33 / 52
第四章 仲良し大作戦編
③公爵からのお願い。
しおりを挟む
かなりオブラートに包んで話したが、俺の話を聞いたファビアン先生は口の端をヒクつかせた後、眉間を指で掴みながらため息をついた。
「俺って本当教師には向いてないわ。だから俺に相談するなって言ったんだよ」
「だって、こんなこと、相談できる人なんて先生しかいないじゃないですか」
保健室の丸椅子に乗って、俺はくるくると回りながら赤くなった顔を見られないように下を向いた。
「俺…、まさか自分がこんなに変態だったなんて思わなくて……、顔にかけられるのが嬉しいだなんて……」
「あーーーー! 言うな分かったから!」
放課後、俺にとってのお助け相談役であるファビアン先生の元を訪ねた。
真っ赤になりながら頭から花が咲いている俺を見て、ファビアン先生は明らかに嫌そうな顔をした。
しかし、研究対象でもあるので無下に扱えないのだろう、仕方なさそうに椅子に座れと声をかけて話を聞いてくれた。
「支配されたい欲だ」
「え……?」
「テラ、お前にはイグニスの所有印が付いている。つまりイグニスに支配されている、という状態なんだ。だから普通なら嫌がるような行為もイグニスにされると心地よく感じて、屈辱的な行為が快感に思えてしまう、そういうことだろう。まぁ、真っ当な反応だからそこまで気にすることじゃない」
「なるほど……」
俺はあの顔にかけられる行為が気に入ってしまい、あの後ねだって二回もかけてもらった。
そしてかけられる度に俺もイってしまうという恐ろしいスパイラルにハマってしまった。
「印を付けなくてもよくなれば正常に戻る。しばらくの辛抱だと思え」
「え……付けなくてもいい? アレをやらなくてもよくなるんですか?」
「ああ、古い文献を探したり今までの記録を確認して導き出した俺の仮説だが、繰り返し力をもらい続けることで、力を持たなかった者もわずかながら自らの力で体内に留めることができるようになるらしい。匂いを感じることができたらそれが成功したということだ」
やっと死ななくていい未来が見えてきて、俺はホッと胸を撫で下ろした。
しかし、もうあの行為をしなくてもいいのだと言われると寂しく思えてしまう。あの甘くて苦しい時間を実は待ち望んでいたのかもしれない。
「なるほど…、支配されたい欲が関係してくるんですね。分かりました。先生に相談して良かったです。ありがとうございます」
「あー? スッキリしたのか? そりゃ良かった。好き同士なんだし、あれこれ考えずにイグニスに任せておけばいいだろう」
自分の欲求というより印が関係していたことにホッとしたが、任せておけというファビアン先生の言葉にそれは違いますとちょっと熱くなってしまった。
「任せるって……、それじゃダメなんですよ。俺がリードしないといけないし、イグニスに満足してもらうためには色々勉強しないと!」
「……は?」
手をグーにして力を入れている俺を見て、ファビアン先生は力が抜けた声を出してきた。
「気合入ってんな……、リードって、テラが攻め役でもやるつもりか?」
まるでバカにしたようにファビアン先生が腹を押さえながら笑い出したので、俺はムッとした顔なった。
「……そのつもりです」
「そうかそうか………、って? ええ!? 本気か!?」
「そんなに驚くことですか? サイズ的に考えたらそれが最善だと思いますけど」
「いやぁ……、最善って話ではなくてな。まぁ俺は男とヤル時はネコだから気持ちが分からんでもないが。デカくても入るもんは入るんだ」
「へ?」
「……むしろ、デカくて長くないと奥まで届かないから物足りな……って何言ってんだ俺、ああ…スマン、生徒に……忘れてくれ」
ファビアン先生は途中まで話してくれたが、頭を抱えた後、もう店仕舞いだと言っていつものように追い出されてしまった。
イグニスを攻める気満々だったのに、新たな可能性を見出されて、俺はますます迷路の中に入ってしまった。
「……長くないと……物足りない」
「何の話ですか?」
考え込んでいたらつい心の声が漏れてしまった。すかさず隣にいたディセルが笑いながら問いかけてきたので、ぶわっと汗が噴き出してきた。
「いっ…! ああの、パンの話だよ。ほら、長細いやつ…、あまり短いとやだなぁ…って……」
「ああ、テラはお菓子と同じくらい、パン好きですからね、私も長いのが好きです」
「え!?」
「ん? パンの話ですけど……」
ディセルの答えに思わず混乱してしまい、慌ててそうだったねと苦し過ぎる返しをした。
ディセルと話していると、余計なことまで引き出されそうで気まずい気持ちだった。
早くきてくれないかとドアを見たが、俺達を呼び出した人はなかなか現れなかった。
学院は明日から長期休みに入る。
貴族の学校らしく、社交会シーズンというのを優先するらしく、この期間は長期休みになるのだ。
そして、この休みが明けると、新学期となりいよいよゲームのスタートとなる。
俺にとっては気が抜けない休みになりそうだったが、そんな休みを前にして俺はラギアゾフ公爵から直々に呼び出された。
公爵邸の応接用の広間には、俺と同じく呼び出されたディセルが座っている。
この組み合わせで呼ばれるというのがよく分からない。
ディセルの柔らかな癒しのパワーで、何でも喋りそうになっていて、さすがにそこまで話せないと口にチャックをして踏ん張っていた。
「公爵が俺を呼んだのって何だろう。専属学友のことで何か不手際でもあった…とか」
「それはないでしょう。テラが私達兄弟と仲良くなってくれてからは、家の中が明るくなりました。いい影響だと父も喜んでいます。もともと、私達を競わせようとしていた方でしたが、よく話し合って、各々好きなことをしていいと言われたばかりですから」
ディセルはサラリと言ってきたが、俺は驚きで椅子を揺らしそうになった。
ゲームの中で、父子関係は争いの根幹になる問題だ。武を尊ぶ公爵はとにかく三人を競わせて育ててきた。
その影響もあって主人公と出会ってからの時期当主をかけた争いが勃発すると言っても過言ではない。
それが話し合って解決していそうな事態に、おいおいと言葉を無くしてしまった。
「母を亡くしてから、父は強さにこだわるようになったのです。一時期は話も通じないくらい……。でもノーベンがよく母のことを話題にするようになって、父は少しずつ私達の話を聞いてくれるようになりました。これもきっとテラの影響ですね」
もしかしたらキッカケの一端くらいはあるかもしれないが、やはりほとんどの事は兄弟達が自分達の力で解決している。
俺はますます温かくなる兄弟達の関係が嬉しくて、にこにこと微笑んだ。
そこにノックの音が響いて、ガチャリとドアが開けられた。
執事とともに資料を抱えて部屋に入ってきたのはラギアゾフ公爵だった。
俺の父親と同年代だと思うが、渋い成熟した男の色気が漂っている。
盛り上がった腕を見てもまだまだ現役を感じさせる人だと思ってしまった。
「テラくん、悪かったね。急に呼び出して」
「い…いえ、全然大丈夫です」
お父様の色気に当てられてボケっとしてしまったが、俺は慌てて椅子から立ち上がった。そんな俺を見て公爵はまあ座ってくれと促してきた。
「この前のハントの件は聞いたよ。大活躍だったそうじゃないか」
「ゔええっ…そっそれは……」
思わず変な声が漏れたが、ディセルにツンツンと肘で突かれて慌てて姿勢を正した。
あの滅茶苦茶になった集団お見合いハントだったが、ディセルは事態をまとめるために、俺とノーベンとイグニスが予め潜入していたことにしたのだ。
そのおかげで、皇宮からの調査でも詳しく聞かれることなく、早めに解放してもらえることができた。
公爵は事情を知っているものだと思っていたのに、どうやらディセルは作った方の話で説明していたらしい。
それなら話を合わせないといけないので、俺は大したことはしていませんと言ってとりあえず笑っておいた。
「それで……だ。今裏家業の方で難航していることがあってね。ああ、ハントに協力してくれたから裏の仕事の方は聞いているだろう」
「ええ…」
「テラくんにはなぜだか分からないが可能性を感じるんだ。ぜひ君の力を私に貸して欲しい」
「待ってください、テラをあの件に関わらせるのですか?」
「なんだ? 自分だって、ハントの件は手伝ってもらったのだろう?」
いつも冷静なディセルが珍しく慌てていて、公爵の切り返しに上手く対応できずに言葉が詰まってしまった。
そんなディセルを横目で見ていたので、次の瞬間目の前に公爵が立っていて、驚きの声を上げてしまった。
「テラくん! ぜひ、力を貸して欲しい!」
横でディセルが深くため息をつく音が聞こえた。
公爵はダメ押しなのか、少年のように目を輝かせながら俺の手を握ってまたぜひ頼むと繰り返してきた。
嫌な予感しかしないし、内容も分からないが、三兄弟のお父様の頼みを俺が断れるはずがない。
俺は圧力に押しつぶされるように恐る恐る頷いた。そしてわけの分からない状況に震えながら、公爵の次の言葉を待ったのだった。
□□□
「俺って本当教師には向いてないわ。だから俺に相談するなって言ったんだよ」
「だって、こんなこと、相談できる人なんて先生しかいないじゃないですか」
保健室の丸椅子に乗って、俺はくるくると回りながら赤くなった顔を見られないように下を向いた。
「俺…、まさか自分がこんなに変態だったなんて思わなくて……、顔にかけられるのが嬉しいだなんて……」
「あーーーー! 言うな分かったから!」
放課後、俺にとってのお助け相談役であるファビアン先生の元を訪ねた。
真っ赤になりながら頭から花が咲いている俺を見て、ファビアン先生は明らかに嫌そうな顔をした。
しかし、研究対象でもあるので無下に扱えないのだろう、仕方なさそうに椅子に座れと声をかけて話を聞いてくれた。
「支配されたい欲だ」
「え……?」
「テラ、お前にはイグニスの所有印が付いている。つまりイグニスに支配されている、という状態なんだ。だから普通なら嫌がるような行為もイグニスにされると心地よく感じて、屈辱的な行為が快感に思えてしまう、そういうことだろう。まぁ、真っ当な反応だからそこまで気にすることじゃない」
「なるほど……」
俺はあの顔にかけられる行為が気に入ってしまい、あの後ねだって二回もかけてもらった。
そしてかけられる度に俺もイってしまうという恐ろしいスパイラルにハマってしまった。
「印を付けなくてもよくなれば正常に戻る。しばらくの辛抱だと思え」
「え……付けなくてもいい? アレをやらなくてもよくなるんですか?」
「ああ、古い文献を探したり今までの記録を確認して導き出した俺の仮説だが、繰り返し力をもらい続けることで、力を持たなかった者もわずかながら自らの力で体内に留めることができるようになるらしい。匂いを感じることができたらそれが成功したということだ」
やっと死ななくていい未来が見えてきて、俺はホッと胸を撫で下ろした。
しかし、もうあの行為をしなくてもいいのだと言われると寂しく思えてしまう。あの甘くて苦しい時間を実は待ち望んでいたのかもしれない。
「なるほど…、支配されたい欲が関係してくるんですね。分かりました。先生に相談して良かったです。ありがとうございます」
「あー? スッキリしたのか? そりゃ良かった。好き同士なんだし、あれこれ考えずにイグニスに任せておけばいいだろう」
自分の欲求というより印が関係していたことにホッとしたが、任せておけというファビアン先生の言葉にそれは違いますとちょっと熱くなってしまった。
「任せるって……、それじゃダメなんですよ。俺がリードしないといけないし、イグニスに満足してもらうためには色々勉強しないと!」
「……は?」
手をグーにして力を入れている俺を見て、ファビアン先生は力が抜けた声を出してきた。
「気合入ってんな……、リードって、テラが攻め役でもやるつもりか?」
まるでバカにしたようにファビアン先生が腹を押さえながら笑い出したので、俺はムッとした顔なった。
「……そのつもりです」
「そうかそうか………、って? ええ!? 本気か!?」
「そんなに驚くことですか? サイズ的に考えたらそれが最善だと思いますけど」
「いやぁ……、最善って話ではなくてな。まぁ俺は男とヤル時はネコだから気持ちが分からんでもないが。デカくても入るもんは入るんだ」
「へ?」
「……むしろ、デカくて長くないと奥まで届かないから物足りな……って何言ってんだ俺、ああ…スマン、生徒に……忘れてくれ」
ファビアン先生は途中まで話してくれたが、頭を抱えた後、もう店仕舞いだと言っていつものように追い出されてしまった。
イグニスを攻める気満々だったのに、新たな可能性を見出されて、俺はますます迷路の中に入ってしまった。
「……長くないと……物足りない」
「何の話ですか?」
考え込んでいたらつい心の声が漏れてしまった。すかさず隣にいたディセルが笑いながら問いかけてきたので、ぶわっと汗が噴き出してきた。
「いっ…! ああの、パンの話だよ。ほら、長細いやつ…、あまり短いとやだなぁ…って……」
「ああ、テラはお菓子と同じくらい、パン好きですからね、私も長いのが好きです」
「え!?」
「ん? パンの話ですけど……」
ディセルの答えに思わず混乱してしまい、慌ててそうだったねと苦し過ぎる返しをした。
ディセルと話していると、余計なことまで引き出されそうで気まずい気持ちだった。
早くきてくれないかとドアを見たが、俺達を呼び出した人はなかなか現れなかった。
学院は明日から長期休みに入る。
貴族の学校らしく、社交会シーズンというのを優先するらしく、この期間は長期休みになるのだ。
そして、この休みが明けると、新学期となりいよいよゲームのスタートとなる。
俺にとっては気が抜けない休みになりそうだったが、そんな休みを前にして俺はラギアゾフ公爵から直々に呼び出された。
公爵邸の応接用の広間には、俺と同じく呼び出されたディセルが座っている。
この組み合わせで呼ばれるというのがよく分からない。
ディセルの柔らかな癒しのパワーで、何でも喋りそうになっていて、さすがにそこまで話せないと口にチャックをして踏ん張っていた。
「公爵が俺を呼んだのって何だろう。専属学友のことで何か不手際でもあった…とか」
「それはないでしょう。テラが私達兄弟と仲良くなってくれてからは、家の中が明るくなりました。いい影響だと父も喜んでいます。もともと、私達を競わせようとしていた方でしたが、よく話し合って、各々好きなことをしていいと言われたばかりですから」
ディセルはサラリと言ってきたが、俺は驚きで椅子を揺らしそうになった。
ゲームの中で、父子関係は争いの根幹になる問題だ。武を尊ぶ公爵はとにかく三人を競わせて育ててきた。
その影響もあって主人公と出会ってからの時期当主をかけた争いが勃発すると言っても過言ではない。
それが話し合って解決していそうな事態に、おいおいと言葉を無くしてしまった。
「母を亡くしてから、父は強さにこだわるようになったのです。一時期は話も通じないくらい……。でもノーベンがよく母のことを話題にするようになって、父は少しずつ私達の話を聞いてくれるようになりました。これもきっとテラの影響ですね」
もしかしたらキッカケの一端くらいはあるかもしれないが、やはりほとんどの事は兄弟達が自分達の力で解決している。
俺はますます温かくなる兄弟達の関係が嬉しくて、にこにこと微笑んだ。
そこにノックの音が響いて、ガチャリとドアが開けられた。
執事とともに資料を抱えて部屋に入ってきたのはラギアゾフ公爵だった。
俺の父親と同年代だと思うが、渋い成熟した男の色気が漂っている。
盛り上がった腕を見てもまだまだ現役を感じさせる人だと思ってしまった。
「テラくん、悪かったね。急に呼び出して」
「い…いえ、全然大丈夫です」
お父様の色気に当てられてボケっとしてしまったが、俺は慌てて椅子から立ち上がった。そんな俺を見て公爵はまあ座ってくれと促してきた。
「この前のハントの件は聞いたよ。大活躍だったそうじゃないか」
「ゔええっ…そっそれは……」
思わず変な声が漏れたが、ディセルにツンツンと肘で突かれて慌てて姿勢を正した。
あの滅茶苦茶になった集団お見合いハントだったが、ディセルは事態をまとめるために、俺とノーベンとイグニスが予め潜入していたことにしたのだ。
そのおかげで、皇宮からの調査でも詳しく聞かれることなく、早めに解放してもらえることができた。
公爵は事情を知っているものだと思っていたのに、どうやらディセルは作った方の話で説明していたらしい。
それなら話を合わせないといけないので、俺は大したことはしていませんと言ってとりあえず笑っておいた。
「それで……だ。今裏家業の方で難航していることがあってね。ああ、ハントに協力してくれたから裏の仕事の方は聞いているだろう」
「ええ…」
「テラくんにはなぜだか分からないが可能性を感じるんだ。ぜひ君の力を私に貸して欲しい」
「待ってください、テラをあの件に関わらせるのですか?」
「なんだ? 自分だって、ハントの件は手伝ってもらったのだろう?」
いつも冷静なディセルが珍しく慌てていて、公爵の切り返しに上手く対応できずに言葉が詰まってしまった。
そんなディセルを横目で見ていたので、次の瞬間目の前に公爵が立っていて、驚きの声を上げてしまった。
「テラくん! ぜひ、力を貸して欲しい!」
横でディセルが深くため息をつく音が聞こえた。
公爵はダメ押しなのか、少年のように目を輝かせながら俺の手を握ってまたぜひ頼むと繰り返してきた。
嫌な予感しかしないし、内容も分からないが、三兄弟のお父様の頼みを俺が断れるはずがない。
俺は圧力に押しつぶされるように恐る恐る頷いた。そしてわけの分からない状況に震えながら、公爵の次の言葉を待ったのだった。
□□□
82
お気に入りに追加
3,238
あなたにおすすめの小説
雪狐 氷の王子は番の黒豹騎士に溺愛される
Noah
BL
【祝・書籍化!!!】令和3年5月11日(木)
読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!!
黒猫を庇って派手に死んだら、白いふわもこに転生していた。
死を望むほど過酷な奴隷からスタートの異世界生活。
闇オークションで競り落とされてから獣人の国の王族の養子に。
そこから都合良く幸せになれるはずも無く、様々な問題がショタ(のちに美青年)に降り注ぐ。
BLよりもファンタジー色の方が濃くなってしまいましたが、最後に何とかBLできました(?)…
連載は令和2年12月13日(日)に完結致しました。
拙い部分の目立つ作品ですが、楽しんで頂けたなら幸いです。
Noah
転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
乙女ゲームのモブに転生したようですが、何故かBLの世界になってます~逆ハーなんて狙ってないのに攻略対象達が僕を溺愛してきます
syouki
BL
学校の階段から落ちていく瞬間、走馬灯のように僕の知らない記憶が流れ込んできた。そして、ここが乙女ゲーム「ハイスクールメモリー~あなたと過ごすスクールライフ」通称「ハイメモ」の世界だということに気が付いた。前世の僕は、色々なゲームの攻略を紹介する会社に勤めていてこの「ハイメモ」を攻略中だったが、帰宅途中で事故に遇い、はやりの異世界転生をしてしまったようだ。と言っても、僕は攻略対象でもなければ、対象者とは何の接点も無い一般人。いわゆるモブキャラだ。なので、ヒロインと攻略対象の恋愛を見届けようとしていたのだが、何故か攻略対象が僕に絡んでくる。待って!ここって乙女ゲームの世界ですよね???
※設定はゆるゆるです。
※主人公は流されやすいです。
※R15は念のため
※不定期更新です。
※BL小説大賞エントリーしてます。よろしくお願いしますm(_ _)m
ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
【完結】悪役令嬢モノのバカ王子に転生してしまったんだが、なぜかヒーローがイチャラブを求めてくる
路地裏乃猫
BL
ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって破滅が確定した〝バカ王子〟にだと?説明しよう。ここで言うバカ王子とは、いわゆる悪役令嬢モノで冒頭から理不尽な婚約破棄を主人公に告げ、最後はざまぁ要素によって何やかんやと破滅させられる例のアンポンタンのことであり――とにかく、俺はこの異世界でそのバカ王子として生き延びにゃならんのだ。つーわけで、脱☆バカ王子!を目指し、真っ当な王子としての道を歩き始めた俺だが、そんな俺になぜか、この世界ではヒロインとイチャコラをキメるはずのヒーローがぐいぐい迫ってくる!一方、俺の命を狙う謎の暗殺集団!果たして俺は、この破滅ルート満載の世界で生き延びることができるのか?
いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
※エロあり。モブレなし。
甥っ子と異世界に召喚された俺、元の世界へ戻るために奮闘してたら何故か王子に捕らわれました?
秋野 なずな
BL
ある日突然、甥っ子の蒼葉と異世界に召喚されてしまった冬斗。
蒼葉は精霊の愛し子であり、精霊を回復できる力があると告げられその力でこの国を助けて欲しいと頼まれる。しかし同時に役目を終えても元の世界には帰すことが出来ないと言われてしまう。
絶対に帰れる方法はあるはずだと協力を断り、せめて蒼葉だけでも元の世界に帰すための方法を探して孤軍奮闘するも、誰が敵で誰が味方かも分からない見知らぬ地で、1人の限界を感じていたときその手は差し出された
「僕と手を組まない?」
その手をとったことがすべての始まり。
気づいた頃にはもう、その手を離すことが出来なくなっていた。
王子×大学生
―――――――――
※男性も妊娠できる世界となっています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる