異世界のんびり自由な流浪旅？

002

　移動する際にこちらに一緒にきた買い物はアイテムボックスの中に入れたよ便利だね。
　移動中に学生の２人がそれとなく近寄ってきて、そのうちの一人が話しかけてくる。
　個人的な印象だと一人は見た目は委員長な印象のポニーテール、もう一人はお嬢様な印象のストレートロングヘアでどちらも巨乳、最近の学生の発育は凄いな。
　大丈夫なんですか？か一緒に行きませんか？など話しかけてくるがとりあえず案内人がいるので余計な事は話題にせず当たり障りない感じで話をしていると、案内人が扉の前で立ち止る。
　案内人が扉を開け好きな武器を選んでこいとわれて扉をくぐり巨乳ちゃん２人と一緒に選びに行く、すれ違いざまに案内人が種類の違いがあるだけで出来はほとんど同じといわれる。


「おおっ！」

「これはすごいですね」

「向こうじゃ見られない光景よね」


　部屋の中をみて思わず声上がる。
　色々な武器が並んでいるのを見るとなんとなく心躍る。
　３人組みは扉が開いて選べと言われた途端にわれ先にと騒ぎながら選びにいったよ。
　一通り見てみようと２人に提案し入り口にいる案内人からある程度離れたところで２人に何を選ぶのかを話しつつ声を落とすと２人も察しがついたのか、同じように声を落とし合わせてくれる。
　俺が王の話と周囲の感じた事の印象を話しておく、一応気をつけて程度だが、２人は何かを感じていたのかうなずいてくる、さすが見た目が委員長とお嬢様って所かね。
　騒がしい学生３人がこちらに気がつき男子学生が大声をかけてくる。
　そんな何もなく役に立たないやつよりどうのこうのと騒いでるが２人は向こうに行かないようだ。
　男子学生の所にも女子２人いるのだからそちらの相手をしてれば良いのに。
　２人はすみませんと謝ってくるが、気にしてないと２人に言って自分も武器を選んでいく。
　こう沢山あると見た目で選ぶしかないよな、鑑定できれば良し悪しわかるんじゃないかね～と思っていると武器の説明が出てくる。
　おいおいとおもっていると部屋の隅の方に乱雑におかれている武器の中に違う説明があり近くに行くと刀を見つける。
　刀を手に取り鞘から抜いて確認して剣よりは、なじみあるほうが良いと思いそれにする。
　女子学生２人組は相談して武器を決めたらしい。
　それぞれ武器を手に入り口にいくと男子学生が刀なんてあったのかとか聞かれ一振りだけあったと言っておく。
　案内人は刀をみて細い剣を選ぶなんて変わってるなといってくるが刀見た事無いのか、ここにあった物のはずだがどんな武器があるか把握していないのだろう。
　これでも良いのかと聞くとここにあったのだから問題ないといってくる。
　別の部屋に行きこちらの世界の服装に着替える。
　この後は別行動になるため巨乳ちゃん２人が再度一緒にどうですかと言ってくるがお偉い方が良い顔しないからと断り慎重に行動して怪我しないようにと言ってアイテムボックスからこの世界に持ってきたペットボトルのお茶を２人に餞別と言って渡す。
　２人にお礼を言われ、どこかで会った時にはよろしくと言って分かれる。
　城を出る途中で約束の資金をもらい袋の中を覗くと金貨がそれなりに入っていた。
　資金をくれた人物に金について聞くと（銅＜大銅＜銀＜大銀＜金＜大金＜白金）１０枚で繰り上がりらしい。
　ついでに、鑑定やアイテムボックスのスキルに関して聞いた所。
　人族では鑑定スキル持ちは聞いた事は無いがアイテムボックス持ちはまれにいるらしく、入れられる容量はどうやら個人差があるらしく一定ではないらしい、との事。
　教えてくれた事に礼をいい２度とくる事は無いだろう城を後にする。
　街中のメインストリートだろう街の入り口から城まで続く真っ直ぐな道を街中に向かって歩いてる。
　さて、この世界に来たからにはこの世界の事を知らないとどうにもならない。
　この国からも早急に出て行かないと、あやしい王様だったし長居すると余計なトラブルに巻き込まれそうだ。
　出来る事から行動していくか。