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《第2期》 ‐その願いは、琴座の埠頭に贈られた一通の手紙。‐
『憎い』
しおりを挟む「ひゃー、すごい。ハナちゃんおっぱい大きいねぇ? 当てよう、クラス一位でしょ?」
畳部屋に集まると和裁士楓屋紅葉による浴衣の採寸が始まった。
「いやぁ、それがまだ大きい奴居ましてね。でも体のバランス的にはあたしはこれくらいでもう成長止まってもいいかなって思ってるんですけど……身長の成長に期待ですかねー」
そんな会話を耳に、順番待ちのアサカが部屋の隅を暗い目で見つめていた。「アサカ、和服は胸が無い方が似合うんだぞ」というフォローが意味を成さない事はこれまでの付き合いでひづりはすでに理解しており、そのため黙って、触れず、そっとしておくことしか出来なかった。
『プレゼントって、何で急に?』
ハナの採寸を続ける紅葉を見つめたまま、昨夜の会話をひづりは思い出す。
『いやぁ、だってさ? ひづりちゃんの誕生日って九月じゃない? 丁度お盆過ぎて会えないし、旬の物も贈れないしで、今まで逃しっぱなしだったから、今年から紅葉お姉さん、事前誕生日プレゼントとして、ひづりちゃんとそのお友達に浴衣を仕立ててあげる事に決めたのでした!! どや!!』
どや、と言われましても。
『嬉しいですけど、そんな、無償で三人分も浴衣を繕って貰うなんて、いくら紅葉さん相手でも申し訳ないです。……それに私、着物似合いませんし……。あと何か企んでません?』
『企んでないよ!? 企んでなんかないよぉ~!! 大丈夫大丈夫、この紅葉さんが仕立てるんだよ? 絶対ひづりちゃんも納得の浴衣作ってあげるから~。それに何、これで何もせずに帰ったら、あたし本当に「勝手に姪っ子の家に上がってお酒飲んで帰った叔母さん」になっちゃうじゃん!! やだやだひづりちゃんに褒めてもらいたい~!!』
ちよこの駄々をこねる部分はこの辺の血から来てるのだろうか、などと思いつつ、しかしひづりは結局こうして自分とアサカとハナの採寸、ひいては数日後に事前の誕生日プレゼントとして贈られて来るであろうその楓屋紅葉製の浴衣を受け入れる事にしたのであった。
しかし昨夜ひづりはうっかりしていて、「明日《和菓子屋たぬきつね》に来てくれない?」と伝えただけで、アサカとハナに楓屋紅葉の話を、浴衣の採寸という主目的を話し忘れていた。そのため、ハナはそれでも快諾したが、アサカが少々戸惑った。
「……ひぃちゃんの前だとちょっと恥ずかしい……」
ハナの採寸が終わり、自分の番になると、アサカは仄かに顔を赤くしてそう言った。それを聞くなりひづりも急に何か恥ずかしくなってしまってすぐさま逃げるように隣の休憩室に移った。
それからしばらく休憩室で和鼓たぬこと岩国旅行の楽しかった事などを話していると、じきにひづりの順番になり、そうするとアサカはひづりと入れ違うように畳部屋を出た。
「『ひぃちゃんのこと、じっと見てしまいそうだから、私も公平に部屋を出てます』だってさ。可愛いねぇアサカちゃん。相変わらず本当に可愛い」
「…………なるほど」
ひづりはまた顔が熱くなってくるようだった。
「へへ。安心してくれよひづりん。あたしはアサカの裸もひづりんの裸も両方見ててやるからよ」
「お前はもうちょっと欲望を抑えることを覚えろ」
あぐらを掻いたまま、ぐっ、と親指を立てたハナの顔面にひづりは脱いだTシャツを放り投げた。
採寸が終わると、「イメージ合わせをしたいから」と紅葉によって三人はフロア窓際の人気席に座らされた。紅葉は三人の様子がよく見える通路の真ん中の位置に椅子を引っ張ってきて腰掛けると「じゃ、そのまま普段通り何か喋ってて。あたしの事は無視してね」と言ったきり黙って芸術家の顔になった。
彼女から向けられるその真剣な眼差しはあまりに熱烈で、気にするなと言われてもそうそうその通りいくものではなかったが、しかしこれはこれで良い機会かと捉え、ひづりは今日、アサカとハナに話そうと考えていた事のタイミングをこの《今》に決めた。
「アサカ、ハナ。今日二人を呼んだのは浴衣のこともあったんだけど、もう一個、話しておきたいことがあったんだ。……大事な話」
テーブルを挟んだ向かいの二人にひづりは語りだした。その神妙な面持ちを察してか、二人も少々居住まいを正すようにしてひづりの眼を見つめた。
「昨日と一昨日、慌しくて、全然話出来なくてごめん。他でもない、ラウラのことだ」
二人の表情が、やはりその話か、という風に少し翳った。
ひづりは天井花イナリが淹れてくれた手元の麦茶に視線を落として、続けた。
「……私、一昨日ラウラが来た日の夜、一人で考えてみて、気づいたことがあってさ。仮に……もし、もしだよ? きっと無いとは思うけど、私が今後、仮にもし流暢に英語が話せるようになって、そんで仮に交換留学でオーストラリアの学校に行ったとして……。……その時、私だったらどうするかな、って考えてみたんだ。……そしたら、急にラウラの行動が、あの子がやってることが、ちょっとだけ理解出来た気がしたんだ」
「理由……?」
ハナが眉をひそめて首を傾げた。
「うん。……ラウラさ、本当に本が好きみたいなんだ。百合川とこの二日、昼休みと放課後に図書室に連れて行っていたんだけど……。あの子、すごい速さで本を読めるらしくて。速読……ってほどではないと思うんだけど、まるで一ページに百文字くらいしか書いてない、くらいの速さで、ページをどんどんめくっていくの。だから毎回、五冊くらい読みたい本を持って来て机に座って、それからはずっとその調子で大人しく読んでるんだ。それで読み終わると、私と百合川に延々と感想を……って言っても、とても短く簡潔に話してくれるんだ。……だからさ」
ひづりはもう一度ちゃんとアサカとハナの眼を見て言った。
「私もきっと、ラウラと同じ立場に立った時。知らない国の知らない高校に転入した時。きっとラウラと同じ事をするだろうな、って思ったんだ。まず図書委員……ってのがあっちのハイスクールにあるのかは分からないんだけど、とにかく図書室の管理の手伝いをしてる生徒の誰かと、まずはどうにかして仲良くなろうとするだろうな、って思った。私らしくないとしても、わざとらし過ぎるくらい、嘘くさいくらい好意的な態度になってしまったとしても、どうにかその人と仲良くなろうとするだろうな、って思ったんだ。……やっぱり、私も本が好きだから。知り合いが誰も居ない異国の学校で、本の話が出来る友達が居ないのは、きっとつらい」
机の上で組んだ自身の手から視線を上げてハナを見ると、ひづりは口角を少し上げた。
「きっと似てるんだと思う。私とラウラは。もちろんあのスーパーガールな成績で見れば、ははは、月と鼈だけどさ……。……でも、本が好き、ってことに関しては……それに関してだけは、私はそういう似たところのあるラウラのために、何かしてあげたい、って、そう思うんだ。だから昨日の朝、須賀野先生にラウラの世話を押し付けられても、割とあっさり『じゃあ任されよう』って思えたんだ」
ひづりの心情の吐露を、二人は黙って聞いてくれた。
「これからも百合川と一緒に話し合ったりして、ちゃんとラウラに説明して、今後ラウラが日本の学校に馴染めるようになるまで。……私にあんなにべったりしてこなくても、そんなに無理に親しくしようとしなくても、大丈夫なんだよ、って分かってもらえるようになるまで。私はラウラを見守っていきたいと思ってるんだ。……正直、この二日でかなり疲れたけど……任された以上、任されようって決めた以上は、ちゃんとやり遂げたい。……って言っても、まぁ、上手く行くかどうかはわからないんだけど……。だから、アサカ、ハナ」
ひづりは改めて二人の目を交互に真っ直ぐ見つめて、そしてお願いをした。
「私が任されようって思ったこれを、任されたいって思ったこれを、少しで良いんだ、私がどうにもならない時、二人も、手伝ってはくれないかな。交換留学生の相手なんてしたこともないし、安請け合いしたかな、とも反省してる……。百合川も経験ないらしいし、それに私もあまり話上手じゃないし、成績も全然よくないし……。……それでも私の手伝い、してくれないかな。……それと、ラウラの相手で疲れた私の精神ケアも二人にはお願いしたい……。こっちは割と重要…………」
うなだれ気味に余す事無く正直に全て語り終えると、やがてアサカがそっとその両手を伸ばして来てひづりの手をきゅっと握った。
「ひぃちゃんが『やろう』って決めたことで、それで『手伝って欲しい』って言うなら、私は何でも手伝うよ。……気持ちとしてはやっぱりあのラウラさんのことは気に入らないけど……でも精一杯、ひぃちゃんの力になるよ。ひぃちゃんは正しい。だからひぃちゃんはいっぱい、私に甘えてくれていいんだよ」
そう言って彼女は十年前から変わらないその笑顔でひづりの願いを受け入れてくれた。
「……ありがとう、アサカ」
ひづりのその言動を信じて一切疑わない。そしていつでも大切に想ってくれる。そんな真っ直ぐな幼馴染の視線を受け止め、ひづりは思わず涙が滲みそうになった。
「……あたしはちょっと違う見解だな。やっぱり、あのラウラって子に対して警戒心を解く気にはなれない。ひづりんは自分と似てるって言ったけど、あたしにはそうは見えない。あれはどっちかと言うと、あたしとか、……言っちゃ悪いけど、ちよこさんと似たタイプだと思う。手放しで信じて良い相手じゃない」
一方、ハナはそう答えた。その言葉をひづりは否定出来なかった。実際、そう思う瞬間が多かったからだ。
ラウラは、彼女は、その日本では馴染みの無い情熱的な言動が最初から非常に目立っていたが、それでも少しばかりその度が過ぎると感じる瞬間が多々あった。ひづりが言った、何が何でも仲良くなろうとするだろう、というのとはまた違う。何か都合の悪い事を隠そうとしている節が、まだ二日の付き合いにして、すでに何度か彼女の声や表情から見受けられていたのだ。その《影》をひづりも見逃してはいなかった。
「でもひづりんがやるって決めて、アサカも賛同するなら、あたしは何も言わない。それでひづりんが疲れたなら、アサカと一緒に気分転換にどっか誘うし。そこはやっぱり頼って良いよ。あたしもひづりんの事は大好きだからさ」
そう締めくくると、ハナも片手をそっと、ひづりとアサカの手に乗せて来た。
「ハナ……ありがとう」
……やはり、そうだ。何があっても信じてくれるアサカ。冷静に離れた場所から物事を見てくれるハナ。この二人が居てくれないと、やっぱり今回の様な件は、あまりにも自分には荷が重い。ひづりはそれを改めて実感した。
「ひづりちゃんは優しいね……」
不意に、廊下の椅子に掛けて三人の浴衣の合わせに眺めていた紅葉が呟いた。三人の視線がおもむろに彼女へ移る。
彼女は優しげな顔で、けれど少し憂いのある表情で語った。
「やっぱり、兄貴の子なんだな、って感じするよ…………養子(うち)に来ない?」
「行きません」
「……っち。駄目か」
良い雰囲気で言い回しもテンポも良かったが、ひづりはすっぱりと断った。それから、そういえば先月、母方の叔母からもこの店のこの席でそんな話をされたな、と思い出して「一体何の偶然だ」とひづりはちょっと笑いそうになってしまった。
「けど、うん。今の三人の話聞いて、イメージはばっちり固まったよ。良い誕生日プレゼントになりそうだ。それから――」
紅葉は席を立つと腰に片手を置き、反対の手でひづりを指差してウインクした。
「聞いた限り、要るね? もう一枚さ」
「わぁー急に寂しくなってきた。ひづりちゃん、ハグして良い?」
十六時の新宿駅構内。甲府行きの便が出る改札の少し前で紅葉はにわかに立ち止まるとわがままを言った。
「はいはいどうぞ」
ひづりがゆるりと両手を広げて見せると紅葉は遠慮なく抱きついてきた。
行きが駄目だったのだから当然帰りも駄目だろう、ということで、新宿駅の改札までひづりか幸辰が送る話になっていたが、思いの外《和菓子屋たぬきつね》で駄弁って時間を潰してしまったため、そのままひづりが送ることになったのだった。
もう一枚。彼女は「そのラウラちゃんの分の浴衣も仕立ててあげる」と言ってくれた。アサカとハナの分どころか、これから仲良くしていく予定の子の分まで仕立ててくれるとはなんとも気前が良い、とも受け取れるが、その直前に言い放った「養子に来ない?」が強すぎて、賄賂じみた響きを拭えないのが悲しいところだった。
ただ残念ながらまだひづりも百合川もラウラ・グラーシャの連絡先を知らなかった。なので紅葉はひづりに浴衣の仕立てに際してメジャーでどの部位をどのように測れば良いかのメモを渡して簡単な説明をしてくれた。和裁ではセンチメートルではなく専用の寸法を使うらしいが、市販のメジャーで測った数値を言ってくれれば変換して和裁用のものにするから大丈夫だよ、とのことだった。それと「ラウラちゃん本人が許可するなら全身と顔を写した物も欲しい」らしい。今日、アサカとハナに直接会ってイメージを固めた様に、それもやはり重要だという。
ハグくらいいくらでもしてあげようというものだった。ラウラが学校に馴染んで、自分になど依存しなくてもちゃんと日本でやっていけるために、そして今月の夏休み中にきっと誘うであろうどこかの花火大会で彼女が身に着けるためのそのとても上等な浴衣を、彼の楓屋紅葉その人が仕立ててくれるというのなら。
「じゃあここまで来たらもう迷いませんね? チケットに書いてある番号の側の電車に乗るんですよ? 反対のに乗ったら、東に行っちゃいますからね?」
「大丈夫! 今日は呑んでないし、困ったら駅員さんに聞きます!」
ハグを解くと彼女は冗談っぽく敬礼して、目鼻立ちのはっきりしているその顔できっぱりとした良い笑顔を見せた。……うん、こういう時の顔はかっこいいんだよな、この人。
「うん。じゃあ」
「……ん。ねぇ、やっぱり、ちょっと待って、ひづりちゃん」
別れにとひづりが軽く手を振ろうとしたところで、紅葉は改札に進めた足をぴたりと止めて踵を返し戻って来た。
何だ? とひづりが首を傾げると彼女は少し屈んで目線を合わせた。
「お昼に話してた、ラウラちゃん、って子の話。今更だけど、紅葉お姉さんからも言っておきたいことがあるんだ」
急な話題の掘り返しにひづりは面食らった。どうしたのだろう。ただ彼女の眼差しからそれがおよそ浴衣に関する事でないであろう事だけは察せた。
「ひづりちゃんはしっかりしてて、とても優しい。そういうところ、兄貴に似てるところ、紅葉お姉さんは本当に大好きだよ」
ひづりの眼を見つめたまま、彼女は切なげな笑顔で言った。
「……でもね。ハナちゃんが言ってたように、疑うことは忘れないで。人に優しくする、っていうのは、本当に、何よりも難しいことなんだ。……裏切られ続けて、自分の大事な柱を見失って、心が壊れてしまう人も居る。私はひづりちゃんより二十年くらい長生きしてて、だから、そういった人を今までに何人か見て来た。……あれは、すごく……すごく悲しいことだから……」
その知人のことを想っているのか、彼女は顔色を暗くしてそう語った。
「だからね、ひづりちゃん」
紅葉はキャリーバッグから手を離すと姪の両肩をしっかりと掴んでその眼を見つめ、まるで懇願する様に言った。
「アサカちゃんとハナちゃん、それから兄貴に、ちゃんと頼るんだよ? 駄目そうだと思ったら、すぐにやめて良いんだからね? 優しい人は壊れやすい。それを、どうか忘れないで」
真摯で、切実で、今にも泣きそうな顔。初めて見るかもしれない、そんな父方の叔母の表情をひづりは真っ直ぐに受け止めた。
だからひづりもしっかりと言葉を選んでその想いに返した。
「心配してくれてありがとうございます。照れるけど、紅葉さんに好きって言われるのは、いつだって嬉しいですよ。でも、大丈夫です。優先順位は、私の中でずっと前から決まっていて、それは何があっても変わらないし、これからも一切ブレることはありません。……もしそこに悪意を以って入り込んでくるものがあるなら、私は誰であろうと切り捨てます。何があっても、誰であろうと――」
そこまで言ったところでひづりは自身の眼差しがかなり攻撃的な色になっていることを自覚してハッと我に返った。紅葉も呆気に取られた様で、戸惑いの色をその顔に浮かべていた。
ひづりは仕切りなおす様に一つ咳払いをしてから続けた。
「で、ですから、とにかく、心配は要りません。大丈夫です。困ったら、迷ったら、アサカにもハナにも父にも、それから紅葉さんにも。天井花さんにも和鼓さんにも、私は頼りますから。ですから、それまで紅葉さんもどっしりと構えて、紅葉さんらしくいて下さい。かっこいい紅葉さんが、私は好きですから」
そう締めくくって、ひづりは紅葉の額に自身の額を軽く当てた。
愛しの姪っ子との、お盆までの短い別れ。雑多なホームに立ち尽くして紅葉は一人、甲府行きの電車を待った。
「……やっぱり、あの人の娘なんだな……」
うつむいた紅葉の口から、ぽつり、と言葉が零れた。
悲しいのではない。憎いのでもない。悔しいのでも、羨ましいのでもない。
……全てだ。
紅葉は険しく歪んだ目元を手で隠すように押さえ、歯を食いしばった。
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――――――――――
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