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第二章 成長編(十五歳)
6、謎はグレーに染まる
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BLゲーム、儚き薔薇は黒く染まる。
主人公アスランと、皇子オズワルドのメインルートでは、悪役令息シリウスの執拗な嫌がらせを主人公が上手く切り抜けていく。
そして勃発する様々なハプニングが、逆に皇子との仲が深まることにつながる。
愛が深まれば、シリウス断罪シーンになり、その後はハッピーエンドとなる。
その流れはそうなのだが、バッドエンド前に実はもう一つ大きな分岐点がある。
それは皇子とのちょっとした喧嘩のイベントで、仲直りして二人で一夜を明かすという大人な展開になるのだが、仲直りに失敗すると、ここで急にバッドエンドルートに落ちてしまう。
最後の最後まで来て梯子を外される展開だが、シリウスの策にはまって皇子と結ばれないノーマルエンドに対して、こちらは謎の多いエンドでバッドエンドに分類される。
皇子とのすれ違いで仲直りできず、一人でぼんやりと過ごしている主人公の元に、ある日青い薔薇が一輪届けられる。
そこには貴方をお迎えにあがりますのメッセージが添えられていた。
気味の悪いメッセージを主人公はいたずらだと思い込んでしまう。
そしてしばらくして、廊下を一人で歩いていた主人公はある男に呼び止められる。
それが、貴族学校の神学の教師であるシモンだった。
人ならざる者としか思えない、神のごとき洗練された美しい男で、生徒達からは一種の信仰のような人気を誇っていた。
シモンは迎えに来ましたと一言告げた後、主人公の髪に触れる。
その瞬間、主人公は意識を失って倒れてしまう。
それ以降、学校で主人公を見かけた者はいない。
主人公と同じくシモンもまた姿を消したことで、何か繋がりがあるのかと調べられたが結局何も分からなかった。
ラストシーンは主人公を探し続ける皇子が、二人の思い出だった場所に黒い薔薇が置かれているのを発見して、泣きながら主人公の名前を呼び続ける、というバッドエンドだ。
シモンが誰なのか、その目的、主人公はどうなったのか、全てが謎のまま終わってしまうエンドだった。
まるでこれがトゥルーエンドなんじゃないかと思うような作りで、もしかしたらシリーズ化を狙って謎を残す仕様にしたのかと考えられるラストだった。
というわけなのだが、今俺の目の前にその謎の男、帽子さんことシモンがいて、しかもバーロック卿と言い合っている。
これはいったいどういうことなのか、パニックで震えていたら、先にシモンが俺の様子に気がついた。
「ほら、ご覧なさい。トムが震えているじゃないですか。その岩石のような体と厳つい顔のせいですよ」
「ああ? 勝手なことを言うな! しかもトムってだれ……あっ、トム、トムはこいつだったな。はははっ」
「もう名前を聞き出したのですか? まったく、すぐ口説こうとするクセは治らないのですね」
「んだって!? コイツとはもともと知り合いなんだよ。悪いが、俺は年上の美人が好きなんだ。こんな尻の青いガキなんて……」
「尻が青いとは失礼な! この洗練された可愛さに変なケチをつけないでください!」
「あのぅー、お二人とも。いったん落ち着きましょう」
とにかくこの二人が大騒ぎしているせいで、いつものまったりとした雰囲気の店内は、しーんと静まり返って他の客も唖然としている。
ここは彼らが話の分かる大人だということに賭けて、冷静になってもらうしかない。
俺はなんとか笑顔を作って、この場を収めようとした。
「コイツとは貴族学校の同期なんだよ。当時から俺のやることにいちいち噛み付いてきて、いけ好かないヤツだった」
「それを言うならこちらだってそうです。私の意見に、毎回いい子ぶるなと言ってきたのはどこの誰でしょうか」
「ということは、お二人はご友人では……」
「ねぇよ!」
「違います!」
どうやら同級生だった二人は犬猿の仲という感じらしい。
テーブルには二人が注文したお茶と軽食が並んでいる。
バーロック卿はバクバクと豪快に食べながら、シモンは優雅に口に運びながら、お互いを睨みつつ一緒のテーブルで食事を続けていた。
「私は田舎の貴族の出で、こちらでは平民と同様の扱いでしたから、何かとバーロックとは比べられることが多くて正直言って迷惑だったんです」
「俺は仲間達と楽しくやりたいだけなのに、何かとコイツと組まされて、いちいち文句を言われて大変だったんだからな!」
二人のやり取りを聞いていて分かったことは、田舎貴族のシモンと、平民だが騎士団訓練生として入学できたバーロックは、学内では近い立場にあって、タイプが全然違うのだが、何かやる時は毎回組まされたらしい。
性格的におチャラけたり、学校行事なんてダラダラとしてサボりしたいバーロックに対して、シモンはちゃんとしたい派だった。
サボりの一味だと思われたくないシモンと、いちいち教師にチクられてサボれないバーロック、水と油のように混ざり合わない関係は卒業まで変わらなかったという。
「神職に就いたと思ったら、教師まで始めるなんて物好きなやつだよ」
「生徒達は可愛いですよ。みんな素直で従順で、あの頃のバーロックのような悪ガキはいません」
「けっ、俺は悪さなんてしてねーよ」
「ふふふっ……」
我慢しようと思ったが、ついおかしくて笑ってしまった。
睨み合っていた二人の目線が一気に集まったので、慌ててすみませんと謝った。
「お二人を見ていると、とても仲が良さそうに見えたので……」
「おい、シリ……トム、目がおかしいぞお前」
「トムにそんなっ…! しかし、仲良しは同意できかねます……」
「喧嘩するほど仲がいいって言うじゃないですか」
前世の格言はこの世界の人には通用しなかったらしい。
二人は口元を歪めてから首を振った。
まったく同じタイミングだったので、やはり仲良しに見えるけどなぁと俺は笑った。
ゲームの世界の謎の悪役らしきシモンと、奇妙な出会いをしてしまったが、俺は警戒しつつもシモンを探ることにした。
今まで俺が断罪された後の展開については考えていなかった。
主人公であるアスランは、そのまま皇子と幸せになるだろうと思い込んでいた。
というか、俺が死んだ後のストーリーを見るのが辛くて、ページを捲らなかったのもある。
それが最近どうしてか、その後も知っておこうと最終章を覗いてみたら、さらなる分岐があったので驚いたところだった。
皇子との喧嘩で仲直りすれば問題ないのだが、警戒しておくべきなのは変わらない。
何しろ謎な人だからだ。
場合によっては、アスランに気をつけろと進言する必要があるので、予めどういう人物なのか探っておく必要性を感じた。
その後、シモンは相変わらず常連としてカフェに日参してくれて、バーロック卿も非番の時などに顔を出すようになった。
どうやらあのイカツイ見た目で、うちで出すスウィーツが気に入ったらしく、嬉しそうに食べていく。
俺はシモンになるべく話しかけて、人となりを探ろうとしたが、トーク力は俺より数段上で、上手いことかわされて肝心なことは何も分からないままだった。
そんな中、カフェには新たな火種になりそうなお客がやって来た。
なぜこうも、ややこしい人が集まるのだと、その姿を見たら途方に暮れてしまった。
「トム、ちょっと。声かけてあげてよ。私、無理だわ」
マリアナが両手を上げて首を振ってきたので、俺だって無理だよと力が抜けた。
俺の前にはカフェの外テーブルに座り、突っ伏して泣いている男がいる。
色白な肌に黒くて艶のある長い髪。
嗚咽を漏らしながら肩を揺らしている。
フラッと店に入っていたところを見ていたので、誰だかもう分かっていた。
しかもその泣いている原因すら分かるような気がして、頭に手を当ててため息をついた。
しかし、他の客がどうしたんだと動揺している中、ずっとこのまま放置するわけにもいなかい。
俺はぐっと唾を飲み込んでから、その泣いている男、イクシオ・カラムの元に向かった。
□□□
主人公アスランと、皇子オズワルドのメインルートでは、悪役令息シリウスの執拗な嫌がらせを主人公が上手く切り抜けていく。
そして勃発する様々なハプニングが、逆に皇子との仲が深まることにつながる。
愛が深まれば、シリウス断罪シーンになり、その後はハッピーエンドとなる。
その流れはそうなのだが、バッドエンド前に実はもう一つ大きな分岐点がある。
それは皇子とのちょっとした喧嘩のイベントで、仲直りして二人で一夜を明かすという大人な展開になるのだが、仲直りに失敗すると、ここで急にバッドエンドルートに落ちてしまう。
最後の最後まで来て梯子を外される展開だが、シリウスの策にはまって皇子と結ばれないノーマルエンドに対して、こちらは謎の多いエンドでバッドエンドに分類される。
皇子とのすれ違いで仲直りできず、一人でぼんやりと過ごしている主人公の元に、ある日青い薔薇が一輪届けられる。
そこには貴方をお迎えにあがりますのメッセージが添えられていた。
気味の悪いメッセージを主人公はいたずらだと思い込んでしまう。
そしてしばらくして、廊下を一人で歩いていた主人公はある男に呼び止められる。
それが、貴族学校の神学の教師であるシモンだった。
人ならざる者としか思えない、神のごとき洗練された美しい男で、生徒達からは一種の信仰のような人気を誇っていた。
シモンは迎えに来ましたと一言告げた後、主人公の髪に触れる。
その瞬間、主人公は意識を失って倒れてしまう。
それ以降、学校で主人公を見かけた者はいない。
主人公と同じくシモンもまた姿を消したことで、何か繋がりがあるのかと調べられたが結局何も分からなかった。
ラストシーンは主人公を探し続ける皇子が、二人の思い出だった場所に黒い薔薇が置かれているのを発見して、泣きながら主人公の名前を呼び続ける、というバッドエンドだ。
シモンが誰なのか、その目的、主人公はどうなったのか、全てが謎のまま終わってしまうエンドだった。
まるでこれがトゥルーエンドなんじゃないかと思うような作りで、もしかしたらシリーズ化を狙って謎を残す仕様にしたのかと考えられるラストだった。
というわけなのだが、今俺の目の前にその謎の男、帽子さんことシモンがいて、しかもバーロック卿と言い合っている。
これはいったいどういうことなのか、パニックで震えていたら、先にシモンが俺の様子に気がついた。
「ほら、ご覧なさい。トムが震えているじゃないですか。その岩石のような体と厳つい顔のせいですよ」
「ああ? 勝手なことを言うな! しかもトムってだれ……あっ、トム、トムはこいつだったな。はははっ」
「もう名前を聞き出したのですか? まったく、すぐ口説こうとするクセは治らないのですね」
「んだって!? コイツとはもともと知り合いなんだよ。悪いが、俺は年上の美人が好きなんだ。こんな尻の青いガキなんて……」
「尻が青いとは失礼な! この洗練された可愛さに変なケチをつけないでください!」
「あのぅー、お二人とも。いったん落ち着きましょう」
とにかくこの二人が大騒ぎしているせいで、いつものまったりとした雰囲気の店内は、しーんと静まり返って他の客も唖然としている。
ここは彼らが話の分かる大人だということに賭けて、冷静になってもらうしかない。
俺はなんとか笑顔を作って、この場を収めようとした。
「コイツとは貴族学校の同期なんだよ。当時から俺のやることにいちいち噛み付いてきて、いけ好かないヤツだった」
「それを言うならこちらだってそうです。私の意見に、毎回いい子ぶるなと言ってきたのはどこの誰でしょうか」
「ということは、お二人はご友人では……」
「ねぇよ!」
「違います!」
どうやら同級生だった二人は犬猿の仲という感じらしい。
テーブルには二人が注文したお茶と軽食が並んでいる。
バーロック卿はバクバクと豪快に食べながら、シモンは優雅に口に運びながら、お互いを睨みつつ一緒のテーブルで食事を続けていた。
「私は田舎の貴族の出で、こちらでは平民と同様の扱いでしたから、何かとバーロックとは比べられることが多くて正直言って迷惑だったんです」
「俺は仲間達と楽しくやりたいだけなのに、何かとコイツと組まされて、いちいち文句を言われて大変だったんだからな!」
二人のやり取りを聞いていて分かったことは、田舎貴族のシモンと、平民だが騎士団訓練生として入学できたバーロックは、学内では近い立場にあって、タイプが全然違うのだが、何かやる時は毎回組まされたらしい。
性格的におチャラけたり、学校行事なんてダラダラとしてサボりしたいバーロックに対して、シモンはちゃんとしたい派だった。
サボりの一味だと思われたくないシモンと、いちいち教師にチクられてサボれないバーロック、水と油のように混ざり合わない関係は卒業まで変わらなかったという。
「神職に就いたと思ったら、教師まで始めるなんて物好きなやつだよ」
「生徒達は可愛いですよ。みんな素直で従順で、あの頃のバーロックのような悪ガキはいません」
「けっ、俺は悪さなんてしてねーよ」
「ふふふっ……」
我慢しようと思ったが、ついおかしくて笑ってしまった。
睨み合っていた二人の目線が一気に集まったので、慌ててすみませんと謝った。
「お二人を見ていると、とても仲が良さそうに見えたので……」
「おい、シリ……トム、目がおかしいぞお前」
「トムにそんなっ…! しかし、仲良しは同意できかねます……」
「喧嘩するほど仲がいいって言うじゃないですか」
前世の格言はこの世界の人には通用しなかったらしい。
二人は口元を歪めてから首を振った。
まったく同じタイミングだったので、やはり仲良しに見えるけどなぁと俺は笑った。
ゲームの世界の謎の悪役らしきシモンと、奇妙な出会いをしてしまったが、俺は警戒しつつもシモンを探ることにした。
今まで俺が断罪された後の展開については考えていなかった。
主人公であるアスランは、そのまま皇子と幸せになるだろうと思い込んでいた。
というか、俺が死んだ後のストーリーを見るのが辛くて、ページを捲らなかったのもある。
それが最近どうしてか、その後も知っておこうと最終章を覗いてみたら、さらなる分岐があったので驚いたところだった。
皇子との喧嘩で仲直りすれば問題ないのだが、警戒しておくべきなのは変わらない。
何しろ謎な人だからだ。
場合によっては、アスランに気をつけろと進言する必要があるので、予めどういう人物なのか探っておく必要性を感じた。
その後、シモンは相変わらず常連としてカフェに日参してくれて、バーロック卿も非番の時などに顔を出すようになった。
どうやらあのイカツイ見た目で、うちで出すスウィーツが気に入ったらしく、嬉しそうに食べていく。
俺はシモンになるべく話しかけて、人となりを探ろうとしたが、トーク力は俺より数段上で、上手いことかわされて肝心なことは何も分からないままだった。
そんな中、カフェには新たな火種になりそうなお客がやって来た。
なぜこうも、ややこしい人が集まるのだと、その姿を見たら途方に暮れてしまった。
「トム、ちょっと。声かけてあげてよ。私、無理だわ」
マリアナが両手を上げて首を振ってきたので、俺だって無理だよと力が抜けた。
俺の前にはカフェの外テーブルに座り、突っ伏して泣いている男がいる。
色白な肌に黒くて艶のある長い髪。
嗚咽を漏らしながら肩を揺らしている。
フラッと店に入っていたところを見ていたので、誰だかもう分かっていた。
しかもその泣いている原因すら分かるような気がして、頭に手を当ててため息をついた。
しかし、他の客がどうしたんだと動揺している中、ずっとこのまま放置するわけにもいなかい。
俺はぐっと唾を飲み込んでから、その泣いている男、イクシオ・カラムの元に向かった。
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