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第六章
厄災の真実と最終局面……7
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ムドルは悩んでいた。『なんとかする』とグレイフェズに言ったものの、どう対処したらいいのか迷っていたからである。
(恐らく、デビルミストも私を襲ってこないでしょう。ですが……この怪物と融合させる訳にはいきません。
どう戦えば……デビルミストに直接、触れられませんし。今、同化している魔獣の能力で使えそうなものがあればいいのですが)
そう思うと一つの行動が脳裏に浮かんだ。
「……フゥ―、やってみますか」
そう言い身構えデビルミストを見据える。そして、目の前に手を翳した。
《ダークフレイヤ・ボウスハンズ!!》
そう叫ぶと両手に漆黒の炎をまとう。
《ダークジャガー・フレイヤキャノン!!》
そう言い放つと、翳した両手の前に魔法陣が展開される。その後、その魔法陣が光った。それと同時に、轟々と燃え盛る漆黒の炎が現れ放たれる。
解き放たれたその漆黒の炎は、徐々に黒豹のような姿へと変わっていった。それは、デビルミストの群れに当たり黒い炎と共に消滅する。
その後、両手にまとう漆黒の炎は消えた。
「ふぅ、駆除できましたが……」
背後で嫌な気配を感じる。と同時に、前にジャンプしながら空中で振り返る。
(ちょっと待ってください!? 違う方からデビルミスト、って……。私を襲う気配はありません。ですが……これはまずい状況、なんとか駆除しなければ)
そう思い地面に着地すると、ムドルは身構えデビルミストを睨む。
その異変にグレイフェズも気づいた。
「デビルミストが俺をさけて別ルートから!? クソッ、俺を馬鹿にしてるのか!!」
そう言い別ルートを通っているデビルミストの方へ向かい駆け出す。
「悪い、ムドル。まさか、デビルミストに学習能力があるとは思わなかった」
「いいえ、問題ないです。私も、想定外でしたので」
それを聞きグレイフェズは頷いた。そして、ムドルを追い越しデビルミストの方に向かう。
その様子をムドルは目で追った。
(デビルミストの方は、グレイに任せるとして……って!?)
グレイフェズがいなくなった隙をついて、デビルミストの群れが向かってくる。
「グレイ、別のルートからもデビルミストが!!」
「クッ、なんなんだ。俺たちの裏をかいてくるって……。ムドル、そっちは頼む」
「了解、そっちは任せましたよ」
そう言われグレイフェズは頷いた。
「さて、やるしかありませんよね。流石に、疲れてきましたが……そうは言っていられませんし」
そう言いながらデビルミストの群れをムドルは、キッと睨み身構える。
片やグレイフェズは、息を切らしながらデビルミストの群れへと向かう。
(ハァハァハァ……流石に、キツい。体力が、尽きてきている。だが、なんとかしないと。あの怪物と融合させる訳にはいかない)
そう思いながら大剣を握り技を叫びデビルミストへと突っ込んでいった。
(恐らく、デビルミストも私を襲ってこないでしょう。ですが……この怪物と融合させる訳にはいきません。
どう戦えば……デビルミストに直接、触れられませんし。今、同化している魔獣の能力で使えそうなものがあればいいのですが)
そう思うと一つの行動が脳裏に浮かんだ。
「……フゥ―、やってみますか」
そう言い身構えデビルミストを見据える。そして、目の前に手を翳した。
《ダークフレイヤ・ボウスハンズ!!》
そう叫ぶと両手に漆黒の炎をまとう。
《ダークジャガー・フレイヤキャノン!!》
そう言い放つと、翳した両手の前に魔法陣が展開される。その後、その魔法陣が光った。それと同時に、轟々と燃え盛る漆黒の炎が現れ放たれる。
解き放たれたその漆黒の炎は、徐々に黒豹のような姿へと変わっていった。それは、デビルミストの群れに当たり黒い炎と共に消滅する。
その後、両手にまとう漆黒の炎は消えた。
「ふぅ、駆除できましたが……」
背後で嫌な気配を感じる。と同時に、前にジャンプしながら空中で振り返る。
(ちょっと待ってください!? 違う方からデビルミスト、って……。私を襲う気配はありません。ですが……これはまずい状況、なんとか駆除しなければ)
そう思い地面に着地すると、ムドルは身構えデビルミストを睨む。
その異変にグレイフェズも気づいた。
「デビルミストが俺をさけて別ルートから!? クソッ、俺を馬鹿にしてるのか!!」
そう言い別ルートを通っているデビルミストの方へ向かい駆け出す。
「悪い、ムドル。まさか、デビルミストに学習能力があるとは思わなかった」
「いいえ、問題ないです。私も、想定外でしたので」
それを聞きグレイフェズは頷いた。そして、ムドルを追い越しデビルミストの方に向かう。
その様子をムドルは目で追った。
(デビルミストの方は、グレイに任せるとして……って!?)
グレイフェズがいなくなった隙をついて、デビルミストの群れが向かってくる。
「グレイ、別のルートからもデビルミストが!!」
「クッ、なんなんだ。俺たちの裏をかいてくるって……。ムドル、そっちは頼む」
「了解、そっちは任せましたよ」
そう言われグレイフェズは頷いた。
「さて、やるしかありませんよね。流石に、疲れてきましたが……そうは言っていられませんし」
そう言いながらデビルミストの群れをムドルは、キッと睨み身構える。
片やグレイフェズは、息を切らしながらデビルミストの群れへと向かう。
(ハァハァハァ……流石に、キツい。体力が、尽きてきている。だが、なんとかしないと。あの怪物と融合させる訳にはいかない)
そう思いながら大剣を握り技を叫びデビルミストへと突っ込んでいった。
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