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【虐めと麻薬の類似性2】
しおりを挟む以前【虐め】と【麻薬】は同じモノだと語ったが、
改めて考えてみると本当によく似ていると想う。
【麻薬中毒】で廃人になってしまう者も
最初からそうなろうと麻薬に手を出したりはしないだろう。
始めは「遊び感覚」「ファッション感覚」
昨今のMDMAやLSD等の『錠剤』は
非常にカラフルでデザインも凝っているので
安易に手を出す者が後を絶たないという。
無論この傾向は『脱法ドラッグ』にも含まれる。
(嘗ては『合法ドラッグ』等という言葉もあった)
最初から『覚せい剤』を注射器で静脈注入する者はいない、
しかしいずれはそうなる。
そしてそうなった時はもう【全てが終わっている】のだ。
対して【虐め】もまた同じであろう。
最初から、特定個人を『人間の尊厳』まで砕き尽くして
蹂躙してやろう、と考える者は稀であろう。
初めは「ささいな悪口」や「軽くこづく」程度、
正に「遊び感覚」や「悪ふざけ」だ。
しかしソレが『常習化』し『エスカレート』すれば
往き付く先は【麻薬中毒者】と全く同じである。
そしてそうなった時はもう遅い。
【麻薬中毒者】に幾ら「麻薬の危険性」や「人の道」を説こうとも、
一切聞き入れないし聞き入れたとしても
『麻薬そのもの』を止められはしない。
どこぞの元タレントやミュージシャンと云えば解り易いであろう。
上記の過程でもう既に【心が修復不能なまでに壊れてしまっている】ので
何を言おうが全ては無駄なのだ、
【腐蝕】した部分はもう二度とは元に戻らない。
【虐め】もソレと同じだ、加害者は絶対【自分が悪い】とは認めないし
寧ろ【被害者に原因がある】と開き直る事であろう。
コレは完全に【犯罪者の論理】であり、
『警察署』や『裁判所』などの然るべき場所以外では
当然聞くに堪え得るモノではない。
そしてどちらも【犯罪者】であるというコトは
言い逃れ用のない事実である。
認めようが認めまいが、悪気があろうがなかろうが
関係ないのだ。
その行為が既に『法的に逸脱している』からである。
ワタシは【犯罪者】に説諭が必要だとは全く想わない。
必要なのは倫理という「教育」ではなく刑罰という【教訓】だ。
「ごめんですんだら警察いらない」というヤツで
最早そういう『次元』に彼らはいないである。
昨今、有名企業に於けるパワハラやモラハラが社会問題として
大きく取り沙汰されているが、全てに共通しているのは
ソレを行った者は【自分が悪いとは全く思っていない事】
此処に、上述の『類似性』を感じ取れない方がオカシイであろう。
少年院に入ろうが入るまいが、【腐蝕した心】はそのままだ。
なれば何かの折りにソレが『噴出』したしても全く不思議ではない。
彼らの心は【壊れている】
【犯罪を犯罪として認識する事】すらもう出来ない。
そうしていつまでも『自己正当化』するも
『他人に責任転嫁』するのも勝手だが、
ソレで【心の腐蝕】が完治する事は在り得ないし
寧ろ更に【悪化】して往く事であろう。
誰しも、【自分自身からは】永遠に逃れられないのだから――。
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