『ライトノベルによくあるパターン』

【正義、使命は金のかからない娯楽】

　まぁストーリーが【異世界の怪物と戦う話】に多いのであるが、
その「戦い」に身を投じているキャラクターは
全員心底 『楽しそう』 である。
　まるでゲーム感覚、何かのイベントにでも参加しているかのよう。
　だからその “ゲーム（楽しみ）” を
「他人」に取り上げられそうになると、
宛ら幼稚園児のようにキレるのである。
『自分がやるべき使命だ』と。
『それが出来ないなら、 自分は一体 “何の為に” いるのか？』と。
　知らん、取り敢えずおまえが一番【不要】だと
云うコトはよく解る。
　昔、映画にもなった「踊る〇捜査線」という
（自主規制）ドラマがあったが、
その主人公も殺人事件が起こったら
「やった！　捜査が出来る！」と嬉しそうにはしゃいでいた。
ソレを公安やキャリア組に横取りされると
「俺だって捜査がしたい！」とキレていた。
　フゥ～……あのなぁ……？
【他人の不幸】は『おまえの娯楽』じゃねーんだよ……('A`)
　まぁ所詮 （自主規制） の「正義感」などその程度のモノかもしれないが、
そんなモン読まされるコッチはたまったモノじゃないのである。

　特に「ライトノベル」では、
人外のバケモノと「戦う者」や「その組織」へ属する者で
上記の思考形態に陥っている阿呆がおり、
尚且つその事を『正義』だと想っているから
始末に負えない。
　そしてその思慮の足りない頭の中からは、
「市民の安全」や「無辜の民を護る」
という思考はものの見事なまでにすっぽり抜け落ちている。
　それよりもなによりも「自分の力」を
ひけらかしたくて仕方がないのだ。　
大変な「訓練」を積んだという自負があるのかもしれないが、
ソレが「守られる人間」と全く 【無関係】 なのには
気がついているのだろうか？
　だから何度も言わせるな、
【他者の危機】は『おまえの娯楽』ではない。
「じゃあ自分は一体なんの為にいるんですか！」
　だから知らん、幼稚園児じゃないんだから
それこそ自分で考えろ。
世間は保母さんのようにいい歳こいたおまえの世話を
いちいち焼いてくれたりはしない。
　そもそも「医者」や「警察官」がおまえのように
『遊び感覚』で仕事をしていたらイヤであろう。
　まぁ作者の「社会経験」が足りないから
このようなどうしようもないキャラが生まれるのであろうが。
　職業差別をするつもりは毛頭ないが、
件のラノベの作者は「コンビニのバイト」しか
したコトが無かったそうである。
作中に【軍人】とか出てくるのに……('A`)　
　当然その作品は『未完』で【絶版】で、
ついでにその作者も消えている――。