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異世界の章:第一部 西のキャロル編
ep78 変動
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ーーーーーー
「社長!ノラクロウから緊急の報告です!」
「緊急?なんだ?」
「その、例の女を含めた三人組が今ロナルドのサロンに来ているとのことです!」
「...そうか!」
「一応、ロナルドの方で引き留めておくとは言っていますが......」
「オレが行く」
「え?社長自ら、ですか?」
「すぐ専用の馬車を用意しろ」
「か、かしこまりました!」
ーーーオレ自身の目で確かめよう。そのオンナが本当にあの勇者かどうか。本当にオンナが本物の勇者ならば、ボヤボヤしている場合ではない。早急に手を......ーーー
ブラックキャットは屋敷を出る。
彼が門へと続く広場の庭道を思案を巡らしながら歩いていると、途上にマイルスが立っていた。
「ブラックキャット様」
「マイルス・クランドールか」
「何か部下の皆さんが慌ただしいようですが、どうかなさいましたか?」
ブラックキャットは目を座らせて、彼をじっと凝視した。
「......マイルス。そうだな、お前は魔犬の追加...魔人形を用意しておけ」
「承知しました。......何かありましたか?」
「いいから黙って用意しておけ」
「......わかりました」
マイルスは意味ありげな目を妖しく光らせながらすんなり承諾した。
ーーーーー
コーロ達とロナルドは談笑していた。
といっても、中身のない話を繰り返しているだけ。
当然キースの事も話題に上ったが、何か巧みに核心を避けるかのように語られている。
ロナルドは、実に話が上手く淀みがなかった。
どんな話でも、しっかりと相手に聞かせる技術を備えていた。
コーロはロナルドの隙のなさに、サロンに感じた何かと合わせて、そこはかとない違和感を募らせる。
しばらくすると、ドアをコンコンとノックする音が鳴った。
「どうぞ」
ロナルドが反応する。
扉が開くと、スーツ姿の、これといった特徴のない平凡な男が入って来た。
「どうも、失礼します。ロナルドさん」
「ん?君は誰だ?」
「今日からこのサロンに勤める事になりました、ブラットといいます」
「新人の話など聞いていなかったが?」
「部長に言われて本日からこちらに参りました」
「そうなのか?」
「ところでロナルドさん。ちょっといいですか?」
「なんだ?すいません。ちょっと失礼します」
ロナルドは男に促されると、一旦席を外した。
ドアがパタンと閉まる。
「ブラットと言ったか?何の用だ?」
「ロナルド。私がわかるか?」
男は、だしぬけにまったく違う声色で問うた。
「そ、その声は......!」
「ロナルド。あの金髪の女だけ席を外させろ」
「え?な、なぜですか?」
男はドスの効いた低い声で、僅かな非も許さないように短く説明した。
「......か、かしこまりました!」
ガチャ
再びドアが開く。
ロナルドは、中には入らず、ユイに声をかける。
「あの、ユイリスさん。ちょっとよろしいですか?」
「私ですか?」
ユイはコーロと視線を交わし、コーロは黙って小さく頷いた。
ロナルドに呼びこまれるまま退室するユイ。
それに入れ違って、平凡な男が部屋に入って来る。
「どうも改めまして、私はブラットと申します」
「......どうも初めまして。俺はスヤザキです」
コーロは不審な気持ちを隠して平静を装った。
「ウチはアミーナです」
アミーナはコーロをチラッと見てやや不安そうに挨拶した。
「ということは、貴女がキースさんのご友人のアミーナさんですね?」
「そ、そうやけど」
「キースさん。今、行方がわからないんですよね?」
「そのこと知っとるんですか?」
「もちろん。さらに言えば、私には彼の行く先の見当がついています」
「ほ、ホンマですか!?」
「ええ。それについて、ちょっとお見せしたい資料があるので、別室に来ていただいてよろしいですか?」
「は、はい!」
「あ、スヤザキ様はここでお待ちください。キースさんのプライベートな話になりますので。親しい間柄のアミーナさんだけで」
男はそう言うと、アミーナを連れて部屋を出て行こうとした。
が...
「待て。お前は何者だ?」
コーロが鋭い声で制止する。
「はい?私はブラットと申しましたが?」
「違う。俺にはわかる。魔法......なのか?その姿はお前じゃない。違うか?」
「......」
両者は睨み合う。
空気がピンと張り詰める。
アミーナは何が何だかわからず「え?え?」と立ち往生する。
コーロはすっくと立ち上がった。
...転瞬!
突然ブラットが後ろから羽交締めるようにアミーナを抱き寄せ、彼女を抱えたまま一足飛びで窓際へ跳んだ!
「アミーナ!」
コーロが叫ぶ。
「な、なにすんねん!」
アミーナはバタバタと抵抗しようしたが、ブラットは微動だにしない。
すると、ブラットの姿がブゥゥンと鈍い光で歪み出し、歪みが晴れると、獣の耳と尻尾を携えたまったく別の凶悪な形相を構えた姿形が表出した!
「お、お前は何者だ!?」
「お前こそ何者だ?そう簡単に私の偽造魔法は見破れないはずだが?」
「偽造魔法だと!?」
「まあいい。見破った褒美に教えてやろう。私はブラックキャット。そう、お前達が探っていた破滅の黒猫その人だ」
「お前が破滅の黒猫だって!?」
「とりあえずこの猫娘は貰っていく。そして勇者ユイリスに伝えておけ。ブラックファイナンスに手を出せばこの猫娘の命はないとな!」
「コーロおにーちゃん!!せ、せや!魔法を...」
「猫娘。お前は眠っていろ」
「え?」
『トリックスリープ(偽造睡魔)』
「...あ、あれ?なんや、途端に眠くな......」
アミーナはかくっと首を落とし眠りに落ちた。
「アミーナ!?お前何をした!?」
「フッ。それでは勇者によろしく......」
バリーン!!
ブラックキャットはアミーナを抱えて窓を突き破る!
そのまま一瞬の内にどこかへと姿をくらました。
コーロは窓際に駆け寄って叫んだ。
「アミーナ!!」
「社長!ノラクロウから緊急の報告です!」
「緊急?なんだ?」
「その、例の女を含めた三人組が今ロナルドのサロンに来ているとのことです!」
「...そうか!」
「一応、ロナルドの方で引き留めておくとは言っていますが......」
「オレが行く」
「え?社長自ら、ですか?」
「すぐ専用の馬車を用意しろ」
「か、かしこまりました!」
ーーーオレ自身の目で確かめよう。そのオンナが本当にあの勇者かどうか。本当にオンナが本物の勇者ならば、ボヤボヤしている場合ではない。早急に手を......ーーー
ブラックキャットは屋敷を出る。
彼が門へと続く広場の庭道を思案を巡らしながら歩いていると、途上にマイルスが立っていた。
「ブラックキャット様」
「マイルス・クランドールか」
「何か部下の皆さんが慌ただしいようですが、どうかなさいましたか?」
ブラックキャットは目を座らせて、彼をじっと凝視した。
「......マイルス。そうだな、お前は魔犬の追加...魔人形を用意しておけ」
「承知しました。......何かありましたか?」
「いいから黙って用意しておけ」
「......わかりました」
マイルスは意味ありげな目を妖しく光らせながらすんなり承諾した。
ーーーーー
コーロ達とロナルドは談笑していた。
といっても、中身のない話を繰り返しているだけ。
当然キースの事も話題に上ったが、何か巧みに核心を避けるかのように語られている。
ロナルドは、実に話が上手く淀みがなかった。
どんな話でも、しっかりと相手に聞かせる技術を備えていた。
コーロはロナルドの隙のなさに、サロンに感じた何かと合わせて、そこはかとない違和感を募らせる。
しばらくすると、ドアをコンコンとノックする音が鳴った。
「どうぞ」
ロナルドが反応する。
扉が開くと、スーツ姿の、これといった特徴のない平凡な男が入って来た。
「どうも、失礼します。ロナルドさん」
「ん?君は誰だ?」
「今日からこのサロンに勤める事になりました、ブラットといいます」
「新人の話など聞いていなかったが?」
「部長に言われて本日からこちらに参りました」
「そうなのか?」
「ところでロナルドさん。ちょっといいですか?」
「なんだ?すいません。ちょっと失礼します」
ロナルドは男に促されると、一旦席を外した。
ドアがパタンと閉まる。
「ブラットと言ったか?何の用だ?」
「ロナルド。私がわかるか?」
男は、だしぬけにまったく違う声色で問うた。
「そ、その声は......!」
「ロナルド。あの金髪の女だけ席を外させろ」
「え?な、なぜですか?」
男はドスの効いた低い声で、僅かな非も許さないように短く説明した。
「......か、かしこまりました!」
ガチャ
再びドアが開く。
ロナルドは、中には入らず、ユイに声をかける。
「あの、ユイリスさん。ちょっとよろしいですか?」
「私ですか?」
ユイはコーロと視線を交わし、コーロは黙って小さく頷いた。
ロナルドに呼びこまれるまま退室するユイ。
それに入れ違って、平凡な男が部屋に入って来る。
「どうも改めまして、私はブラットと申します」
「......どうも初めまして。俺はスヤザキです」
コーロは不審な気持ちを隠して平静を装った。
「ウチはアミーナです」
アミーナはコーロをチラッと見てやや不安そうに挨拶した。
「ということは、貴女がキースさんのご友人のアミーナさんですね?」
「そ、そうやけど」
「キースさん。今、行方がわからないんですよね?」
「そのこと知っとるんですか?」
「もちろん。さらに言えば、私には彼の行く先の見当がついています」
「ほ、ホンマですか!?」
「ええ。それについて、ちょっとお見せしたい資料があるので、別室に来ていただいてよろしいですか?」
「は、はい!」
「あ、スヤザキ様はここでお待ちください。キースさんのプライベートな話になりますので。親しい間柄のアミーナさんだけで」
男はそう言うと、アミーナを連れて部屋を出て行こうとした。
が...
「待て。お前は何者だ?」
コーロが鋭い声で制止する。
「はい?私はブラットと申しましたが?」
「違う。俺にはわかる。魔法......なのか?その姿はお前じゃない。違うか?」
「......」
両者は睨み合う。
空気がピンと張り詰める。
アミーナは何が何だかわからず「え?え?」と立ち往生する。
コーロはすっくと立ち上がった。
...転瞬!
突然ブラットが後ろから羽交締めるようにアミーナを抱き寄せ、彼女を抱えたまま一足飛びで窓際へ跳んだ!
「アミーナ!」
コーロが叫ぶ。
「な、なにすんねん!」
アミーナはバタバタと抵抗しようしたが、ブラットは微動だにしない。
すると、ブラットの姿がブゥゥンと鈍い光で歪み出し、歪みが晴れると、獣の耳と尻尾を携えたまったく別の凶悪な形相を構えた姿形が表出した!
「お、お前は何者だ!?」
「お前こそ何者だ?そう簡単に私の偽造魔法は見破れないはずだが?」
「偽造魔法だと!?」
「まあいい。見破った褒美に教えてやろう。私はブラックキャット。そう、お前達が探っていた破滅の黒猫その人だ」
「お前が破滅の黒猫だって!?」
「とりあえずこの猫娘は貰っていく。そして勇者ユイリスに伝えておけ。ブラックファイナンスに手を出せばこの猫娘の命はないとな!」
「コーロおにーちゃん!!せ、せや!魔法を...」
「猫娘。お前は眠っていろ」
「え?」
『トリックスリープ(偽造睡魔)』
「...あ、あれ?なんや、途端に眠くな......」
アミーナはかくっと首を落とし眠りに落ちた。
「アミーナ!?お前何をした!?」
「フッ。それでは勇者によろしく......」
バリーン!!
ブラックキャットはアミーナを抱えて窓を突き破る!
そのまま一瞬の内にどこかへと姿をくらました。
コーロは窓際に駆け寄って叫んだ。
「アミーナ!!」
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