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【自信を持てない主人公】
しおりを挟む平凡な並以下の少年が、異世界美少女と出会い『成長』していく。
「ライトノベル」の典型的なパターンだが
話が進むごとに『成長』どころか【退化(劣化)】しているように
見えるのは一体何故だろう?
ソレは全てその主人公の行動規範が “他人の評価” によって
成り立っているからである。
大した事してないのに周りが騒ぐ、
とりわけ普段キツイ口調の美少女様が褒めてくれる。
本人は嬉しい、調子に乗る、自分に『自信』が生まれたと思う。
だが “他人の評価” で得た『自信』は、
すぐに “他人の評価” でガタ崩れになるので
そんなモンは【本当の自信】とは云わないのである。
その『偽りの自信』という錯覚をくれる美少女様と、
ちょっとケンカになると途端に成果が出せなくなり、
場合によっては「自分がやる」と決めた事まで
投げだしてしまう始末だ。
まぁコレは「作者」がそうだから、
『恋愛』が絡めば全てが許される、
とかいう気色の悪い妄想に耽っているからでもあるが、
ともあれ、キャバクラで「スゴイ! スゴイ!」と言われたのを
真に受けるヤツはただの〇〇である。
故にそのような者が描く「恋愛描写」が悉く楽しそうに見えないのは、
全て “他人の評価” を気にした言動だからである。
コレは「恋愛ゲーム」の弊害でもあるだろうが、
ソレを『小説』で描けばつまらないのは当たり前である。
ゲームのノベライズほど難しいモノは他にない、
ヒットした作品でも小説は大して売れてないのが
その証拠である。
『自信』の無いキャラクターに魅力が無いのは当たり前で、
ソレは書いてる作者に魅力が無いからに他ならない。
故に何度も【自分を主人公】にするなと言っているのであるが、
どうしてもソレが解らない(自主規制)がいるから困ったモノである。
だからアンタが「女性」だったとして、
『今のアンタ』と付き合いたいと想うか?
その程度の『想像力』も無いから、
書いてる作品がアレなのである……('A`)
本当に自分が【嫌い】なのだろう、
だからそんな自分を『全肯定』するモノしか書けないのである。
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