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森近くの人がほとんど来ない場所にやってきた。
この前よりは移動時間もあって前より街から離れた感じだ。
ここに来る前に市場に寄ってきて向こうと似た様な野菜があったのでいくつか購入はしてきた。
見た目にはキャベツ、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ネギなど。
似ているのだから同じような調理でいけると思いたい。
魔道具屋があるという話だったので見たかったのだが金額がものすごく高いという話になってあきらめた。
家具を売っている所を見つけたのでイスをひとつ購入、俺の席がなかったからな。
昼食はチキンカツサンド。
チキンカツは作ってあるのでソース、マヨネーズをつけて食パンに挟んで半分にカットしてテーブルに置けば美女6人が食べるので、ひたすら作る。
食事が終われば俺は食事の準備。
「フィアは結界と適当に何か獲ってきてくれ。持ってこれないようなら連れて行ってくれれば回収はするから」
「それじゃ、いってくるわ」
そう言って結果を張って森の方へ飛んでいく。
今日は何を獲ってくるのだろうか。
冒険者ギルドに解体をたのめるうちに肉は確保しておきたい。
「リュイル達は周囲の警戒を頼む」
「わかったわ」
リュイル達は少し離れて周囲を警戒する。
今日は時間もあるし米でも炊いてみようかね。
必要な物はとりあえず米と土鍋は2つあったほうが良いよな6人がどれだけ食べるか分からないし、食べなかったとしてもアイテムボックスで保存が利く。
さっそく購入して土鍋2つ分米を研いで水を入れて30分放置。
その間に夜と朝のスープを仕込む。
今日の夜の分は市場で買ってきた野菜を使ってポトフの様な煮込みスープ。
朝の分はフォレストバードの肉とタマネギと卵のスープ。
それが仕込み終わったら土鍋を火にかける。
強火で沸騰したら中火で5分ほどで弱火にして数分その後は火を止めて蒸らす。
「リュイル達は明日からどうするか決めたのか?」
蒸らしている間にリュイル達の予定を尋ねる。
「ヒロ達はこの国の首都に行くのよね?」
「とりあえずはそうだな、その先は決めてないけど」
「みんなと話し合って決めたんだけど、ヒロと一緒に行動することにしたわ」
「歩いていくつもりだし俺に合わせると結構な日数かかるぞ」
「そのことはみんな分かっているから大丈夫よ。私達も首都に行こうかって話はあったし」
「リュイル達が一緒に行ってくれるのは正直嬉しいな。国の首都の方向はわかっても場所まではわからないし、道中に色々と教えてもらう事もあるだろうからな」
「一緒にいくのだから出来る事はするわよ、それに食事作ってもらっている報酬を私達はヒロに支払っていないからね」
そういえはリュイル達に食事を作るのに報酬って話があったな。
すっかり忘れていたけど。
「決まったのか?」
「それが話し合ったのだけど決まってないわ。お金って話も出たんけど私達が払えないかもって事になって」
毎回の食事だが素材はこっちのものでも味付けは向こうのものだからな。
こっちには無い味付けだけど、それほどお金はかかってないし。
「リュイル達には感謝しているから無理しない程度でかまわないぞ」
「そう言ってもらえるのは嬉しいのだけど、今の所は私達の身体で払うのが一番かなってことになってるわ。首都に着くまでには決めるから時間をちょうだい」
身体で払うって事は首都までの道中の護衛とか魔物や獣の解体などか。
途中で解体作業できれば肉の補充の可能ではあるな。
俺もフィアも出来ないし。
「それはかまわないが、首都までの間も俺が食事提供したら大変な事にならないか?」
「あっ」
そこまでは考えがなかったか。
こっちの事に関しては俺はほとんど知らないし、フィアにいたってはたぶん俺と同じような感じだろう。
なのでこの世界に関する知識をもっているリュイル達と一緒に行動できるのは助かる。
その知識を知ることが出来るのは出来ないものにとっては報酬になりえるのだけどな。
「まぁ、みんなで話合ってくれ。明日以降も俺達と行動は一緒でいいのか?」
「そのつもりよ」
「金銭的な事は大丈夫なのか?俺達と行動していたら稼げないだろう」
「そ、それは、そうだけどね」
金銭的に余裕が無いのだろうか。
付き合ってもらって、護衛もしてくれているわけだし。
無料ってわけにもいかないよな。
「それじゃ、フィアの獲ってきた物の素材を冒険者ギルドで売却した金額の半分で護衛と周囲の警戒などしてくれないか」
「それは、ありがたいけど、貰いすぎよ」
「俺のほうの準備ができるまで付き合ってもらうわけだし気にしないでくれ。それに、フィアが何を獲ってくるか分からないから金額も決められないけどな」
「わかったわ、ヒロに甘えておくわ」
話しているうちにフィアが戻ってきた。
首が曲がってはいけない方向に曲がった獲物を持って。
この前よりは移動時間もあって前より街から離れた感じだ。
ここに来る前に市場に寄ってきて向こうと似た様な野菜があったのでいくつか購入はしてきた。
見た目にはキャベツ、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ネギなど。
似ているのだから同じような調理でいけると思いたい。
魔道具屋があるという話だったので見たかったのだが金額がものすごく高いという話になってあきらめた。
家具を売っている所を見つけたのでイスをひとつ購入、俺の席がなかったからな。
昼食はチキンカツサンド。
チキンカツは作ってあるのでソース、マヨネーズをつけて食パンに挟んで半分にカットしてテーブルに置けば美女6人が食べるので、ひたすら作る。
食事が終われば俺は食事の準備。
「フィアは結界と適当に何か獲ってきてくれ。持ってこれないようなら連れて行ってくれれば回収はするから」
「それじゃ、いってくるわ」
そう言って結果を張って森の方へ飛んでいく。
今日は何を獲ってくるのだろうか。
冒険者ギルドに解体をたのめるうちに肉は確保しておきたい。
「リュイル達は周囲の警戒を頼む」
「わかったわ」
リュイル達は少し離れて周囲を警戒する。
今日は時間もあるし米でも炊いてみようかね。
必要な物はとりあえず米と土鍋は2つあったほうが良いよな6人がどれだけ食べるか分からないし、食べなかったとしてもアイテムボックスで保存が利く。
さっそく購入して土鍋2つ分米を研いで水を入れて30分放置。
その間に夜と朝のスープを仕込む。
今日の夜の分は市場で買ってきた野菜を使ってポトフの様な煮込みスープ。
朝の分はフォレストバードの肉とタマネギと卵のスープ。
それが仕込み終わったら土鍋を火にかける。
強火で沸騰したら中火で5分ほどで弱火にして数分その後は火を止めて蒸らす。
「リュイル達は明日からどうするか決めたのか?」
蒸らしている間にリュイル達の予定を尋ねる。
「ヒロ達はこの国の首都に行くのよね?」
「とりあえずはそうだな、その先は決めてないけど」
「みんなと話し合って決めたんだけど、ヒロと一緒に行動することにしたわ」
「歩いていくつもりだし俺に合わせると結構な日数かかるぞ」
「そのことはみんな分かっているから大丈夫よ。私達も首都に行こうかって話はあったし」
「リュイル達が一緒に行ってくれるのは正直嬉しいな。国の首都の方向はわかっても場所まではわからないし、道中に色々と教えてもらう事もあるだろうからな」
「一緒にいくのだから出来る事はするわよ、それに食事作ってもらっている報酬を私達はヒロに支払っていないからね」
そういえはリュイル達に食事を作るのに報酬って話があったな。
すっかり忘れていたけど。
「決まったのか?」
「それが話し合ったのだけど決まってないわ。お金って話も出たんけど私達が払えないかもって事になって」
毎回の食事だが素材はこっちのものでも味付けは向こうのものだからな。
こっちには無い味付けだけど、それほどお金はかかってないし。
「リュイル達には感謝しているから無理しない程度でかまわないぞ」
「そう言ってもらえるのは嬉しいのだけど、今の所は私達の身体で払うのが一番かなってことになってるわ。首都に着くまでには決めるから時間をちょうだい」
身体で払うって事は首都までの道中の護衛とか魔物や獣の解体などか。
途中で解体作業できれば肉の補充の可能ではあるな。
俺もフィアも出来ないし。
「それはかまわないが、首都までの間も俺が食事提供したら大変な事にならないか?」
「あっ」
そこまでは考えがなかったか。
こっちの事に関しては俺はほとんど知らないし、フィアにいたってはたぶん俺と同じような感じだろう。
なのでこの世界に関する知識をもっているリュイル達と一緒に行動できるのは助かる。
その知識を知ることが出来るのは出来ないものにとっては報酬になりえるのだけどな。
「まぁ、みんなで話合ってくれ。明日以降も俺達と行動は一緒でいいのか?」
「そのつもりよ」
「金銭的な事は大丈夫なのか?俺達と行動していたら稼げないだろう」
「そ、それは、そうだけどね」
金銭的に余裕が無いのだろうか。
付き合ってもらって、護衛もしてくれているわけだし。
無料ってわけにもいかないよな。
「それじゃ、フィアの獲ってきた物の素材を冒険者ギルドで売却した金額の半分で護衛と周囲の警戒などしてくれないか」
「それは、ありがたいけど、貰いすぎよ」
「俺のほうの準備ができるまで付き合ってもらうわけだし気にしないでくれ。それに、フィアが何を獲ってくるか分からないから金額も決められないけどな」
「わかったわ、ヒロに甘えておくわ」
話しているうちにフィアが戻ってきた。
首が曲がってはいけない方向に曲がった獲物を持って。
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