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第2章

40話 盗賊を倒すぞ

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盗賊を倒すぞ



今日はギルドに来ている。盗賊を倒すためだ。Aランクに上がる条件なのでやらないといけない。本当に面倒だが、そんなことを言っても仕方ないので、さっさと終わらせることにする。ちなみに、オルフェウスとディアーナはついてきてはいない。昨日の夜のうちにすべて調べ上げてまとめてくれた。この国に貴族は下級、上級合わせて100ぐらいいる。それを、数時間で調べ上げたのはさすがというべきだと思う。
そんなことより、今は盗賊退治を優先しよう。
「こんにちは、シルフィーさん。盗賊の件で来たんですが。」
そういうとシルフィーさんは、ギルマスの部屋まで通してくれた。

「おう来たか。今回倒してほしい盗賊は結構厄介なんだよ。Aランク冒険者の5人パーティーで挑んだら返り討ちにあってな。逃げるのが精一杯だったらしい。」
「それを、倒せばいいのですね?でも、僕で大丈夫なんですかね?あと、殺してしまっても大丈夫ですか?」
「それは構わない。どうせ処刑されるはずだからな。ただ、懸賞金がかかっている奴がいるだろうから、生きて捕まえればお金がもらえるぞ。」
ギルマスはシオンが負けると思っていないようだ。まあ、実際負けそうにないのだが…

「盗賊がどこら辺にいるのか聞いておけばよかった。」
それから、1時間。やっと盗賊のアジトを見つけることが出来た。アジトには人が50~60人ほどいて、男が8割、女が2割だった。そこに強そうなのが8~10人くらいいた。そりゃあ、勝てるわけないわ。よく逃げ切れたな。
さっさと捕まえて、帰ることにする。
まずは、アジトの前で見張りをしている奴らが4人くらいいたのでそいつらを首トンで気絶させ堂々と入っていった。


「こんちは。すみませんが、皆さん捕まってもらうので、大人しく捕まってくれるなら手荒い真似はしないんですが。」

「はははっ、坊主。坊主ごときがどうにかできるわけねーだろ。お前顔はいいから躾けてそういう趣味の貴族に売ったら儲かるぞ。ありがたく思えよ。」
俺がそういうと盗賊たちはバカにしたような笑いを見せ俺を貴族に売ろうとしているらしい。
「野郎ども!とっ捕まえるぞ。」
「はぁーせっかく忠告したのに知らないからね。」
盗賊たちが、武器を取り殺しに来た。この前もらった聖剣と魔剣を使うことにした。今更ではあるが聖剣と魔剣はこんな感じだ。



聖剣ソラス
階級:神級
魔力5,000,000上昇
鍛冶神が特定の人のために造った短剣。その人のみしか使えないよう巧妙な隠蔽が施されている。魔剣ダインと対になっており二つ一緒に使うときその力は数十倍以上の力を発揮する。魔力を乗せることで刀身がどこまでも長く伸び切れ味が増す。



魔剣ダイン
階級:神級
攻撃力:5,000,000上昇
鍛冶神が特定の人のために造った短剣。その人のみしか使えないよう巧妙な隠蔽が施されている。聖剣ソラスと対になっており二つ一緒に使うときその力は数十倍以上の力を発揮する。魔力を乗せることで刀身がどこまでも長く伸び切れ味が増す。



凄いえげつないものを持っていると実感しながら初めて使うからわくわくしていた。
「実験台になってもらおうかな?」
そう言って短剣を取り出すと、強そうなやつらの顔が真剣なものとなった。
「おいおい、あれは神剣か何かか?少しやべーかもしれねーな。」
強そうなやつらを残してほかの盗賊を殺気と威圧で気絶させた。
「よし、これで邪魔者は消えたね?じゃあ、始めようか。全員でかかってきていいからね。」
一瞬にして40~50人を倒したことに驚いていたがすぐに思考を切り替え戦闘態勢を整えこっちを見てきた。



「うーん、ここ狭いから少し広いところでしようか。」
時空魔法で広い空間を作りすぐ終わるとは思うが一応外での1分が中での1時間に設定する。
「よし、これでいいね。始めるよ。」
「まじかよ。空間魔法とか聞いてねぇし。お前ら本気でやんないと死んじまうから気を付けろよ。」
リーダーらしき人が周りに声をかけた。そして、とうとう盗賊との戦いが始まった。



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