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第2章

30話 対策

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対策


シオンたちは、馬車で王宮へと来ていた。
「さすが、何もかもが豪華ですね。」
「王宮だからな。他国からの使者とかも来るから、それなりの施しがされているはずだよ。」
シオンが、楽しそうに周囲を見回しているのを喜ばしく思った。

「エヴァンズ公爵家の皆様。準備が整うまで別室をご用意しておりますのでそちらでおくつろぎください。」
「ありがとう。」
メイドに案内され、先ほどの通路より断然豪華な部屋に来ていた。お菓子や飲み物準備されておりどれだけお金をかけているかがうかがえる。」
しかし、このような対応はほとんどの貴族が受けるものではなく他国からの王族などが対象である。そのため、公爵家がどれだけ力を持っているかが分かると思う。
「君たちは、退出してもらって構わない。」
メイドたちにそう告げ退出をさせ、それと同時にエミリアが結界を張った。この結界は、音などを阻害する結界で重要な話し合いなどに用いられている。
「シオン。先に、ステータスを見せてもらってもいいか?」
アルフレッドの声と表情、エミリアが結界を張ったことからして本当のステータスを見せるべきなのだろう。
「ステータス表示」


ステータスを見せた途端、5人の表情が固まった。
「やはり、そーだったか。」
「さすが、私たちの子どもというべきなのかもね。」
「グロスとグレンも凄かったけどシオン君さすがね。」
「「シオン...凄いね。」」

5人が、反応したのは1、2分経ったくらいだったころだった。普通7歳で英雄、賢者と同等以上のステータスを持っていたら恐怖しそうなものだがエヴァンズ家の人間は普通とは程遠いのだろう。恐怖は一切なく自慢気な様子であった。
「でも、このステータスを見せるわけにはいかないな。」
「そうね。貴族たちからの婚約の申し込みが絶えないわね。」
「でも、どうにかできるの?」
「あぁ、それが問題だな。アリティアどうにか出来るか?」
アルフレッド、エミリア、アリティアの3人でシオンをどう守るかの議論が始まった。
「シオンは気にしなくて大丈夫だよ?」
「そうそう。こういうめんどくさいことは親に任せておけばいいんだ。」
「あ、実はスキルのおかげでステータスを偽装することが出来るんですよね。」
グロスとグレンにそう説明してそれじゃあダメかと問う。
「ちょっと、父さんたち。」
グロスが今の話を3人に話した。3人とも予想外の方法に驚きでいっぱいであった。
「シオン、偽装したステータスを見せることは出来るかい?」
アルフレッドがシオンの方を向き真顔でそう聞く。
「う、うん。ステータス表示。」
気圧されながら偽装したステータスを見せた。

「おぉ。これなら大丈夫だ。」
「そうね。平均より高いけどこれくらいの方が周りからは何も言われないわね。」

コンコンコン

いいタイミングだろう。ノックがされ準備が出来たとメイドが外から声をかけてきた。アルフレッドが返事をして座っていた椅子から立ちあがった。
他の5人も会話をしながらメイドの案内で会場へと移動するのだった。



########
すごく気になっていることなのですが、このような作品を1話書くのにどの程度の時間がかかるものなのですかね…??

1000~1500字が読みやすいかなと思いそのくらいを目指して書いているのですが…
ちなみに自分は15分~20分ほどで1話完成します。

わかる方いらっしゃいましたら参考までに教えて頂きたいです。
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