44 / 214
43カケルの提案
しおりを挟む
暁。それは、ソラ国の田舎で、自然発生的に生まれた組織だ。彼らもまた、クレナ国の楽師団からもたらされるはずの恩恵が減って、困窮している被害者なのである。
昔はクレナから頻繁に楽師がやってきていたが、今では年に一度。演奏されるのもソラの都で行われる儀式に限られている。これまでソラは生活に役立つ多くの神具を作ることでクレナに貢献してきたが、クレナからの見返りはあまりに少ない。クレナ王の指示で高価な神具が安く買い叩かれることも増えてきた。
これでは生活が立ち行かなくなってしまう。
ソラの特産である神具を、軽く見すぎていることも許せない。
とうとう、怒りを募らせたソラ国民が集まって組織を作り上げた。それが暁である。
「彼らもあなた方のように、独自の楽師団を作って、王家や役人任せではない土地の活性化を目標にしています」
「でもその暁ってのは、ソラ国を良くしたいんだろう? うちはクレナ国をどうにかしたい。他所の事はどうでもいいな」
カケルは、出していた紙を広げた。
「そうおっしゃると思っておりましたので、ここに理由をまとめてあります。まずはお読みください」
ミズキは、紙を手に取った。
ここには、カケルの事情と見解が書かれてある。
まず、ミズキ達が必要としているシェンシャンは、ヨロズ屋で全て用意できないということ。これは、クレナ王がシェンシャンの生産を制限していることに関係する。
クレナ王は、とにかくシェンシャンを嫌っている。以前から目の敵にしていたが、近年それに拍車がかかってきた。国内の商人は、シェンシャンの取り扱い数を国に正しく申告せねばならず、もし数を誤魔化そうものならば都から追い出されてしまうだろう。
そこでカケルが提案したのが、ソラからの輸入だ。通常は商人を介して行うものだが、暁を通せば安価に良いシェンシャンが手に入る。
関所はあるものの、クレナに持ち込む方法はいくらでもあった。何せ二国は隣り合っており、その境界は高い城壁で区切られているわけでもない。不正に入国して見つかれば罪に問われるが、田舎では国境沿いで取り締まる衛士も少ないので、実際にはザルなのだ。
では、対価はどうするのか。これは、ミズキの今の身分を活かすことができる。暁は、クレナの楽師団の特殊な演奏の仕方を知らない。それをミズキが教える。すると、ソラでも土地に恵みを与えることのできる本格的なシェンシャン演奏ができるというものだ。
ミズキは低い声で唸った。
「確かに、手を組む理由にはなる。だが、これで俺達はソラ国王家からも睨まれることになりそうだ」
カケルは思わず声を出して笑ってしまった。自分こそが、その王族なのだから。けれど、正体を明かすことはできない。サヨにすら、まだなのだ。
「それは杞憂ですよ。なぜならば、敵の敵は味方だからです」
ソラ国とて、クレナ国から狙われているのは分かっている。さらに言えば、問題があるのはクレナ国というよりもクレナ国王であることも把握している。となると、同じくクレナ国王に対して憤っている組織は都合が良い。もし王家の手を汚さずして、クレナ国王を倒せるならば万々歳なのだ。また、クレナに強く出られないソラ王家を責める勢力もあるので、それに拮抗できる組織として成長させたい狙いもあった。
「つまり、暁はソラ国王家黙認の組織ということか」
「えぇ、そういう認識で構いません。何はともあれ、クレナ国外に味方を持つことは良いことではないでしょうか? いつかクレナ国王を倒すならば、相手が想定しにくい者を引き込んでおく方が強いはずです」
まさか商人如き、しかも年若い男がここまで政を語ってくるとは。しかも、ソラともかなり強いコネを持っているようだ。ミズキはカケルを侮っていたわけではないが、これは認識を改めざるをえなかった。
だからこそ、尋ねておきたいことがある。
「それで、何故ここまでの便宜を図ってくれるんだ? 店主さんの利が見えない」
暁は明らかに表舞台の組織ではないだろう、とミズキは考えている。となると、カケルがもたらした情報は、普通の方法では得られないものだ。
しかも、シェンシャンという高価な神具まで融通することを約束してくれるとなると、カケルへの対価も覚悟せねばならなくなる。ヨロズ屋との単なる商談へ出向いたつもりが、急に話が大きくなってしまった。
カケルは、戸惑うミズキの様子は当然だと思う。
「利はありますよ。クレナ国王が倒れると、コトリが自由になります。それが私の願いですね」
もちろん他にも理由はある。王族としては、二国を無理やり一つにするのは危険だという見解を持っていた。何より、国民が混乱するのは目に見えている。そして、戦は何も生み出さないことは、歴史と帝国に侵略された周辺諸国の現状が物語っていた。そのためには、首謀者の失脚を狙うしかない。
「じゃ、そういうことにしといてやるよ」
カケルは真面目かつ誠実に答えたつもりだったが、ミズキは少々茶化されたと思ったらしい。
確かに、ただの商人が陶酔するには王女という身分は高すぎる。そして、クレナ国内でこういった組織を支援することは、商売だけでなく、自らの命取りにもなりかねない。ミズキが解せないという顔をするのは仕方なかった。
それを分かっても尚、カケルはコトリのために、と口にする。告白する前に何度もフラれ続けた年月の長さを考えると、時々自分でも馬鹿だと思うが、やはりこの気持ちに正直でありたいのだ。
最悪、王子でなくなったって構わない。コトリさえ無事ならば、コトリさえ彼女の思うように生きられるのであれば、形などには拘らない。
だからこそ、クレナ国王に対抗できそうな存在には力を惜しまないつもりなのだ。
「今は、それでいいです。まだお互いが信頼できないのは、無理ありません」
「そうだな」
ミズキはカケルから受け取った紙を懐に入れた。
「仲間と相談したい。返事は近々」
「それで結構です」
その後は、二人がサヨから受けているコトリの護衛の話と、その他の神具について商談を行った。全てが終わった時には、往来の人通りはほとんど無くなり、どの店も閉めていて、あるのは僅かな月明かりだけ。
カケルはミズキを店の外まで見送った。表は閉めてしまったので、裏口から路地へ出る。
ミズキは、カケルを振り返った。
「それにしても、姫さんを呼び捨てにするのはどうかと思うぞ」
「大丈夫です。カナデ様の前では粗相しませんから」
いっそのこと粗相できたら、コトリとより親密になれるのだろうか。とカケルは思案したが、やはりできそうもない。本人へコトリと呼びかけられるようになったが最後。自分を押さえられる自信が持てないのだ。
カケルは、ミズキの姿が暗闇に消えるのを見送った。
昔はクレナから頻繁に楽師がやってきていたが、今では年に一度。演奏されるのもソラの都で行われる儀式に限られている。これまでソラは生活に役立つ多くの神具を作ることでクレナに貢献してきたが、クレナからの見返りはあまりに少ない。クレナ王の指示で高価な神具が安く買い叩かれることも増えてきた。
これでは生活が立ち行かなくなってしまう。
ソラの特産である神具を、軽く見すぎていることも許せない。
とうとう、怒りを募らせたソラ国民が集まって組織を作り上げた。それが暁である。
「彼らもあなた方のように、独自の楽師団を作って、王家や役人任せではない土地の活性化を目標にしています」
「でもその暁ってのは、ソラ国を良くしたいんだろう? うちはクレナ国をどうにかしたい。他所の事はどうでもいいな」
カケルは、出していた紙を広げた。
「そうおっしゃると思っておりましたので、ここに理由をまとめてあります。まずはお読みください」
ミズキは、紙を手に取った。
ここには、カケルの事情と見解が書かれてある。
まず、ミズキ達が必要としているシェンシャンは、ヨロズ屋で全て用意できないということ。これは、クレナ王がシェンシャンの生産を制限していることに関係する。
クレナ王は、とにかくシェンシャンを嫌っている。以前から目の敵にしていたが、近年それに拍車がかかってきた。国内の商人は、シェンシャンの取り扱い数を国に正しく申告せねばならず、もし数を誤魔化そうものならば都から追い出されてしまうだろう。
そこでカケルが提案したのが、ソラからの輸入だ。通常は商人を介して行うものだが、暁を通せば安価に良いシェンシャンが手に入る。
関所はあるものの、クレナに持ち込む方法はいくらでもあった。何せ二国は隣り合っており、その境界は高い城壁で区切られているわけでもない。不正に入国して見つかれば罪に問われるが、田舎では国境沿いで取り締まる衛士も少ないので、実際にはザルなのだ。
では、対価はどうするのか。これは、ミズキの今の身分を活かすことができる。暁は、クレナの楽師団の特殊な演奏の仕方を知らない。それをミズキが教える。すると、ソラでも土地に恵みを与えることのできる本格的なシェンシャン演奏ができるというものだ。
ミズキは低い声で唸った。
「確かに、手を組む理由にはなる。だが、これで俺達はソラ国王家からも睨まれることになりそうだ」
カケルは思わず声を出して笑ってしまった。自分こそが、その王族なのだから。けれど、正体を明かすことはできない。サヨにすら、まだなのだ。
「それは杞憂ですよ。なぜならば、敵の敵は味方だからです」
ソラ国とて、クレナ国から狙われているのは分かっている。さらに言えば、問題があるのはクレナ国というよりもクレナ国王であることも把握している。となると、同じくクレナ国王に対して憤っている組織は都合が良い。もし王家の手を汚さずして、クレナ国王を倒せるならば万々歳なのだ。また、クレナに強く出られないソラ王家を責める勢力もあるので、それに拮抗できる組織として成長させたい狙いもあった。
「つまり、暁はソラ国王家黙認の組織ということか」
「えぇ、そういう認識で構いません。何はともあれ、クレナ国外に味方を持つことは良いことではないでしょうか? いつかクレナ国王を倒すならば、相手が想定しにくい者を引き込んでおく方が強いはずです」
まさか商人如き、しかも年若い男がここまで政を語ってくるとは。しかも、ソラともかなり強いコネを持っているようだ。ミズキはカケルを侮っていたわけではないが、これは認識を改めざるをえなかった。
だからこそ、尋ねておきたいことがある。
「それで、何故ここまでの便宜を図ってくれるんだ? 店主さんの利が見えない」
暁は明らかに表舞台の組織ではないだろう、とミズキは考えている。となると、カケルがもたらした情報は、普通の方法では得られないものだ。
しかも、シェンシャンという高価な神具まで融通することを約束してくれるとなると、カケルへの対価も覚悟せねばならなくなる。ヨロズ屋との単なる商談へ出向いたつもりが、急に話が大きくなってしまった。
カケルは、戸惑うミズキの様子は当然だと思う。
「利はありますよ。クレナ国王が倒れると、コトリが自由になります。それが私の願いですね」
もちろん他にも理由はある。王族としては、二国を無理やり一つにするのは危険だという見解を持っていた。何より、国民が混乱するのは目に見えている。そして、戦は何も生み出さないことは、歴史と帝国に侵略された周辺諸国の現状が物語っていた。そのためには、首謀者の失脚を狙うしかない。
「じゃ、そういうことにしといてやるよ」
カケルは真面目かつ誠実に答えたつもりだったが、ミズキは少々茶化されたと思ったらしい。
確かに、ただの商人が陶酔するには王女という身分は高すぎる。そして、クレナ国内でこういった組織を支援することは、商売だけでなく、自らの命取りにもなりかねない。ミズキが解せないという顔をするのは仕方なかった。
それを分かっても尚、カケルはコトリのために、と口にする。告白する前に何度もフラれ続けた年月の長さを考えると、時々自分でも馬鹿だと思うが、やはりこの気持ちに正直でありたいのだ。
最悪、王子でなくなったって構わない。コトリさえ無事ならば、コトリさえ彼女の思うように生きられるのであれば、形などには拘らない。
だからこそ、クレナ国王に対抗できそうな存在には力を惜しまないつもりなのだ。
「今は、それでいいです。まだお互いが信頼できないのは、無理ありません」
「そうだな」
ミズキはカケルから受け取った紙を懐に入れた。
「仲間と相談したい。返事は近々」
「それで結構です」
その後は、二人がサヨから受けているコトリの護衛の話と、その他の神具について商談を行った。全てが終わった時には、往来の人通りはほとんど無くなり、どの店も閉めていて、あるのは僅かな月明かりだけ。
カケルはミズキを店の外まで見送った。表は閉めてしまったので、裏口から路地へ出る。
ミズキは、カケルを振り返った。
「それにしても、姫さんを呼び捨てにするのはどうかと思うぞ」
「大丈夫です。カナデ様の前では粗相しませんから」
いっそのこと粗相できたら、コトリとより親密になれるのだろうか。とカケルは思案したが、やはりできそうもない。本人へコトリと呼びかけられるようになったが最後。自分を押さえられる自信が持てないのだ。
カケルは、ミズキの姿が暗闇に消えるのを見送った。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
あの子を好きな旦那様
はるきりょう
恋愛
「クレアが好きなんだ」
目の前の男がそう言うのをただ、黙って聞いていた。目の奥に、熱い何かがあるようで、真剣な想いであることはすぐにわかった。きっと、嬉しかったはずだ。その名前が、自分の名前だったら。そう思いながらローラ・グレイは小さく頷く。
※小説家になろうサイト様に掲載してあります。
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる