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第3章
63話 初授業は魔法
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初授業は魔法
「じゃあ、また教室でね。」
ベルメルと別れ部屋に入った。朝食はディアーナが作ってくれていていつでも食べれる状態になっていた。
「ごめん、遅くなった。」
待ってくれていたラウル、オルフェウス、ディアーナの3人に謝ってから席に着いた。
「おはようシオン。1人で体動かしてたの?」
ラウルは誘ってほしかったといわんばかりの顔をして聞いてきた。
「いや、同じクラスのベルメル君に訓練場であって明日からも一緒にすることになったんだ。」
「明日からは俺も一緒に行こうかな。」
「じゃあ、明日から一緒に行こうか。」
話もまとまったところで朝食をさっさと食べ教室へ向かうことにした。
教室につき中に入ったがまだ誰も来ていなかった。
「一番乗りだったね。ちょっと早めに来てしまったしもう少ししたら誰か来るでしょ。」
ラウルと話をしているとクラスのみんなが続々と入ってきた。
「おはようございます。」
リーナが挨拶をしてきたのでシオンとラウルも挨拶を返してから話をしていた。それから、10分くらいリーナとラウルと3人で話をしていると、担任のクローズ先生が入ってきたので席に着いた。
「おはようSHRをするぞ。今日から、本格的に実技や座学など始まるからな。さっそく、1時間目は魔法学基礎だからきちんと受けるように。ほかに何か質問あるやつはいるか?・・・いないみたいだな、それじゃあ以上だ。」
クローズ先生はそれだけ言うと教室から出ていった。
1時間目の魔法学基礎が始まった。この授業の担当は、ファイルというお爺ちゃん先生でなんとエルフだった。歳はなんと500を超えているそうだ。
「それじゃあ、魔法学基礎の座学を始めようかね。お主らは魔法についてどの程度知っているかね。例えば、魔法において一番大切なものはなんじゃと思う?誰かに答えてもらおうかの...それじゃあ、マリア君。君に問おう。なんじゃと思う?」
ファイルに急に質問されてマリアは家庭教師に習ったことをそのまま答えた。
「一番大切なのは、魔力です。魔力の保有量は人によって違いますが魔力の質が高く多い人は魔力が少なく質の低い人と比べると一目瞭然であり、魔力次第で変わると習いました。」
「そうかそうか。じゃあ、シオン君はどう思うかね。」
マリアの答えにファイルは肯定した後シオンに話を振った。
「俺は、魔力も大事だと思いますが一番大切なことはその魔法を使う人の気持ちや感情ではないでしょうか。その人がどんな気持ちでどんなことに使うか、魔法は自分を守ったり、けがを治したりすると同時に人や動物、魔物などを傷つけることの出来る物です。使い方を誤ってしまえば魔法は殺しの道具になります。なので、一番大切なのは魔法を使う人自身の気持ちだと思います。」
そう答えると、ファイルは心底感心したようにうなずいていた。
「さすが、主席なだけある回答じゃな。確かに、マリア君の言った魔力は魔法を使う上で大事じゃが魔法において一番大事なのはここの気持ちかもしれんな。まぁ、何が一番大事だと思うかは人それぞれじゃ。魔法について教科書を進めていこうかね。」
それから、1時間魔法学基礎の授業を受けた。エルフなだけあって魔法に関しての知識は凄いものだった。教科書には書かれていない知識など教えてもらいながら楽しい時間だった。
「それじゃあ、今日はここまでにしようかね。次は、もっと詳しい話もしていこうと思っているからの。」
「「「「ありがとうございました」」」」
とても有意義な時間を過ごすことが出来た。次は、武術の実技なので訓練場に集合となっている。Aクラスと合同の授業らしい。
俺、ラウル、リーナは訓練場に話をしながら向かうのだった。
「じゃあ、また教室でね。」
ベルメルと別れ部屋に入った。朝食はディアーナが作ってくれていていつでも食べれる状態になっていた。
「ごめん、遅くなった。」
待ってくれていたラウル、オルフェウス、ディアーナの3人に謝ってから席に着いた。
「おはようシオン。1人で体動かしてたの?」
ラウルは誘ってほしかったといわんばかりの顔をして聞いてきた。
「いや、同じクラスのベルメル君に訓練場であって明日からも一緒にすることになったんだ。」
「明日からは俺も一緒に行こうかな。」
「じゃあ、明日から一緒に行こうか。」
話もまとまったところで朝食をさっさと食べ教室へ向かうことにした。
教室につき中に入ったがまだ誰も来ていなかった。
「一番乗りだったね。ちょっと早めに来てしまったしもう少ししたら誰か来るでしょ。」
ラウルと話をしているとクラスのみんなが続々と入ってきた。
「おはようございます。」
リーナが挨拶をしてきたのでシオンとラウルも挨拶を返してから話をしていた。それから、10分くらいリーナとラウルと3人で話をしていると、担任のクローズ先生が入ってきたので席に着いた。
「おはようSHRをするぞ。今日から、本格的に実技や座学など始まるからな。さっそく、1時間目は魔法学基礎だからきちんと受けるように。ほかに何か質問あるやつはいるか?・・・いないみたいだな、それじゃあ以上だ。」
クローズ先生はそれだけ言うと教室から出ていった。
1時間目の魔法学基礎が始まった。この授業の担当は、ファイルというお爺ちゃん先生でなんとエルフだった。歳はなんと500を超えているそうだ。
「それじゃあ、魔法学基礎の座学を始めようかね。お主らは魔法についてどの程度知っているかね。例えば、魔法において一番大切なものはなんじゃと思う?誰かに答えてもらおうかの...それじゃあ、マリア君。君に問おう。なんじゃと思う?」
ファイルに急に質問されてマリアは家庭教師に習ったことをそのまま答えた。
「一番大切なのは、魔力です。魔力の保有量は人によって違いますが魔力の質が高く多い人は魔力が少なく質の低い人と比べると一目瞭然であり、魔力次第で変わると習いました。」
「そうかそうか。じゃあ、シオン君はどう思うかね。」
マリアの答えにファイルは肯定した後シオンに話を振った。
「俺は、魔力も大事だと思いますが一番大切なことはその魔法を使う人の気持ちや感情ではないでしょうか。その人がどんな気持ちでどんなことに使うか、魔法は自分を守ったり、けがを治したりすると同時に人や動物、魔物などを傷つけることの出来る物です。使い方を誤ってしまえば魔法は殺しの道具になります。なので、一番大切なのは魔法を使う人自身の気持ちだと思います。」
そう答えると、ファイルは心底感心したようにうなずいていた。
「さすが、主席なだけある回答じゃな。確かに、マリア君の言った魔力は魔法を使う上で大事じゃが魔法において一番大事なのはここの気持ちかもしれんな。まぁ、何が一番大事だと思うかは人それぞれじゃ。魔法について教科書を進めていこうかね。」
それから、1時間魔法学基礎の授業を受けた。エルフなだけあって魔法に関しての知識は凄いものだった。教科書には書かれていない知識など教えてもらいながら楽しい時間だった。
「それじゃあ、今日はここまでにしようかね。次は、もっと詳しい話もしていこうと思っているからの。」
「「「「ありがとうございました」」」」
とても有意義な時間を過ごすことが出来た。次は、武術の実技なので訓練場に集合となっている。Aクラスと合同の授業らしい。
俺、ラウル、リーナは訓練場に話をしながら向かうのだった。
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