【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

『創作者における謙虚さとは何か？』 【リクエスト】

～『見地話せんり』 様～


　表題に於ける【解答】だが、いきなり出してしまおう、
嘗て何度も云った『客観性』である。
　自分を “客観視” 出来ない者とは意図せず【傲慢】になるモノだ。
『慇懃無礼』という言葉が在る通り、
その“自覚”は無い、“自覚” が無いから
とことんまでエスカレートしてしまう。
そしてそんな自分を『正義』だと想っている。
　自分は「何股」もかけて少女の心を踏み躙っているのに、
眼をつけた「雌」に他の男が寄ってきたら
一丁前に『嫉妬』する阿呆なラノベ主人公と一緒である。
（ソレを描いている『作者』と言い換えても良いが）

　自分を“客観視”出来る人間は必然『謙虚』になるしかない。
【完璧な作品】など存在し得ないのだから、
しかしソコを “目指そう” とする者は
常に向上しようと務めているのであり、
だから増長して悦に浸っている暇など無いのである。
　荒木先生も冨樫先生も鳥山先生も、
アレほどの【大ヒット】を記録しているにも関らず
少しも威張ったり偉ぶったりはしないのは
正にその誇り高き『向上心』の塊のような方々で
在るからだろう。
　逆に「大した作品」を描いてない者ほど（中ヒット程度）
やたら自論を振りかざし自分は「天才だ」等と
宣っていたりする。
　いずれにせよ『創作に於ける謙虚さ』とは、
作品を “客観視” 出来ていれば勝手にそうなるモノであり
「目指す」ようなモノでは無いとも想える。
　歴史上【凄い作品】は、ジャンルを問わず無数に在るのであり
ソレを知っていれば『謙虚』にならざる負えないのだ。
　ソレも知らずに「俺が一番スゴイ」等と
な〇う辺りで宣っているのは
本当にただの阿呆である……('A`)