23 / 134
入学編
ep22 呼び出し
しおりを挟む
*
授業が終わり、先生に別室へ呼び出される。
「ヤソガミくん。とりあえず座ってください」
「何の用じゃ?わざわざ教室から移動させおって」
「ちょっとイナバ!」
イナバの口を塞いでそそくさと腰を下ろした。
先生には特に怒っている様子はないけど......やっぱり怒られるんだよな。
教室を水浸しにしたし、それどころかヘタしたら誰かを溺れ死にさせたかもしれないし......。
とにかく、まず謝ろう。
「あ、あの、すいませんでしたぁ!!」
勢いよく頭を下げた。
「教室をめちゃくちゃにしてしまって!みんなを危険な目に遭わせてしまって!すいませんでした!」
「ヤソガミくん。頭を上げてください」
「は、はい」
顔を上げると、先生の表情は普段とまったく変わっていなかった。
「あ、あの、先生?」
「ヤソガミくん。ここは魔法学園です。こういったことは起こりうることです」
「そ、そうなんですか」
「かつて教室を全焼させた生徒もいましたからね」
そんなヤバい奴もいたのか!
いや、俺も似たようなものか......。
「本校は魔術建築による特殊な施工により相当な強化が施されています。ですのであれぐらいでは壊れたりしません。その点はまずご安心ください」
「そ、そういえば、ガラスひとつ割れたりしなかったな...」
「あとはヤソガミくん自身よくわかっていますね?」
「え?あ、はい」
「よろしい。それがわかればもういいです。戻っていいですよ」
「えっ?あの、ええと、怒らないんですか?」
「怒ってどうなるんですか?」
「えっ??」
「さあ、もう教室に戻りなさい。私に余計な仕事を与えないでください」
先生は初めから終わりまで表情ひとつ変えなかった。
なんだか釈然としない。
怒られたいわけではないけど......これでいいのだろうか。
ハウ先生の考えが今いちよくわからない。
最初は真面目で優しそうで良い先生かと思ったけど、どうもよくわからなくなってきた。
先生も国家魔術師だから、ちゃんとした人ではあるんだろうけど。
生徒の自主性を重んじているってことなんだろうか。
ただやる気がないだけのようにも見えるのは気のせいかな......。
いずれにしても、まだ初日だ。
現時点で判断してしまうのは早計。
「し、失礼しました」
気持ちはモヤモヤしたままだけど、俺は教室へ戻っていった。
「なんか、クラスのみんなと顔合わせるの気まずいな......」
「気にするな。ハウ教師も言ってたじゃろ。よくあることじゃと」
「よくあるとは言ってないけど」
「似たようなもんじゃ。それに皆、むしろ小僧に一目置いたかもしれんぞ?」
「そうであればいいんだけど」
「ほれ、着いたぞ」
「てゆーかイナバは余計なこと言わないでくれよ」
「ふんっ。仕方ないのう。なら黙っていてやる。そのかわり助けもせんからな」
「それでいいよ」
「ほら、胸張って入るがよい。オイラは寝る。今日は小僧のせいで疲れたわ」
「なんだよそれ。ハァー......」
大きくため息をつきながらイナバを抱いた。
重々しい気持ちで教室のドアをガラッと開ける。
みんなの視線が一気に集まった。
多くの生徒の表情は、どこかギョッとしている。
その中で、待ってましたといわんばかりにツカツカとひとりの女子が歩み寄ってきた。
「ヤソガミくん」
ジークレフ学級委員長が説教感全開でビシッと俺を指さす。
「貴方は加減ってものを知らないの?」
「あっ、さっきの魔法のことだよね。そ、それは本当にごめん」
ちゃんと頭を下げて謝罪した。
が、顔を上げると、より厳しいものになった彼女の表情が目に入った。
「ごめんで済むハナシ?あれは下手したら誰かを殺しかねないほどの力よ?なぜ加減しなかったの?」
「い、いや、最小限に抑えたつもりだったんだけど......」
「あれで最小限ですって!?」
学級委員長の声が上ずり一段と大きくなった。
同時にクラス内が騒然とする。
「あれが最小限?」
「どんな火力なんだよ」
「バケモンだぜアイツ」
「関わらないほうがいいよ」
「そーだそーだ」
「ジェットレディも理事長も、とんでもない厄介モン押しつけやがったな」
「勘弁してほしいぜ」
この感じ......知っている。
みんなの視線に込められている感情......あれは異物に対する嫌悪と忌避だ。
俺は気味悪がられているんだ。
中学の頃と同じように......。
「ええと......」
言葉に詰まった。
途端に胸が苦しくなった。
もうこんな思いは、二度としたくなかったのに。
「チッ。気に入らねえ!」
トッパーが教室の奥から怒り混じりに吐き棄てた。
「おもしろくねーヤツだ!」
「特待生だからって力自慢しやがって!きっとバカなんだアイツ!」
ツレのマイヤーも同調する。
アイツらだけじゃないかもしれない。
みんな思っているのかもしれない。
俺は目の前で唖然としている学級委員長を避けながら、
「もう、いいよね......」
ガックリと肩を落としてトボトボと自分の席に戻った。
戻る時、後ろの席でポランくんがなにか言いたげだったように見えたけど、気にする余裕がなかった。
すっかり落ち込んでいたから。
授業が終わり、先生に別室へ呼び出される。
「ヤソガミくん。とりあえず座ってください」
「何の用じゃ?わざわざ教室から移動させおって」
「ちょっとイナバ!」
イナバの口を塞いでそそくさと腰を下ろした。
先生には特に怒っている様子はないけど......やっぱり怒られるんだよな。
教室を水浸しにしたし、それどころかヘタしたら誰かを溺れ死にさせたかもしれないし......。
とにかく、まず謝ろう。
「あ、あの、すいませんでしたぁ!!」
勢いよく頭を下げた。
「教室をめちゃくちゃにしてしまって!みんなを危険な目に遭わせてしまって!すいませんでした!」
「ヤソガミくん。頭を上げてください」
「は、はい」
顔を上げると、先生の表情は普段とまったく変わっていなかった。
「あ、あの、先生?」
「ヤソガミくん。ここは魔法学園です。こういったことは起こりうることです」
「そ、そうなんですか」
「かつて教室を全焼させた生徒もいましたからね」
そんなヤバい奴もいたのか!
いや、俺も似たようなものか......。
「本校は魔術建築による特殊な施工により相当な強化が施されています。ですのであれぐらいでは壊れたりしません。その点はまずご安心ください」
「そ、そういえば、ガラスひとつ割れたりしなかったな...」
「あとはヤソガミくん自身よくわかっていますね?」
「え?あ、はい」
「よろしい。それがわかればもういいです。戻っていいですよ」
「えっ?あの、ええと、怒らないんですか?」
「怒ってどうなるんですか?」
「えっ??」
「さあ、もう教室に戻りなさい。私に余計な仕事を与えないでください」
先生は初めから終わりまで表情ひとつ変えなかった。
なんだか釈然としない。
怒られたいわけではないけど......これでいいのだろうか。
ハウ先生の考えが今いちよくわからない。
最初は真面目で優しそうで良い先生かと思ったけど、どうもよくわからなくなってきた。
先生も国家魔術師だから、ちゃんとした人ではあるんだろうけど。
生徒の自主性を重んじているってことなんだろうか。
ただやる気がないだけのようにも見えるのは気のせいかな......。
いずれにしても、まだ初日だ。
現時点で判断してしまうのは早計。
「し、失礼しました」
気持ちはモヤモヤしたままだけど、俺は教室へ戻っていった。
「なんか、クラスのみんなと顔合わせるの気まずいな......」
「気にするな。ハウ教師も言ってたじゃろ。よくあることじゃと」
「よくあるとは言ってないけど」
「似たようなもんじゃ。それに皆、むしろ小僧に一目置いたかもしれんぞ?」
「そうであればいいんだけど」
「ほれ、着いたぞ」
「てゆーかイナバは余計なこと言わないでくれよ」
「ふんっ。仕方ないのう。なら黙っていてやる。そのかわり助けもせんからな」
「それでいいよ」
「ほら、胸張って入るがよい。オイラは寝る。今日は小僧のせいで疲れたわ」
「なんだよそれ。ハァー......」
大きくため息をつきながらイナバを抱いた。
重々しい気持ちで教室のドアをガラッと開ける。
みんなの視線が一気に集まった。
多くの生徒の表情は、どこかギョッとしている。
その中で、待ってましたといわんばかりにツカツカとひとりの女子が歩み寄ってきた。
「ヤソガミくん」
ジークレフ学級委員長が説教感全開でビシッと俺を指さす。
「貴方は加減ってものを知らないの?」
「あっ、さっきの魔法のことだよね。そ、それは本当にごめん」
ちゃんと頭を下げて謝罪した。
が、顔を上げると、より厳しいものになった彼女の表情が目に入った。
「ごめんで済むハナシ?あれは下手したら誰かを殺しかねないほどの力よ?なぜ加減しなかったの?」
「い、いや、最小限に抑えたつもりだったんだけど......」
「あれで最小限ですって!?」
学級委員長の声が上ずり一段と大きくなった。
同時にクラス内が騒然とする。
「あれが最小限?」
「どんな火力なんだよ」
「バケモンだぜアイツ」
「関わらないほうがいいよ」
「そーだそーだ」
「ジェットレディも理事長も、とんでもない厄介モン押しつけやがったな」
「勘弁してほしいぜ」
この感じ......知っている。
みんなの視線に込められている感情......あれは異物に対する嫌悪と忌避だ。
俺は気味悪がられているんだ。
中学の頃と同じように......。
「ええと......」
言葉に詰まった。
途端に胸が苦しくなった。
もうこんな思いは、二度としたくなかったのに。
「チッ。気に入らねえ!」
トッパーが教室の奥から怒り混じりに吐き棄てた。
「おもしろくねーヤツだ!」
「特待生だからって力自慢しやがって!きっとバカなんだアイツ!」
ツレのマイヤーも同調する。
アイツらだけじゃないかもしれない。
みんな思っているのかもしれない。
俺は目の前で唖然としている学級委員長を避けながら、
「もう、いいよね......」
ガックリと肩を落としてトボトボと自分の席に戻った。
戻る時、後ろの席でポランくんがなにか言いたげだったように見えたけど、気にする余裕がなかった。
すっかり落ち込んでいたから。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに
千石
ファンタジー
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。
ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。
グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、
「・・・知ったからには黙っていられないよな」
と何とかしようと行動を開始する。
そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。
他の投稿サイトでも掲載してます。
もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~
ゆるり
ファンタジー
☆第17回ファンタジー小説大賞で【癒し系ほっこり賞】を受賞しました!☆
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様にて先行公開しております。
婚約者の浮気現場に踏み込んでみたら、大変なことになった。
和泉鷹央
恋愛
アイリスは国母候補として長年にわたる教育を受けてきた、王太子アズライルの許嫁。
自分を正室として考えてくれるなら、十歳年上の殿下の浮気にも目を瞑ろう。
だって、殿下にはすでに非公式ながら側妃ダイアナがいるのだし。
しかし、素知らぬふりをして見逃せるのも、結婚式前夜までだった。
結婚式前夜には互いに床を共にするという習慣があるのに――彼は深夜になっても戻ってこない。
炎の女神の司祭という側面を持つアイリスの怒りが、静かに爆発する‥‥‥
2021年9月2日。
完結しました。
応援、ありがとうございます。
他の投稿サイトにも掲載しています。
さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~
みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。
生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。
夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。
なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。
きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。
お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。
やっと、私は『私』をやり直せる。
死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。
錬金術師カレンはもう妥協しません
山梨ネコ
ファンタジー
「おまえとの婚約は破棄させてもらう」
前は病弱だったものの今は現在エリート街道を驀進中の婚約者に捨てられた、Fランク錬金術師のカレン。
病弱な頃、支えてあげたのは誰だと思っているのか。
自棄酒に溺れたカレンは、弾みでとんでもない条件を付けてとある依頼を受けてしまう。
それは『血筋の祝福』という、受け継いだ膨大な魔力によって苦しむ呪いにかかった甥っ子を救ってほしいという貴族からの依頼だった。
依頼内容はともかくとして問題は、報酬は思いのままというその依頼に、達成報酬としてカレンが依頼人との結婚を望んでしまったことだった。
王都で今一番結婚したい男、ユリウス・エーレルト。
前世も今世も妥協して付き合ったはずの男に振られたカレンは、もう妥協はするまいと、美しく強く家柄がいいという、三国一の男を所望してしまったのだった。
ともかくは依頼達成のため、錬金術師としてカレンはポーションを作り出す。
仕事を通じて様々な人々と関わりながら、カレンの心境に変化が訪れていく。
錬金術師カレンの新しい人生が幕を開ける。
※小説家になろうにも投稿中。
婚約破棄はいいですが、あなた学院に届け出てる仕事と違いませんか?
来住野つかさ
恋愛
侯爵令嬢オリヴィア・マルティネスの現在の状況を端的に表すならば、絶体絶命と言える。何故なら今は王立学院卒業式の記念パーティの真っ最中。華々しいこの催しの中で、婚約者のシェルドン第三王子殿下に婚約破棄と断罪を言い渡されているからだ。
パン屋で働く苦学生・平民のミナを隣において、シェルドン殿下と側近候補達に断罪される段になって、オリヴィアは先手を打つ。「ミナさん、あなた学院に提出している『就業許可申請書』に書いた勤務内容に偽りがありますわよね?」――
よくある婚約破棄ものです。R15は保険です。あからさまな表現はないはずです。
※この作品は『カクヨム』『小説家になろう』にも掲載しています。
怒れるおせっかい奥様
asamurasaki
恋愛
ベレッタ・サウスカールトンは出産時に前世の記憶を思い出した。
可愛い男の子を産んだその瞬間にベレッタは前世の記憶が怒涛のことく甦った。
日本人ので三人の子持ちで孫もいた60代女性だった記憶だ。
そして今までのベレッタの人生も一緒に思い出した。
コローラル子爵家第一女として生まれたけど、実の母はベレッタが4歳の時に急な病で亡くなった。
そして母の喪が明けてすぐに父が愛人とその子を連れて帰ってきた。
それからベレッタは継母と同い年の義妹に虐げられてきた。
父も一緒になって虐げてくるクズ。
そしてベレッタは18歳でこの国の貴族なら通うことが義務付けられてるアカデミーを卒業してすぐに父の持ってきた縁談で結婚して厄介払いされた。
相手はフィンレル・サウスカールトン侯爵22歳。
子爵令嬢か侯爵と結婚なんて…恵まれているはずがない!
あのクズが持ってきた縁談だ、資金援助を条件に訳あり侯爵に嫁がされた。
そのベレッタは結婚してからも侯爵家で夫には見向きもされず、使用人には冷遇されている。
白い結婚でなかったのは侯爵がどうしても後継ぎを必要としていたからだ。
良かったのか悪かったのか、初夜のたったの一度でベレッタは妊娠して子を生んだ。
前世60代だった私が転生して19歳の少女になった訳よね?
ゲームの世界に転生ってやつかしら?でも私の20代後半の娘は恋愛ゲームやそういう異世界転生とかの小説が好きで私によく話していたけど、私はあまり知らないから娘が話してたことしかわからないから、当然どこの世界なのかわからないのよ。
どうして転生したのが私だったのかしら?
でもそんなこと言ってる場合じゃないわ!
あの私に無関心な夫とよく似ている息子とはいえ、私がお腹を痛めて生んだ愛しい我が子よ!
子供がいないなら離縁して平民になり生きていってもいいけど、子供がいるなら話は別。
私は自分の息子の為、そして私の為に離縁などしないわ!
無関心夫なんて宛にせず私が息子を立派な侯爵になるようにしてみせるわ!
前世60代女性だった孫にばぁばと言われていたベレッタが立ち上がる!
無関心夫の愛なんて求めてないけど夫にも事情があり夫にはガツンガツン言葉で責めて凹ませますが、夫へのざまあはありません。
他の人たちのざまあはアリ。
ユルユル設定です。
ご了承下さい。
異世界でゆるゆる生活を満喫す
葉月ゆな
ファンタジー
辺境伯家の三男坊。数か月前の高熱で前世は日本人だったこと、社会人でブラック企業に勤めていたことを思い出す。どうして亡くなったのかは記憶にない。ただもう前世のように働いて働いて夢も希望もなかった日々は送らない。
もふもふと魔法の世界で楽しく生きる、この生活を絶対死守するのだと誓っている。
家族に助けられ、面倒ごとは優秀な他人に任せる主人公。でも頼られるといやとはいえない。
ざまぁや成り上がりはなく、思いつくままに好きに行動する日常生活ゆるゆるファンタジーライフのご都合主義です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる