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第229話
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プルンがキックラビットに突き出した四本の剣をキックラビットは、回避しようと身体を動かすが躱わせたのは二本までで、残りの二本の剣はキックラビットの胴体に突き刺さる。
痛みでキックラビットは悲鳴をあげる。そこにヒスイから追撃の魔法がキックラビットの頭に命中した。
かなりのスピードの水の弾丸はキックラビットの頭に穴を開けて貫通すると、そのまま頭から飛び出して行き、キックラビットには二つの穴が新しく出来ると力を失って動かなく無くなった。
「プルン、キックラビットは死んだから剣を抜いていいぞ。」
『わかったー!』
プルンが二本の剣をずるりと抜くと、アイテムボックスにキックラビットを収納する。
そして、キックラビットを倒したことで現れた宝箱にハルトたちは向かった。
「宝箱を開けるぞ。」
『なにがはいってるのかな?』
『きになるねー!』
ハルトが宝箱を開けると、その中には小さな緑色の宝石のような物が付いているイヤリングが入っていた。
「ナビィ、鑑定してくれ。」
『もう、出来ていますよ。それは微風のイヤリングですね。敏捷値と風属性に補正がある装備アイテムです。ですが、補正は少ないですね。』
「そうか……なら、これは売却用かな?装備しないだろうし。」
ナビィに微風のイヤリングの説明を聞き、どうするのかを決めると、微風のイヤリングをアイテムボックスに収納する。
「次は階段を探さないとな。ナビィ、頼むぞ。」
『はい。十一階層の階段はあちらです。』
ナビィに階段がある方向をイメージで送られると階段がある方向に向かった。
「ヒスイ、ここからは冒険者が探索しているだろうから送還するぞ。」
『うん!またしょうかんできたら、ヒスイをよんでね!』
「そうするよ。でも昼食には呼ぶからな。」
階段を発見すると、ハルトはヒスイを送還してプルンと共に階段を降りて十一階層に向かった。
十一階層に着いた。十一階層は先ほどまでの草原と同じだが違うところがある。それは二メートルほどもある茂みが各地に多数あるからだ。
茂みから突然現れるモンスターに気を付けないと、この階層から危険だと資料には書かれていた。
因みに冒険者の数は茂みもあり、ちゃんと確認することが出来ないがそれなりの数が活動している。
「ここで現れるモンスターは切り裂きカマキリとハンターウルフだったな。ナビィ、遭遇する前に気を付けることは無いか?」
『そうですね。切り裂きカマキリは鎌に気を付けるべきですね。かなり鋭利なので簡単に人体を切り裂けます。ハンターウルフは集団戦が厄介ですね。最低でも三匹の群れなのでそれを気を付けてください。』
それからもナビィから色々なことを聞きながら一番近くの茂みにだいぶ近付いてきた。
『茂みに居ますよ。』
「分かってる。感知スキルに入ってるからな。プルン、魔法を使って誘き寄せるから出て来たら、モンスターへ追撃を頼むぞ。」
『まかせてー!』
魔力が込められている世界樹の棒を茂みに向けると、気配や魔力を感じる場所に向かい、風魔法で風の刃を複数放った。
茂みの茂っている成長している草を切り裂いて進んで行く。それをモンスターも感じているからか、風の刃に当たらずに茂みから飛び出て来た。
茂みに隠れてハルトたちを狙っていたモンスターはハンターウルフだったようだ。六匹のハンターウルフがまだ距離のあるハルトたちに向かって来る。
茂みから飛び出てたハンターウルフに向かい、魔法の光線と光弾をプルンは放つ。
光線はハンターウルフを狙い、光弾は光線を回避された場合に当たるように放たれていた。
魔法の直撃を受けてハンターウルフもダメージを受けている。その中でもやはり、魔法の光線を受けたハンターウルフは光弾よりもダメージを受けているようだ。
痛みでキックラビットは悲鳴をあげる。そこにヒスイから追撃の魔法がキックラビットの頭に命中した。
かなりのスピードの水の弾丸はキックラビットの頭に穴を開けて貫通すると、そのまま頭から飛び出して行き、キックラビットには二つの穴が新しく出来ると力を失って動かなく無くなった。
「プルン、キックラビットは死んだから剣を抜いていいぞ。」
『わかったー!』
プルンが二本の剣をずるりと抜くと、アイテムボックスにキックラビットを収納する。
そして、キックラビットを倒したことで現れた宝箱にハルトたちは向かった。
「宝箱を開けるぞ。」
『なにがはいってるのかな?』
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ハルトが宝箱を開けると、その中には小さな緑色の宝石のような物が付いているイヤリングが入っていた。
「ナビィ、鑑定してくれ。」
『もう、出来ていますよ。それは微風のイヤリングですね。敏捷値と風属性に補正がある装備アイテムです。ですが、補正は少ないですね。』
「そうか……なら、これは売却用かな?装備しないだろうし。」
ナビィに微風のイヤリングの説明を聞き、どうするのかを決めると、微風のイヤリングをアイテムボックスに収納する。
「次は階段を探さないとな。ナビィ、頼むぞ。」
『はい。十一階層の階段はあちらです。』
ナビィに階段がある方向をイメージで送られると階段がある方向に向かった。
「ヒスイ、ここからは冒険者が探索しているだろうから送還するぞ。」
『うん!またしょうかんできたら、ヒスイをよんでね!』
「そうするよ。でも昼食には呼ぶからな。」
階段を発見すると、ハルトはヒスイを送還してプルンと共に階段を降りて十一階層に向かった。
十一階層に着いた。十一階層は先ほどまでの草原と同じだが違うところがある。それは二メートルほどもある茂みが各地に多数あるからだ。
茂みから突然現れるモンスターに気を付けないと、この階層から危険だと資料には書かれていた。
因みに冒険者の数は茂みもあり、ちゃんと確認することが出来ないがそれなりの数が活動している。
「ここで現れるモンスターは切り裂きカマキリとハンターウルフだったな。ナビィ、遭遇する前に気を付けることは無いか?」
『そうですね。切り裂きカマキリは鎌に気を付けるべきですね。かなり鋭利なので簡単に人体を切り裂けます。ハンターウルフは集団戦が厄介ですね。最低でも三匹の群れなのでそれを気を付けてください。』
それからもナビィから色々なことを聞きながら一番近くの茂みにだいぶ近付いてきた。
『茂みに居ますよ。』
「分かってる。感知スキルに入ってるからな。プルン、魔法を使って誘き寄せるから出て来たら、モンスターへ追撃を頼むぞ。」
『まかせてー!』
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茂みの茂っている成長している草を切り裂いて進んで行く。それをモンスターも感じているからか、風の刃に当たらずに茂みから飛び出て来た。
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光線はハンターウルフを狙い、光弾は光線を回避された場合に当たるように放たれていた。
魔法の直撃を受けてハンターウルフもダメージを受けている。その中でもやはり、魔法の光線を受けたハンターウルフは光弾よりもダメージを受けているようだ。
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