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小話 姉の羽

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突然激痛を訴えた姉は真っ青な顔で倒れた。激痛を訴えた日に居合わせたアルバート様が介抱する。アルバート様が部屋まで姉を運んだ。

姉はベッドに横になり、うなされ大量の汗をかいていた。

アルバート様は心当たりがあるようで看病していた。

姉は食事も取れず激痛に耐え続け、悲鳴を上げた。

アルバート様によると獣王の素質が高すぎるとより獣王に近くなるらしい。アーマーラビットの国王の防御力が高すぎるようなものだそうだ。アーマーラビットは受けたことのない激痛に耐えられず命を落とすものもいるらしい。姉の場合はどうなるかわからない。まさか姉は命を落とすのか?



丸々1ヶ月たつとアルバート様のほうがやつれ始めた。そしてうめき声がしなくなると姉は神々しい光を放つ。



そんな姉の背中に羽根が生えた。それはもう立派な羽根が……?






……なんでだよ?


「私はどうやら魔法を使わなくても飛べるようですわ。イビルタイガーほど大きくないからかしら?」

なんでだよ………。








終わり
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