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身体をゆすられて目が覚める。
空を見ると日の出を少し過ぎた頃だろう。
「おはよう」
起こしてくれた相手に挨拶をする。
「おはよう、よく寝ていたわよ」
挨拶が返ってくる。
どうやらリュイルが起こしてくれたようだ。
リュイル以外はみんな起きて昨夜に出してそのままになっていたイスに座っている。
どうやら俺が一番最後のようだ。
気を使って最後まで寝かせてくれたろうか。
「もう少し寝かせてあげても良かったんだけどね。朝食と昼食、途中休憩、移動距離などを考えると早めに移動開始したいのよ」
「それに関してはリュイル達にまかせる。移動距離に関しては俺のせいでもあるから」
「途中で休憩はとるようにするから、疲れたら遠慮なく言いなさい。無理されても困るから」
「わかった、そのときは遠慮なく言うよ。みんな待っているようだし朝食にしよう」
リュイルと一緒に移動し席に着いたところで、昨日の夜に作った料理をだす。
アイテムボックスからだしたスープは作りたての様に熱かった。
このスキル便利だ時間経過がないのだから食材が痛むことはない。
アイテムボックスの中に色々しまっておける、何が入ってるか忘れないようにはしないと。
「簡単な料理で悪いんだけどな、それなりの量は作ったから」
「そんなことないですよ」
「普段の食事から比べればありがたいです」
「楽しみ」
「いつもは味気ないものね」
「期待していますよ」
朝食は5人の美女には好評だった。
それなの量を作ったつもりだったのだがタマゴサンド、スープ共に残らなかったよ。
残ったら昼にまわすつもりだったのだが。
このペースだと間違いなく食材なくなる。
「準備はいい?」
朝食が終わるとそれぞれが移動の準備を始め荷物をまとめる。
俺は全部アイテムボックスに入れていくので持ち歩く荷物は無し。
リュイル達にアイテムボックスの事は知られているし、俺の移動距離を考え旅人を装う袋もしまいこんだ。
身軽の方が身体にかかる負担が減る。
念のために腰に刀だけはつけているが。
「出発するわよ」
リュイルの言葉で国境の街へ向かう。
それから数日が過ぎた。
本来であるなら、乗合馬車なら今頃は国境を越えてセレスフィア王国に入っていころだ。
それからだいたい一日近くかけてセレスフィア王国国境の街ロズウェールに着く。
現状は徒歩、しかも俺の歩くペースにリュイル達があわせてくれている。
道のりは半分より少し手前あたり。
時間はかかっているが旅路に大きな問題はなかった。
交易都市との街道だけあって定期的に見回っているだけ合って魔物などと出会うことは無かった。
乗合馬車が運行しないとなると今後は見回るかどうか分からないそうだ。
そうなると、安全に移動できるのは今のうちだけかもしれないな。
「今日はこの辺までにしましょう。といっても、もう少し歩くんだけど」
歩いている街道からそれて森のあるほうへ向かっていく。
森に何かあるのだろうか。
みんなと一緒の行動だから行くしかないんだが。
森に入りしばらく歩くと森の中に湖があった。
「今日はここで野営ね」
リュイルの言葉にそれぞれが野営の準備を始める。
俺も夕食の準備だ。
焚き火のほど近くにテーブルとイスを出す。
野営のたびに出していたら慣れたものでそれぞれの準備が終わると俺が料理を出すまでにそれぞれが席に座り色々と話合っている。
俺は調理しながらリュイル達の話し合いを聞き流している形だ。
必要な事なら確認してくるし。
夕食の時に朝食の分まで仕込むようにしている。
時間経過のないアイテムボックスだからできる事だ、作ったスープは冷めないし朝に出すだけですむ。
そのおかげでリュイル達は俺のことをぎりぎりまで寝かせてくれる。
俺の体力の事も考えてくれてるのだろうが色々とありがたい。
「ヒロ、今日の夕食はゆっくりでいいわよ」
朝食用の玉ねぎとベーコンのスープを作りアイテムボックスにしまった所でリュイルから声がかかる。
空をみればまだ日が落ちるまでは時間がありそうだ。
「わかった」
時間があるならスープの素にだしの素でビックボアの肉とジャガイモと人参、玉ねぎを煮込んでポトフを真似た煮込み料理でも作るか。
「それと、大きな音がするけど問題ないから」
「は?」
「ラムリアお願い」
「アースウォール」
リュイルに言われてラムリアが魔法を使ったのだろう。
大きな音を立てて焚き火を中心に湖を正面にして左右と後ろ側に地面がせりあがってくる。
しばらくすると約3メートルほどの高さの壁がコの字型に形成される。
正面の湖以外は壁に囲まれた形だ。
リュイル達は話し合って決めたのだろうが何が目的なのだろうか。
空を見ると日の出を少し過ぎた頃だろう。
「おはよう」
起こしてくれた相手に挨拶をする。
「おはよう、よく寝ていたわよ」
挨拶が返ってくる。
どうやらリュイルが起こしてくれたようだ。
リュイル以外はみんな起きて昨夜に出してそのままになっていたイスに座っている。
どうやら俺が一番最後のようだ。
気を使って最後まで寝かせてくれたろうか。
「もう少し寝かせてあげても良かったんだけどね。朝食と昼食、途中休憩、移動距離などを考えると早めに移動開始したいのよ」
「それに関してはリュイル達にまかせる。移動距離に関しては俺のせいでもあるから」
「途中で休憩はとるようにするから、疲れたら遠慮なく言いなさい。無理されても困るから」
「わかった、そのときは遠慮なく言うよ。みんな待っているようだし朝食にしよう」
リュイルと一緒に移動し席に着いたところで、昨日の夜に作った料理をだす。
アイテムボックスからだしたスープは作りたての様に熱かった。
このスキル便利だ時間経過がないのだから食材が痛むことはない。
アイテムボックスの中に色々しまっておける、何が入ってるか忘れないようにはしないと。
「簡単な料理で悪いんだけどな、それなりの量は作ったから」
「そんなことないですよ」
「普段の食事から比べればありがたいです」
「楽しみ」
「いつもは味気ないものね」
「期待していますよ」
朝食は5人の美女には好評だった。
それなの量を作ったつもりだったのだがタマゴサンド、スープ共に残らなかったよ。
残ったら昼にまわすつもりだったのだが。
このペースだと間違いなく食材なくなる。
「準備はいい?」
朝食が終わるとそれぞれが移動の準備を始め荷物をまとめる。
俺は全部アイテムボックスに入れていくので持ち歩く荷物は無し。
リュイル達にアイテムボックスの事は知られているし、俺の移動距離を考え旅人を装う袋もしまいこんだ。
身軽の方が身体にかかる負担が減る。
念のために腰に刀だけはつけているが。
「出発するわよ」
リュイルの言葉で国境の街へ向かう。
それから数日が過ぎた。
本来であるなら、乗合馬車なら今頃は国境を越えてセレスフィア王国に入っていころだ。
それからだいたい一日近くかけてセレスフィア王国国境の街ロズウェールに着く。
現状は徒歩、しかも俺の歩くペースにリュイル達があわせてくれている。
道のりは半分より少し手前あたり。
時間はかかっているが旅路に大きな問題はなかった。
交易都市との街道だけあって定期的に見回っているだけ合って魔物などと出会うことは無かった。
乗合馬車が運行しないとなると今後は見回るかどうか分からないそうだ。
そうなると、安全に移動できるのは今のうちだけかもしれないな。
「今日はこの辺までにしましょう。といっても、もう少し歩くんだけど」
歩いている街道からそれて森のあるほうへ向かっていく。
森に何かあるのだろうか。
みんなと一緒の行動だから行くしかないんだが。
森に入りしばらく歩くと森の中に湖があった。
「今日はここで野営ね」
リュイルの言葉にそれぞれが野営の準備を始める。
俺も夕食の準備だ。
焚き火のほど近くにテーブルとイスを出す。
野営のたびに出していたら慣れたものでそれぞれの準備が終わると俺が料理を出すまでにそれぞれが席に座り色々と話合っている。
俺は調理しながらリュイル達の話し合いを聞き流している形だ。
必要な事なら確認してくるし。
夕食の時に朝食の分まで仕込むようにしている。
時間経過のないアイテムボックスだからできる事だ、作ったスープは冷めないし朝に出すだけですむ。
そのおかげでリュイル達は俺のことをぎりぎりまで寝かせてくれる。
俺の体力の事も考えてくれてるのだろうが色々とありがたい。
「ヒロ、今日の夕食はゆっくりでいいわよ」
朝食用の玉ねぎとベーコンのスープを作りアイテムボックスにしまった所でリュイルから声がかかる。
空をみればまだ日が落ちるまでは時間がありそうだ。
「わかった」
時間があるならスープの素にだしの素でビックボアの肉とジャガイモと人参、玉ねぎを煮込んでポトフを真似た煮込み料理でも作るか。
「それと、大きな音がするけど問題ないから」
「は?」
「ラムリアお願い」
「アースウォール」
リュイルに言われてラムリアが魔法を使ったのだろう。
大きな音を立てて焚き火を中心に湖を正面にして左右と後ろ側に地面がせりあがってくる。
しばらくすると約3メートルほどの高さの壁がコの字型に形成される。
正面の湖以外は壁に囲まれた形だ。
リュイル達は話し合って決めたのだろうが何が目的なのだろうか。
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