【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

『ただ “長いだけ” のタイトル』 【リクエスト】

＊「長文タイトル」などいかがでしょうか？　
主題は一般的でもやたらめったら長い副題ついてたり、
目立つためとは言いますけど
もう同じような単語ばかりなので意味ありません。
今は「顔文字」使うまでになり果てました。
～『見地話せんり』 様～


「ライトノベル」も堕ちる処まで堕ちたか。
　そう言わしめるのが表題の【長文タイトル】である。
　おそらく昔ならまだ、 「フザけるな！」とボ・ツ・を・貰・え・た・かも知れない。
　しかし今は出版の『敷居』が著しく下がったのか、
まるで５ｃｈのスレッドと見間違う様な稚拙なタイトルが
ある種の「流行」として犇ひしめいている。
　最早『タイトル』と「説明文」の境目など無きに等しい、
ソレを “良し” とする編集の『責任』の無さも
作者の『プライド』の無さも
受け入れる読者の『節操』の無さも
無思慮、無神経、無責任の『三無主義』を
地で行くようで頭が痛くなってくる。
互いの「無」が“循環作用”になっているから尚タチが悪い。

　Ｂ’ｚの楽曲で 『愛のままにわがままに　僕は君だけを傷つけない』
という、当時異例の年間１９０万枚を売り上げた「タイトル」があるが、
その恩恵に預かろうと同じような【長文タイトル】を付けたモノは
全て泣かず飛ばずで終わっていった。
【長文タイトル】で大ヒットした楽曲が他に在るであろうか？
コレは「ライトノベル」でも同じである。
『意味』も『拘り』も『必然性』も何も無い、
【ただ長いだけのタイトル】
「タイトル」は作品の『顔』、云わば一番最初の『小説』なのだから、
ソレが杜撰ならばその「中身」は推して知るべしである。
　何・も・考・え・て・い・な・い・「タイトル」の中身が、
何か考えていると言ってもワタシは信じない。