家族もチート!?な貴族に転生しました。

夢見

文字の大きさ
上 下
64 / 84
第3章

63話 初授業は魔法

しおりを挟む
初授業は魔法


「じゃあ、また教室でね。」
ベルメルと別れ部屋に入った。朝食はディアーナが作ってくれていていつでも食べれる状態になっていた。
「ごめん、遅くなった。」
待ってくれていたラウル、オルフェウス、ディアーナの3人に謝ってから席に着いた。
「おはようシオン。1人で体動かしてたの?」
ラウルは誘ってほしかったといわんばかりの顔をして聞いてきた。
「いや、同じクラスのベルメル君に訓練場であって明日からも一緒にすることになったんだ。」
「明日からは俺も一緒に行こうかな。」
「じゃあ、明日から一緒に行こうか。」
話もまとまったところで朝食をさっさと食べ教室へ向かうことにした。

教室につき中に入ったがまだ誰も来ていなかった。
「一番乗りだったね。ちょっと早めに来てしまったしもう少ししたら誰か来るでしょ。」
ラウルと話をしているとクラスのみんなが続々と入ってきた。
「おはようございます。」
リーナが挨拶をしてきたのでシオンとラウルも挨拶を返してから話をしていた。それから、10分くらいリーナとラウルと3人で話をしていると、担任のクローズ先生が入ってきたので席に着いた。
「おはようSHRをするぞ。今日から、本格的に実技や座学など始まるからな。さっそく、1時間目は魔法学基礎だからきちんと受けるように。ほかに何か質問あるやつはいるか?・・・いないみたいだな、それじゃあ以上だ。」
クローズ先生はそれだけ言うと教室から出ていった。

1時間目の魔法学基礎が始まった。この授業の担当は、ファイルというお爺ちゃん先生でなんとエルフだった。歳はなんと500を超えているそうだ。
「それじゃあ、魔法学基礎の座学を始めようかね。お主らは魔法についてどの程度知っているかね。例えば、魔法において一番大切なものはなんじゃと思う?誰かに答えてもらおうかの...それじゃあ、マリア君。君に問おう。なんじゃと思う?」
ファイルに急に質問されてマリアは家庭教師に習ったことをそのまま答えた。
「一番大切なのは、魔力です。魔力の保有量は人によって違いますが魔力の質が高く多い人は魔力が少なく質の低い人と比べると一目瞭然であり、魔力次第で変わると習いました。」
「そうかそうか。じゃあ、シオン君はどう思うかね。」
マリアの答えにファイルは肯定した後シオンに話を振った。
「俺は、魔力も大事だと思いますが一番大切なことはその魔法を使う人の気持ちや感情ではないでしょうか。その人がどんな気持ちでどんなことに使うか、魔法は自分を守ったり、けがを治したりすると同時に人や動物、魔物などを傷つけることの出来る物です。使い方を誤ってしまえば魔法は殺しの道具になります。なので、一番大切なのは魔法を使う人自身の気持ちだと思います。」
そう答えると、ファイルは心底感心したようにうなずいていた。
「さすが、主席なだけある回答じゃな。確かに、マリア君の言った魔力は魔法を使う上で大事じゃが魔法において一番大事なのはここの気持ちかもしれんな。まぁ、何が一番大事だと思うかは人それぞれじゃ。魔法について教科書を進めていこうかね。」
それから、1時間魔法学基礎の授業を受けた。エルフなだけあって魔法に関しての知識は凄いものだった。教科書には書かれていない知識など教えてもらいながら楽しい時間だった。
「それじゃあ、今日はここまでにしようかね。次は、もっと詳しい話もしていこうと思っているからの。」
「「「「ありがとうございました」」」」
とても有意義な時間を過ごすことが出来た。次は、武術の実技なので訓練場に集合となっている。Aクラスと合同の授業らしい。
俺、ラウル、リーナは訓練場に話をしながら向かうのだった。
しおりを挟む
感想 124

あなたにおすすめの小説

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく

霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。 だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。 どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。 でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

職業賢者、魔法はまだない ~サバイバルから始まる異世界生活~

渡琉兎
ファンタジー
 日本の高校に通っていた天川賢斗(あまかわけんと)は、突如振り出した豪雨にさらされると落雷を浴びてしまい即死してしまう。  意識だけの存在になった賢斗に女神と名乗るアステアから異世界転生をさせる代わりに、世界を救ってほしいとお願いされる。  ゲーム大好き人間だった賢斗は即答で了承すると、転生時の職業を【賢者】にしてくれると約束してくれた。  ──だが、その約束は大きな間違いを伴っていた。  確かに職業は【賢者】だった。きっともの凄い魔法が使えるのだろう。だけど、だけどさあ…………レベル1だから超強い魔法が魔力不足で使えないんですけど!?  魔法欄には現代魔法の最高峰やら、忘れ去られたであろう古代魔法やらがずらりと並んでいるのだが、レベル1で魔力5しかない賢斗には全く、何も使えなかった!  これは、レベル1の最弱賢者がレベリングに躍起になる、そんなお話。  ……あれ、世界を救うとかなんとかって、どうなった? ※カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

転生幼女が魔法無双で素材を集めて物作り&ほのぼの天気予報ライフ 「あたし『お天気キャスター』になるの! 願ったのは『大魔術師』じゃないの!」

なつきコイン
ファンタジー
転生者の幼女レイニィは、女神から現代知識を異世界に広めることの引き換えに、なりたかった『お天気キャスター』になるため、加護と仮職(プレジョブ)を授かった。 授かった加護は、前世の記憶(異世界)、魔力無限、自己再生 そして、仮職(プレジョブ)は『大魔術師(仮)』 仮職が『お天気キャスター』でなかったことにショックを受けるが、まだ仮職だ。『お天気キャスター』の職を得るため、努力を重ねることにした。 魔術の勉強や試練の達成、同時に気象観測もしようとしたが、この世界、肝心の観測器具が温度計すらなかった。なければどうする。作るしかないでしょう。 常識外れの魔法を駆使し、蟻の化け物やスライムを狩り、素材を集めて観測器具を作っていく。 ほのぼの家族と周りのみんなに助けられ、レイニィは『お天気キャスター』目指して、今日も頑張る。時々は頑張り過ぎちゃうけど、それはご愛敬だ。 カクヨム、小説家になろう、ノベルアップ+、Novelism、ノベルバ、アルファポリス、に公開中 タイトルを 「転生したって、あたし『お天気キャスター』になるの! そう女神様にお願いしたのに、なぜ『大魔術師(仮)』?!」 から変更しました。

伯爵令嬢の秘密の知識

シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。

異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く

りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

処理中です...