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【掛け替えのない日常】

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 人外生物との「戦闘バトルモノ」によく出てくる表記。
 戦ってばかりで戦いしか知らなかった少女が
主人公との「日常」を通してそれが何よりも大切だと
5巻過ぎた辺りで回想するシーン。
 大変結構なコトだが問題はその「日常」が
、という点である。
 まぁ単純に作者の筆力不足と言えばそれまでだが、
読者の視点からすると〇〇つまらない「日常」を
異様に『美化』して描かれるとやはり大変鼻に衝く、
というよりブッちゃけイラッ、とさせられるのでやはり
【描けないモノ】は描かない方がよろしい。
 更にはこんな程度のモノをこいつは『大切』と想っているのかと、
作品を通して作者の「底の浅さ」が知れてしまうので尚注意が必要である。
(矮小なセンチメンタルやナルシズム、
ブッちゃけ自分を「良い人」に見せたいだけ、等)

 全てとは言わないが結構な数の「日常」って、
みんな魚が〇んだみたいな目で生きてるモノよ……('A`)
 あと「大したことないモノ」を無理に「スゴイ、スゴイ」と持ち上げるのは
【逆差別】と言って人間が一番慎むべき行為。
「かわいくない人」を「かわいい! かわいい!」と言ってるのと一緒。
結局自分より「下」に見ていて「人間」扱いしていない。
人は「容姿」がスベテではないので。
「凡庸な日常」を『金科玉条』のように奉るのと一緒。
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