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ここ最近観て良かった日本映画3選
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諸事情もあり今では劇場に足を運ぶことは少なくなりましたが、それでも映画は好きでよく観ています。
父が大の映画好きでしたので、私は子どもの頃からたくさんの映画を観せられて育ちました。
当時は何も思いませんでしたが、一種の情操教育だったのかもしれません。
父にそんな意図があったかどうかはわかりませんが(多分ない)。
ただ、それこそまだ十代の頃に、黒澤明やジョン・フォードやクリント・イーストウッドやマーティン・スコセッシ等、数々の名画に触れることができたのは、素晴らしい体験だったと思います。
さて、今回はそんな私が、ここ最近に観た日本映画の中から印象に残った作品を三本ご紹介します。
それはこちらです。
・ゴジラ-1.0
・あんのこと
・銀平町シネマブルース
それでは上から順番に......
・ゴジラ-1.0
こちらはゴジラシリーズとしては37作品目のゴジラになります。
国産の実写版ゴジラとしては30作品目になり、あの『シン・ゴジラ』以来7年ぶり。
2023年11月3日に公開され、大ヒットしたことは記憶に新しいですね。
監督はあの山崎貴。
同監督作品としては『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠のゼロ』『海賊とよばれた男』等があります。
個人的には『海賊とよばれた男』が特に好きで、原作小説も映画も共に素晴らしかった!
そして山崎監督は『ゴジラ-1.0』で、アジア映画初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞!
監督として同賞を受賞するのは『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック以来55年ぶりの史上2人目!
間違いなく快挙です。
では、内容はというと......とにかく観てください!
言葉など要らぬ!笑
それでも特徴を挙げるなら......
こちらのゴジラは、特撮映画であると同時にヒューマンドラマになっています。
主演の神木隆之介の迫真の演技も光ります。
あと、ひとつだけワガママを言わせてください。
この映画を観た&これから観る方は、是非とも『永遠のゼロ』も観てください。
解釈は人それぞれですが『ゴジラ-1.0』は『永遠のゼロ』のアンサー映画と位置づけることができると思うからです。
その真意は、観て確かめていただきたく存じます。
・あんのこと
こちらは2024年6月7日に公開された、入江悠監督による映画です。
家庭環境などの影響で、若干十代でウリとヤクを覚えた少女の、壮絶な人生を描きます。
大きな特徴としては、日本で現実に起きたとされる事件をモチーフに描かれており、非常に生々しい内容となっております(PG12指定)。
まず目を引くのが、主演の河合優実の役作りと演技。
本当に素晴らしいです。
彼女の演技が、人生の不条理さを、より痛々しく伝えてくれます。
この映画を観ると、胸糞悪さに目を背けたくなる人も多いかもしれません。
しかし私はこの映画を観て、こう思わされました。
「自分は恵まれている。もっとちゃんと生きよう」
こればっかりは人それぞれなので、他の方がそうなるとは限りませんけども。
(ちなみに私は『闇金ウシジマくん』を読んでも同様のことを思います)
とにかく、一見の価値のある映画であることは間違いありません。
・銀平町シネマブルース
こちらは2023年2月10日に公開された、城定秀夫監督による映画です。
主演は小出恵介。
あることがきっかけで落ちぶれてしまい一文無しとなった元映画監督が、ある町の映画館に流れ着く。
そこで繰り広げられるヒューマンドラマです。
こちらの映画。決して派手さはなく、地味とも言えます。
ですが観終わった後、じんわりとあたたかい気持ちになる......そんな作品です。
うるさくない程度にコメディタッチに描かれているのもあり、疲れている時でも落ち着いて観られます。
良作ですので、是非ご覧になっていただければと思います。
というわけで、今回は以上になります。
洋画編は、また別の機会にお送りいたします。
父が大の映画好きでしたので、私は子どもの頃からたくさんの映画を観せられて育ちました。
当時は何も思いませんでしたが、一種の情操教育だったのかもしれません。
父にそんな意図があったかどうかはわかりませんが(多分ない)。
ただ、それこそまだ十代の頃に、黒澤明やジョン・フォードやクリント・イーストウッドやマーティン・スコセッシ等、数々の名画に触れることができたのは、素晴らしい体験だったと思います。
さて、今回はそんな私が、ここ最近に観た日本映画の中から印象に残った作品を三本ご紹介します。
それはこちらです。
・ゴジラ-1.0
・あんのこと
・銀平町シネマブルース
それでは上から順番に......
・ゴジラ-1.0
こちらはゴジラシリーズとしては37作品目のゴジラになります。
国産の実写版ゴジラとしては30作品目になり、あの『シン・ゴジラ』以来7年ぶり。
2023年11月3日に公開され、大ヒットしたことは記憶に新しいですね。
監督はあの山崎貴。
同監督作品としては『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠のゼロ』『海賊とよばれた男』等があります。
個人的には『海賊とよばれた男』が特に好きで、原作小説も映画も共に素晴らしかった!
そして山崎監督は『ゴジラ-1.0』で、アジア映画初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞!
監督として同賞を受賞するのは『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリック以来55年ぶりの史上2人目!
間違いなく快挙です。
では、内容はというと......とにかく観てください!
言葉など要らぬ!笑
それでも特徴を挙げるなら......
こちらのゴジラは、特撮映画であると同時にヒューマンドラマになっています。
主演の神木隆之介の迫真の演技も光ります。
あと、ひとつだけワガママを言わせてください。
この映画を観た&これから観る方は、是非とも『永遠のゼロ』も観てください。
解釈は人それぞれですが『ゴジラ-1.0』は『永遠のゼロ』のアンサー映画と位置づけることができると思うからです。
その真意は、観て確かめていただきたく存じます。
・あんのこと
こちらは2024年6月7日に公開された、入江悠監督による映画です。
家庭環境などの影響で、若干十代でウリとヤクを覚えた少女の、壮絶な人生を描きます。
大きな特徴としては、日本で現実に起きたとされる事件をモチーフに描かれており、非常に生々しい内容となっております(PG12指定)。
まず目を引くのが、主演の河合優実の役作りと演技。
本当に素晴らしいです。
彼女の演技が、人生の不条理さを、より痛々しく伝えてくれます。
この映画を観ると、胸糞悪さに目を背けたくなる人も多いかもしれません。
しかし私はこの映画を観て、こう思わされました。
「自分は恵まれている。もっとちゃんと生きよう」
こればっかりは人それぞれなので、他の方がそうなるとは限りませんけども。
(ちなみに私は『闇金ウシジマくん』を読んでも同様のことを思います)
とにかく、一見の価値のある映画であることは間違いありません。
・銀平町シネマブルース
こちらは2023年2月10日に公開された、城定秀夫監督による映画です。
主演は小出恵介。
あることがきっかけで落ちぶれてしまい一文無しとなった元映画監督が、ある町の映画館に流れ着く。
そこで繰り広げられるヒューマンドラマです。
こちらの映画。決して派手さはなく、地味とも言えます。
ですが観終わった後、じんわりとあたたかい気持ちになる......そんな作品です。
うるさくない程度にコメディタッチに描かれているのもあり、疲れている時でも落ち着いて観られます。
良作ですので、是非ご覧になっていただければと思います。
というわけで、今回は以上になります。
洋画編は、また別の機会にお送りいたします。
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