23 / 79
第三章 永遠のまどろみ
3-2. 皇子様は言ってやった
しおりを挟む
「断っておくが」
シグルドの者達と引き離され、いよいよ馬車に詰め込まれるという時だった。
皇帝がやってきて、ぶしつけにティリスを見て、言い渡した。
「おまえと一緒の時にレオンが死ぬことがあれば、それがどんな状況であれ、おまえの仕業とみなす。正当防衛も認めん。国と自分の命が惜しくば、おかしな気は起こさぬことだ――」
ティリスは初め耳を疑って、次には、カっとなった。
いい加減、我慢も限界だったのだ。
国力をかさにかけて無理な縁談を持ち込んで、孫も老皇帝もまるきりやりたい放題で、それでも、彼女は命懸けでレオンを守ったのに。
感謝しろとか、褒美を取らせろとか、そんなことは言わない。
だからといって、敵か味方かぐらいわからないのか。そう言って、怒鳴りつけることすらできないのか。
理性では、わかっていた。『はい、心得ております』とか何とか、当たり障りのないことを言えばいいんだと。それだけのことだ。
けれど、どうしてそんなことが言える? ティリスは怒り心頭で、射殺さんばかりの青い瞳で皇帝を睨んだ。
「返事はどうした、小僧。いけすかん目だ――」
皇帝が控えていた者から、用意よくムチを受け取った。案外、アディ姫のつれない態度に、心のもやもやを溜め込んでいたのかもしれない。ティリスを連れて来たのも『人質』というのは建て前で、本当は、当て付けなのかもしれない。
――ちくしょ、オレで腹いせする気かよ、このふられジジイ!
よほど言ってやろうかと思ったけれど、ティリスはぐっとこらえた。
あんな大きなことを言って出てきたのだ、早晩、台無しにできない。
だから、ティリスは怒りに耐えて立ち尽くしていた。
皇帝がムチを振り上げる。
ティリスは動かなかった。一歩たりと引かない。誰が謝るものか。ティリスは、ただ、腕で頭部を庇うようにした。
ビシッ
レオンが無言でティリスを庇い、打たれた。
「レ……」
「レオン!? ――おまえ、たいがいにしろ!」
皇帝が怒鳴った。けれど、レオンはまるで動じた様子は見せず、ただ、ティリスを見た。
「……怪我は……? ないな?」
「な……ないけど……何で――何でだよ!」
どうしてか。
皇帝にあれだけ凄まれても、平気だったのに。レオンがかけた言葉に、ティリスは泣きそうになるくらい、動じていた。
「庇うくらいなら、何で、オレはそんなことしないって――そんなことするわけないって、言ってくれないんだよ!」
目に涙を溜めてそう言うティリスを、レオンが不思議そうに見る。
それでも、言った。
「お前はそんなことしない」
「皇帝に言ってくれ!」
「? おじい様に?」
レオンがますます不思議そうに彼女を見るので、ティリスはいたたまれなかった。
それでも、レオンはすぐ、皇帝に向き直ってくれた。
「……レオン?」
レオンはじっと皇帝を見たきり、動かない。
はじめ、皇帝が怖いのかと思った。
親に逆らえないというやつかと。
けれど。
「気は済んだか?」
言ってやったぞとばかり、レオンがふいに振り向いたので、ティリスは混乱した。
何で?
済むかよ。
何でそれで済むんだよ。
ティリスが「済まねーよ」と突っ込もうとした時だった。
「……ええい、もう良い! 誰か、その王子にタブーについて教えておけ!」
皇帝が苛立たしげに吐き捨てて、漆黒のマントをひるがえした。
……え……?
ふいに、ティリスは思い至った。
まさか、レオンの気が触れているって、こういうこと――!?
「ま、待てよ! あ、いや、待って下さい!」
「何だ」
皇帝を呼び止めておきながら、そこでハっと、ティリスはレオンをはばかった。ああ、やりにくいなと思いながら、それでも彼女は聞かずにいられず、こそこそと尋ねた。
「えーと、レオンの気が触れているって、まさか――?」
皇帝の目が、すっと細められた。
「小僧、死にたくなければ、タブーを忘れぬことだ……いいか、何があっても、決してレオンの前で『それは死体だ』と言ってはならん。あれの親が死んでいることを、決して、指摘してはならん。これを破った時には、レオンに殺されると思え」
ティリスはむっとした。
「何ですか、それ! レオンはそんな――見境なく殺したりしないし、そんなのおかしいでしょう!?」
皇帝は一段と声を低くした。
「見境などありはせん。一瞬だ。レオンの前で言ってみろ、あれが使うのは、"死"――死霊術の中でも極めて強く、手に負えん呪だ。小僧、死霊術の操り方を知っているか?」
――『死』――?
初めて聞いたのに、皇帝が脅すような低い声で話すせいか、ひどく重いものに感じられた。
「強力な死霊術は、無意識で操る。『死』を意のままに操る死霊術師など、この世におらんのだ。わしでさえ、な。お前がいかにレオンに取り入ろうと、無駄だ。無意識までは自由にならん。レオンは今や、簡単な忌み言葉で人を殺める、極めて危険な状態にある――気をつけることだ」
ますます腹が立ってきた。レオンはそんな、見境のないヤツじゃないのに。一瞬で殺せるような術を扱えるなら、カタリーナだって殺したはずだ。
「オレは昨日、レオンに母親が死んでいるって言いました! でも、何もされませんでした!」
これには、今度は皇帝が驚愕した。
「なんだと……!? 馬鹿な、なら、レオンは何と答えたと言うのだ」
「何って……それは、変でしたけど……母親は死んでいない、次言ったら容赦しないって、でも……! いきなり殺そうとしたり、酷いことしたりはされていません!」
最初会った時に、いきなり殺そうとしたっけ。
翌朝、酷いこともされたけど……。
でも、それは決して『タブー』とかいうのを犯したからじゃなくて。
ティリスはレオンの狂気が正しく理解されていないのだと思い、誰のためにも、それを正すべきだと思った。
ところが。
「ローゼンタール! 本当なのか」
皇帝の問いに、ロズがこくりとうなずいて、ティリスにしてみれば信じたくない答えを返した。
「ティリス王子、あなたは決してレオンに対して従順でなない。だからレオンは、あなたが嫌がらせを言っているのだと思い込むことができた」
「ロズ……?」
虚ろなロズの目に、見えるはずのない、哀しみと配慮が見えた気がした。
「次にあなたがそれを告げた時には、無事では済まないかもしれない。気をつけて」
シグルドの者達と引き離され、いよいよ馬車に詰め込まれるという時だった。
皇帝がやってきて、ぶしつけにティリスを見て、言い渡した。
「おまえと一緒の時にレオンが死ぬことがあれば、それがどんな状況であれ、おまえの仕業とみなす。正当防衛も認めん。国と自分の命が惜しくば、おかしな気は起こさぬことだ――」
ティリスは初め耳を疑って、次には、カっとなった。
いい加減、我慢も限界だったのだ。
国力をかさにかけて無理な縁談を持ち込んで、孫も老皇帝もまるきりやりたい放題で、それでも、彼女は命懸けでレオンを守ったのに。
感謝しろとか、褒美を取らせろとか、そんなことは言わない。
だからといって、敵か味方かぐらいわからないのか。そう言って、怒鳴りつけることすらできないのか。
理性では、わかっていた。『はい、心得ております』とか何とか、当たり障りのないことを言えばいいんだと。それだけのことだ。
けれど、どうしてそんなことが言える? ティリスは怒り心頭で、射殺さんばかりの青い瞳で皇帝を睨んだ。
「返事はどうした、小僧。いけすかん目だ――」
皇帝が控えていた者から、用意よくムチを受け取った。案外、アディ姫のつれない態度に、心のもやもやを溜め込んでいたのかもしれない。ティリスを連れて来たのも『人質』というのは建て前で、本当は、当て付けなのかもしれない。
――ちくしょ、オレで腹いせする気かよ、このふられジジイ!
よほど言ってやろうかと思ったけれど、ティリスはぐっとこらえた。
あんな大きなことを言って出てきたのだ、早晩、台無しにできない。
だから、ティリスは怒りに耐えて立ち尽くしていた。
皇帝がムチを振り上げる。
ティリスは動かなかった。一歩たりと引かない。誰が謝るものか。ティリスは、ただ、腕で頭部を庇うようにした。
ビシッ
レオンが無言でティリスを庇い、打たれた。
「レ……」
「レオン!? ――おまえ、たいがいにしろ!」
皇帝が怒鳴った。けれど、レオンはまるで動じた様子は見せず、ただ、ティリスを見た。
「……怪我は……? ないな?」
「な……ないけど……何で――何でだよ!」
どうしてか。
皇帝にあれだけ凄まれても、平気だったのに。レオンがかけた言葉に、ティリスは泣きそうになるくらい、動じていた。
「庇うくらいなら、何で、オレはそんなことしないって――そんなことするわけないって、言ってくれないんだよ!」
目に涙を溜めてそう言うティリスを、レオンが不思議そうに見る。
それでも、言った。
「お前はそんなことしない」
「皇帝に言ってくれ!」
「? おじい様に?」
レオンがますます不思議そうに彼女を見るので、ティリスはいたたまれなかった。
それでも、レオンはすぐ、皇帝に向き直ってくれた。
「……レオン?」
レオンはじっと皇帝を見たきり、動かない。
はじめ、皇帝が怖いのかと思った。
親に逆らえないというやつかと。
けれど。
「気は済んだか?」
言ってやったぞとばかり、レオンがふいに振り向いたので、ティリスは混乱した。
何で?
済むかよ。
何でそれで済むんだよ。
ティリスが「済まねーよ」と突っ込もうとした時だった。
「……ええい、もう良い! 誰か、その王子にタブーについて教えておけ!」
皇帝が苛立たしげに吐き捨てて、漆黒のマントをひるがえした。
……え……?
ふいに、ティリスは思い至った。
まさか、レオンの気が触れているって、こういうこと――!?
「ま、待てよ! あ、いや、待って下さい!」
「何だ」
皇帝を呼び止めておきながら、そこでハっと、ティリスはレオンをはばかった。ああ、やりにくいなと思いながら、それでも彼女は聞かずにいられず、こそこそと尋ねた。
「えーと、レオンの気が触れているって、まさか――?」
皇帝の目が、すっと細められた。
「小僧、死にたくなければ、タブーを忘れぬことだ……いいか、何があっても、決してレオンの前で『それは死体だ』と言ってはならん。あれの親が死んでいることを、決して、指摘してはならん。これを破った時には、レオンに殺されると思え」
ティリスはむっとした。
「何ですか、それ! レオンはそんな――見境なく殺したりしないし、そんなのおかしいでしょう!?」
皇帝は一段と声を低くした。
「見境などありはせん。一瞬だ。レオンの前で言ってみろ、あれが使うのは、"死"――死霊術の中でも極めて強く、手に負えん呪だ。小僧、死霊術の操り方を知っているか?」
――『死』――?
初めて聞いたのに、皇帝が脅すような低い声で話すせいか、ひどく重いものに感じられた。
「強力な死霊術は、無意識で操る。『死』を意のままに操る死霊術師など、この世におらんのだ。わしでさえ、な。お前がいかにレオンに取り入ろうと、無駄だ。無意識までは自由にならん。レオンは今や、簡単な忌み言葉で人を殺める、極めて危険な状態にある――気をつけることだ」
ますます腹が立ってきた。レオンはそんな、見境のないヤツじゃないのに。一瞬で殺せるような術を扱えるなら、カタリーナだって殺したはずだ。
「オレは昨日、レオンに母親が死んでいるって言いました! でも、何もされませんでした!」
これには、今度は皇帝が驚愕した。
「なんだと……!? 馬鹿な、なら、レオンは何と答えたと言うのだ」
「何って……それは、変でしたけど……母親は死んでいない、次言ったら容赦しないって、でも……! いきなり殺そうとしたり、酷いことしたりはされていません!」
最初会った時に、いきなり殺そうとしたっけ。
翌朝、酷いこともされたけど……。
でも、それは決して『タブー』とかいうのを犯したからじゃなくて。
ティリスはレオンの狂気が正しく理解されていないのだと思い、誰のためにも、それを正すべきだと思った。
ところが。
「ローゼンタール! 本当なのか」
皇帝の問いに、ロズがこくりとうなずいて、ティリスにしてみれば信じたくない答えを返した。
「ティリス王子、あなたは決してレオンに対して従順でなない。だからレオンは、あなたが嫌がらせを言っているのだと思い込むことができた」
「ロズ……?」
虚ろなロズの目に、見えるはずのない、哀しみと配慮が見えた気がした。
「次にあなたがそれを告げた時には、無事では済まないかもしれない。気をつけて」
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる