【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

【莫迦のクセにプライドだけは高い】

　ちと過激な表題になってしまい申し訳ないが、
こうとしか表現しようがないというモノもある。
　主に【自分に自信が無い】者が陥る悪癖であり、
未熟者で臆病者のクセにプライドが高いから
【間違いが認められない】
よってより莫迦に、醜悪になっていくという寸法である。

『人間は成功や勝利よりも、【失敗】から学ぶ事の方が多い』

　ジョジョ第５部のセリフであるが、
その為には“謙虚”に自分自身を見つめなおして
内省を促さなければならない。
　存外、『美男美女』と呼ばれる人の方が
この傾向が出来ており、常日頃「他者の視線」を集めるから
寧ろ必然と云える。
　コレが見た目も性格もアレな「〇〇〇〇のおっさんＫ　Ｎ　Ｏ」だと
始末に負えない。
　正に表題を象徴するような行動を作品でキャラに取らせており、
「僕が間違ってたごめん」の一言で済む話を
わざわざ２００ページも使ってダラダラ
『先延ばし』にしていたりする。
　コレも全て主人公 （作者の分身） の『プライド』を守る為であり、
“非”を認めるには美少女の「好感度」が上がったり
「抱きついても良い」という『見返り』が無ければイヤなのだ。
　コレを【醜悪】と呼ばずなんと呼ぼう！
『莫迦のプライド』は【百害あって一利なし】
　正に「世の中自分中心に回って」おり、
「自分が正しいと思った事は須らく正しい」のだ。
　正に神をも畏れぬ【傲慢】であるが、
その源はヤツらの『卑小なプライド』というのは
何とも実げに悍ましき話である。