独の身となったレイフェルだったが……
この国に私はいらないようなので、隣国の王子のところへ嫁ぎます
コトミ
恋愛
舞踏会で、リリアは婚約者のカールから婚約破棄を言い渡された。細身で武術に優れた彼女は伯爵家の令嬢ながら、第三騎士団の隊長。この国の最重要戦力でもあったのだが、リリアは誰からも愛されていなかった。両親はリリアではなく、女の子らしい妹であるオリヴィアの事を愛していた。もちろん婚約者であったカールも自分よりも権力を握るリリアより、オリヴィアの方が好きだった。
貴族からの嫉妬、妬み、国民からの支持。そんな暗闇の中でリリアの目の前に一人の王子が手を差し伸べる。
婚約破棄された悪役令息は従者に溺愛される
田中
BL
BLゲームの悪役令息であるリアン・ヒスコックに転生してしまった俺は、婚約者である第二王子から断罪されるのを待っていた!
なぜなら断罪が領地で療養という軽い処置だから。
婚約破棄をされたリアンは従者のテオと共に領地の屋敷で暮らすことになるが何気ないリアンの一言で、テオがリアンにぐいぐい迫ってきてーー?!
従者×悪役令息
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
噂好きのローレッタ
水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。
ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。
※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです)
※小説家になろうにも掲載しています
◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました
(旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる