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第12話
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ダンデから破断流を習ってから翌日にはダンデたち冒険者たちはゴブリンの討伐のために森の中に入っていた。
俺も他の村人たちと一緒に冒険者たちが森へと向かうのを見送り、今日は教会で授業を受ける。
この日は久しぶりの教会での授業の再会と言うこともあって、教会では多くの子どもたちが来ていた。
ここまで多くの子供が教会に集まっているのにはもちろん大人たちの理由がある。
それはゴブリンの群れがもし冒険者たちとすれ違っていて村に攻めて来た場合に教会で結界が張られるからだ。
その為、これからゴブリンの群れが森から消えるまでの間は、こうして子供たちは教会に集まる事になるのだろう。
言語や計算、聖書に国の歴史を学び終えている俺の今日の授業内容は結界魔法だ。まだまだ初歩的な結界魔法で障壁系魔法を習っている。
これまでの授業でもちょくちょくと習っていたので、【見習い結界術士】【見習い結界魔法使い】の2つのジョブを獲得していた。
【見習い結界術士】の場合は結界内に影響を与える効果に関してのジョブだ。
反対に【見習い結界魔法使い】は結界その物に影響を与えるジョブである。
結界の内側に効果を齎らす結界に関するジョブの【見習い結界術士】にするのか、結界の強度や結界の内容に関する【見習い結界魔法使い】にするのか悩んだ。
だけど、まだ習う範囲が結界の内側に関する技術を学ぶところまで来ていない結界魔法の障壁系魔法を学んでいる為、今は【見習い結界魔法使い】のジョブを育てている。
結界魔法に関する本を読みながら書かれている本の内容を理解したり、実際に結界魔法を使える神父のおじさんから結界魔法の障壁系魔法を見せて貰ったりしながら学んだ。
そしてようやく出来るようになった結界魔法は2つ。【物理障壁】と【魔法障壁】だ。この2つの障壁系魔法は結界魔法の基本の魔法なのだという。
まだまだ強度としては【物理障壁】と【魔法障壁】もそこまで無いのだが、それでも物理的な攻撃でも魔法的な攻撃でも【物理障壁】と【魔法障壁】がほんの少しの間だけ防いでくれる。
「どうでしょうか?」
「覚えたてだとすれば上出来だね。あとは使って練度を上げれば、それだけで強度が上がる。工夫しながら頑張ってみなさい。」
「はい!」
「それにしてもショウくんは覚えるのが早い。そろそろ返事を聞かせてくれないかい?流石にこれ以上の魔法を教えるには教会に所属してくれないと教えてあげられなくてね。」
神父のおじさんからは初歩的な魔法を教えて貰っている。生活魔法、光魔法、回復魔法、神聖魔法、結界魔法の5つの属性魔法をだ。
流石にこれ以上は教会に所属しないと教えられないのは残念だが、俺は冒険者になりたいし、それに教会に所属した場合のメリットとデメリットが分からないから答えようもない。
「俺は冒険者になりたいから。」
「兼任も可能だよ。教会に所属すれば大勢の怪我人が出た際に治療を行なったり、アンデットが湧いた時には向かわないと行けないけどね。その分のメリットもある。」
デメリットの話をしてから神父のおじさんは今度はメリットの話をする。
教会が保管している本の閲覧許可や上位の神父から魔法や技術の教えを受けたりなどがあるそうだ。
そしてこれは絶対にやらないといけないのが1年に一度は会費を払わないといけない事と教会内の階級を上げる査定だ。
査定の方はそこまで難しくはない。教会が提示する一定以上の魔法が使えるのかどうかなだけである。
指定された魔法が使えるのならば教会内での階級が上がり、それと同時に会費も上がる仕組みなのだとか。
その分、教会で指定された魔法が使える事から教会からの依頼やどこの教会でも治療行為が可能になるのもメリットの一つの様だ。
昔は神父のおじさんも色々な場所を巡りながら旅をしており、歳を取って旅を続けるのもしんどくなって村付きの神父になったのだそうだ。
今は俺が子供だから会費は払わなくても大丈夫だが、15歳の大人と認められる年齢になると会費を払わないといけなくなる。
そして今の俺が査定を受けたとしたら見習い修道士の階級になるそうだ。
「それでどうだい?冒険者とも兼任可能だよ?」
「……教会に所属すれば他の魔法も覚えられるんですよね?」
「そうだね。覚えられるよ。緊急事態には駆り出されるけどね。それは冒険者になっても変わらない。冒険者の方も緊急事態には駆り出されるよ。」
悩んで悩んでから俺は決断した。それは教会に所属することをだ。
「良いのかい?」
「うん。魔法を習いたいし、それに教会にしかない魔法もあるんでしょう?」
「そうだね。」
「なら、俺はもっと強くなりたいから入るよ。回復魔法は旅をするのに絶対に覚えて置きたいから。」
「そうかい。それと旅をするのなら結界魔法も覚えると良いよ。夜に寝る時に結界魔法があれば安全に寝られるからね。」
なるほどと納得する。確かに旅をすれば野宿をする事もあるだろう。大禍月が起こればモンスターだらけになっても可笑しくはないのだから、安全に眠れる場所の確保の為にも結界魔法は必須になる。
神父のおじさんは早速手続きを済ませて行き、これで俺は教会の所属になった。
ステータスにも新しく所属と言う項目が現れており、その所属の項目には俺が教会に所属したことが表されていた。
教会に所属した事によって得た階級は見習い修道士。この階級で行なえる仕事は雑用が主な仕事になっている。
今のところは雑用の仕事もないからと、俺は次の階級に上がる為に必要な魔法や技術を覚える為の勉強が始まった。
覚えないといけない魔法は回復魔法だ。1つは【ヒール】の魔法。怪我を癒す為の魔法だ。2つ目は【キュアシック】。軽い病気を治す為の魔法。この2つの魔法が使える様になれば階級が1つ上がるのだそうだ。
出された本の内容はこれまでの【ミニヒール】よりも難易度が高い。これはすぐには覚えられそうにはないが、それでも【ミニヒール】よりも怪我の回復量が高いので是非とも【ヒール】を取得を目指したい。
それに【キュアシック】の魔法は軽い病気なら治せる魔法だ。【ミニクリーン】を覚えるまでは清潔にするのも水洗いをするくらいで難しい世界だ。
病気になる人もこの村の中でもそれなりにいるので【キュアシック】の需要は多いだろうし、この魔法も【ヒール】と同じで覚えたい魔法だから頑張って勉強を続けていく。
俺も他の村人たちと一緒に冒険者たちが森へと向かうのを見送り、今日は教会で授業を受ける。
この日は久しぶりの教会での授業の再会と言うこともあって、教会では多くの子どもたちが来ていた。
ここまで多くの子供が教会に集まっているのにはもちろん大人たちの理由がある。
それはゴブリンの群れがもし冒険者たちとすれ違っていて村に攻めて来た場合に教会で結界が張られるからだ。
その為、これからゴブリンの群れが森から消えるまでの間は、こうして子供たちは教会に集まる事になるのだろう。
言語や計算、聖書に国の歴史を学び終えている俺の今日の授業内容は結界魔法だ。まだまだ初歩的な結界魔法で障壁系魔法を習っている。
これまでの授業でもちょくちょくと習っていたので、【見習い結界術士】【見習い結界魔法使い】の2つのジョブを獲得していた。
【見習い結界術士】の場合は結界内に影響を与える効果に関してのジョブだ。
反対に【見習い結界魔法使い】は結界その物に影響を与えるジョブである。
結界の内側に効果を齎らす結界に関するジョブの【見習い結界術士】にするのか、結界の強度や結界の内容に関する【見習い結界魔法使い】にするのか悩んだ。
だけど、まだ習う範囲が結界の内側に関する技術を学ぶところまで来ていない結界魔法の障壁系魔法を学んでいる為、今は【見習い結界魔法使い】のジョブを育てている。
結界魔法に関する本を読みながら書かれている本の内容を理解したり、実際に結界魔法を使える神父のおじさんから結界魔法の障壁系魔法を見せて貰ったりしながら学んだ。
そしてようやく出来るようになった結界魔法は2つ。【物理障壁】と【魔法障壁】だ。この2つの障壁系魔法は結界魔法の基本の魔法なのだという。
まだまだ強度としては【物理障壁】と【魔法障壁】もそこまで無いのだが、それでも物理的な攻撃でも魔法的な攻撃でも【物理障壁】と【魔法障壁】がほんの少しの間だけ防いでくれる。
「どうでしょうか?」
「覚えたてだとすれば上出来だね。あとは使って練度を上げれば、それだけで強度が上がる。工夫しながら頑張ってみなさい。」
「はい!」
「それにしてもショウくんは覚えるのが早い。そろそろ返事を聞かせてくれないかい?流石にこれ以上の魔法を教えるには教会に所属してくれないと教えてあげられなくてね。」
神父のおじさんからは初歩的な魔法を教えて貰っている。生活魔法、光魔法、回復魔法、神聖魔法、結界魔法の5つの属性魔法をだ。
流石にこれ以上は教会に所属しないと教えられないのは残念だが、俺は冒険者になりたいし、それに教会に所属した場合のメリットとデメリットが分からないから答えようもない。
「俺は冒険者になりたいから。」
「兼任も可能だよ。教会に所属すれば大勢の怪我人が出た際に治療を行なったり、アンデットが湧いた時には向かわないと行けないけどね。その分のメリットもある。」
デメリットの話をしてから神父のおじさんは今度はメリットの話をする。
教会が保管している本の閲覧許可や上位の神父から魔法や技術の教えを受けたりなどがあるそうだ。
そしてこれは絶対にやらないといけないのが1年に一度は会費を払わないといけない事と教会内の階級を上げる査定だ。
査定の方はそこまで難しくはない。教会が提示する一定以上の魔法が使えるのかどうかなだけである。
指定された魔法が使えるのならば教会内での階級が上がり、それと同時に会費も上がる仕組みなのだとか。
その分、教会で指定された魔法が使える事から教会からの依頼やどこの教会でも治療行為が可能になるのもメリットの一つの様だ。
昔は神父のおじさんも色々な場所を巡りながら旅をしており、歳を取って旅を続けるのもしんどくなって村付きの神父になったのだそうだ。
今は俺が子供だから会費は払わなくても大丈夫だが、15歳の大人と認められる年齢になると会費を払わないといけなくなる。
そして今の俺が査定を受けたとしたら見習い修道士の階級になるそうだ。
「それでどうだい?冒険者とも兼任可能だよ?」
「……教会に所属すれば他の魔法も覚えられるんですよね?」
「そうだね。覚えられるよ。緊急事態には駆り出されるけどね。それは冒険者になっても変わらない。冒険者の方も緊急事態には駆り出されるよ。」
悩んで悩んでから俺は決断した。それは教会に所属することをだ。
「良いのかい?」
「うん。魔法を習いたいし、それに教会にしかない魔法もあるんでしょう?」
「そうだね。」
「なら、俺はもっと強くなりたいから入るよ。回復魔法は旅をするのに絶対に覚えて置きたいから。」
「そうかい。それと旅をするのなら結界魔法も覚えると良いよ。夜に寝る時に結界魔法があれば安全に寝られるからね。」
なるほどと納得する。確かに旅をすれば野宿をする事もあるだろう。大禍月が起こればモンスターだらけになっても可笑しくはないのだから、安全に眠れる場所の確保の為にも結界魔法は必須になる。
神父のおじさんは早速手続きを済ませて行き、これで俺は教会の所属になった。
ステータスにも新しく所属と言う項目が現れており、その所属の項目には俺が教会に所属したことが表されていた。
教会に所属した事によって得た階級は見習い修道士。この階級で行なえる仕事は雑用が主な仕事になっている。
今のところは雑用の仕事もないからと、俺は次の階級に上がる為に必要な魔法や技術を覚える為の勉強が始まった。
覚えないといけない魔法は回復魔法だ。1つは【ヒール】の魔法。怪我を癒す為の魔法だ。2つ目は【キュアシック】。軽い病気を治す為の魔法。この2つの魔法が使える様になれば階級が1つ上がるのだそうだ。
出された本の内容はこれまでの【ミニヒール】よりも難易度が高い。これはすぐには覚えられそうにはないが、それでも【ミニヒール】よりも怪我の回復量が高いので是非とも【ヒール】を取得を目指したい。
それに【キュアシック】の魔法は軽い病気なら治せる魔法だ。【ミニクリーン】を覚えるまでは清潔にするのも水洗いをするくらいで難しい世界だ。
病気になる人もこの村の中でもそれなりにいるので【キュアシック】の需要は多いだろうし、この魔法も【ヒール】と同じで覚えたい魔法だから頑張って勉強を続けていく。
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