5 / 178
005
しおりを挟む
気がつくと宿のベットで横になっていた。
窓から外をみると少し明るくなりかけているから夜明けの手前ぐらいだろう。
昨夜はどうやらチャージして意識が落ちたらしいな。
意識がなくなるとステータス画面も消えると。
もう一度OSを起動し昨夜の全部チャージがどのくらいになったのか確認してみると10000になっていた。
10000という事は魔力と同等か、ということは魔力をチャージするわけか。
さっそく昨夜カートに入れておいた商品お茶とあんパンを購入してみると足元に魔方陣が現れ見慣れたダンボール箱が現れる。
チャージの数字を見てみるとお茶とあんパンの数字分が引かれた数字が表示されていた。
現れたダンボール箱を開けてみると中にはお茶とあんパンが入っていた。
「とりあえずは、金がなくても飢える事はなくなったか」
今のステータスの魔力はどうなってるんだって事で確認してみると、若干増えてる?
とりあえず今分かっている事は、魔力を急激に消費するか無くなると意識が飛ぶ。
意識が飛ぶほど消費すると若干だが増える。
運動すると体力がつくみたいな感じなのかもしれない。
安全な場所じゃないと全部チャージして意識飛ばすわけにもいかないし、他のチャージもどうなるかわからないから安全が確実じゃないと無理だ。
何か買うにしても誰かに見られるものまずいだろう、魔法陣があわられてダンボールだからな。
外をみるとかなり明るくなってきてるので、買ったお茶とあんパンで朝食を済ませ宿を出て馬車の停留所へ。
停留所にはおっちゃんがいたので料金や時間と必要なものなどの話を聞いた。
料金は金貨1枚で移動には多少は前後するらしいが日数で6日ほどらしい。
出発時間までは時間がまだあるので6日間の食料とそれを入れるバックなど昨日おばちゃんに教えてもらったお店で調達することにした。
さすがに召還された城の街中でうわさを立てられたり目立つわけにもいかない、人前でOSスキル使うわけにもいかない。
OSスキルが他人に見えるかわからないが、アイテムボックスも使い手があまりいないって話だったから今の所は人前ではできるだけ使わないほうがいいだろう。
向こうから持ってきたバックはもちろん、城でもらった刀を今の所持ち歩くわけにもいかない。
俺はお店で屋台のおばちゃんのお勧めで来たこと、イストリアに向かうので必要なものをと聞いたら水入れの皮袋、干し肉、黒パンにナイフと木製食器(皿とコップ)を進められたので、それらを入れるバックとともに購入。
これで準備は大丈夫だろう。多少荷物が重いが何とかなるだろう。
あとは朝一の王都から離れる乗り合い馬車に乗るだけだ。
乗合馬車の停留所に行くと護衛のためか冒険者らしき人物が6人御者らしき人と話し合っている。
おそらく護衛の工程でも話し合っているのだろう。
停留所の人に料金を渡し乗合馬車の中には俺の他に、行商人のおっさんと20代ぐらいの女性が3人がいた。
ほどなくして乗合馬車は出発したが特に話す事があるわけでもなく馬車の中は静かに過ぎていった。
イストリアに向かう道中、馬車を一頭の馬が追い越していったがそれ以外は何事も無く平穏に過ぎていく。
道中の食事は微妙だった……。
イストリアに到着後、乗合馬車の停留所でおばちゃんに聞いていた隣国への停留所を聞いてみるとそれぞれの入り口にあるとの事。
街の入り口が4箇所あってそれぞれの入り口に隣国への停留所が設けられているらしい。
今いる場所が東の入り口だから北、西、南のそれぞれの入り口に隣国に向かう停留所があるのか。
さて、どこの国に向かうにしろ情報はないと困る。
できれば争いが無く、戦争など無縁の平穏な国がいいんだが。
ここから真っ直ぐ進むと中央公園があるとの事でまずはそこに向かう。
なるほど、公園を中心にして街の入り口への通りが伸びているのか、向かう場所がわかりやすい。
さて、どこで向かう国への情報を集めるか。
屋台で話を聞くかそれとも酒場へ行くか、今の見た目じゃ酒場じゃ何があるか分からないからやめておくか。
そうなると屋台になるか、今日の宿も見つけないと。
人のよさそうなおっちゃんがやってる屋台をみつけ、何かの肉の香草焼きを買うついでに隣国について聞いてみたが「それぞれの国に向かう乗合馬車の停留所で話を聞いたほうが良い」との返事をもらい、それぞれの停留所にいる人に話を聞いて回った。
北のアレイルスト王国、森人と呼ばれる種族が治める国家
西のセレスフィア王国、国土が広く人族が治める国家
南のサインヴァルク王国、獣人と呼ばれる種族が治める国家
それぞれの停留所で聞いた感じでは西のセレスフィア王国に向かうのが無難か。
セレスフィア王国は距離的にも他の国に比べて近いとう話だし、国土が広大なためか2つの国より色々な種族がいる割合が多いらしい。
そして共通して言われた事が、現在は乗合馬車運行停止中だった。
なんでも昨日、王都から連絡が来て国をでる馬車は出さないようにとの事。
昨日ってことはこの街に来る途中で乗合馬車を追い抜いていった馬か、タイミング悪い。
とりあえず西、この国をでてセレスフィア王国に向かうには歩いていかなければならない。
街道は定期的に見回って魔物や獣などを狩っているらしく比較的安全らしいが、安全っていっても魔物や獣が出ないわけではないから用心はしたほうが良いとの事。
国を歩いてこえる準備は明日にして今日の所は停留所で聞いたお勧めの宿に向かう。
夕食事を済ませ部屋に入り鍵をかけOSを起動する。
さて安全な場所じゃないとできないからな出来るときに出来るだけチャージしておかないと。
全部チャージすると朦朧として意識が落ちる。
窓から外をみると少し明るくなりかけているから夜明けの手前ぐらいだろう。
昨夜はどうやらチャージして意識が落ちたらしいな。
意識がなくなるとステータス画面も消えると。
もう一度OSを起動し昨夜の全部チャージがどのくらいになったのか確認してみると10000になっていた。
10000という事は魔力と同等か、ということは魔力をチャージするわけか。
さっそく昨夜カートに入れておいた商品お茶とあんパンを購入してみると足元に魔方陣が現れ見慣れたダンボール箱が現れる。
チャージの数字を見てみるとお茶とあんパンの数字分が引かれた数字が表示されていた。
現れたダンボール箱を開けてみると中にはお茶とあんパンが入っていた。
「とりあえずは、金がなくても飢える事はなくなったか」
今のステータスの魔力はどうなってるんだって事で確認してみると、若干増えてる?
とりあえず今分かっている事は、魔力を急激に消費するか無くなると意識が飛ぶ。
意識が飛ぶほど消費すると若干だが増える。
運動すると体力がつくみたいな感じなのかもしれない。
安全な場所じゃないと全部チャージして意識飛ばすわけにもいかないし、他のチャージもどうなるかわからないから安全が確実じゃないと無理だ。
何か買うにしても誰かに見られるものまずいだろう、魔法陣があわられてダンボールだからな。
外をみるとかなり明るくなってきてるので、買ったお茶とあんパンで朝食を済ませ宿を出て馬車の停留所へ。
停留所にはおっちゃんがいたので料金や時間と必要なものなどの話を聞いた。
料金は金貨1枚で移動には多少は前後するらしいが日数で6日ほどらしい。
出発時間までは時間がまだあるので6日間の食料とそれを入れるバックなど昨日おばちゃんに教えてもらったお店で調達することにした。
さすがに召還された城の街中でうわさを立てられたり目立つわけにもいかない、人前でOSスキル使うわけにもいかない。
OSスキルが他人に見えるかわからないが、アイテムボックスも使い手があまりいないって話だったから今の所は人前ではできるだけ使わないほうがいいだろう。
向こうから持ってきたバックはもちろん、城でもらった刀を今の所持ち歩くわけにもいかない。
俺はお店で屋台のおばちゃんのお勧めで来たこと、イストリアに向かうので必要なものをと聞いたら水入れの皮袋、干し肉、黒パンにナイフと木製食器(皿とコップ)を進められたので、それらを入れるバックとともに購入。
これで準備は大丈夫だろう。多少荷物が重いが何とかなるだろう。
あとは朝一の王都から離れる乗り合い馬車に乗るだけだ。
乗合馬車の停留所に行くと護衛のためか冒険者らしき人物が6人御者らしき人と話し合っている。
おそらく護衛の工程でも話し合っているのだろう。
停留所の人に料金を渡し乗合馬車の中には俺の他に、行商人のおっさんと20代ぐらいの女性が3人がいた。
ほどなくして乗合馬車は出発したが特に話す事があるわけでもなく馬車の中は静かに過ぎていった。
イストリアに向かう道中、馬車を一頭の馬が追い越していったがそれ以外は何事も無く平穏に過ぎていく。
道中の食事は微妙だった……。
イストリアに到着後、乗合馬車の停留所でおばちゃんに聞いていた隣国への停留所を聞いてみるとそれぞれの入り口にあるとの事。
街の入り口が4箇所あってそれぞれの入り口に隣国への停留所が設けられているらしい。
今いる場所が東の入り口だから北、西、南のそれぞれの入り口に隣国に向かう停留所があるのか。
さて、どこの国に向かうにしろ情報はないと困る。
できれば争いが無く、戦争など無縁の平穏な国がいいんだが。
ここから真っ直ぐ進むと中央公園があるとの事でまずはそこに向かう。
なるほど、公園を中心にして街の入り口への通りが伸びているのか、向かう場所がわかりやすい。
さて、どこで向かう国への情報を集めるか。
屋台で話を聞くかそれとも酒場へ行くか、今の見た目じゃ酒場じゃ何があるか分からないからやめておくか。
そうなると屋台になるか、今日の宿も見つけないと。
人のよさそうなおっちゃんがやってる屋台をみつけ、何かの肉の香草焼きを買うついでに隣国について聞いてみたが「それぞれの国に向かう乗合馬車の停留所で話を聞いたほうが良い」との返事をもらい、それぞれの停留所にいる人に話を聞いて回った。
北のアレイルスト王国、森人と呼ばれる種族が治める国家
西のセレスフィア王国、国土が広く人族が治める国家
南のサインヴァルク王国、獣人と呼ばれる種族が治める国家
それぞれの停留所で聞いた感じでは西のセレスフィア王国に向かうのが無難か。
セレスフィア王国は距離的にも他の国に比べて近いとう話だし、国土が広大なためか2つの国より色々な種族がいる割合が多いらしい。
そして共通して言われた事が、現在は乗合馬車運行停止中だった。
なんでも昨日、王都から連絡が来て国をでる馬車は出さないようにとの事。
昨日ってことはこの街に来る途中で乗合馬車を追い抜いていった馬か、タイミング悪い。
とりあえず西、この国をでてセレスフィア王国に向かうには歩いていかなければならない。
街道は定期的に見回って魔物や獣などを狩っているらしく比較的安全らしいが、安全っていっても魔物や獣が出ないわけではないから用心はしたほうが良いとの事。
国を歩いてこえる準備は明日にして今日の所は停留所で聞いたお勧めの宿に向かう。
夕食事を済ませ部屋に入り鍵をかけOSを起動する。
さて安全な場所じゃないとできないからな出来るときに出来るだけチャージしておかないと。
全部チャージすると朦朧として意識が落ちる。
21
お気に入りに追加
3,112
あなたにおすすめの小説
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
異世界隠密冒険記
リュース
ファンタジー
ごく普通の人間だと自認している高校生の少年、御影黒斗。
人と違うところといえばほんの少し影が薄いことと、頭の回転が少し速いことくらい。
ある日、唐突に真っ白な空間に飛ばされる。そこにいた老人の管理者が言うには、この空間は世界の狭間であり、元の世界に戻るための路は、すでに閉じているとのこと。
黒斗は老人から色々説明を受けた後、現在開いている路から続いている世界へ旅立つことを決める。
その世界はステータスというものが存在しており、黒斗は自らのステータスを確認するのだが、そこには、とんでもない隠密系の才能が表示されており・・・。
冷静沈着で中性的な容姿を持つ主人公の、バトルあり、恋愛ありの、気ままな異世界隠密生活が、今、始まる。
現在、1日に2回は投稿します。それ以外の投稿は適当に。
改稿を始めました。
以前より読みやすくなっているはずです。
第一部完結しました。第二部完結しました。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
転生した俺、弱虫勇者の保護者(えいゆう)になりました
雪鵠夕璃
ファンタジー
公園で暇を潰していた時に異世界に召喚された亜久津瑛太。その世界で出会ったのは一人の女の子。彼女が自分を呼んだ召喚者と知り、理由を聞く瑛太。そして、彼女は語る。 この世界の危機と彼女の運命を。
これは、亜久津瑛太が一人の女の子の為に冒険し、『最強の保護者(えいゆう)』と呼ばれるまでの冒険譚である。
小説家になろうでも投稿してます
親友に彼女を寝取られて死のうとしてたら、異世界の森に飛ばされました。~集団転移からはぐれたけど、最高のエルフ嫁が出来たので平気です~
くろの
ファンタジー
毎日更新!
葛西鷗外(かさい おうがい)20歳。
職業 : 引きこもりニート。
親友に彼女を寝取られ、絶賛死に場所探し中の彼は突然深い森の中で目覚める。
異常な状況過ぎて、なんだ夢かと意気揚々とサバイバルを満喫する主人公。
しかもそこは魔法のある異世界で、更に大興奮で魔法を使いまくる。
だが、段々と本当に異世界に来てしまった事を自覚し青ざめる。
そんな時、突然全裸エルフの美少女と出会い――
果たして死にたがりの彼は救われるのか。森に転移してしまったのは彼だけなのか。
サバイバル、魔法無双、復讐、甘々のヒロインと、要素だけはてんこ盛りの作品です。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
武装聖剣アヌスカリバー
月江堂
ファンタジー
女神により異世界に転移し、魔王を倒す勇者となるよう運命づけられた少年、コバヤシケンジ。
しかし、真の勇者でなければ抜くことのできない、女神より賜った聖剣は、先代国王ケツメド・アスタロウのアナルに突き刺さっていた。
ケンジは聖剣をヌく事ができるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる