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第13話
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逃げれない…いや、動いたらバレる。
耳をすませ、動きあるものに敏感に反応するように警戒しているこの人達から逃げ切ることは不可能そうだ…
観念しよう…
[…えっと。なんでしょう?]
「「「「そこか!!」」」」
取り囲む人々…完全に逃げれなくなりました(泣)
[あの…逃げませんから…囲まないでください(泣)]
『メイ様を泣かすのは誰ですか?』
《泣かした?》
《へー?》
私の頭上又は、囲んでいる人たちの後ろに姿をあらわす精霊のみんなとアル。青筋立ててご立腹…。
すぐに解散して、散るプレイヤー。
…助かった。
「悪かったにゃっ。泣かせるつもりは…」
「わ、悪い。」
『…メイ様大丈夫ですか?』
[だいじょうぶ。]
《あまりの怖さに字が震えてるじゃないの!》
《お母さんよしよし。ふわっ。》
ムゲンに少し甘えるため、抱きつく。ふう。落ち着いた。人に囲まれるのって本当に圧迫感しかないです。陰キャには辛い現象でした…
《ずるーいー。》
[ソフィー達は後ね?]
《絶対よ!》
必死だなぁ。でもそんな彼らを見て安らぐ自分がいるという。
「そ、それで。勝てる気でいるのはどういうことだ?」
[レベルがまあ、近かったので…]
『『は?』』
「「「「え?」」」」
「いくつにゃ!」
[48です。]
『『ーー!?』』
口を大きく開けて絶句…前にも同じようなことあったような?
『メイ様…ご立派になられて…!』
《じゃ、当分剣は使っちゃダメ!魔法で戦って!》
《ちなみに剣の熟練度は?》
[42]
《うわぁ。》
《剣は封印だな。》
えー。熟練度が上がったらいつもより切れ味が上がってサクサク切れて楽しいのに…
「おいおい…これ、順位一気に変わるぞ。」
「これは…ここにいる人らはもう無理でしょ…」
「そうだにゃぁ。トップ100の入れ替えかもにゃぁ。」
「でもとりあえず、俺たちがギブアップするまで、魔王種の相手はダメだからな?」
[もちろんです。頑張ってください。]
これ以上はいいです。
頑張ってください!!
でもまだ疑問が残ります。にゃこたんさんが言ったのはトップ100の入れ替え…このギルドはトップだと聞いたのです。だからトップ10の入れ替えとか思っちゃったのですが…違うようです?
そんなことを紙に書いて聞こうとしたら空から声がかかります。
『頑張るのはいいが、勝てるか?俺に。』
「っ!来た!!」
空に現れたその存在は手足が大きな鎌となっていて、鋭い眼光を我々に突きつける。私たちに視線を送るなり、紙を持つ私の方向をじっと見つめ、その後に私が捕まえている魔王種の2体に目を向けます。
『残りのクルーとクオーンが来ないからきてみれば。どういう状況だ。捕まったなら、自害しろ雑魚。』
『…す、すみません。身動きが取れない状況で…』
『じゃ、俺が片付けてやる。』
なんの躊躇もなく鎌を振りかざし光のヤイバが2つ出て狼さんとフクロウさんの首が飛びます。
『『へ?…!待っ!!』』
簡単に仲間の首を刈り取るカマキリの魔王種…。そんな状況を見て思ったことが2つ。
あー…経験値が勿体無い。
それと…か、顔が!
[顔が三角だ!!]
「 そこかよ!」
いいツッコミ入りましたー。ナイスケンジさん!
『ふーん?そこにいるのか透明人間。俺の相手をしろ。』
[お断りします。]
『ああ”?』
[お断りします。]
『じゃ、俺がそこの雑魚ども消した後俺の相手しろ。』
[………勝てるといいですね。]
『よしきた!』
『というわけで死ね。鎌薙!!』
「伏せろ!!」
バッと伏せた人以外の首が飛ぶ!すぐに粒子となりその場から消える。大分削れたな…。
私はその範囲から素早く飛び退いていますので完全に観客モードです。
それにしても、ガークさんって負けたからデスペナがあるんですよね?確かデスペナは体が重くなる状態がゲーム内の半日続くはずでしたが…大丈夫なんでしょうかね??
残ってるのは双子さん、ガークさん、にゃこたんさん、ケンジさん、リラさんユウだけ…
『ハッ!その程度ならこれで終わりだ!鎌風狩り!!』
「うにゃ?!」
「防ぎ切れねぇ!」
「「し、死ぬ。」」
…私参加しないとは言ったけど…一方的だなぁ。
しょうがない。殺るか。剣は使ったら精霊達に怒られちゃうから…とりあえず使ってない魔法で…シャドウエッジ!
カマキリさんの足元にできた影が尖って体に突き刺さる!あまり熟練度が上がってないので小さな槍が突き出たような感じでしょうか。
『ぐあ?!クソ!参加しねぇって言ってたじゃねぇか!』
[気のせいです。皆さん、ギブでいいですか?]
「…頼む。」
「すまないにゃ…」
じゃ、虫の標本作りと行きましょう。まず、手足を拘束します。プラントウィップ!からの…
『ハッ!この程度の拘束…ナニ?!斬れないだと!』
無属性魔法のバリア。これはガラスのような壁を作り出す初期魔法です。板をイメージすることが多いでしょうが、そこは工夫してツルを包み断ち切れないツルを作り上げるように使いました。なので、簡単には斬れません。でも熟練度低いのですぐに破られてしまいます。もう一回斬ろうとしたら流石に防げません。その前に、シャドウエッジ!…で関節を狙って刺します!
『うが!動けないっ!』
ここで息の根を止めるのもいいですが…生きながら飾るのもいいですよね。たまには…とちょっとリアルではできない残虐な方法を取らせていただきましょう。まあ、標本作りが残虐かどうかと言われたら人それぞれですよ?ということで干からびるまでちょっと乾燥させてみましょう!
サンドライ!
『…う…あ。…ぁ……干からび…る。』
このまま放置してもいいのですが…最後は粉々にすりつぶして終わらせましょう。2体分の経験値を取り上げた罰なのです。
ロックフォール!!
『ーーー…』
ちなみにロックホールは大地魔法。空から大きな岩を振らせる魔法です。岩の大きさは込める魔力で変わるようです。相手は動けませんから、回復もしつつ、ゆっくりと大きさを整えて一気に落としました。最後の魔王種さんは見事に岩にすり潰され…少し砕けた岩のの下です。素材確保できるんですかね?
~~只今全ての魔王種が討伐されました。最終集計を致します少々お待ちください~~
ふう。
[終わりました。…あー。シャユさんが離れたところで倒れてるのを確認したので大将さんとかに連れて行ってきます。…落ち着いたら来てください。じゃ。]
うん…捕まる前に逃げたほうがいい気がしますので、大将さんのところに行きましょう。
石化魔法は流石に使えないのですが…あれを相手するの大変そうなので壁を作って一定の距離を保ちたいところ…
『…メイ様。強すぎです。』
《だねぇ。》
とりあえず、女の人負ぶさって、大将さんとこに避難!そしてそこで頼み込みます!
リィーン!
『お!メイ!来たか!!魔王種はどうなった?』
[魔王種は全員倒しました!シャユさんの介抱よろしくです!そして私はいないことにしてください!!]
『あん?』
ドタドタと足音が大きくなりバーンと扉を開けて入ってくる石化していた人たち!!
「大将!メイどこ!!」
『…とりあえず落ち着け。』
まずはケンジさん。
「ここにいることはわかってるにゃ!」
「出せ!」
そして、にゃこたんさんとガークさん。
『………』
あ、大将さんのおでこにいっぱい怒りマークが!
『黙れって言ってんだよ!聞こえねぇのか!!』
「「「ひっ?!」」」
大将さんが怒鳴りあげたので隠れてた私も少しびっくり。ですが、これで落ち着いてくれるなら助かります…
耳をすませ、動きあるものに敏感に反応するように警戒しているこの人達から逃げ切ることは不可能そうだ…
観念しよう…
[…えっと。なんでしょう?]
「「「「そこか!!」」」」
取り囲む人々…完全に逃げれなくなりました(泣)
[あの…逃げませんから…囲まないでください(泣)]
『メイ様を泣かすのは誰ですか?』
《泣かした?》
《へー?》
私の頭上又は、囲んでいる人たちの後ろに姿をあらわす精霊のみんなとアル。青筋立ててご立腹…。
すぐに解散して、散るプレイヤー。
…助かった。
「悪かったにゃっ。泣かせるつもりは…」
「わ、悪い。」
『…メイ様大丈夫ですか?』
[だいじょうぶ。]
《あまりの怖さに字が震えてるじゃないの!》
《お母さんよしよし。ふわっ。》
ムゲンに少し甘えるため、抱きつく。ふう。落ち着いた。人に囲まれるのって本当に圧迫感しかないです。陰キャには辛い現象でした…
《ずるーいー。》
[ソフィー達は後ね?]
《絶対よ!》
必死だなぁ。でもそんな彼らを見て安らぐ自分がいるという。
「そ、それで。勝てる気でいるのはどういうことだ?」
[レベルがまあ、近かったので…]
『『は?』』
「「「「え?」」」」
「いくつにゃ!」
[48です。]
『『ーー!?』』
口を大きく開けて絶句…前にも同じようなことあったような?
『メイ様…ご立派になられて…!』
《じゃ、当分剣は使っちゃダメ!魔法で戦って!》
《ちなみに剣の熟練度は?》
[42]
《うわぁ。》
《剣は封印だな。》
えー。熟練度が上がったらいつもより切れ味が上がってサクサク切れて楽しいのに…
「おいおい…これ、順位一気に変わるぞ。」
「これは…ここにいる人らはもう無理でしょ…」
「そうだにゃぁ。トップ100の入れ替えかもにゃぁ。」
「でもとりあえず、俺たちがギブアップするまで、魔王種の相手はダメだからな?」
[もちろんです。頑張ってください。]
これ以上はいいです。
頑張ってください!!
でもまだ疑問が残ります。にゃこたんさんが言ったのはトップ100の入れ替え…このギルドはトップだと聞いたのです。だからトップ10の入れ替えとか思っちゃったのですが…違うようです?
そんなことを紙に書いて聞こうとしたら空から声がかかります。
『頑張るのはいいが、勝てるか?俺に。』
「っ!来た!!」
空に現れたその存在は手足が大きな鎌となっていて、鋭い眼光を我々に突きつける。私たちに視線を送るなり、紙を持つ私の方向をじっと見つめ、その後に私が捕まえている魔王種の2体に目を向けます。
『残りのクルーとクオーンが来ないからきてみれば。どういう状況だ。捕まったなら、自害しろ雑魚。』
『…す、すみません。身動きが取れない状況で…』
『じゃ、俺が片付けてやる。』
なんの躊躇もなく鎌を振りかざし光のヤイバが2つ出て狼さんとフクロウさんの首が飛びます。
『『へ?…!待っ!!』』
簡単に仲間の首を刈り取るカマキリの魔王種…。そんな状況を見て思ったことが2つ。
あー…経験値が勿体無い。
それと…か、顔が!
[顔が三角だ!!]
「 そこかよ!」
いいツッコミ入りましたー。ナイスケンジさん!
『ふーん?そこにいるのか透明人間。俺の相手をしろ。』
[お断りします。]
『ああ”?』
[お断りします。]
『じゃ、俺がそこの雑魚ども消した後俺の相手しろ。』
[………勝てるといいですね。]
『よしきた!』
『というわけで死ね。鎌薙!!』
「伏せろ!!」
バッと伏せた人以外の首が飛ぶ!すぐに粒子となりその場から消える。大分削れたな…。
私はその範囲から素早く飛び退いていますので完全に観客モードです。
それにしても、ガークさんって負けたからデスペナがあるんですよね?確かデスペナは体が重くなる状態がゲーム内の半日続くはずでしたが…大丈夫なんでしょうかね??
残ってるのは双子さん、ガークさん、にゃこたんさん、ケンジさん、リラさんユウだけ…
『ハッ!その程度ならこれで終わりだ!鎌風狩り!!』
「うにゃ?!」
「防ぎ切れねぇ!」
「「し、死ぬ。」」
…私参加しないとは言ったけど…一方的だなぁ。
しょうがない。殺るか。剣は使ったら精霊達に怒られちゃうから…とりあえず使ってない魔法で…シャドウエッジ!
カマキリさんの足元にできた影が尖って体に突き刺さる!あまり熟練度が上がってないので小さな槍が突き出たような感じでしょうか。
『ぐあ?!クソ!参加しねぇって言ってたじゃねぇか!』
[気のせいです。皆さん、ギブでいいですか?]
「…頼む。」
「すまないにゃ…」
じゃ、虫の標本作りと行きましょう。まず、手足を拘束します。プラントウィップ!からの…
『ハッ!この程度の拘束…ナニ?!斬れないだと!』
無属性魔法のバリア。これはガラスのような壁を作り出す初期魔法です。板をイメージすることが多いでしょうが、そこは工夫してツルを包み断ち切れないツルを作り上げるように使いました。なので、簡単には斬れません。でも熟練度低いのですぐに破られてしまいます。もう一回斬ろうとしたら流石に防げません。その前に、シャドウエッジ!…で関節を狙って刺します!
『うが!動けないっ!』
ここで息の根を止めるのもいいですが…生きながら飾るのもいいですよね。たまには…とちょっとリアルではできない残虐な方法を取らせていただきましょう。まあ、標本作りが残虐かどうかと言われたら人それぞれですよ?ということで干からびるまでちょっと乾燥させてみましょう!
サンドライ!
『…う…あ。…ぁ……干からび…る。』
このまま放置してもいいのですが…最後は粉々にすりつぶして終わらせましょう。2体分の経験値を取り上げた罰なのです。
ロックフォール!!
『ーーー…』
ちなみにロックホールは大地魔法。空から大きな岩を振らせる魔法です。岩の大きさは込める魔力で変わるようです。相手は動けませんから、回復もしつつ、ゆっくりと大きさを整えて一気に落としました。最後の魔王種さんは見事に岩にすり潰され…少し砕けた岩のの下です。素材確保できるんですかね?
~~只今全ての魔王種が討伐されました。最終集計を致します少々お待ちください~~
ふう。
[終わりました。…あー。シャユさんが離れたところで倒れてるのを確認したので大将さんとかに連れて行ってきます。…落ち着いたら来てください。じゃ。]
うん…捕まる前に逃げたほうがいい気がしますので、大将さんのところに行きましょう。
石化魔法は流石に使えないのですが…あれを相手するの大変そうなので壁を作って一定の距離を保ちたいところ…
『…メイ様。強すぎです。』
《だねぇ。》
とりあえず、女の人負ぶさって、大将さんとこに避難!そしてそこで頼み込みます!
リィーン!
『お!メイ!来たか!!魔王種はどうなった?』
[魔王種は全員倒しました!シャユさんの介抱よろしくです!そして私はいないことにしてください!!]
『あん?』
ドタドタと足音が大きくなりバーンと扉を開けて入ってくる石化していた人たち!!
「大将!メイどこ!!」
『…とりあえず落ち着け。』
まずはケンジさん。
「ここにいることはわかってるにゃ!」
「出せ!」
そして、にゃこたんさんとガークさん。
『………』
あ、大将さんのおでこにいっぱい怒りマークが!
『黙れって言ってんだよ!聞こえねぇのか!!』
「「「ひっ?!」」」
大将さんが怒鳴りあげたので隠れてた私も少しびっくり。ですが、これで落ち着いてくれるなら助かります…
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