【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

『安易なパロディ』 【リクエスト】

＊「パロディ」について聞きたいです。
色々なジャンルの小説に散見されますが
あまり面白いとは思えません。
作者の方は一体どのような気持ちで書いているのでしょうか？
～『匿名推奨』 様～

『パロディ』自体を否定するつもりはない、
だが想っている以上に「リスク」があり
「技術」も必要だと解っているラノベ作家は思いのほか少ない。
　その『パロディ』に酷似しているモノとして【モノマネ】があるが、
アレは「元ネタ」を知・ら・な・い・人・で・も・面・白・い・と・想・わ・せ・な・け・れ・ば・ダメなのだ。
『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』などがそうであるように、
「あぁ、あるあるｗ」「なんか知らないけどそれっぽいｗ」
と見る側に想わせなければただの「空回り」か「ド素人の歌」に堕してしまう。

　よって「好きな漫画のセリフ」をそのまま出すだけでは
『パロディ』の条件を充たしていない。
「条件？　うるせーなそんなの関係ねぇ！」
というのならご自由にすれば宜しい、
どうか読者に「受ける」よう、陰ながらを御祈りしている。
しかし『滑った』場合は自己責任だと云う事をお忘れなきよう。

　現にワタシも「だが断る！」で滑っている者は
何人も眼にしてきたし、
「異世界にキルアはいないよな（原文ママ）」
と言う様な最早「ネタ」にすらなっていないモノも散見してきた。
　好きな作品の『パロディ』をヤりたいのは解るし
手軽にページ数を稼げるという利点も在るが、
『読者の気持ち』を蔑ろにしたソレは
双方にとって良い結果を生まないという事を
どうか御理解戴きたい。