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第1章 夢の始まり
第3話 初めての実戦
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「この鞘でお腹を殴れば!」
出現させた剣を大きく振りかぶって、自身に向かってくるニット帽を被っている男性窃盗犯の腹部に勢いよくぶつけた。
「ガッハァ!?」
美桜によって勢いよく腹部に鞘がぶつかると、ニット帽を被っている男性窃盗犯は何度も地面を転がって後方から来ている警察官の前まで吹き飛んでしまった。
「この魔法犯罪者! 逮捕します!」
可愛らしい声をしている警察官の女性が手錠をかけようとすると、ニット帽を被っている男性窃盗犯が地面に右手を置いてバチバチと何かを発生させた。
「捕まるわけにはいかないんでね!」
その言葉と共に右手から雷を発生させて地面を砕いた。
女性は突然の出来事に驚いてしまうも近寄って手錠をかけようとするが、ニット帽を被っている男性窃盗犯は態勢を整えると周囲に向かって雷を放つ。
「これでどうだ! 近寄れないだろう!」
「うあ!? これだから魔法は!」
女性警察官が発動された魔法に怒っていると、背後から上司と思われる男性警察官が走って来た。
「大丈夫か!? 魔法には気を付けろと言っただろう!」
「すみませ~ん……」
尻もちをついている女性警察官に男性警察官が近寄って話しかけていた。その男性は黒髪の短髪で、精悍な顔つきをしている。
また、尻もちをついている女性警察官は茶色い髪色をし、肩にかかる長さをしていた。可愛らしい声に似合う愛らしい顔つきをしており、大きな目元が印象的である。
「武器を持っているってことは、君が英雄か!? その魔法犯罪者を捕まえてくれ!」
突然話しかけられて戸惑うも捕まえなきゃと思った美桜は、鞘に入れたままの剣を構えて向かってくるニット帽を被っている男性窃盗犯と相対する。
「私はまだ英雄じゃないけど、英雄になるの!」
「お前は何を言っているんだ? 小娘が邪魔をするな!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯は両手を前方に構えると、美桜に向かって圧縮した雷を放つ。
「消滅しろ!」
放たれた魔法は轟音を放ちながら一直線に向かってくる。
流石に避けれないと察した美桜は右手を前に出して光壁と叫ぶと、自身の目の前に輝く長方形の盾が現れた。
「この防御魔法ならどうよ!」
「小賢しいな小娘!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯の魔法が美桜の光壁に衝突すると、周囲に轟音を響かせながら2人の魔法が拮抗していた。
「うぐぅぅ……私は、負けない! 絶対に英雄になるんだ!」
魔力を流して光壁を強化した美桜は、そのまま前の方に歩み始める。
美桜が進むにつれてニット帽を被っている男性窃盗犯が押されはじめ、放たれた雷の威力が減り始めていた。
「邪魔をするな!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯が叫ぶと、美桜は魔法を悪用しないでと声を上げる。
「魔法を悪用しないで! 魔法は人を幸せにするためにあるの! 悪用するための魔法じゃないわ!」
「うるさい! 悪用して何が悪い! 自分のために使うためだろう!」
魔法を解除したニット帽を被っている男性窃盗犯は美桜に向かって駆け出すと、右手に雷を纏わせて殴りかかろうとする。
「ただの小娘が邪魔をするな! お前も魔法を使えるのなら、自分のために使ったらどうだ!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯はそう叫びながら光壁に向けて何度も殴りかかっていた。その攻撃は連続で行われており、雷を纏っているので威力と速度が予想以上に凄まじかった。
「くぅ! 押される!」
展開をしている光壁に亀裂が入り始め、今にも砕けそうになってしまう。
しかし、それでも絶対に捕まえて英雄になると叫ぶと、光壁を解除して態勢を低くして剣を握る手に力を込めながらニット帽を被っている男性窃盗犯の腹部に向けて鞘で突きをした。
「私は平和のために魔法を使うの! あなたとは違うわ!」
そう叫びながらニット帽を被っている男性窃盗犯を突きで吹き飛ばすと、女性警察官の前の地面に倒れて気絶をした。
「なんとか勝てたかしら……これが実践なのね……」
緊張の糸が切れたのかへたりと地面に座って空を見上げてしまう。
疲れたと言いながら、その視線を気絶しているニット帽を被っている男性窃盗犯に向けると女性警察官が手錠をかけている姿が目に映る。
「やったわ……これで試験に合格だわ!」
ガッツポーズをして喜んでいると、女性警察官が目の前に歩いてきて手を差し出してくる。
「協力してくれてありがとう! あなたのおかげで捕まえることが出来たわ! 私より年下なのに恐れないで戦ったのは凄いわ!」
「いえ、無我夢中でした……魔法を悪用するのが許せなくて……」
女性警察官が差し出した手を掴んで美桜は立ち上がる。
すると、男性警察官が君はまだ子供なのにこの道を進むのかと声をかけてきた。
「はい。両親が英雄でしたので、意思を継いで入りました!」
「それは凄い。学校には通っているのか?」
「高校には進学しませんでした。両立は難しいので」
英雄の試験に受かるのも凄いが、まだ子供なのに凄いなと男性警察官は驚いていた。
「私にはこれしかありませんでしたから、この道を進んで行きます!」
笑顔で返した美桜に女性警察官が突然抱き着いてくる。
「わ、な、なんですか!?」
「まだ子供なのに凄いと思うわ! 魔法は私も良い方向に使うべきだと思ってるわ! 一緒に平和のために働きましょう!」
「はい! よろしくお願いします!」
2人が楽しそうに話していると、男性警察官がそろそろ行くぞとニット帽を被っている男性窃盗犯の両腕を掴んで歩き出そうとしていた。
「わかりました! あ、ちなみに私は朝倉陽彩って名前よ。あなたは?」
「私は黒羽美桜です! よろしくお願いします!」
美桜が頭を下げると、男性警察官が英雄公社から協力をするにあたって情報をもらっているだろうと陽彩は怒られてしまった。
「あ、そうだったわ! ごめんね! 忘れてた!」
「あ、だ、大丈夫です! 窃盗犯が逃げたから悪いんです!」
空笑いをして答えていると、陽彩に対して帰るぞと男性警察官が声を上げていた。
「わかりましたー! じゃ、またね! 英雄公社には連絡しておくわ!」
「ありがとうございます!」
その会話を最後に警察官の2人はその場を後にする。
ニット帽を被っている男性窃盗犯の腕を掴んで警察署に戻って行く姿を見送ると、やったわと声を上げて喜ぶ。
「これで試験に合格だわ! 正式に英雄として活動ができるわ!」
空に向かって右腕を上げて喜んでいると、英雄公社に戻らなければと突然冷静になってしまう。
「もう連絡がいっているかしら? こんなところにいないで早く戻らないと!」
連絡がいっていればいいなと呟きながら、美桜は英雄公社に戻ることにした。
商店街や閑静な住宅街の雰囲気を楽しみながら英雄公社に戻ると、何やら慌ただしい雰囲気を肌で感じる。
「何かあったのかしら? 重大な事件でも起きたのかな?」
英雄公社に戻った美桜は、慌ただしく動いている職員たちを見て不思議そうな顔になっていた。
「とりあえず受付カウンターに行こう」
慌ただしく動く職員たちを見ながら、美桜は朝に話した受付カウンターの女性に向かっていく。
「お疲れ様です。何かあったんですか?」
「あ、黒羽さん! 黒羽さんは大丈夫だったんですね! よかったです!」
(私は大丈夫って何かあったのかな?)
自分のことを突然心配されたので、何かがやはり起きているのだと察する。
「慌ただしく動いている人が追いですけど、何かあったんですか?」
不思議だと思って受付カウンターの女性に聞くと、試験中に重傷を負った人がいるのと教えてくれた。
「私以外にも最終試験を受ける人がいることは研修の時に知っていましたが、重傷を負ったのは何人なんですか?」
「それは……」
なぜだか口籠ってしまった受付カウンターの女性を見た美桜は、言えなければ無理に言わなくて大丈夫ですと笑顔を言いながら笑顔を向ける。
「ごめんなさい。極秘だったので悩みましたが、黒羽さんになら言っていいと思います。重傷を負ったのは2名で、共に英雄としての活動は無理なほどの怪我を負ってしまいました……」
「それほどの重傷なんですか!? そんなことをする凶悪な魔法犯罪者が!?」
「はい……さきほど英雄が数名対処に当たると報告があったので、すぐに逮捕されると思いますが……」
そんなことをする魔法犯罪者が現れたのかと不安になるも、現役の英雄が対処に当たると聞いて安心をする。
「よかったです……早く捕まるといいですね……」
「そうですよね。重傷を負ってしまったのは悲しいですが、早く魔法犯罪者が捕まるのを祈るまでです」
重い雰囲気に押し潰されそうになるが、受付カウンターにかかってきた電話によってその雰囲気はガラリと変わることとなる。
「あ、電話が。少々お待ちください」
「はい。待ってます」
受付カウンターの女性が電話に出ると、本当ですかと驚いているようである。
何かあったのだろうかと考えていると、受付カウンターの女性が受話器を置きながら美桜におめでとうございますと言い始める。
出現させた剣を大きく振りかぶって、自身に向かってくるニット帽を被っている男性窃盗犯の腹部に勢いよくぶつけた。
「ガッハァ!?」
美桜によって勢いよく腹部に鞘がぶつかると、ニット帽を被っている男性窃盗犯は何度も地面を転がって後方から来ている警察官の前まで吹き飛んでしまった。
「この魔法犯罪者! 逮捕します!」
可愛らしい声をしている警察官の女性が手錠をかけようとすると、ニット帽を被っている男性窃盗犯が地面に右手を置いてバチバチと何かを発生させた。
「捕まるわけにはいかないんでね!」
その言葉と共に右手から雷を発生させて地面を砕いた。
女性は突然の出来事に驚いてしまうも近寄って手錠をかけようとするが、ニット帽を被っている男性窃盗犯は態勢を整えると周囲に向かって雷を放つ。
「これでどうだ! 近寄れないだろう!」
「うあ!? これだから魔法は!」
女性警察官が発動された魔法に怒っていると、背後から上司と思われる男性警察官が走って来た。
「大丈夫か!? 魔法には気を付けろと言っただろう!」
「すみませ~ん……」
尻もちをついている女性警察官に男性警察官が近寄って話しかけていた。その男性は黒髪の短髪で、精悍な顔つきをしている。
また、尻もちをついている女性警察官は茶色い髪色をし、肩にかかる長さをしていた。可愛らしい声に似合う愛らしい顔つきをしており、大きな目元が印象的である。
「武器を持っているってことは、君が英雄か!? その魔法犯罪者を捕まえてくれ!」
突然話しかけられて戸惑うも捕まえなきゃと思った美桜は、鞘に入れたままの剣を構えて向かってくるニット帽を被っている男性窃盗犯と相対する。
「私はまだ英雄じゃないけど、英雄になるの!」
「お前は何を言っているんだ? 小娘が邪魔をするな!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯は両手を前方に構えると、美桜に向かって圧縮した雷を放つ。
「消滅しろ!」
放たれた魔法は轟音を放ちながら一直線に向かってくる。
流石に避けれないと察した美桜は右手を前に出して光壁と叫ぶと、自身の目の前に輝く長方形の盾が現れた。
「この防御魔法ならどうよ!」
「小賢しいな小娘!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯の魔法が美桜の光壁に衝突すると、周囲に轟音を響かせながら2人の魔法が拮抗していた。
「うぐぅぅ……私は、負けない! 絶対に英雄になるんだ!」
魔力を流して光壁を強化した美桜は、そのまま前の方に歩み始める。
美桜が進むにつれてニット帽を被っている男性窃盗犯が押されはじめ、放たれた雷の威力が減り始めていた。
「邪魔をするな!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯が叫ぶと、美桜は魔法を悪用しないでと声を上げる。
「魔法を悪用しないで! 魔法は人を幸せにするためにあるの! 悪用するための魔法じゃないわ!」
「うるさい! 悪用して何が悪い! 自分のために使うためだろう!」
魔法を解除したニット帽を被っている男性窃盗犯は美桜に向かって駆け出すと、右手に雷を纏わせて殴りかかろうとする。
「ただの小娘が邪魔をするな! お前も魔法を使えるのなら、自分のために使ったらどうだ!」
ニット帽を被っている男性窃盗犯はそう叫びながら光壁に向けて何度も殴りかかっていた。その攻撃は連続で行われており、雷を纏っているので威力と速度が予想以上に凄まじかった。
「くぅ! 押される!」
展開をしている光壁に亀裂が入り始め、今にも砕けそうになってしまう。
しかし、それでも絶対に捕まえて英雄になると叫ぶと、光壁を解除して態勢を低くして剣を握る手に力を込めながらニット帽を被っている男性窃盗犯の腹部に向けて鞘で突きをした。
「私は平和のために魔法を使うの! あなたとは違うわ!」
そう叫びながらニット帽を被っている男性窃盗犯を突きで吹き飛ばすと、女性警察官の前の地面に倒れて気絶をした。
「なんとか勝てたかしら……これが実践なのね……」
緊張の糸が切れたのかへたりと地面に座って空を見上げてしまう。
疲れたと言いながら、その視線を気絶しているニット帽を被っている男性窃盗犯に向けると女性警察官が手錠をかけている姿が目に映る。
「やったわ……これで試験に合格だわ!」
ガッツポーズをして喜んでいると、女性警察官が目の前に歩いてきて手を差し出してくる。
「協力してくれてありがとう! あなたのおかげで捕まえることが出来たわ! 私より年下なのに恐れないで戦ったのは凄いわ!」
「いえ、無我夢中でした……魔法を悪用するのが許せなくて……」
女性警察官が差し出した手を掴んで美桜は立ち上がる。
すると、男性警察官が君はまだ子供なのにこの道を進むのかと声をかけてきた。
「はい。両親が英雄でしたので、意思を継いで入りました!」
「それは凄い。学校には通っているのか?」
「高校には進学しませんでした。両立は難しいので」
英雄の試験に受かるのも凄いが、まだ子供なのに凄いなと男性警察官は驚いていた。
「私にはこれしかありませんでしたから、この道を進んで行きます!」
笑顔で返した美桜に女性警察官が突然抱き着いてくる。
「わ、な、なんですか!?」
「まだ子供なのに凄いと思うわ! 魔法は私も良い方向に使うべきだと思ってるわ! 一緒に平和のために働きましょう!」
「はい! よろしくお願いします!」
2人が楽しそうに話していると、男性警察官がそろそろ行くぞとニット帽を被っている男性窃盗犯の両腕を掴んで歩き出そうとしていた。
「わかりました! あ、ちなみに私は朝倉陽彩って名前よ。あなたは?」
「私は黒羽美桜です! よろしくお願いします!」
美桜が頭を下げると、男性警察官が英雄公社から協力をするにあたって情報をもらっているだろうと陽彩は怒られてしまった。
「あ、そうだったわ! ごめんね! 忘れてた!」
「あ、だ、大丈夫です! 窃盗犯が逃げたから悪いんです!」
空笑いをして答えていると、陽彩に対して帰るぞと男性警察官が声を上げていた。
「わかりましたー! じゃ、またね! 英雄公社には連絡しておくわ!」
「ありがとうございます!」
その会話を最後に警察官の2人はその場を後にする。
ニット帽を被っている男性窃盗犯の腕を掴んで警察署に戻って行く姿を見送ると、やったわと声を上げて喜ぶ。
「これで試験に合格だわ! 正式に英雄として活動ができるわ!」
空に向かって右腕を上げて喜んでいると、英雄公社に戻らなければと突然冷静になってしまう。
「もう連絡がいっているかしら? こんなところにいないで早く戻らないと!」
連絡がいっていればいいなと呟きながら、美桜は英雄公社に戻ることにした。
商店街や閑静な住宅街の雰囲気を楽しみながら英雄公社に戻ると、何やら慌ただしい雰囲気を肌で感じる。
「何かあったのかしら? 重大な事件でも起きたのかな?」
英雄公社に戻った美桜は、慌ただしく動いている職員たちを見て不思議そうな顔になっていた。
「とりあえず受付カウンターに行こう」
慌ただしく動く職員たちを見ながら、美桜は朝に話した受付カウンターの女性に向かっていく。
「お疲れ様です。何かあったんですか?」
「あ、黒羽さん! 黒羽さんは大丈夫だったんですね! よかったです!」
(私は大丈夫って何かあったのかな?)
自分のことを突然心配されたので、何かがやはり起きているのだと察する。
「慌ただしく動いている人が追いですけど、何かあったんですか?」
不思議だと思って受付カウンターの女性に聞くと、試験中に重傷を負った人がいるのと教えてくれた。
「私以外にも最終試験を受ける人がいることは研修の時に知っていましたが、重傷を負ったのは何人なんですか?」
「それは……」
なぜだか口籠ってしまった受付カウンターの女性を見た美桜は、言えなければ無理に言わなくて大丈夫ですと笑顔を言いながら笑顔を向ける。
「ごめんなさい。極秘だったので悩みましたが、黒羽さんになら言っていいと思います。重傷を負ったのは2名で、共に英雄としての活動は無理なほどの怪我を負ってしまいました……」
「それほどの重傷なんですか!? そんなことをする凶悪な魔法犯罪者が!?」
「はい……さきほど英雄が数名対処に当たると報告があったので、すぐに逮捕されると思いますが……」
そんなことをする魔法犯罪者が現れたのかと不安になるも、現役の英雄が対処に当たると聞いて安心をする。
「よかったです……早く捕まるといいですね……」
「そうですよね。重傷を負ってしまったのは悲しいですが、早く魔法犯罪者が捕まるのを祈るまでです」
重い雰囲気に押し潰されそうになるが、受付カウンターにかかってきた電話によってその雰囲気はガラリと変わることとなる。
「あ、電話が。少々お待ちください」
「はい。待ってます」
受付カウンターの女性が電話に出ると、本当ですかと驚いているようである。
何かあったのだろうかと考えていると、受付カウンターの女性が受話器を置きながら美桜におめでとうございますと言い始める。
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