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第248話
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甲冑ムカデとの戦闘を終わらせて解体で魔石を手に入れてからその場を離れるとナビィに気になることを聞いてみた。
「甲冑ムカデの殻は防具屋で防具として使われていたけど、それは回収しなくてもいいのか?」
『燃やして倒しましたからね。解体をした時に簡単に殻を壊せたでしょう?ですので防具には使えません。』
確かに解体をした時に解体ナイフを殻に突き刺すことが出来るほどに甲冑ムカデの殻は脆くなっていた。
「それなら燃やして倒さないほうがいいんじゃないか?」
『それだと倒すのに時間が掛かりますからね。探索速度が遅くなります。燃やして倒す方が時間も少なくて済みますからBランク試験の間はこの方法で倒してください。』
そうナビィに言われると、消耗するのは魔力だけなこの戦法の方がいいのだろう。
「分かった。なら、この方法で甲冑ムカデを倒して先に進もう。」
Bランク冒険者になる為の試験を今現在は受けている訳だし、治せると言ってもなるべく怪我を負わずに済むのならその方が良いからな。
そんな風に思いながらハルトたちはダンジョンの探索を進めて行った。
それから幾度も遭遇するモンスターを倒して進み、道中で冒険者パーティーに遭遇した時はヒスイを慌てて隠したりと、そんなことがありながらも時間を掛けてハルトたちはボス部屋のある三十階層までたどり着いた。
『三十階層まで着きましたね。ボス部屋の前まで移動しますよ。そこで野宿です。』
「明日の朝一番にボスと戦うんだな。急いで先を進もう。」
『すすむぞ!』
『すすむー!』
「コケコーッ!」
三十階層に着いてからも遭遇したモンスターたちを倒して進んでいると、視界の端に映る上空を移動する何かを発見した。
「あれはボムコッコだな。みんな、攻撃の準備を始めてくれ!ナビィ、あれはこっちまで来ると思うか?」
『来ると思います。飛んでいるボムコッコたちはこちらに気が付いてはいないようですが群れが乗れる大岩を探して近付けば気付くでしょうからね。』
やっぱりそうかと思いながらハルトも空中を滑空しているボムコッコを迎撃する準備を始める。
ボムコッコの群れが滑空して飛ぶ姿を見るのは初めてでは無いが空を滑空して飛ぶボムコッコと戦闘をするのは初めてだ。
『ボムコッコの群れがこちらに気付いたようです。爆発する卵を空中で産んで空爆して来ますからね。気を付けてください。』
「分かった。聞いたな。ナビィの言う通り気を付けろよ。ボムコッコたちに攻撃開始だ!素材は気にしなくて良いからな!」
ナビィの忠告を聞きながらハルトたちはボムコッコに攻撃を仕掛ける。
滑空して飛んでいる間、ボムコッコは投擲を行なえず、ボムコッコの攻撃手段は空爆しかない。
その為、滑空している間にどれだけの数のボムコッコを減らせるかが攻撃を受けない鍵になるだろう。
風魔法、木魔法、その他にも幾つかの魔法を少し使い、魔法を発動してボムコッコをハルトは攻撃する。
鏃も含めて作り出した複数の木の矢を風を纏わせボムコッコの群れに放つ。そんなイメージを持って魔法を発動した。
回転した風を纏う三十本近くの木の矢は次々にボムコッコに命中する。
ハルトが発動した魔法以外にもヒスイやプルンにコッコロの魔法や攻撃も当たる。
ヒスイの高濃度の酸を混ぜた水弾、プルンの光魔法の光線、コッコロの風魔法で加速させた爆発卵の攻撃が当たり、空中を滑空していたボムコッコは全て撃ち落とすことに成功した。
「トドメを刺しに行くぞ!」
撃ち落としたボムコッコが倒れたことの確認とトドメを刺して素材の回収に向かおうとしようとすると、ナビィに止められる。
「どうしてだ?」
『撃ち落としたボムコッコとの距離は離れていますからね。それよりもボス部屋に向かうことが優先です。ボス部屋からも離れていますから……。』
ナビィの言うことも分かるが勿体ない気がする。けれど、ハルトはナビィの言う通り、ボス部屋に向かうことを優先することにした。
「甲冑ムカデの殻は防具屋で防具として使われていたけど、それは回収しなくてもいいのか?」
『燃やして倒しましたからね。解体をした時に簡単に殻を壊せたでしょう?ですので防具には使えません。』
確かに解体をした時に解体ナイフを殻に突き刺すことが出来るほどに甲冑ムカデの殻は脆くなっていた。
「それなら燃やして倒さないほうがいいんじゃないか?」
『それだと倒すのに時間が掛かりますからね。探索速度が遅くなります。燃やして倒す方が時間も少なくて済みますからBランク試験の間はこの方法で倒してください。』
そうナビィに言われると、消耗するのは魔力だけなこの戦法の方がいいのだろう。
「分かった。なら、この方法で甲冑ムカデを倒して先に進もう。」
Bランク冒険者になる為の試験を今現在は受けている訳だし、治せると言ってもなるべく怪我を負わずに済むのならその方が良いからな。
そんな風に思いながらハルトたちはダンジョンの探索を進めて行った。
それから幾度も遭遇するモンスターを倒して進み、道中で冒険者パーティーに遭遇した時はヒスイを慌てて隠したりと、そんなことがありながらも時間を掛けてハルトたちはボス部屋のある三十階層までたどり着いた。
『三十階層まで着きましたね。ボス部屋の前まで移動しますよ。そこで野宿です。』
「明日の朝一番にボスと戦うんだな。急いで先を進もう。」
『すすむぞ!』
『すすむー!』
「コケコーッ!」
三十階層に着いてからも遭遇したモンスターたちを倒して進んでいると、視界の端に映る上空を移動する何かを発見した。
「あれはボムコッコだな。みんな、攻撃の準備を始めてくれ!ナビィ、あれはこっちまで来ると思うか?」
『来ると思います。飛んでいるボムコッコたちはこちらに気が付いてはいないようですが群れが乗れる大岩を探して近付けば気付くでしょうからね。』
やっぱりそうかと思いながらハルトも空中を滑空しているボムコッコを迎撃する準備を始める。
ボムコッコの群れが滑空して飛ぶ姿を見るのは初めてでは無いが空を滑空して飛ぶボムコッコと戦闘をするのは初めてだ。
『ボムコッコの群れがこちらに気付いたようです。爆発する卵を空中で産んで空爆して来ますからね。気を付けてください。』
「分かった。聞いたな。ナビィの言う通り気を付けろよ。ボムコッコたちに攻撃開始だ!素材は気にしなくて良いからな!」
ナビィの忠告を聞きながらハルトたちはボムコッコに攻撃を仕掛ける。
滑空して飛んでいる間、ボムコッコは投擲を行なえず、ボムコッコの攻撃手段は空爆しかない。
その為、滑空している間にどれだけの数のボムコッコを減らせるかが攻撃を受けない鍵になるだろう。
風魔法、木魔法、その他にも幾つかの魔法を少し使い、魔法を発動してボムコッコをハルトは攻撃する。
鏃も含めて作り出した複数の木の矢を風を纏わせボムコッコの群れに放つ。そんなイメージを持って魔法を発動した。
回転した風を纏う三十本近くの木の矢は次々にボムコッコに命中する。
ハルトが発動した魔法以外にもヒスイやプルンにコッコロの魔法や攻撃も当たる。
ヒスイの高濃度の酸を混ぜた水弾、プルンの光魔法の光線、コッコロの風魔法で加速させた爆発卵の攻撃が当たり、空中を滑空していたボムコッコは全て撃ち落とすことに成功した。
「トドメを刺しに行くぞ!」
撃ち落としたボムコッコが倒れたことの確認とトドメを刺して素材の回収に向かおうとしようとすると、ナビィに止められる。
「どうしてだ?」
『撃ち落としたボムコッコとの距離は離れていますからね。それよりもボス部屋に向かうことが優先です。ボス部屋からも離れていますから……。』
ナビィの言うことも分かるが勿体ない気がする。けれど、ハルトはナビィの言う通り、ボス部屋に向かうことを優先することにした。
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