【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

『生理現象の有無』 【リクエスト】

＊済みません、リクエストよろしいでしょうか？
『風俗の歪曲』の回では、
「女性用下着事情」が出て来ましたが、
では、『女性のトイレ事情』は？
と思ってしまいました。
中世貴族の女性は部屋でスカートの中に容器を差し入れ
立ったまま行っていたそうですが、
一般市民はどうだったのか？
また、それを書く書かない論を知りたいです。
～『影武者』 様～


「彼女はし・た・り・するのかな？」

　あるラノベのＫＮＯが上記のような事を
作中で主人公に言わせていたが、
ストーリーの序盤で早くも宣っていたので
「キモイんじゃおっさん！ヽ(`Д´)ﾉ」
というのが正直な感想である。
更に「いつ主人公が死ぬか解らない話」なのに
なんでソレを自らブチ壊すような事を
そのキャラに言わせているのか全く微塵も理解出来ない。
よって早々に物語の『結末』が序盤でバレてしまうという
醜態になるわけであるが、
生理現象すら「萌え」にする〇〇がいると、
上記のような『例』になるという良い証左であろう。

「トイレ事情」というと下世話な感じがするし、
事実そのような事象ではあるのだが
キャラを『人間』として描写する場合、
欠くべからぬ要素であったりもする。
【ジョジョの奇妙な冒険第七部 ～スティール・ボール・ラン～】 は、
『アメリカ大陸横断レース』を描く壮大なストーリーであるが
移動手段が「馬」である為、
当然“その描写”を省く事は出来ない。
『スタンド能力』や『鉄球の回転』のような
超能力は変わらず出てくるが、
「戦闘の能力」では『人間の生活』まで補えないからである。
　無論、以前も云ったが “その描写” を事細かに描け、
と云っているのではない。
しかしその生理的現象を『無い事にして』描くと、
『大陸横断レース』でもなんでもなくなり、
ただのテーマパークの質の悪いアトラクションに堕してしまう。
事実【スティール・ボール・ラン】に、
「女性の騎手」は殆どいないのであり（注：）
ソレは「トイレ事情」等も含めて色々大変だから
余りにも苛酷な『アメリカ大陸横断レース』など、
女性には不可能であると
原作者の荒木先生がそう判断したからであろう。

　コレを冒頭で述べた〇〇が描いたら、
「萌えも燃えも～」の精神で間違いなく
女性騎手の方が「多く」なるであろうが、
コレはソイツが何・も・考・え・て・な・い・からというだけの話であり、
『現地』にまで取材に赴き、その構想をしっかりと練られた荒木先生は、
【女性騎手をゼロにする】という英断に至ったのであろう。
「トイレ事情」は無論、『生理現象』や様々な“人間の営み”にまで
深く想いを巡らせねば、この【結論】には至れない。
　都合の悪い事、汚いと思える事、萌・え・ら・れ・な・い・事・に対しては
『除外』するという考えであれば、
その者にはもう『人間』を描く【資格】は無い。
　ソレが無い者はもう『人間』では無いからである。
　天使や妖精の「おままごと」が書きたいなら、
勝手に書いて机の奥にでもしまっておいてくれ。
そんなモン読まされる読者が気の毒だ。
　そして最後に忘れてはならないのは、
一番【汚い】のはそう考えている
貴様の根性と〇面である。　


注：約一名、“ホット・パンツ”という女性キャラがいるが、
彼女は『教会』がレースに潜入させた“特殊工作員”であり、
『レースの優勝』が目的ではない。
そして女だという事がバレないように「男装」をしているし、
『教会の支援』があるから苛酷な旅は送っていない。
そして最終的にレースからは【離脱】してしまうのである。