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第4章〜過去編‥真の力の秘密…そして過去に何が起きたのか…
72話〜ドルマノフが知るブラットの過去‥②
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その後ブラットはお昼の食事を済ませ、部屋に戻った。
しばらくして城の使いの者が来て、ガルドはブラットに用が出来たから城に行くと言い使いの者と向かった。
それを確認するとブラットはグレンとヴィオレの所に向かったが、2人ともに用が出来てしまい家から出られなかった。
ブラットは一度家に帰るが、1人でいるのがつまらなくなり、隠しておいた剣を持ち村の外に出た。
ドルマノフはそれを見ていたが、少し様子を見る事にした。
ブラットは村の外の魔物や獣がそれほど強くない、人気のない場所に来た。
「……ここなら見つからないと思うし、魔物も獣もそれほど強くないはず。えっと……1人で来ちゃったけど大丈夫かな?……やっぱり戻ろうかなぁ……。」
ブラットは怖くなり家に帰ろうと村の方に向きを変えた瞬間、この辺りにいる筈のないビッグスライムが目の前にいた。
それを見たブラットは、逃げようとするが怖くて身体が思うように動かず、声も出なくなり泣き出してしまった。
ビッグスライムはブラットを見るなり体当たりした。
ブラットは逃げる事が出来ず攻撃をまともに喰らい、少し先まで飛ばされたが何とかよろけながら立ち上がった。
そのまま逃げようとしたが、ビッグスライムはブラット目掛け粘液を吐いた。
その粘液はブラットの身体にまとわりつき動けなくなった。
そしてビッグスライムは、すかさずブラットを捕食した。
それを見たドルマノフは慌てて助けようとした。
「これは流石に不味いじゃろう。仕方がない、見てるだけのつもりじゃったが、助けるしかないじゃろうのぉ。」
ドルマノフは魔法を使おうとした。
しかし、ブラットを捕食した筈のビッグスライムの身体全体が、急に黒く光を発するとビッグスライムは急にもがき苦しみ出した。
すると、ビッグスライムはあまりの苦しさにブラットを吐き出した。
ブラットは何が起きたのか分からず泣きながらその場にまた座り込んでしまった。
ドルマノフはその光景を見て攻撃をしようとしていたが攻撃するのをやめ、ビッグスライムの身体の中で何が起きたのかと考え、もう少し様子を見る事にした。
そしてビッグスライムはあまりの苦しさに暴れ出しブラットを押し潰そうとしていた。
ブラットはそれを見ると怖くて更に泣き出しながら無意識にビッグスライムの身体に両手をかざし触れた瞬間、黒い光を放った。
黒い光はビッグスライムの身体全体を覆い苦しみ出した。しばらくして、ビッグスライムは更に苦しみだし徐々に小さくなってきたと思った瞬間、覆っていた黒い光が激しく光を放った。
その黒い光は小さくなり消え、ビッグスライムは害のない小さな可愛いウサギの姿に変わっていた。
その光景を見たドルマノフは驚き戸惑った。
「これはまさかとは思うが。ビッグスライムの身体に両手が触れただけで、姿を小さなウサギに変えてしまうとはのぉ。いったいあの力は何だ?まるで全てを根本から変える力のようにも見えるのじゃが?これは少し調べる必要があるな。そして、その力が強大な力であれば封印した方がいいかもしれんのぉ。」
ドルマノフは考えた後、ブラットの事が心配になり、姿と気配を消し薬草と傷薬を近くに置きその場を去った。
そして、ブラットは何が起きたのかしばらく分からなかったが、その小さなウサギになめられ我に返り、近くに薬がある事に気がつき不思議に思ったが、とりあえず飲み村に戻ったのだった…。
しばらくして城の使いの者が来て、ガルドはブラットに用が出来たから城に行くと言い使いの者と向かった。
それを確認するとブラットはグレンとヴィオレの所に向かったが、2人ともに用が出来てしまい家から出られなかった。
ブラットは一度家に帰るが、1人でいるのがつまらなくなり、隠しておいた剣を持ち村の外に出た。
ドルマノフはそれを見ていたが、少し様子を見る事にした。
ブラットは村の外の魔物や獣がそれほど強くない、人気のない場所に来た。
「……ここなら見つからないと思うし、魔物も獣もそれほど強くないはず。えっと……1人で来ちゃったけど大丈夫かな?……やっぱり戻ろうかなぁ……。」
ブラットは怖くなり家に帰ろうと村の方に向きを変えた瞬間、この辺りにいる筈のないビッグスライムが目の前にいた。
それを見たブラットは、逃げようとするが怖くて身体が思うように動かず、声も出なくなり泣き出してしまった。
ビッグスライムはブラットを見るなり体当たりした。
ブラットは逃げる事が出来ず攻撃をまともに喰らい、少し先まで飛ばされたが何とかよろけながら立ち上がった。
そのまま逃げようとしたが、ビッグスライムはブラット目掛け粘液を吐いた。
その粘液はブラットの身体にまとわりつき動けなくなった。
そしてビッグスライムは、すかさずブラットを捕食した。
それを見たドルマノフは慌てて助けようとした。
「これは流石に不味いじゃろう。仕方がない、見てるだけのつもりじゃったが、助けるしかないじゃろうのぉ。」
ドルマノフは魔法を使おうとした。
しかし、ブラットを捕食した筈のビッグスライムの身体全体が、急に黒く光を発するとビッグスライムは急にもがき苦しみ出した。
すると、ビッグスライムはあまりの苦しさにブラットを吐き出した。
ブラットは何が起きたのか分からず泣きながらその場にまた座り込んでしまった。
ドルマノフはその光景を見て攻撃をしようとしていたが攻撃するのをやめ、ビッグスライムの身体の中で何が起きたのかと考え、もう少し様子を見る事にした。
そしてビッグスライムはあまりの苦しさに暴れ出しブラットを押し潰そうとしていた。
ブラットはそれを見ると怖くて更に泣き出しながら無意識にビッグスライムの身体に両手をかざし触れた瞬間、黒い光を放った。
黒い光はビッグスライムの身体全体を覆い苦しみ出した。しばらくして、ビッグスライムは更に苦しみだし徐々に小さくなってきたと思った瞬間、覆っていた黒い光が激しく光を放った。
その黒い光は小さくなり消え、ビッグスライムは害のない小さな可愛いウサギの姿に変わっていた。
その光景を見たドルマノフは驚き戸惑った。
「これはまさかとは思うが。ビッグスライムの身体に両手が触れただけで、姿を小さなウサギに変えてしまうとはのぉ。いったいあの力は何だ?まるで全てを根本から変える力のようにも見えるのじゃが?これは少し調べる必要があるな。そして、その力が強大な力であれば封印した方がいいかもしれんのぉ。」
ドルマノフは考えた後、ブラットの事が心配になり、姿と気配を消し薬草と傷薬を近くに置きその場を去った。
そして、ブラットは何が起きたのかしばらく分からなかったが、その小さなウサギになめられ我に返り、近くに薬がある事に気がつき不思議に思ったが、とりあえず飲み村に戻ったのだった…。
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