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第3章
66話 先生との模擬戦
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先生との模擬戦
クローズが投げたコインが地面に付いた。
「ラウル、レーム先生は任せたよ!!」
そう言って、シオンはクローズに向かって走り出した。神級の武器は使えないため水属性の上位である氷で剣を作り攻め込む。
さすがクローズは、先生というだけあって綺麗に捌いたりよけたりしている。それどころか、反撃までする余裕がある。
「さすがですね。やっぱりうちの両親と同じくらいですかね。」
「両親ってアルフレッドさんとエミリアさんか。さすがに勝つのは無理だな。それでも、あの二人以外には負ける気はなかったんだけどな。」
クローズが苦笑交じりに言う。殺気を放ちながら次はこっちからだと言わんばかりに攻めてくる。後ろに大きくジャンプして距離をとるがあっという間に追いついてそのままクローズは剣を振りかぶっている。この段階からでは剣だけでは防ぎきることはできないと判断をしてファイアーボールを放つ。それをも切ろうとするが残念ながらシオンのファイアーボール普通ではない。
刃の部分は潰してある鉄の剣でファイアーボールを切ろうとしたため鉄が溶けてしまった。
「うわ。使い物にならないじゃねーか。」
クローズが距離をとる。
「剣は使い物にならなさそうですが、どうします?ギブアップでもいいですよ?」
少し煽ってみる。しかし、まだまだやる気があるようで柄の部分しか残ってない剣を捨てて体術でどうにかしようとしている。
模擬戦を長引かせる気もなくクローズの後ろに回り込み首に剣を突き付ける。
クローズが両手を上げた。それを確認してからラウルの方を見る。
ラウルは体術でどんどん攻めているのに対してレームは魔法を使いラウルの攻撃を捌いている。
しかし、ラウルに並みの魔法は通用しない。そのまま近づいて一本背負いを決める。レームは素直に降参した。
「いや、お前ら強すぎじゃないか?レーム先生もこの学校の先生の中じゃ強い方だぞ?」
「そうですよ。まさか入ったばかりの一年生に瞬殺されるとは思いませんでした。」
レームは苦笑いを浮かべている。
周りで見ていた生徒たちは先生に勝ったのが信じられないのか唖然としている。
ちょうど、チャイムが鳴ったことで生徒たちが我に返る。
「じゃあ、武術の授業はこれで終わりだ。早めに教室に帰れよ。」
クローズがそう声をかけると生徒たちは、話をしながら各自教室に帰っていく。
リーナとベルメルとソフィアが近づいてきた。
「凄いな。クローズ先生と、レーム先生に模擬戦で勝つなんて。さすがシオン君だね。」
3人とも興奮気味に話しかけてくる。
「ありがとう。」
そんな話をしながらシオンたちも教室へ戻っていった。
クローズが投げたコインが地面に付いた。
「ラウル、レーム先生は任せたよ!!」
そう言って、シオンはクローズに向かって走り出した。神級の武器は使えないため水属性の上位である氷で剣を作り攻め込む。
さすがクローズは、先生というだけあって綺麗に捌いたりよけたりしている。それどころか、反撃までする余裕がある。
「さすがですね。やっぱりうちの両親と同じくらいですかね。」
「両親ってアルフレッドさんとエミリアさんか。さすがに勝つのは無理だな。それでも、あの二人以外には負ける気はなかったんだけどな。」
クローズが苦笑交じりに言う。殺気を放ちながら次はこっちからだと言わんばかりに攻めてくる。後ろに大きくジャンプして距離をとるがあっという間に追いついてそのままクローズは剣を振りかぶっている。この段階からでは剣だけでは防ぎきることはできないと判断をしてファイアーボールを放つ。それをも切ろうとするが残念ながらシオンのファイアーボール普通ではない。
刃の部分は潰してある鉄の剣でファイアーボールを切ろうとしたため鉄が溶けてしまった。
「うわ。使い物にならないじゃねーか。」
クローズが距離をとる。
「剣は使い物にならなさそうですが、どうします?ギブアップでもいいですよ?」
少し煽ってみる。しかし、まだまだやる気があるようで柄の部分しか残ってない剣を捨てて体術でどうにかしようとしている。
模擬戦を長引かせる気もなくクローズの後ろに回り込み首に剣を突き付ける。
クローズが両手を上げた。それを確認してからラウルの方を見る。
ラウルは体術でどんどん攻めているのに対してレームは魔法を使いラウルの攻撃を捌いている。
しかし、ラウルに並みの魔法は通用しない。そのまま近づいて一本背負いを決める。レームは素直に降参した。
「いや、お前ら強すぎじゃないか?レーム先生もこの学校の先生の中じゃ強い方だぞ?」
「そうですよ。まさか入ったばかりの一年生に瞬殺されるとは思いませんでした。」
レームは苦笑いを浮かべている。
周りで見ていた生徒たちは先生に勝ったのが信じられないのか唖然としている。
ちょうど、チャイムが鳴ったことで生徒たちが我に返る。
「じゃあ、武術の授業はこれで終わりだ。早めに教室に帰れよ。」
クローズがそう声をかけると生徒たちは、話をしながら各自教室に帰っていく。
リーナとベルメルとソフィアが近づいてきた。
「凄いな。クローズ先生と、レーム先生に模擬戦で勝つなんて。さすがシオン君だね。」
3人とも興奮気味に話しかけてくる。
「ありがとう。」
そんな話をしながらシオンたちも教室へ戻っていった。
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