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森に行ったときと同じぐらいの日数をかけて街に戻ってきた。
少し時間をずらしてから冒険者ギルドに来たのでそれほど込み合ってはいない。
リュイルが受付に行っている間、ギルドの中を見回したが変わりないようだ。
変わったことがあれば、この後のミランナから話がある事だろう。
買取受付を見たら獣人女性のルーミアがいたが何か作業をしていた。
久しぶりに見るけどおっぱい大きくて揺れてるな。
「いくわよ」
受付との話が終わったようでリュイルがこちらに呼びかける。
受付女性に先導されるリュイルの後に続きミランナのいるギルドマスターの部屋へ。
部屋に入ると作業しているミランナ。
「無事戻ったのね。お疲れ様。少し待っていてもらえるかしら、今やっている作業終わらせるから。その間、座ってお茶でも飲んでいてちょうだい」
案内してきた受付女性に指示すると作業に戻るミランナ。
少しすると指示された受付女性がお茶を持って来た。
「どうぞ」
受付女性が飲み物をそれぞれの前に置いていく。
置くたびに揺れる巨乳は魅力的だった。
受付女性が出て行くまで眺めていたが美人だったな。
「ヒロさん、気になるのは分かりますけどあまり見てはだめですよ」
俺の隣に座っているレスティナに注意を受ける。
見れば周りの視線が刺さる。
確かにおっぱいを見てはいたけどね。
そういえば、茶持って来た女性は人だったな
「気になったからな」
「何が気になったんですか、胸ですかおっぱいですか?大きいのが良いのですか?」
レスティナ、それはどっちも同じだよ。
「人の差別意識があるって話なのに、お茶持って来た女性は人だったよな」
「それがどうかしましたか?」
「ミランナはエルフだよな、指示を聞くんだなと思ってさ」
「言われてみれば」
気にしていなかったのか、気にならなかったのか。
見ればリュイル達も同じ感じだな。
「ヒロは差別意識が強い人がエルフである私の指示を聞いていることが気になるって事ね」
作業が終わったのかミランナが会話に入ってくる。
「ああ、リュイル達から聞いた話からすれば気にもなるさ」
「詳しいことは話せないけど、この国に関して言えば問題ないのよ」
「この国の種族に関しての方針か」
「まぁ、そんなところね」
冒険者ギルド内部の事だからな色々あるんだろう。
この国ってことは他の国ではどうなってるか分からないってことだろうな。
「それよりも、依頼は終わったのよね。受けてくれて助かったわ、ありがとう」
ほとんど、というか全部フィアがやったしな。
やったのは食事の準備くらいか。
トカゲもフィアの足蹴りで一撃だし。
報告はリュイルに任せよう。
「フォレストファングの殲滅とミネラルダイノスの討伐したけど、私達の知っているフォレストファングじゃなかったのよ」
「ん?フォレストファングじゃないの?」
「いえ、見た目はフォレストファングなんだけど私達の知っているより大きさよりも大きかったわ」
「大きさの違うフォレストファング?とりあえず確認したいから倉庫まで良いかしら」
ミランナと一緒に解体倉庫に向かう。
「悪いわね、少しお邪魔するわよ」
「ギルドマスターと兄ちゃんじゃないか」
「ちょと、倉庫を封鎖してくれないかしら」
「今の時間なら大丈夫か、少し待ってくれ」
おっちゃんは倉庫の外に出て行き、少ししたら戻ってきて倉庫の扉を閉め封鎖した。
倉庫の外に行ったのは解体の受付に行って話しをしてきたのだろう。
「兄ちゃん、ギルドマスターが来るほど何を持って来たんだ?」
期待されてもな、依頼された魔物だし。
「ここに出しても?」
ミランナが頷いたので、アイテムボックスから殲滅してきたフォレストファングをとりあえず1匹出す。
「………確かに、大きいわね」
「ギルドマスター、これフォレストファングですか?俺の知ってるフォレストファングよりでかいんですが」
「この1匹だけが大きいのかしら?」
「いえ、全部がこのサイズで、リーダーはこれよりも大きいわよね、ヒロ」
リュイルが確認してくるので頷いておく。
「取り合えず全部出してもらっても良いかしら?」
「結構数あるんですけど大丈夫か?」
「かまわないわ」
「それじゃもひとつの依頼の方も一緒に出すよ」
アイテムボックスに入っているフォレストファング、フォレストファングリーダーとマナダイノスを出す。
フォレストファングを数えながら出したら44匹だった。
あの時は数えてなかったからな、ずいぶんと入っていたもんだ。
「「………………」」
ミランナとおっちゃんは無言だ。
リュイル達を見るとどうしようもないと言った表情だ。
「ミランナ、大丈夫か?」
「え、ええ。大丈夫よ、驚いただけ。フォレストファングも驚いたけどもうひとつの方でも驚くと思わなかったわ」
「ギルドマスターこれは」
「ミネラルダイノスではなく、マナダイノスとはね」
「やっぱりそうでしたか、ミネラルとは皮の色が違いますからね」
「とりあえずこれらはギルドで引き取らせてもらうけど良いかしら」
俺に向かってミランナは聞いてきたが視線をリュイルに向ける。
「かまわないわ。そのかわり」
「わかっているわ、報酬に色をつけるわ。それと部屋に戻って詳しい話しを聞かせてちょうだい」
「ギルドマスター、これらはどうしますか?」
ミランナにうながされ部屋に戻ろうとしたところへおっちゃんがフォレストファングとマナダイノスについて聞いて来る。
「全部、解体してちょうだい、詳しいことは後で連絡するわ。それじゃ行きましょ」
ミランナの後について解体倉庫を出てミランナの部屋へ戻った。
これから色々と聞かれるんだろうけど、説明はリュイルとリリィの2人に任せよう。
少し時間をずらしてから冒険者ギルドに来たのでそれほど込み合ってはいない。
リュイルが受付に行っている間、ギルドの中を見回したが変わりないようだ。
変わったことがあれば、この後のミランナから話がある事だろう。
買取受付を見たら獣人女性のルーミアがいたが何か作業をしていた。
久しぶりに見るけどおっぱい大きくて揺れてるな。
「いくわよ」
受付との話が終わったようでリュイルがこちらに呼びかける。
受付女性に先導されるリュイルの後に続きミランナのいるギルドマスターの部屋へ。
部屋に入ると作業しているミランナ。
「無事戻ったのね。お疲れ様。少し待っていてもらえるかしら、今やっている作業終わらせるから。その間、座ってお茶でも飲んでいてちょうだい」
案内してきた受付女性に指示すると作業に戻るミランナ。
少しすると指示された受付女性がお茶を持って来た。
「どうぞ」
受付女性が飲み物をそれぞれの前に置いていく。
置くたびに揺れる巨乳は魅力的だった。
受付女性が出て行くまで眺めていたが美人だったな。
「ヒロさん、気になるのは分かりますけどあまり見てはだめですよ」
俺の隣に座っているレスティナに注意を受ける。
見れば周りの視線が刺さる。
確かにおっぱいを見てはいたけどね。
そういえば、茶持って来た女性は人だったな
「気になったからな」
「何が気になったんですか、胸ですかおっぱいですか?大きいのが良いのですか?」
レスティナ、それはどっちも同じだよ。
「人の差別意識があるって話なのに、お茶持って来た女性は人だったよな」
「それがどうかしましたか?」
「ミランナはエルフだよな、指示を聞くんだなと思ってさ」
「言われてみれば」
気にしていなかったのか、気にならなかったのか。
見ればリュイル達も同じ感じだな。
「ヒロは差別意識が強い人がエルフである私の指示を聞いていることが気になるって事ね」
作業が終わったのかミランナが会話に入ってくる。
「ああ、リュイル達から聞いた話からすれば気にもなるさ」
「詳しいことは話せないけど、この国に関して言えば問題ないのよ」
「この国の種族に関しての方針か」
「まぁ、そんなところね」
冒険者ギルド内部の事だからな色々あるんだろう。
この国ってことは他の国ではどうなってるか分からないってことだろうな。
「それよりも、依頼は終わったのよね。受けてくれて助かったわ、ありがとう」
ほとんど、というか全部フィアがやったしな。
やったのは食事の準備くらいか。
トカゲもフィアの足蹴りで一撃だし。
報告はリュイルに任せよう。
「フォレストファングの殲滅とミネラルダイノスの討伐したけど、私達の知っているフォレストファングじゃなかったのよ」
「ん?フォレストファングじゃないの?」
「いえ、見た目はフォレストファングなんだけど私達の知っているより大きさよりも大きかったわ」
「大きさの違うフォレストファング?とりあえず確認したいから倉庫まで良いかしら」
ミランナと一緒に解体倉庫に向かう。
「悪いわね、少しお邪魔するわよ」
「ギルドマスターと兄ちゃんじゃないか」
「ちょと、倉庫を封鎖してくれないかしら」
「今の時間なら大丈夫か、少し待ってくれ」
おっちゃんは倉庫の外に出て行き、少ししたら戻ってきて倉庫の扉を閉め封鎖した。
倉庫の外に行ったのは解体の受付に行って話しをしてきたのだろう。
「兄ちゃん、ギルドマスターが来るほど何を持って来たんだ?」
期待されてもな、依頼された魔物だし。
「ここに出しても?」
ミランナが頷いたので、アイテムボックスから殲滅してきたフォレストファングをとりあえず1匹出す。
「………確かに、大きいわね」
「ギルドマスター、これフォレストファングですか?俺の知ってるフォレストファングよりでかいんですが」
「この1匹だけが大きいのかしら?」
「いえ、全部がこのサイズで、リーダーはこれよりも大きいわよね、ヒロ」
リュイルが確認してくるので頷いておく。
「取り合えず全部出してもらっても良いかしら?」
「結構数あるんですけど大丈夫か?」
「かまわないわ」
「それじゃもひとつの依頼の方も一緒に出すよ」
アイテムボックスに入っているフォレストファング、フォレストファングリーダーとマナダイノスを出す。
フォレストファングを数えながら出したら44匹だった。
あの時は数えてなかったからな、ずいぶんと入っていたもんだ。
「「………………」」
ミランナとおっちゃんは無言だ。
リュイル達を見るとどうしようもないと言った表情だ。
「ミランナ、大丈夫か?」
「え、ええ。大丈夫よ、驚いただけ。フォレストファングも驚いたけどもうひとつの方でも驚くと思わなかったわ」
「ギルドマスターこれは」
「ミネラルダイノスではなく、マナダイノスとはね」
「やっぱりそうでしたか、ミネラルとは皮の色が違いますからね」
「とりあえずこれらはギルドで引き取らせてもらうけど良いかしら」
俺に向かってミランナは聞いてきたが視線をリュイルに向ける。
「かまわないわ。そのかわり」
「わかっているわ、報酬に色をつけるわ。それと部屋に戻って詳しい話しを聞かせてちょうだい」
「ギルドマスター、これらはどうしますか?」
ミランナにうながされ部屋に戻ろうとしたところへおっちゃんがフォレストファングとマナダイノスについて聞いて来る。
「全部、解体してちょうだい、詳しいことは後で連絡するわ。それじゃ行きましょ」
ミランナの後について解体倉庫を出てミランナの部屋へ戻った。
これから色々と聞かれるんだろうけど、説明はリュイルとリリィの2人に任せよう。
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